40、「フラガール」

常磐ハワイアンセンター誕生にまつわる実話をベースに
フラダンスに賭ける女性たちを感動的に描いたドラマ。(2006年、日本)
この作品は見事、日本アカデミー賞で作品賞・監督賞(李相日)
脚本賞(李相日)助演女優賞(蒼井優)話題賞の五部門受賞。
やはり注目すべき点は蒼井優ちゃんの
初々しくも凛とした演技とダンス、素晴らしいの一言です。

夢と現実、就職と失業、栄光と挫折
肉体労働とショービジネス、男尊女卑そして出会いと別れ。
あらゆる要素が上手く絡み合い傑作は生まれるのです。


39、「街の灯」

私が最も尊敬している映画人の一人
喜劇王チャールズ・チャップリン製作・脚本・監督・主演の
笑いとペーソスに満ち満ちた名作クラシック映画。(1931年、アメリカ)
AFI(American Film Institute)が選ぶロマンス映画ベスト10に見事選出。
チャーリーの作品はどれも圧倒的な完成度で名作揃いですが、
この作品がベスト1と言ってもいいほどの出来映えです。

映画史に残る最高のラストシーン!
その儚さに世界中の人々が涙し余韻に浸った・・。
正に天才の職人芸です。


38、「シャイニング」

スティーヴン・キング原作のホラー小説を
鬼才スタンリー・キューブリックが製作・脚本・監督で映像化。(1980年、イギリス)
主演はジャック・ニコルソン
キングはこの映画版が気に入らず、
後に独自で映像化してますが
やはりキューブリック監督の作品は
ずば抜けた映像センスを感じますね。

ステディカムを使った凝りに凝ったカメラワークと
ジャック・ニコルソンの狂気に満ちた怪演はすご過ぎる!!


Tribute to KUBRICK.←キューブリック追悼サイト


37、「羅生門」

芥川龍之介原作の「藪の中」を巨匠黒澤明が脚本・監督で映像化。
ヴェネチア国際映画祭でグランプリと
米アカデミー賞で優秀外国語映画賞を受賞。(1950年、日本)
日本が世界に誇る傑作時代劇ドラマ。
キャストは三船敏郎、志村喬、京マチ子などなど名優揃い。

巧みな脚本・構成と
森を舞台とした光と影・モノクロームの映像美。
必見です!!!!!




36、「セブン」

キリスト教の七つの大罪をモチーフとした
連続猟奇殺人事件の犯人を追う
新米刑事とベテラン刑事の物語。(1995年、アメリカ)
サイコサスペンスの傑作映画です。
監督は「ゲーム」「ファイト・クラブ」などのデヴィッド・フィンチャー
監督の映像はかなりお気に入りです。
キャストもブラッド・ピット、モーガン・フリーマン
グウィネス・パルトロー、ケヴィン・スペイシー
など名優揃いで
見応えたっぷりな映画ではないでしょうか?
衝撃のクライマックスも語り草ですね。

脚本の素晴らしさ
フィンチャー監督のセンス
役者の名演
全てがうまくかみ合った
衝撃作!!


35、「オズの魔法使」

アカデミー賞二部門受賞
不朽の名作ファンタジーミュージカル映画。(1939年、アメリカ)
主演のジュディ・ガーランドが歌う
Over The Rainbowはあまりにも有名。
白黒な現実世界と
カラフルな夢と魔法の国オズ。
その完成度の高さは、後に続く作家たちに大きな影響を与え
今も語り継がれているのです。

1939年は名作ラッシュで
「スミス都へ行く」「駅馬車」などなど。
この年「風と共に去りぬ」が作品賞を受賞しましたが
個人的には「オズ」の方が断然好きですね。


34、「クラッシュ」

イーストウッド作品の脚本で脚光を浴びたポール・ハギス
監督第一作目で製作・原案・脚本も担当し、
見事、アカデミー作品賞含む三部門を受賞した犯罪ドラマ。(2004年、アメリカ)
キャストも豪華でサンドラ・ブロック、ドン・チードル
マット・ディロン、ブレンダン・フレイザー
ライアン・フィリップ
などで、
その全ての登場人物が悩みや葛藤を抱え、ぶつかり合う。

様々な人種の人々が住むロサンゼルスを舞台に
人種差別・犯罪・銃とアメリカが常に抱える問題を
巧みな脚本と編集で見事に描いた作品です。


33、「激突!」

天才スティーヴン・スピルバーグ
若干25歳の時に監督したTV用映画。
その評価と完成度の高さから日本では劇場公開された。(1972年、アメリカ)
ひたすら追われる乗用車と追うタンクローリーの追跡のみを捉えた
単純なストーリー展開だが、若きスピルバーグの撮りが全編に冴え渡っています。
追うタンクローリーの運転手の顔は劇中で映されることはない。
その観る側の恐怖心と想像力を刺激する演出はさすがと言えます。

若干25歳にしてこの傑作・・・
その三年後には「ジョーズ」ですか・・・。
彼と比べてしまうのは酷な話ですが、
私ももっと気合を入れなければなりませんねぇ・・・


32、「初恋のきた道」

チャン・イーモウ監督のラブ・ストーリー。(1999年、アメリカ・中国)
広大な中国の大自然を背景に展開される純愛の物語。
健気で可愛い主演チャン・ツィイーの魅力大爆発です。
情緒豊かな恋愛映画です。
こんなラブ・ストーリーを作りたい・・・。

餃子を持って恋人を追かける
健気なチャン・ツィイーちゃん
その姿を観た時、涙が溢れてきました。




31、「博士の異常な愛情」

”映画の神”スタンリー・キューブリック脚本・監督の反核コメディ。(1964年、イギリス・アメリカ)
一人三役を見事に演じ分けた名優ピーター・セラーズ
怪演もさることながら
やはり天才キューブリックの神業が全編で冴え渡っている。
反核という重いテーマをブラックユーモアの連続で
笑い飛ばしてしまうセンスには脱帽です。
ラストの選曲にも唖然ですね。

「総統!!歩けます!!!」や
ロデオの如く核ミサイルにまたがり落下してゆく兵士・・・。
40年以上前の作品ですが
その完成度、クオリティの高さには驚きです。


Tribute to KUBRICK.←キューブリック追悼サイト


30、「シックス・センス」

インド出身の天才脚本家で監督のM・ナイト・シャマランが生んだ
傑作サスペンスドラマ。(1999年、アメリカ)
出演はブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント
トニ・コレット
他、シャマラン監督も医者役で出演している。
オスメント君とトニ・コレットがそれぞれアカデミー助演賞にノミネートされ
シャマラン監督が監督賞、脚本賞にノミネートされている。
ただビビらせるだけのホラーでなく
母子の絆や治療、心の癒しなども丁重に描かれていて
ドラマとしても感動できますが
やはり世界中が騙されたラストの衝撃は凄まじいですね。

ラストの衝撃と全編に張り巡らされた伏線。
それを確認するために
何度か作品を観返した方、多いのでは?


29、「モダンタイムス」

機械文明を痛烈に風刺したコメディ映画の名作。(1936年、アメリカ)
喜劇の神様チャールズ・チャップリン製作・原作・脚本・監督・音楽・主演。
トーキー全盛になりつつある時代、それでもチャーリーはパントマイムで魅せることにこだわる。
オープニングの工場で働くシーンや
ローラースケートのシーンなどさすが。
ラストシーンやエンディングテーマの「スマイル」も情緒的で完璧の一言です。

この作品で初めて喋る(歌う)放浪紳士。
有名な「ティティナ」の歌詞はデタラメな無国籍語。
それには動きの芸(映画)には国境がないという事
つまりトーキー映画に対する風刺が込められているのです。


ステッキ専門店「チャップリン」←チャーリー愛用の寒竹のステッキは日本製です。


28、「ジュラシック・パーク」

マイケル・クライトン原作・脚本、スティーヴン・スピルバーグ監督の
大ヒットSFシリーズの第一弾。(1993年、アメリカ)
最新テクノロジーにも勝る野生の本能。
それは機械に頼る我々人間にとっては脅威ですね。
しかしそれを映像化するのに必要だったのが最新の特撮技術・・・なんとも皮肉な。
今となっては観慣れてしまったCGの映像ですが
当時はとても斬新に思えました。

中2の夏、ひとり劇場で”動く恐竜”を観た時の
驚きと感動、それに恐怖は今も目に焼きついています。
この作品との出会いが私に
劇場で映画を観る醍醐味を教えてくれた
と言っても過言ではないかもしれません。


27、「アルゴ探検隊の大冒険」

特撮映画の大御所レイ・ハリーハウゼン
製作・特撮を手掛けた神話ファンタジーの傑作。(1963年、イギリス)
「シンドバッド」シリーズや「タイタンの戦い」もそうだが
ハリーハウゼンが考案したダイナメーション(ストップモーション・アニメと実写映像の合成)
は、味があって素晴らしいですね。
特に近年のCG映画に見飽きた方に観ていただきたいです。

七体のガイコツ剣士との
格闘シーンの合成はすごいですね。
他にも様々なクリーチャーが出現し見応えたっぷりです。


26、「レオン」

ニューヨークの孤独な殺し屋と少女の純愛。
リュック・ベッソン監督・脚本(1994年、フランス・アメリカ)
出演はジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマンなどなど
やはりリュック・ベッソンと言えば、この作品に決まりでしょう。
ゲイリー・オールドマンのキレっぷりも素晴らしいの一言ですが、
なんといっても好いのは、2000人の候補者から選ばれた
ナタリー・ポートマンですね。
22分の未公開シーンを加えた完全版を強くオススメします。

ナタリー・ポートマン衝撃のデビュー作。
娯楽映画で芸術的、アクションとラブストーリー
とてもバランスのとれた傑作ですね。


↓ナタリー・ポートマンのファンサイトです!!!


25、「2001年宇宙の旅」

アーサー・C・クラーク原作
”映画の神”スタンリー・キューブリック製作・脚本・監督の問題作。(1968年、アメリカ・イギリス)
SF娯楽映画の最高峰が「スターウォーズシリーズ」であるならば、
SF芸術映画の最高峰は間違いなくこの作品でありましょう。
(注:別にスターウォーズに芸術性がないと言う訳ではありません)
完璧主義なキューブリック監督の凝りに凝った完璧な映像と特撮の数々は
2001年をとうに過ぎた今観ても
まったく色あせることなく素晴らしいのです。

最後のトリップに至っては、説明的なナレーションは一切省き
観る側の視覚を直に刺激します。
意味など考えずに、ぜひとも体感してみてください。
どのシーンを切り取っても絵になる完全なる名画です。


メイキング・オブ・キューブリック:「2001年宇宙の旅」ジェローム・アジェル編/山川コタチ訳


24、「ロード・オブ・ザ・リング」

その壮大なスケールとストーリーから
映像化不可能とされていたJ・R・R・トールキン原作
名作ファンタジー小説「指輪物語」の
実写映画版、全三部作の第一部。(2001年、アメリカ・ニュージーランド)
アカデミー賞で四部門受賞ほか世界中であらゆる賞を獲得。
前代未聞の三部作同時撮影を成功させた製作・脚本・監督の
ピーター・ジャクソンの作品に対する情熱は凄すぎます。
私なんて短編1つでへばってるのに
三時間以上の映画を三本同時なんて・・・・・・。
第一部はあくまで序章で冒険映画色が強いですね。
DVDのスペシャル・エクステンデッド・エディションには
通常版(劇場版)ではカットされたシーンが沢山入ってて
原作ファン、映画版ファンの方にはオススメです。

美しい映像とグロテスクなクリーチャーたち
そして細部までこだわって作られた
膨大な数の衣装、小道具、セット
その圧倒的な世界観はぜひ、大画面で!!!!!


↓風早彦グワイヒアが案内するミドルアースの世界(原作・映画について)


↓原作紹介、中つ国地図、「指輪物語」関連ショップの紹介など


23、「東京物語」

世界的にも有名な巨匠小津安二郎監督・脚本の名画。(1953年、日本)
キャストは小津映画常連の笠智衆、原節子、杉村春子など。
なんといっても小津作品の特徴は
その独特な台詞回しと
画面構成、カメラワーク(動かず固定)にあると思います。

世界に日本映画の芸術性を知らしめた傑作!!!

笑い鳥通信←小津安二郎監督のデータベースあります。

↓「東京物語」の東京を歩く 掲載


22、「トゥルーマン・ショー」

この作品は予備知識がない状態で鑑賞することをオススメします。
「刑事ジョン・ブック/目撃者」「いまを生きる」などで知られる
オーストラリア出身のピーター・ウィアー監督作(1998年、アメリカ)
主演のジム・キャリーはゴールデン・グローブ賞獲得!!

TVの影響は計り知れない。
でも人間の人生や恋愛まで操ってしまうのは
善くないとつくづく思う。




21、「海底王キートン」

笑わぬ喜劇王バスター・キートン監督、主演
キートン自身もお気に入りのサイレントコメディ。(1924年、アメリカ)
ギャグ自体は古く時代を感じるが、何よりも素晴らしいのは
キートンのアクロバティックな曲芸で
スタントマンや編集、CGで誤魔化す凡アクション映画とは違う
本物の凄さがこの作品には詰まっている。

ジャッキー・チェンも敬愛する
その超人的な動きのパフォーマンスは
何度観ても度肝を抜かれる。