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2006年11月


スチームボーイ

「AKIRA」の大友克洋が原案・脚本・監督を担当した
アニメーション映画。(2003年、日本)
声優には鈴木杏、小西真奈美など豪華な顔ぶれ。
製作期間9年、総製作費24億円
期待に期待が膨れ上がっていただけに
少し肩透かしを喰らった感じです・・・。
相変わらず破壊の描写や描き込みは素晴らしいのですが、
ストーリーがどうも乗ってきませんでした。
最後の最後で少し盛り上がってはきますけど
何が云いたかったのか・・・。


サイレントヒル

人気ホラーゲームの映画化。(2006年、アメリカ・日本・カナダ・フランス)
監督は「ジェヴォーダンの獣」(未見)、「クライング・フリーマン」などの
クリストフ・ガンズ
キャストはラダ・ミッチェル
「ローズ・イン・タイドランド」の名子役ジョデル・フェルランドちゃん、
「ロード・オブ・ザ・リング」三部作のボロミア役が記憶に新しいショーン・ビーン
ちなみにわたくしはサイレントヒル2をプレイ済でしたので
すんなりと世界観に入っていけましたが
ゲームを知らない方にとってはどうなんでしょうか?
映画版は怖いと言うよりキモいですね、ヴィジュアルが。
効果音なども良かったと思いますが、
面白かったのは前半の一時間ですね。
教会前あたりがピークだったような?
その辺から下降しました。


LOVERS

「HERO」「初恋のきた道」などで有名な
チャン・イーモウ監督・脚本が描く
愛と策略のアクション歴史劇。(2004年、中国)
主演は金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウ
アジアを代表する豪華なキャスティングで
アカデミー撮影賞にノミネートされただけあって映像美は凄い。
イーモウ監督が撮るツィイーちゃんは相変わらず美しく
ワダエミさんの衣装も相変わらず綺麗ですね。

↓★ネタバレーズ★↓

反乱云々というより”愛”を重点的に描いた作品ですね。
後半は意外な展開、三角関係でドロドロです。
最後の決闘の最中に雪が降り積もる
過剰な風景演出はいかがなものか・・・。


M:i:III

往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」の映画版。
テーマ曲が有名なスパイアクション第三弾。(2006年、アメリカ)
製作・主演はおなじみトム・クルーズ
ブライアン・デ・パルマが監督した第一弾は
デ・パルマだけにサスペンス描写が秀逸で良かったのですが
ジョン・ウーが監督した第二弾はアクションが
派手過ぎてスパイ映画っぽくなく興醒めでした。
(アメリカ進出後のジョン・ウー作品はどうも好きになれない・・・)
果たして第三弾は!!
今回の脚本・監督はJ・J・エイブラムスなんと映画監督デビュー作です。
敵役は今年「カポーティ」でアカデミー主演男優賞を受賞した
名脇役のフィリップ・シーモア・ホフマン!!!
この役者さんの演技は大好きですね。
よかったら「ブギーナイツ」「マグノリア」などもどうぞ。
今回のストーリーは、
ジェームズ・キャメロン監督の「トゥルーライズ」と少しかぶる印象がありましたが、
冒頭からイキナリ対峙するトムとホフマンの
駆け引きの緊迫感がいいですね。
”世界の危機”だの”国際的な陰謀”などに立ち向かって行く
ヒーローもかっこいいけど、それよりも今回は
一人の男として愛する人を救おうとするトムの奮闘ぶりに
共感でき、かっこいいと思いました。
意外とホフマンの最期があっけなく残念でしたが
上海の田舎街?を全力疾走するトムを
長回しで捉えたショットはすごいと思いました。


ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]

「スパイダーマン」「X-MEN」などで有名なスタン・リー原作の
コミックの実写映画版。(2005年、アメリカ)
続編も製作されるみたいですね。
アメコミヒーロー物がお好きな方はどうぞ。
かなり楽しめますよ。
怪力男に光の屈折で姿を消したりシールドを張ったり
おまけにゴムゴムまで・・・・・。
ピクサーの「Mr.インクレディブル」がこの原作を
参考に製作されたということが解りますね。


ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 最終版

1968年製作の名作ゾンビホラー「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」に
新たにエピローグ・エンディング等を追加撮影し
15分長いバージョンを作り上げた。(1999年、アメリカ)
オリジナル版の原案・監督・撮影はホラーの巨匠ジョージ・A・ロメロ
古典的なゾンビ映画の傑作です。
それに密室に閉じこもり極限状況におかれた人間の
心理描写も素晴らしいものがありますね。
そして衝撃の結末・・・。
新たに追加されたエンディングは必要だったのでしょうか?
そこまで無理に宗教色を盛り込まなくても・・・。


シン・シティ

”罪の街”シン・シティを舞台に三つのエピソードを綴る。
フランク・ミラー原作コミックの完全映像化。(2005年、アメリカ)
監督は原作のフランク・ミラーと職人ロバート・ロドリゲス
スペシャルゲスト監督にクエンティン・タランティーノ
キャストもオールスター総出演でブルース・ウィリス、
ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ
ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット
マイケル・クラーク・ダンカン、マイケル・マドセン
などなど。
原作を忠実に再現したというスタイリッシュな全編モノクロ映像と
赤と黄色のパートカラーの映像は必見です。
しかしそれは同時にすべての映像が人工的であり
”映画的な情緒””風景美”がないことでもあるように感じました。
それはともかくジェシカ・アルバのセクシーさにはやられましたね。
オスカー男優のベニチオ・デル・トロの生き生きとしたやられっぷりや、
”映画史に残る三部作”後でイメージ定着を避けたい
イライジャ・ウッドの新境地開拓?な怪演も見所です。
デヴォン青木演じる日本刀の殺し屋ミホも好いですね。