A.はじめに
下部町岩欠はぶどう石の産地として以前から有名である.今回,東京大学地文研
の地質部と共に巡検を行い,午前中の待ち時間を使い当地で採集を試みることにし
た.湯之奥金山博物館(Web ページ)は,中世以降の金山の歴史について詳しく
学ぶことの出来る博物館で,砂金取りの体験もすることが出来る.
B.産地及び交通
<産地>
産地は,下部町岩欠集落の先にあり,栃代川の河原とその周辺に各種の
鉱物が見つかる.車は橋の近くの駐車出来るスペースに置くことが出来る.
この産地では安山岩中の晶洞にぶどう石,方解石,沸石などが充填しているもの
を採集する.
<交通>
(岩欠)JR身延線 甲斐常葉駅より乗用車で30分(バスなし?)
(湯之奥金山博物館)JR身延線 下部温泉駅より徒歩10分ほど
C.採集鉱物
炭酸塩鉱物
1.方解石 calcite
白色半透明.晶洞中に結晶するものもある.
珪酸塩鉱物
2.ぶどう石 prehnite
白色〜淡青色透明の粒状結晶の集合体(ぶどう状)からなる.共生鉱物には方解
石や沸石がある.2時間ほど採集をしたが,ぶどう石は多くなかった.しかし,拳
大の母岩の晶洞中に淡青色のぶどう石が入っているものが採集できた.
湯之奥金山博物館では,甲州における金山開発の歴史,精錬方法などに関して数
多くの資料があり,“黄金の国 ジパング”と言われた時代を髣髴とさせるもので
あった.
D.終わりに
紅葉の富士五湖周辺の道路が非常に美しかったのが印象的だった.しかし帰りに
ひどく渋滞したのには少々うんざりした.
初めて合同での巡検を行ったのであるが,みなさんに楽しんで頂いただろうかと
思う.IWさんをはじめとする地質部のみなさんと車を出してくれたDo氏にお礼
を申し上げます.
|
|||
|
|