さて,皆さんは鉱物産地に行くときにどのような交通手段を用いているでしょうか.
車という人も,バイクという人も,電車という人もいます.あなたはどうですか?
今回は,上記の交通手段の中で,最も時間を気にしなくてはならない電車での採集
について注意点を幾つかあげてみました.これらは大体,私の経験に基づくものです.
私と同様,電車による採集が中心の人の御役に立てればと思います.
A.電車の長所と短所
☆長所
・先の見通しがつきやすい
・安く産地にいけることもある
・疲れない,寝られる
★短所
・鉱物産地周辺にはローカル線が多く,接続が悪すぎる
・普通の人から見ると,やや不審?
B.まず下調べ
まずはフィールドガイドなどで行き先を捜す.そして,インターネットや時刻表を見て
最寄駅及び往復の電車,バスの時刻を,そして同じくインターネットや地形図で産地の位
置を確認する.駅から遠い場合,バスがなければ残念だがダメである.もっともタクシー
を使えば問題ないが,一人で行くのは経済的に厳しい.また,悪路も多いのでタクシーが
近寄れないということも考えられる.だからこの下調べが重要なのだ.
これは,交通手段に関係ないことだが,未訪の産地に関する情報は可能な限り集めるの
が良い.広大なズリの中で特定の鉱物が出るのは10m四方という例もある.ポイントを外
せば,いくら頑張っても目的の鉱物は見つからない.特に時間に制限のある電車利用者は
この下調べによって,成果の半分が決まってしまうかもしれませんよ.
C.そして実践
下調べがしっかり終わったら,いよいよ実践です.前日は早めに寝て,翌日起きたら,
まずは目的地の天気を見て,採集が可能かどうか,冷静に判断しましょう.山の天気は変
わりやすいものです.晴れていても雨具は忘れないようにしましょう.そして,出かける
前にもう一度荷物の確認をして,余裕を持って出発するようにします.
電車に乗ったら,可能な限り座席に座るようにしましょう.鉱物採集は体力勝負ですか
ら,産地までなるべく体力を温存しておくためです.しかし,他人に迷惑を掛けてまで座
ることはやめましょう.また,体力温存のため乗換回数は少ないほど良いです.
電車で座ることが出来たなら,最寄駅までは寝るも良し,本を読むも良し,車窓から景
色を眺めるのも良いでしょう.また,同行者がいると,より楽しい時間が過ごせます.
最寄駅についたら,バスに乗るか,歩くことになりますが,バスの場合は電車同様座る
ほうが良いです.歩く際には,地形図を良く見て,目印となるようなものを捜しながら,
注意深く歩きましょう.道を間違えると思わぬ時間のロスとなることもあります.このと
きに野帖に道順,目印,所要時間を同時進行で書いておくと,次回の採集で,より能率的
に進むことが出来ます.
採集は,なんだか名残惜しいですが,早めに切上げましょう.そして,持ち帰るものを
整理しておくと,帰ってからが楽になります.荷物がだいぶん重たくなっていますから,
歩く際には気をつけましょう.特に駅の階段には注意しましょう.
帰りの電車にも行きと同様のことが適用されます.とくに乗換は少ない方が断然楽です.