JR土讃線(多度津〜高知間) 2006/08/13更新
阿波池田に進入するN2000を先頭にした特急しまんと 多度津〜琴平間は電化されていて113系などが乗り入れてくる/琴平
阿波池田に進入するN2000を先頭にした特急しまんと 多度津〜琴平間は電化されていて113系などが乗り入れてくる
/琴平

路線名 区 間 営業キロ 駅 数 平均駅間距離
JR土讃線 多度津−高知 126.6km 30 4.37km
所要時分 表定速度 軌間線路/電気方式
99分 76.8km/h 1067mm単線/非電化
※多度津−琴平間は1500V直流電化
路線名 区 間 営業キロ 駅 数 平均駅間距離
JR土讃線 高知−窪川 72.1km 25 3.01km
所要時分 表定速度 軌間線路/電気方式
59分 73.4km/h 1067mm単線/非電化

【JR土讃線ガイド】

 JR土讃線はJR予讃線の多度津と窪川を結ぶ路線で、全線単線で、多度津−琴平間を除いて非電化となっている。途中阿波池田、高知などの主要駅を経て、窪川では土佐くろしお鉄道中村線と接続して、中村、宿毛方面へ直通列車が運転されている。多度津でJR予讃線、阿波池田で徳島線、後免で土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線、窪川で土佐くろしお鉄道中村線、JR予土線と接続している。この他琴平では琴電の琴平線と乗り換えが可能(徒歩5分ほど)、高知、伊野他の各駅で土佐電と乗り換えが可能となっている。

 多度津は2面4線の構造で、各列車ともJR予讃線電車と接続しており、特急の他に普通列車も多度津から予讃線に乗り入れて高松まで直通している。多度津を出ると線路が収束して、土讃線は予讃線の左側を走り、しばらく単線並列で走って、土讃線が左にカーブして分かれる。しばらく真っ直ぐ南東方向を向いて走り、国道11号線と交差して多度津町から善通寺市に入って2面2線の金蔵寺となる。同駅を出ると高松自動車道と交差してそのまま真っ直ぐ讃岐平野を南東方向に走って行き、2面2線の善通寺となる。同駅は善通寺市の中心駅で、駅周辺には四国学院大学や高校野球でお馴染みの尽誠学園や香川短大付属女子高校、善通寺一高、善通寺西高などがあり、さらには警察学校や看護専門学校など学校が多い。

 善通寺を出ると田んぼの中を真っ直ぐ走る。このあたりは線形もよいので、キハ2000系の南風やしまんとは最高速度の120km/hで飛ばして行く。左にカーブして金倉川を渡って琴平町に入り、琴電琴平線をアンダーパスして2面4線の琴平となる。琴平は言わずと知れた金毘羅さんへの最寄駅で、特急も停車し、土讃線の電化区間もここで終るので、折り返しの電車も多い。金毘羅さんは駅の西側約1kmの山の上にある。金毘羅さんへは琴電琴平駅の方が近いが、高松からの利便性はJRの方がよいし、岡山方面からの利便性もあるので、JR琴平の方が現在では賑わっている。

 琴平を出ると非電化になり、左にカーブして満濃町に入る。大きく周り込む様に走り、仲南町に入って2面2線の塩入となる。駅の西側に仲南町の町役場などがあり、町の公共施設が集中している。真っ直ぐ西進して行き、左にカーブして盛り土に1面1線のホームがある黒川となる。このあたりからカーブが多くなり、キハ2000系が本領を発揮してくる。財田町に入ってすぐに2面3線の讃岐財田となる。同駅は財田町の中心駅と言うべき駅になるが、町の中心部からはかなり離れたところにある。

 讃岐財田を出ると山間部を走り、猪ノ鼻トンネルに入り香川県と徳島県の県境を越えて池田町に入る。次の坪尻はスイッチバック駅で阿波の国の山の中に駅がある。同駅を出ると山を下って行き、左手に箸蔵山、右手に吉野川を見て一旦東を向いて走り2面2線の箸蔵となる。駅の北側からはから箸蔵山へのロープウェイが出ている。このあたりは吉野川を迂回するように大きく周り込んで走っており、箸蔵を経由せず吉野川に橋梁を造れば、特急列車は数分短縮できそうである。そんなことをしても高速道路には勝てそうにないが、フリーゲージトレインが乗り入れてくる時には検討しても良さそうである。吉野川を渡って、井川町に入り左手から徳島自動車道とJR徳島線が近づいてきて、JR徳島線と合流して1面2線の佃となる。ここからしばらく吉野川沿いに西進して行くが、対岸には先ほど通った箸蔵駅や山から下りてくる光景が見られる。徳島自動車道の井川池田ICを左手に見て、再び池田町に戻って池田の町が見えてきて、左にカーブして2面4線の阿波池田となる。同駅は池田町の中心駅で、町の中心部に駅がある。高校野球で有名になった池田高校は駅の北側にあり、その向こうには四国三郎吉野川が流れている。

 阿波池田を出ると左にカーブして池田町の町から離れて徳島自動車道の池田へそっ湖大橋の下をくぐって吉野川沿いの渓谷を走っていく。2面2線の三縄を過ぎると吉野川を渡って右岸に移り山城町に入る。山と吉野川に挟まれた狭い所を走り抜け1面1線の祖谷口となる。このあたりは渓谷美は美しいが、線形はそれほど悪くはなく、振り子の性能を最大限に活かしてキハ2000系は爆走する。次の阿波川口は2面2線の行き違い駅で、駅付近には山城町役場などがある山城町の中心駅である。といっても周辺人口は非常に少ない。ここで一旦吉野川から離れて山城谷トンネルに入る。それを抜けると再び吉野川沿いを国道32号線とともに走る。沿線のハイライトの一つ小歩危を見ながら2面2線の小歩危となる。同駅は大歩危小歩危で有名な小歩危駅であるが、大歩危駅に特急が停車するのに対して、小歩危駅には特急は停車しない。特急列車に乗るとこのあたりで自動放送で大歩危小歩危の案内が流れる。車窓は素晴らしいがその分振り子特急の揺れはマックスとなって乗り心地はよくない。このあたりではじっくり車窓を見ておいた方が身のためにはよいだろう。吉野川を渡って左岸に移り、西祖谷町に入る。大歩危峡を見ながらしばらく走り、2面3線の大歩危となる。同駅には特急も停車し、高知までの直通客が少なくなった現在、大歩危小歩危の観光客の誘致も行っている。しかし、大歩危の観光遊覧船乗り場は駅から少し離れたところにあるし、大歩危小歩危とセットで楽しむ祖谷のかずら橋は駅から車で20〜30分ほど離れており、必ずしも観光に便利とは言い難い。このあたりは高速道路も近くを走っているので、観光客のほとんどがクルマや観光バスを利用している。

 大歩危を出ると吉野川と付きつ離れつしつつ、川に沿って曲がりくねりながら四国山地越えのためサミットへ向けて駆け上がっていく。高知県大豊町に入り土佐岩原となる。吉野川にしばらく真っ直ぐ南西方向に走って行き、2面2線豊永となる。同駅は2面3線の構造だが、中線が棒線化されている。さらに大豊町内を吉野川沿いに走り、1面2線の大田口となる。同駅を出ると吉野川から離れて和田トンネルを抜けて1面1線の土佐穴内となる。同駅を出ると穴内川沿いを走る。山間部を走り、右手に高知自動車道の大豊ICを見て1面2線の大杉となる。同駅は大豊町役場への最寄駅となっている。同駅を出ると大杉トンネルに入り、それを抜けると穴内川を渡って同川の右岸を走る。次の土佐北川は穴内川橋梁の途中に1面2線のホームがある。トラス橋の中にホームがあるという珍しい造りで、同駅を出ると穴内川の左岸を走るようになる。対岸の山中を強力なライバルである高知自動車道が走るのを見ながら走り、1面1線の角茂谷となる。穴内川を渡って、国道32号線と2度交差して大豊町から土佐山田町に入り、2面2線の繁藤となる。

 繁藤を出ると穴内川や国道32号線と分かれて山の中に入っていき、最後の峠越えを行う。高知方からはここを越えてサミットまで上がっていくことになるが、阿波池田方からは下って高知平野へ抜けて行く峠となる。山を大きく迂回するように走り、このあたりではさすがのキハ2000系もゆっくり走らざるを得ないといったところである。次の新改はスイッチバック駅で、特急列車はそのままスルーで上り下りして行くが、同駅に停まる普通列車はスイッチバックして駅に出入りしている。新改を出るとしばらく山の中をトンネルを抜けたりしながら走り、どんどん高知平野の方へ下って行くにつれて視界が広がって行く。右手に雪ヶ峯牧場を見て、一気に平野へ下って行き、前方に高知平野が広がり右にカーブして進路を西に向けて2面3線の土佐山田となる。同駅は特急停車駅で、高知からのローカル列車は同駅で折り返す列車が多い。

 ここからはほぼ真っ直ぐ西を向いて走り、特急は息を吹き返したように最高速度でぶっ飛ばす。1面1線の山田西町を過ぎると南国市に入る。1面1線の土佐長岡を出ると左手から土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の単線の高架橋が近づいてきて、それが高架から下りて来ると2面4線の後免となる。後免は南側の0番線からごめん・なはり線が発着し、1〜3番線を土讃線が使用している。ごめん・なはり線とは直通列車が頻発しており、同線との間に中間改札はない。同駅から南へ徒歩3分ほどのところに土佐電の電停があり、その向こうに南国市役所がある。なお、同駅はごめん・なはり線開業時に橋上駅舎化されている。

 後免を出ると真っ直ぐ西を向いて高知平野をひた走る。国道32号線と交差して高知市に入り、2面2線の土佐大津となる。このあたりは南側に土佐電後免線が並行しているが、舟入川に阻まれてよく見えない。同駅を出るとさらに西進して行き、国分川を渡って、高架化された1面1線の布師田となる。ここからしばらく高架線を走ってそれから下りると左手に高知運転所が広がり、1面2線の土佐一宮となる。高知駅付近にあった高知運転所が高知駅の高架化工事により、同駅後免寄りに移転してきている。高知IC殻のバイパスと交差して、高知市内を走り1面1線の薊野となる。同駅付近から高架化工事が始まっており、高知駅高架化後は同駅も高架化される予定である。薊野を出ると久万川を渡り、一旦南を向いて走り、右にカーブして高知駅に進入する。高知駅は駅北側で高架駅の建造が進んでおり、駅前後でも高架の躯体が姿を現しているところも多い。現在の高知駅は地上2面3線で、北側に側線が残っているが、これはかつての高知運転所の名残と言えるだろう。


多度津 金蔵寺 善通寺 琴平 塩入 黒川 讃岐財田 坪尻 箸蔵 阿波池田
特 急
普 通
阿波池田 三縄 祖谷口 阿波川口 小歩危 大歩危 土佐岩原 豊永 大田口 土佐穴内 大杉 土佐北川 角茂谷 繁藤 新改 土佐山田 山田西町 土佐長岡 後免 土佐大津 布師田 土佐一宮 薊野 高知
特 急
普 通
高知 入明 円行寺口 高知商業前 朝倉 枝川 伊野 波川 日下 岡花 土佐加茂 西佐川 佐川 襟野
斗賀野 吾桑 多ノ郷 大間 須崎 土佐新荘 安和 土佐久礼 影野 六反地 仁井田 窪川
特 急
普 通

2003年10月改正現在
下り 列車名 区間 距離km 所要時間 表定速度
特急 しまんと1号 多度津−窪川 198.7 2時間53 68.9km/h
特急 南風1号 多度津−窪川 198.7 3時間9 63.0km/h
特急 しまんと3号 多度津−高知 126.6 1時間54 66.6km/h
特急 南風3号・しまんと5号 多度津−窪川 198.7 3時間3 65.1km/h
特急 南風5号 多度津−高知 126.6 1時間46 71.6km/h
特急 南風7号 多度津−高知 126.6 1時間56 65.4km/h
特急 南風9号・しまんと7号 多度津−高知 126.6 1時間43 73.7km/h
特急 南風11号 多度津−窪川 198.7 2時間46 71.8km/h
特急 南風13号 多度津−窪川 198.7 3時間2 65.5km/h
特急 南風15号 多度津−高知 126.6 1時間52 67.8km/h
特急 南風17号 多度津−窪川 198.7 3時間8 63.4km/h
特急 南風19号 多度津−窪川 198.7 3時間3 65.1km/h
特急 南風21号 多度津−高知 126.6 1時間48 70.3km/h
特急 南風23号 多度津−窪川 198.7 3時間11 62.4km/h
特急 南風25号・しまんと9号 多度津−高知 126.6 1時間46 71.6km/h
特急 南風27号 多度津−高知 126.6 1時間42 74.4km/h
特急 あしずり1号 高知−窪川 72.1 1時間0 72.1km/h
上り 列車名 区間 距離 所要時間 表定速度
特急 南風2号 高知−多度津 126.6 1時間41 75.2km/h
特急 南風4号 高知−多度津 126.6 1時間42 74.4km/h
特急 南風6号 窪川−多度津 198.7 2時間58 66.9km/h
特急 南風8号・しまんと2号 高知−多度津 126.6 1時間37 78.3km/h
特急 南風10号 窪川−多度津 198.7 3時間0 66.2km/h
特急 南風12号 窪川−多度津 198.7 2時間42 73.5km/h
特急 南風14号 高知−多度津 126.6 1時間49 69.6km/h
特急 南風16号 窪川−多度津 198.7 2時間47 71.3km/h
特急 南風18号 高知−多度津 126.6 1時間42 74.4km/h
特急 南風20号・しまんと4号 窪川−多度津 198.7 2時間43 73.1km/h
特急 南風22号 高知−多度津 127.3 1時間46 72.0km/h
特急 南風24号 窪川−多度津 198.7 2時間53 68.9km/h
特急 南風26号・しまんと6号 窪川−多度津 198.7 2時間55 68.1km/h
特急 南風28号・しまんと8号 窪川−多度津 198.7 2時間47 71.3km/h
特急 しまんと10号 窪川−多度津 198.7 2時間55 68.1km/h


        

喫茶エクスプレス掲示板 喫茶エクスプレスセカンド画像の掲示板
ご意見ご感想は上記喫茶エクスプレス掲示板へどうぞ

since2003/09/15

Ads by TOK2