娑婆の空気を吸う
2003年9月2日(火)
暑い。やることは山ほどある。性格的に手を抜けない。しかし、力量がないので完成しない。 そんな毎日を続けていると憂鬱になり、不眠症にもなってきた。それに、家に篭ってシコシコ練習していても、 ほとんどそれを披露する場がないし、むなしくなってきた。だから、外へ出よう。 ただ外の空気を吸って、CDショップを除く、そんなんでいいじゃないか。 まあ、TSUTAYAにCDを返す用と、レコ用のケーブルを買いに行く用もあったので、心斎橋まで行く。 目的地は心斎橋の三木楽器とタワレコだったので、御堂筋線に乗って、一気に心斎橋駅まで行けば早いのだが、 難波から、「あ〜、あれが、何かあればすぐアホが飛び込む道頓堀かあ・・・。」などと言いつつ 心斎橋筋に入りいろいろな店を見ながら歩くのも一興だ。 途中、どこぞに自分と合いそうなバンドがないかとYAMAHAに立ち寄り、メンバー募集のチラシを見た。 チラシは山ほど張ってありますわ。それこそ、量は山ほど。印象に残ったものを紹介します。 「音楽で人を癒そうと、日夜命削って音楽やってます。」 評:うさんくさいよ、君。感性という客観的に是非を証明できない分野を誇り高々に言い、 肝心の音楽性には何も触れていなかった。きっと、音楽的な知識や技術はないのでしょう。 「キーボード募集。オリジナル、プロ志向。すきな音楽、ミスチル、スピッツ。」 評:ギターだけで、何とかできます。ちなみに、キーボードがコード感を演出したあと、 ギターの君らアレンジするネタ持ってるの? その他、面白くなさそうなチラシが山ほどだ。しかし、中にそこそこの技術もありそうで、 僕が狙いたいと思う音楽性に近い(というか、うまくいくと僕の音楽性にぴったり)かもというチラシがあった!! しかし、連絡先を書いた「紙の下のビラビラ(メンバー募集の紙を見たことのある人はわかるでしょう)」が全部なくなっていた!! かなり、今のシーンでは敬遠される系の音楽性だったのに、ビラビラが全部なくなってしまっているとは!!がっかりだ。 店内には、阪神タイガースのロゴの入った譜面台のついた、綺麗なアップライトピアノ。ケイオスですな。 鍵盤には、「試奏の際は、店員にお申し出下さい。」と書いてあった。 店員を呼んで、「ピアノまで阪神便乗とは、どんなんやねん!!」と叱りつけてから、 「超絶六甲おろし」を演奏してやろうかと思ったが、はにかみ屋なので辞めた。 阪神優勝の際には、どうぞ、そのピアノを道頓堀に落としてください(しかも、アホが飛び込んだ上から)。 さて、ところ変わって三木楽器。ケーブルを買った後、メンバー募集を見る。チラシは山ほど張ってありますわ。 それこそ、量は山ほど。印象に残ったものを紹介します。 「音楽で人を癒そうと、日夜命削って音楽やってます。」 評:うさんくさいよ、君。感性という客観的に是非を証明できない分野を誇り高々に言い、肝心の音楽性には何も触れていなかった。 きっと、音楽的な知識や技術はないのでしょう。 「キーボード募集。オリジナル、プロ志向。すきな音楽、ミスチル、スピッツ。」 評:ギターだけで、何とかできます。ちなみに、キーボードがコード感を演出したあと、 ギターの君らアレンジするネタ持ってるの? 大概、YAMAHAと同じ人たちじゃないのよ!?そんな時、地下一階のエレキギターセクションから試奏の音が聞こえてくる。 なんと、阪神タイガースモデルのギターで「超絶六甲おろし」を弾くメタルのお兄さんがいた。嘘よねん。 しかし、MR.BIGの「父さん、兄さん、恋人、そして、くそガキ(電気式きりの歌)」やその他イングヴェイっぽい超絶フレーズを 正確無比に弾きこなすお兄さんが。ここ何年もしょうむないバンドを見せられてきて、 そんなバンドが常識のように闊歩していたため、彼のようなミュージシャンを見つけて、涙が出そうでした。 話し掛けたかったのですが、何せはにかみ屋なので、彼の背後で「超絶六甲おろし」を歌うことしかできませんでした。 嘘よねん。話し掛けたかったのですが、何せはにかみ屋なので、彼の弾く超絶プレイを視界の端っこに納めながら、 側を通り過ぎただけでした。しかし、その後地下二階のアコギセクションに行くと、 押尾コータローみたいなプレイをしている兄さんがいた。彼も、超絶とまではいかないにしても、相当だった。 タワーレコードにて、松永貴志のCDを捜すが見つからない。代わりに、ジャズの階の端っこで延々流されていた 「ごっつええかんじ」のコントDVDを一人で見つづける。これが、つぼにはまって手で口を抑えながらニヤニヤする。 家では、本当は「ぐひゃひゃはやひゃひゃ、ひーひゃひゃひゃひゃ!!」と爆笑するのだが、人のいる手前、 手で口を抑えてニヤニヤする。しかし、一人でテレビに向かってニヤニヤするのも、傍目に気持ちが悪いので、 早くその場を去ろうとするが、目の前にテレビがなくなれば、ニヤニヤ笑ってる顔だけが残って、 余計に傍目から見て気持ち悪いではないか。ということで、しばらく、テレビの前にいたが、 笑わないでおこうと思えば思うほど来るものだ。もうやばいということで、顔を隠して最上階まで逃げた。 最上階はどうやら、「パンク」や「ハードコア」「ミックスチャー」というエモい系らしい。 そこに、雑誌や雑誌の特別号も置いてあったのだが、その中の一つに"QUEEN"特集があった。 ぱらぱら読みしていると、以下の一説が。 グイーンというコピーバンドは、クイーンの曲をアルバムごとにアルバムヴァージョンで再現する事を目的としたバンドでして、 こないだは「オペラ座の夜(もっとも多重録音やエフェクトの特殊効果が駆使されていて、もっとも再現しにくいアルバム)」を再現しました。 メンバーが登場するまでのSEは、転調を重ねて変化していくクラシック風の音楽を私が作曲しました。 そして、この曲は、転調の末E♭マイナーに行き着くのですが、これは、このアルバムの一曲目"Death on Two Legs"の イントロのピアノのアルペジオのコードがE♭マイナーであるからです。このクラシックの曲が終わった所で、 そのピアノのアルペジオが鳴り始め、曲がスタートする。ここまでを、多重録音で作りました。 この曲のアルペジオを聴いて思うことは、フレディー・マーキュリーは相当クラシックピアノが体の底に染み付いた人だな ということです。 「マニアックやなあ・・・。」とニヤニヤしました。 上の内容の他にもホンマに脱力するくらいマニアックなことが書かれていたのだが、 ほとんど手にとるように意味が解った自分も相当マニアックですな。 ほどさっきの超絶メタラーと押尾コータローといい、この本の人といい、まだまだ日本の音楽も捨てたもんじゃありませんな。 「ごっつ」みてニヤニヤし、QUEENの本みてニヤニヤし、満足気にタワレコを後にする僕。 松永貴志のことはすっかり忘れてしまう。しかし、楽しい一日やった。こういう一日も必要なのだな。 Written by Kimberly Chang Translated by koichi kimuRa Kimberly Chang's Message "You guys, don't believe what koichi kimuRa says. His translation is really fucked up!! I'm not so shy boy in the way he told you!!" (君達、koichi kimuRaの言う事なんか信じちゃだめだぜ!!やつの訳なんて、めちゃくちゃさ!!私は、彼の言うようなはにかみ屋じゃねえぜ!!)