イラク人ロッカー
2003年9月10日(水)
この日、BSでイラク戦争後のイラクの現状や戦後復興のあり方をめぐって、アメリカ人学生とイラク人学生が
数人ずつのチームを作って対談する番組があった。色々な意見が飛び交った。
イラク戦争中から一部のニュース番組が何度も扱ってきたことではあるが、イラク人の中ではフセインとブッシュの両者に対して
特別な感情を抱いている人がいたり、意見はイラク国内でも立場によって分かれる。アメリカ人の間でもそうだ。
ブッシュのやり方に反対する者もいれば、ブッシュの正当性について主張する人もいる。この番組を見た結果、要するに、
考えは人それぞれという何とも意味ねえ所感を得たわけである。
しかし、気になったのは、番組の最後にイラク人学生の一人が「俺流のやり方でサヨナラを言うぜ!!」と言うと、
いきなりメタルバンドをバックに歌い始めたのだ。メタリカのような(ていうかまんまメタリカだ)不吉なリフと不吉な汚い声で
「平和が欲しい!!」と歌い始めたのだ。「平和」を欲する気持ちはもっともだ。無実の人間の尊厳を根こそぎ奪い取る戦争はもっとも卑劣な行為であり、
「平和」を臨む気持ちは人間として当然の思いであろう。しかし、そんな共感を押しのけて、僕の中に強烈に刻まれた印象は、
「こらまた、へったくそなJames Hetfieldやなあ・・・。」
Jamesは僕の知ってる人で、もうかれこれ8年くらいになる。僕はJamesを知って8年になるが、彼は僕のことを知らない。
そんなことはどうでもいいが、Jamesとは言わずと知れたメタリカのボーカルだったが、いつの間にか辞めてたらしい。
しかし、まあ、平和を願う気持ちはわかるが、曲がおもっくそ殺伐としてますがな。
僕も昔、”Limit Destruction”というメタルバンドでベース弾いてたから、血が騒いで、耳コピしたくなったが、
番組の主旨上そういう問題でもないのでそこまでしなかったが!!
しかも、歌が終わってないのに、歌をバックに他のメンバーが収録の感想を一人一人語りだし、
そのイラク人メタラーはバックにほったらかし!!イラクの戦後復興は深刻な問題だが、この番組自体は平和そのものだったよ。
Written by Kimberly Chang
Translated by koichi kimuRa