和名倉山 (2001/5/19-20)
埼玉県西部の地図を眺めていたら、はっきりした道がついていないのに、
山の名前が書いてあって等高線の様子から立派な独立峰だとわかる和名倉山。
インターネットで検索してみると、秩父湖側から歩いた情報が少ない。
埼玉県に住む者として、ぜひ登ってみたくなりました。相当の藪を覚悟して。
時期は、昼間(日照時間)の長い5月、今です。
(説明がないんですけど、写真をとりあえず見えるようにしました)
写真集1
写真集2
写真集3
写真集4
写真集5
写真集6
写真集7
写真集8
写真集9
写真集10
【印象の断片】
・二瀬->和名倉山間の難所は、
[1] 1,394m反射板から造林小屋跡の笹藪の水平道、[2]
1,460mから1,640mの笹藪の急登
の2カ所。 [2]のほうがきつい。 赤テープがたくさんついているので、昼間なら迷うことはない。
・ダブルストックは効果ある。今回は、枝を拾って試してみたが、今度はお金を出して買ってみよう。
・ツエルトを斜面にたててしまって、横になっても下のほうへ滑っていってしまった。
それと、目張りが効かず寒い思いをした。
・造林小屋跡付近の水場(伏流水)は勢いがなかったので、コーヒーフィルタを使った。
目に見える不純物は取り除ける。 味は、そんなに印象に残らない。
・北のタルの「コケの庭」は一見の価値あり。(仙波側から来ても往復1時間で見て帰れる)
(仙波側は、他の方がいろいろ指摘されてるので省略)
【顛末】
ルートの長さと、笹藪の迷路という情報に躊躇していた山ですが、
この週末の天候、日照時間の長い時期、休暇の都合を組み合わせて 決行してしまいました。
予想していたことですが、参考ページの方が歩いた時間よりだいぶかかってしまい、
初日は出発地点から4kmほどのところで幕営になってしまいました。
残りの行程の長さを心配して、2日めは山頂を目指さず引き返すつもりになっていました。
ところが、2日めの朝4:20に起きられた(寒くて夜が明けるのを待っていた)ので、やはり登頂することに変更。
この起き抜けの急登&背丈を超える笹藪が、このコースでいちばんの急所でした。
1日めの夕方に歩かなくてよかった、と思いました。
問題の笹藪ですが、視界はまったくないものの、5mとおかず赤テープがあり、足下ははっきりと
削られた道がありますので「登りの場合」迷いようはありません。
この道を下る場合、1,640mの刈り払われた広場から下り口を探すのに若干迷うかもしれません。
暗くなってからの行動は、さらに迷いやすいでしょう。
1,640mから先はふつうの尾根道。仙波側からやってくる人もなく、登山道を独り占めです。
と思ったら、「埼玉県高等学校体育連登山部 2001学総体登山 Bコース」なる標識を発見。
秩父湖側からあの藪をこいで登って来る(来た)んですね。
結局、二瀬分岐で四人パーティに遭うまで、他のだれにも会いませんでしたが。
圧巻は「北のタル」の苔むした樺の林でしょう。仙波側から来る人もここまで往復一時間で
探訪してみたら、仙波側とは全然違った山を味わえるでしょう。
千代蔵の休ン場で、白人男性+東洋人(日本語を解さない)女性のパーティとも出会いました。
彼は川又から登ってきたのだとか。二人とも大荷物でした。昨夜はぼくと同様、山中泊だったそうです。
四人パーティの人が「藪がひどかったでしょう?」と聞いたら、「ヤブ、ダイジョウブ」と男性のほうが
答えてました。
川又分岐に着いたとき、川又側へ下ろうかどうか迷いました。そこで資料を見て
二瀬から山頂まで六時間で登ってきているパーティが、川又への下りに五時間を要しているので、
(ぼくは二瀬から山頂まで、6+4時間)
ぼくが川又へ下ろうとするとまた山中ビバークになってしまいそうなので、素直に仙波経由三の瀬に
抜けることにしました。 この場合、塩山までタクシー\10,000コースなので
相乗りしてくれる人を見つけられるかどうかが気がかりでした。
仙波の尾根道は、二瀬側とはうってかわって見晴らしのいい尾根道でした。
塩山や丹波からも交通不便のためか、すれ違う人もありません。(一人だけ軽装の人に追い越されました)
水晶山や飛龍方面の展望を楽しみながら尾根のアップダウンを楽しみました。
リンノ峰から山の神土までの下りは、また笹藪でしたが、今後は腰のあたりまでのかわいい笹です。
脚が売り切れることもない緩勾配でした。
ま、仙波側はいろいろな人が歩いて情報も豊富ですのでこの辺にしておきましょう。
三の瀬からの帰りはどうしたか。結局、四人パーティの車に便乗して、
丹波のバス停まで送っていただきました。 感謝感謝です。
三の瀬の「みはらし荘」で電話を借りて、塩山からタクシーを呼ぶとやってくるのに一時間以上
山を下りるのに一時間で、塩山駅に着くのが七時過ぎになってしまいます。
車に乗せてもらって、国道411号、丹波川渓谷の眺めを楽しませてもらいました。
ただ、丹波から奥多摩行きの終バスは16:30と極端に早く、タクシー25分、\7,380で
奥多摩駅へ出ました。
最後はあわただしかったですが、とてもドラマチックな2日間でした。
しばらくはこの記憶を反芻して楽しめそうです。
【同行者】なし、単独
【交通】
行き:東飯能 7:04 -(西武秩父線)-7:52 西武秩父8:21-(秩父鉄道)\430-8:4x
三峰口 8:50-(西武バス)- 9:2x 秩父湖
帰り:山梨県塩山市 三の瀬 16:30-(ヒッチハイク)-17:0x 丹波バス停
17:50-(京王タクシー \7,380)
-18:25 奥多摩駅 18:48-(JR青梅線)-19:48 拝島
【ルート】
5/19 秩父湖バス停 9:22-(車道歩き)-9:42 二瀬ダムサイト - 10:10 吊り橋-
標識「左、山道行き止まり、 右、吊り橋を経て 秩父湖バス停、栃本川又バス停へ」
ただし、右の道は「遊歩道崩壊のため通行止め」のゲートでふさがれている
(湖岸遊歩道を右へ) 10:45 ミスコースだと思い引き返す 11:10 吊り橋(標高550m)
(湖岸遊歩道を左へ。植林帯の仕事道を登る)11:50 1,007m尾根 -(広い尾根道) 13:35 1,095m ー
(笹藪の登り)- 14:40 1,394m 反射板 ー(笹藪の水平道)- 16:35
造林小屋跡- 16:40 水場
- 17:00 1,460m斜面 (夕立のため、幕営)
5/20 6:05 1,460m斜面
-(笹藪の急登)-(背丈を超える笹藪の緩い登り) -7:20 1,640m
刈り払ってある広場-(尾根道)-8:15 1,800m - 9:00 1,930m - 10:00 二瀬分岐 10:20 2,036m
和名倉山 山頂 10:30 -11:00 1,970m
川又分岐 -(尾根道)-13:00 2,010m
奥仙波 -(ヤセ尾根及び笹藪の下り)-15:00 山の神土 -(幅広い刈り払われた下り)-16:00 1,500m林道出会い-16:30
1,315m 三の瀬
【装備】
ザック
80L,ザックカバー,ナイロンツェルト(paine 250g)、ツエルトフライ、
半身マット(厚さ2mm)、シュラフカバー(ゴア)
帽子(夏用、つば付き)、ゴム付き軍手(綿)x2双、
半袖Tシャツ(ダクロン)、シャツ(ダクロン,ウール55%/45%)、フリース、ブリーフ(ダクロン)
山ズボン(裏フリース)、ゴア合羽上下、ロングスパッツ、ナイロン釣り用ベスト、靴下(アクリル)x2足、
革重登山靴、サンダル、サングラス、クリアゴーグル(藪用)
ヘッドライト(Petzl tikka 単4*3)、デジカメ(FUJI DS-7)
無線機(icom 144Mhz/430Mhz 40cmアンテナ),予備電池 単4X3
ラジオ(FM/AM単四*2)、高度計付き腕時計(casio PRO-TREK)、シルバコンパス
メモ帳、ボールペン、victorinox
アーミーナイフ, ドアチャイム(クマ避けのつもり)
地図(昭文社エアリアマップ 「雲取山・両神山」,,2.5万「中津川」、「雲取山」、「三峰」)、
ちり紙、古新聞1日分、タオル、ライター、マッチ、折り畳みカサ
コンロ(primus
4233)、ガスカートリッジ小1(半分くらい残)、コッヘル、
500mlペットボトルx1,1.5Lx1、2Lx1
インスタントラーメンX2、メキシカンピラフx1、ザルソバx1,フリーズドライたまごスープの素x2
フルーツゼリーX2、キューブチョコX80g、コンビニおにぎりX3、栗あんミニドーナツx150g
インスタントーコーヒーxフィルムケース1ケ分
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参考ページ:
秩父側を歩いた記録
http://member.nifty.ne.jp/masamichi-okada/9906wana.htm
http://www.coms.ne.jp/~atusi/yama/wa/wana/wana.htm
http://homepage1.nifty.com/club85/reports/961109.html
http://homepage2.nifty.com/shuuhou/2000/000701wanakura.htm
(井戸沢登り)
http://www.kumagaya.or.jp/~yasutani/Yamaniki/okuccbu/wanagura.htm
(曲沢登り)
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将監小屋から和名倉山ピストン
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~t00294/santavi/wanakura.html
http://www.asahi-net.or.jp/~LW1S-SGUR/hmpg03.htm
http://station.vallab.com/~goto/REPORT/saitama/y003343.htm
http://www.suisen.sakura.ne.jp/~ryou/1yama/a03wana/wanakura.htm
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惣小屋沢登り
http://www1.odn.ne.jp/~aac60690/mugen/NewFiles/kako/1998/titibu/sougyoa3.html
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和名倉山の住人hp
http://www.asahi-net.or.jp/~LW1S-SGUR/hmpg03.htm
埼玉大学の創部40周年記念「100年の森づくり」のお知らせ
http://www.dp.civil.saitama-u.ac.jp/personal/swv/news/news.htm#1998.10.29
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