| 2002年8月16日、末田騎手は益田競馬場で最後の騎乗を迎えた。デビューの地であり、騎乗技術を日々磨いてきた益田競馬場は経営不振から廃止の道を選択した。日本一小さい競馬場最後の日、末田騎手の活躍に我々は期待した。 |
第5R、サラ系の一戦でキタノサプライズ号に騎乗した。上の写真はパドックで整列したところである。キリッとした表情はいつもと変わらない。このレースでは5着と、結果は出なかったが、次の第6Rでやってくれる。
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第5R |
第6Rはアラ系B級戦。末田騎手はフジノプロジェクト号(御神本)と人気を分けたメガイット号に騎乗。レースでは積極的にハナを奪うと、道中もがっちりと折り合いをつけてリードを保つ。そのまま直線に向かうと後は後続を引き離す一方。見事1着でゴールした。(写真は最後の直線)
レース後は淡々とした表情で引き上げてきた。しかしながら完璧な騎乗だったと思う。 |
第6R
メガイット号で優勝!益田競馬最後の日に自ら花を添えた。 |
第8R |
第8R、アラ系AB級のレースではヨシノダイリン号に騎乗した。積極策で2,3番手からの競馬を展開するが、直線では一杯に。3着死守が精一杯であった。 |
いよいよメインレース、第9Rの第56回日本海特別を迎えた。パドックにはいつもの気合の入った顔つきで現れた。長年コンビを組んできたグリーンマスク号に騎乗しパドックを1周。近走調子がいいだけに、ここでも十分勝ち負けになるレースが期待される。
ゲートが開くとじわりじわりと様子を窺うかのようにハナに出た。人気のノア号(堅田)は3番手に控えた。2周目の3コーナーに差しかかったところでノア号が並びかけてきた。4コーナーではマッチレースの様相を呈したが、最後は力尽き、沖野騎手騎乗のイッテンヨカイチ号にも差され3着であった。
しかし末田騎手にとってもファンの目から見ても、このレースは自分の競馬が出来たレースではなかっただろうか。 |
第9R
左はパドック。馬の出来も見事だが、
末田騎手の気合の入った表情も目を惹く。
右は1周目スタンド前。ゆっくりとハナを奪う。
自分の競馬に専念しようという気持ちの表れか。 |
第10R |
そして最終、10Rとなった。益田競馬ラストラン特別という名前が付けられたアラ系B級のレースで、末田騎手は人気薄のフジノリアル号に騎乗した。写真は返し馬の時である。レースでは直線力尽きてしまったが、我々は益田競馬場最後の騎乗をしっかりとこの目に焼き付けた。 |
| 最終レース終了後はセレモニーに引き続いて騎手達とファンが触れ合う機会が設けられた。末田騎手も勝負服をあげたりと、ファンサービスに熱心であった。特別に馬場も一般開放され、集まった多くのファンは益田競馬場を惜しんだ。 |
最終レース終了後 |
| 末田騎手はまだ23歳、これからジョッキーとして伸びる一方の年齢である。日本一小さい益田競馬場で身に付けた技術は他の競馬場に移籍した後も大いに役立つものだ。これからも私は末田騎手を今まで以上に応援するつもりである。 |