さようなら、益田競馬場
2002.08.16、晴れ
| 1947年に開設された益田競馬場が2002年8月16日、55年の歴史に幕を閉じた。 当日は朝から多くのファンが益田競馬場最後の姿を見ようとつめかけた。 主催者発表によると、入場者数は4621人と、競馬場始まって以来のレコードとなった。 左:「長い間ありがとうございました」の看板/右:パドックにもお客さんがいっぱい |
| 毎年お盆と正月に行われる益田の一大レース「日本海特別」。 その日本海特別も今回の第56回で終わりだ。 その「最終回」の日本海特別には益田を代表するスタミナ自慢8頭が集った。 |
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第56回日本海特別
レース以降の写真 直線のノア 引き上げてくるノア 口取り 掲示板 |
人気は3連勝中と今年も好調のノア。そのノアと好勝負を何度もしてきたグリーンマスクも人気の一角であった。
また名手沖野騎手の乗るイッテンヨカイチ、昨年の覇者ニホンカイマリノも御神本騎手で連覇を狙った。 レースはグリーンマスクがハナを奪い淡々としたペースで流れた。ノアは3番手から前を窺った。 2周目の3コーナーで、2番手追走のイッテンヨカイチを交わすと一気にノアがグリーンマスクに並びかける。 3,4コーナー中間からノアとマッチレースになっていたグリーンマスクが徐々に後退すると同時に、イッテンヨカイチが二の脚を使って2番手に。 しかしノアとの距離は縮まらずそのままゴールイン。ノアの快勝であった。鞍上は高知から修行中の堅田騎手であった。 通算2000勝まであと2勝と迫っていた沖野騎手は2着だった。
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| 最終レースは「益田競馬ラストラン特別」。これで本当に益田競馬でのレースは終わりだ。レースは道中後方に控えていた對ィ騎手のグリーンジョーが鮮やかな追込みを決めた。 最終レースが終わるとセレモニーが行われ、最後に騎手達がスタンドに向かってステッキを投げ入れた。 |
![]() 左:レース後、喜ぶグリーンジョーの對ィ騎手/ 右:騎手達が並んでファンにお別れ (写真はクリックすると大きくなります) |
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| セレモニー終了後はダートコースが開放され、ファンが益田競馬場のコースを歩いた。 騎手達もファンにサインをしたり写真を一緒に撮ったりとサービス熱心であった。 左:3コーナーからスタンドを撮影/中:パトロールタワー/右:3コーナーから向こう正面を撮影 |
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| 全国の競馬場の中で、馬場とスタンドの間に公道が走っている競馬場があるだろうか。 未だに6枠制でフルゲート8頭の競馬場があるだろうか。 マークカードではなく、わら半紙に買い目を書いて馬券を買う競馬場があるだろうか。 他にはない、益田だけの良いところはたくさんあったはずだ。 そんな益田競馬もこれで見られなくなってしまう。 地方競馬場は一部を除きどこも赤字経営であり、 「廃止」にしたいと思っている自治体も多いだろう。 しかし、競馬場にはその土地の「顔」のようなものが見られる。 お客さんが土地柄をよく表しており、競馬場に来ればそこがどんな土地かがよく分かる。 そんな意味でも競馬場の存在を大切にしてほしい。 益田競馬場の廃止が全国の地方競馬場に悪い影響を与えなければ、 ということを今は願うばかりだ。 |
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