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| 5.牧場巡りへ。 予定どおり午前7時に起床。午前8時にホテルをチェックアウト。気温は7度。この時期にしては非常に暖かいらしい。私の予想よりも暖かいということで、まだバッグの中から防寒具は取り出してない。 時間があるので新冠町のレ・コード館(レコードとか蓄音機とかの博物館)前にあるハイセイコー像を撮影。ハイセイコー像は全国で3つある。ハイセイコーのデビュー地である大井競馬場、中央入りし皐月賞を勝った中山競馬場、そして生まれ故郷、新冠町だ。私はこの3つすべてのハイセイコー像を見たことになる。 午前9時、静内町内にある「競走馬のふるさと日高案内所」に到着。ここでは多くの名馬が今どこにいるかということや、各牧場の見学状況を知ることが出来る。 予定のレックススタッド、優駿スタリオンステーション(以下優駿SS)、CBスタッドの見学状況を確認し、もう一つ重要な情報を聞きだした。私が好きだったサンコメーテスのいる岡野牧場の電話番号だ。早速電話してみる。電話の向こう側はおばちゃんのような人だった。従って凄まじいまでの北海道弁。殆ど聞き取ることは不可能であったが、「内地の方ですか?」という質問と、「どうぞいらして下さい。」という回答を聞くことができ一安心といったところであった。 6.レックススタッドにて。 まずは静内町のレックススタッドに行ってみる。レックススタッドは二十間道路(にじゅっけんどうろ)の入り口にある。この二十間道路は道の幅が丁度20間(約36m、広い!)あることからその名が付けられた。道の両側には桜が植えられている。この桜並木は8km続いているそうだ。車を停めるのは桜舞公園。ここにはテスコボーイ像や、サクラシンゲキなどの墓がある。 話は少々それたが、私はレックススタッドに入った。勝手に入っていいとのことだが、なかなか入りづらい。近くにいた厩務員さんに声を掛けて入らせてもらう。広大な土地に大小様々な大きさのパドックがあり、名馬がゆっくり草を食んだりしていた。まず入ってずぐの小さなパドックにいたのはローゼンカバリー('96セントライト記念など)顔を上げて私が写真を撮るのを待っているようだった。おっとりした感じだったが、厩務員さんに聞くと、種付シーズンになると結構うるさいそうだ。流石サンデーサイレンスの子、気性は荒いということか。その反対側に居たのがメイセイオペラ('99フェブラリーSなど)。近寄ってきたのがヤマニンゼファー('92、'93安田記念、'93天皇賞・秋など)。そして栗毛が輝いていたエアジハード('99安田記念、マイルCS)。長老ダイナガリバー('86日本ダービーなど)。 あとは個性派揃い。マチカネフクキタル('97菊花賞など)、マチカネアレグロ('94アルゼンチン共和国杯など)、エイシンワシントン('96CBC賞など)、ビコーペガサス('95セントウルSなど)、パークリージェント(輸入)。(写真はないがこの他にミシエロ、エイシンサンディ、ハイライズ、ラシアンゴールド、アマジックマン、ヒシアリダーを見学することが出来た。) レックススタッドはファンに非常にやさしい牧場として有名だ。この日も我々が勝手に牧場内を見て回ることが出来た。マナーと時間(午前9時から10時まで)さえ守れば自由に見学させてくれる。<株式会社レックスのHPはこちら。> 7.ついに。 レックススタッドを後にし私は東静内に移動。いよいよ念願のサンコメーテスとご対面だ。(サンコメーテスについてはこちらを参考に。)岡野牧場は大きな道から一本入ったところにある。一回車で入ってみたが、迷惑かと思い、引き返して300mくらい離れたバス停に車を停めた。バスが来てはまずいな、と思いバスの時刻表を見てみると一日一本だけであった。これでバス停に停めても安心である。 先ほど来た道を歩いて岡野牧場に向かった。岡野牧場は家族単位で経営している小さな牧場だ。しかし土地は広い。家の入り口あたりでおばさんを発見。早速先ほど電話をした者であることを伝える。すると奥で作業中のおばあちゃん(家族関係は不明)に「コメちゃん見に来たんだってぇ〜」(北海道訛りで)と言うと、奥に案内してもらった。おばあちゃんによるとサンコメーテス(コメちゃん)は現在放牧中であるそうで、私は忙しいから自分で見に行ってくれ、とのこと。「向こうの柵の中の2頭居る内の黒い(馬体の)方の馬」と教えてもらった。その際に「コメちゃん人気だなぁ〜。見に来てくれてコメちゃん幸せモンだなぁ〜。」と言っていただき、「本当に来て良かった」と思った。さて、向こうの柵と言っても100mくらい先である。あぜ道を歩くと2頭の牝馬を発見。両方ともお腹の中に子供が居るようだ。コメちゃんは向こうの方にいてなかなかこっちに気づかなかったが、私に気づくとゆっくりとこっちに来てくれた。現役中はいつも黄色のメンコを付けていたため、その素顔を見るのは初めてであった。顔には大きな作(白い毛が顔の縦方向延びて生えている様)があり印象的であった。私は「現役お疲れ様」と声を掛けると同時に「いい子を出してくれよ」と今後の人生(馬生?)の無事と活躍を祈った。なつっこい性格で、顔をこっちの方に突き出してくるほでであった。(写真はこちら‐‐‐‐こんな顔です、隣の柵の馬と一緒に、横から)写真を撮り、別れを惜しみつつ家に戻って、おばあちゃんにお礼を言っていると、軽トラックで息子さん(推定30歳弱くらい)が帰ってきた。挨拶をした後、別れ際にみなさんから「子供が産まれたらまた見においで」と言われ大変感激した。尚、初年度は新種牡馬のミスズシャルダンの仔を受胎しているという。 8.優駿スタリオンステーションへ。 岡野牧場に別れを告げ、再び来た道を引き返す。午後1時、新冠町の優駿SSに到着。マヤノトップガン('95菊花賞、有馬記念、'96宝塚記念、'97天皇賞・春など)、オグリキャップ('88、'90有馬記念、'89マイルCS、'90安田記念など)、キングヘイロー('00高松宮記念など)が見学できた。各馬とものんびりした様子で草を食んでいた。キングヘイローは遠くをずっと眺めていた。<優駿SSの隣にある優駿ショップのHPはこちら。> 次にCBスタッドに移動。この優駿SSからCBスタッドを通って北へ抜ける道道209号線沿い一帯を「サラブレッド銀座」と呼ぶらしい。 CBスタッドでは、まずナリタブライアン記念館に入場。ブライアンに対する思いを白い石に書いて、ナリタブライアン碑の横に置くことが出来る。<ナリタブライアンショップのHPはこちら。>この時点で午後1時30分。CBスタッドの馬たちを見るのは午後3時なのでまだちょっと早い。そこで車を少し北に走らせ明和牧場にあるハイセイコー碑を訪れる。ここには他にもハワイアンイメージなどの墓があった。 9.CBスタッドにて。 昭和の怪物(ハイセイコーのこと)に手を合わせ再びCBスタッドへ。少し待つと係の人が案内を開始した。いよいよCBスタッドの馬たちを見ることが出来る。集合場所から坂を上がると、厩舎に入った馬たちが待っていた。まずは偉大なる種牡馬ブライアンズタイム(輸入、ナリタブライアン等の父)が目立った。キリッとした顔立ちは思わず見入ってしまう。あとサニーブライアン('98皐月賞、日本ダービーなど)、シルクジャスティス('97有馬記念など)、すっかり白くなったエムアイブラン('99武蔵野Sなど)、マーベラスクラウン('93ジャパンカップなど)、ビワタケヒデ('98ラジオたんぱ賞など)がいた。今は亡きナリタブライアンが使っていた専用馬房もそのままの姿で残されていた。中を覗くと花や、お供え物でいっぱいであった。(写真はないが他にマーベラスサンデー、ワイルドブラスター、サンシャインフォーエバーも見ることが出来た。) 午後4時、これでこの日の予定は終了。静内で一本気になるフィルムがあったので現像に出す。買い物をしたり、給油をしながら出来上がりを待つ。写真は30分で焼きあがり、確認。 10.移動開始。 午後5時、一路帯広に向かう。帯広までは約200km、長い道のりだ。車内では持ってきたCDの中から、夕方にはTUBEのバラードベスト「Merodies & MemoriesU」を聴き(私はTUBEが好きだ。)、暗くなってからはアート・ブレーキーやらソニー・ロリンズなどのジャズ(全く詳しくないが…)を聴き、といった具合に好きな曲を聴きながらの移動であった。ひたすら広くまっずぐの道であるため、自然とスピードが出る。これは気をつけなければならない。と言いながら2時間30分で帯広に到着。碁盤の目状に道路が走っており、町名は「東4条南2丁目」とか「西4条南14丁目」などといった感じ。分かりやすいようでややこしい。 午後7時30分、帯広入り。夕食を買ったのち「みどりヶ丘サウナホテル」に宿泊。広い部屋だがかなり古い建物であった。気になったのが、カーテンが引き戸になっていたこと。流石北の大地、寒さ対策は万全だ。一日結構歩いたので、この日も部屋に入るとあっと言う間に寝る格好になった。 明日は午前9時でOK。ゆっくり寝ることにしよう。 |
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