9月22日(火)

前日に「京都行く?」とダーが発したことで急遽決まった半年振りの京都。
高速が片道1050円、ラパ子は渉成園近くの1日1000円の駐車場へ。
渋滞を避けるため4時に出発し6時過ぎに到着。ゆるゆるとブロとメトロを
取り出して、ゆるゆると静かな街へ。
最初は”まるき製パン”です。平日は6時、週末は7時からなのですが、6時半に
到着すると既にお店は開いていました。

コッペパンのサンドイッチはまだ並んでいませんでしたが「すぐご用意出来
ますからね。」と声を掛けてくれました。ハムサンドを1つだけもらって
近くの公園でパクリ。ほぼ同じタイミングで来店された自転車のお兄さんは
ホットドッグやカツサンドやら5本くらいまとめ買いしてたっけ。

今日のお目当てのお店の場所を確認してからは適当にぽたぽた。8時前だと
連休中でもさすがに静かだね〜。そのお店の中をそっと覗き込んだら、もう
アトリエには灯りがともっていました。また数時間後に、ね。



ハムサンドを食べた公園の向かいで、黒タイルが目を惹く齋(いつき)造酢店
は”花菱酢”というお酢の醸造元。千鳥酢よりもまろやかで一升瓶しかないと
いうプロ仕様(お値段は高くない!)なお店なんだって。
イルプルー系のシトロンの2号店にも遭遇。”シトロン・サレ”という名の通り、
トゥレトゥールに力を入れ夜遅くまで営業しているのが使いやすそう。
何度訪れても初めての景色に出会えるのが自転車ならではの楽しみ♪


8時になるのを待って赤メックへ。今日はカフェには座らず、さくっと買い物。
前回上洛時に見つけていた公園で、まだあったかいリヨネーズを半分っこ。
タマネギの甘い香りとベーコンの塩っ気がウマウマなのよね。

他のコたちは連れて帰りました。お初のコは甘いスティックパイだけで後は定番。



チャバタとプチサイズのパン・オ・セーグル、ノアレザンを。今となってはもう
特別感が無いのかもしれないけれど、普段使いの価格であることを思うと凄い。
追加でりんごのタルトフィンを食べて、とりあえず今は我慢。次があるのよ〜。


9時になるのを待って聚洸へ。京都行きを決めてすぐに電話をしたのです。祝日
は休みだろうけど、お彼岸だからもしかしたら?と思って。すると予約分だけOK
との事だったので、控えめに3つだけお願いしました。


そっと持って船岡山公園へ、と思ったけれど石段がキツそうなので反対側の
今宮神社の中の休憩所へ。


今日は羽二重(こしあん)、ういろう(味噌あん)、黒糖の葛(こしあん)の3つ。
ほわっほわの羽二重は本当にポワっと口の中でとろけていきます。午前9時に
いただくのは格別。続いて萩を模したと思われるういろう、そしてぴかぴかと輝く
茶色い球体は次々と口の中へ吸い込まれます。お茶は持参した冷たい煎茶で。
ご主人、奥様のお人柄どおりの優しいお味のお菓子たちでにっこり。



今宮神社の境内を見学。長屋のように鈴と賽銭箱が並ぶ様はナンなんだろう?
そして狛犬の台座を支える申?鬼?何か判らない生き物(他の神社ではこの
タイプは見かけなかった)が謎でした(笑)



続いて北野天満宮裏にある天神堂のやきもち・100円。店頭のガラスケースの中は
見本で、1つ下さいというと奥の木箱からラップに包まれたのを出してくれます。
当然境内でいただきました。100円満足度はしっかりあります。境内からでも見える
高い位置に”やきもち”の看板が出ているのに初めて気付く(笑)


またまたテキトーにふらふらしていると、ビックリの看板に遭遇してしまう。簡単に
は見つからない場所らしい、とは聞いていたけど・・・ここから歩いて進むと、想像を
越えるディープな雰囲気。残念ながら営業時間前でありました。


北野天満宮の近くで”大将軍→”なる看板を見つけて一条通を西へ進むと、コレが
大将軍八神社で、大将軍商店街は妖怪ストリートと名づけられておりました。


確かに店の前には妖怪が立ってる〜でも、きさが子どもだったら通りたくないかも。


「あん」の看板に思わず反応してしまった”中村製餡所”は500g500円であんこを小売
してくれるばかりか、最中の皮も10個分450円で用意されているそうで。10人で行って
手挟み最中が1人95円、う〜ん楽しそう〜
それから、この千成餅食堂なるお店。京都をぽたぽたしていると何となく目に付く看板
だったんだけど、やはりチェーン店みたい。大衆食堂の品書き+お餅もあるという
ダー好みな食堂らしい。でも今日は行く店が決まってるのよね。


11時半になるのを待って”西陣 大江戸”へ。京で大江戸とは??しかも一寸洒落たお店
じゃない??開店直後なのに地元の方らしきお客様が既に数組。



京都で何もとんかつ食べなくても、とは思ったんだけど、気になっていたのよね〜
きさはお子様弁当・1260円(大人でも注文可能)、ダーはお昼限定のカツカレーを。
禁煙で居心地の良い店内でした。カレーの味がダーは気に入らなかったみたいで、普通
の定食にすれば良かったかな。自慢らしい出し巻き玉子が気になったので弁当にしたの
ですが、ふわふわの焼き上がりでお出汁じゅわ〜な玉子はきさ家好みではなかったの。
しかし肝心のトンカツ&エビフライはちゃんと美味しくて、程よくお腹一杯になりつつも
胃袋はおやつ歓迎モードになりました〜。

西陣から四条烏丸界隈までガ〜っと下って、今日のメインのおやつに向かいましょ。


オープン半年のパティスリーSさん。お菓子を見ればあの巨匠のお弟子さんと直ぐに判るでしょ。
あのお菓子に間に合わなかったのが残念でなりませんでしたが、見覚えのあるコたちが・・・



ダーはカツカレーで満足だったらしいので、3つ一人で食べちゃった(笑)
栗と洋梨のムース、マンゴーとカシスのムース、タルト・オ・フリュイセックを
頂きました。いずれも”丁寧なお菓子”というのが伝わってきます。


他にお客様はおらず静かな店内。貴重な本が沢山ならんでいて、何時間でも過ごせそう。


やっぱり和栗のモンブランも追加しちゃおう。中津川の栗きんとん2個分のお値段ですが
満足度は2個分以上しっかりありました。「夕方、また伺います〜。」とお店の外へ。


大丸に移動して自転車を停め(地上、地下の2箇所有り・1000円のレシートで終日無料)
錦市場を歩きつつ、やっぱりグルニエドールへ。

前週のお江戸で買ったおやつ在庫もあるので、カトルカールを1つだけ。
お向かいのサロンは階段途中までの列が出来ておりました。
この日の天気予報は午後4時から雨マークだったのですが、まだ大丈夫そう。


東寺近くにあるという無添加無化調のお漬物屋さん”茎屋”を探して行ってみました。


自転車じゃなきゃたどり着けなさそうな細い路地にある小さなお店。老舗じゃなくて
新しいお店というところも良いよね。気の良いお母さんが対応してくれました。
オリジナルという五色浅しば&しば漬けを購入。ちりめん山椒もありましたが、さっき
錦市場で無化調のものをかなり探して(しののめは祝日休みなので)買ってしまった
のでまた次回。当然ですが保冷バッグを持って買いに行きましょうね。今回は漬物・
お菓子用と2つ用意して行きましたとも。

一度ラパ子に戻ってパンとカトルカールを切り分けて、雨も大丈夫そうだったので
再び自転車で大丸へ向かいます。


途中で見かけた楽紙館という和紙屋へ、切れ端のお買い得品なんかもワゴンに積んで
あって、なかなか楽しいお店でした。中国やアジア各国の紙もあったりして。


大丸の催事場を覗いて(漬物の試食などしつつ・笑)いると、気にはなっていたけど
どうなんだろ〜?と思っていた甘モノなんかも並んでいて(名古屋にはまだ出たこと
ない)試食させてもらうと、嗚呼やっぱりなお味で・・・買わずに済んで良かった(爆)
出展の中に名古屋圏のお店が皆無だったことが悲しいかも。
この日の収穫は屋上庭園がナイスな場所だと判ったこと。テーブルこそないものの
ベンチは沢山あるし、屋根も一部あるの。グルニエのお菓子を広げている人たちも
見かけました。


6時頃にはもう薄暗く、ライトが必要な時間が早くなってきました。これからもう
一度パティスリーSさんへ。

「パリブレスト」と言ったダー、あれ?さっきはケーキ要らないって言ってたのに。
どうやらお気に召した模様。ココアナナスを頂いたあと、やっぱり気になるコを追加。
グリオット・ピスタチオとさくらんぼのムースも追加。



お仕事帰りのNっちが到着されて、チョコレートとミントのムース、メレンゲシャンティ
コニャックの効いた栗のバタクリ、カフェクリームのタルトを。
そしてさらに・・・洋梨キャラメルソース入りムース、フランボワーズのバタクリ、
無花果のタルト、洋梨のブリュレを堪能。

これだけ食べてもクドイ感はなくて、こんなにするする食べてしまってイイの?って
思ってしまうほど。
京都に毎回行きたいお店ばかりが増えてしまうのは困るんだけど、ね。

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