3月21日(土)

3連休の中日、天気予報も絶好の自転車日和らしいものの肝心の行く先が
決まらない。風向き予報が北西の風後南の風、ということで三河方面へ。


この時期に食べたい和菓子の筆頭は何と言っても苺大福。境川を越えて、
向うのは大福で有名な三好餅。開店1時間以内だし買えるかな?


しかし甘くない!どうやら苺大福は相当入手困難なモノであるらしい。
定番の大福も直前のお客様で売り切れ。おはぎも残り僅かです。気分は
大福よりもおはぎに傾いていたのでショックは少なかったけどね。でも
どっかでおはぎ食べようと思っても、殺伐とした工場地帯が続くばかり。
ようやく小さな公園を見つけたのは一時間近くも経過したところ。
パック詰めのものしかないので、2種4個入りで420円をとりあえず半分
ずつして両方食べてみました。きなこの方が好みでした。ボリュームもあり
105円満足度は高いのです。

おはぎを2つ残したのは、もう11時を過ぎていたから。お昼に岡崎で鰻を
食べよう、と思っていたから。でもでも、そんな時に限って



素敵な珈琲屋さんに出会うのです。帰路は旧東海道にしようと考えていた
ので、寄るなら今しかないなぁ。ダーも寄ってみようということで中へ。
アンティークが好きな奥様のお店(店舗裏に立派なご自宅があった)の様で
広々としたカウンターでは常連らしき奥様たちがマダムと談笑中。
サッシで仕切られたサンルーム(テラスにもなる)が気持ち良さそうだけど
コチラは喫煙席なので(屋内は全席禁煙)諦めて個室風席に陣取りました。
丁度焙煎室が見えました。脇にはお菓子の焼型が並んでいて、お菓子も全部
自家製と判りました。豆は10日経過したら処分する、とメニューに明示され
ています。
かなり贅沢なお店です。500円の珈琲の満足度はこの空間が気に入ったら
十分かと。いい意味で素敵な趣味のお店かと思いました。贅沢ないちごパフェ
がとっても気になったけれど、これはまたの機会に。


今度は矢作川を越えて、



岡崎で有名な鰻屋さんといえば”はせべ”と聞いたのは10年以上前だった
けれど、禁煙だとつい最近知ってダメモトで寄ってみました。ほど良い混雑
で、品の良い店内にいい具合に漂う香りに期待が高まります。
・・・が、きさ家には少々拍子抜け。白焼き定食・1800円と鰻丼1350円を
注文しました。白焼きに生姜+溜り醤油、というのも戸惑いました。塩もなし。
焼き色も”ホントに白焼き?”と思えるものです。お値段の割りに量も少ない。
お店の雰囲気を考えるとそんなもんかな〜というところ。
焼けるのを待つ間、家庭画報をゆっくりチェックできたし、肝吸いがとても美味
だし、落着いて食べるなら素敵なお店なのかなと。がっつり食べたい場合には、


井田町の交差点にある”うな秀”へどうぞ。最初通過したものの、チラリと見えた
焼き場の匂いが気になる。ダーも同じだったようで「持ち帰りできます。って書いて
あるよ。」「じゃ引き返そう。」
まるで勝手口のような入口を開けると焼き場で、脇の階段を上がったところに
店内席があるようです。「持ち帰りお願いできますか?」「10分くらい掛かります。」
メニューに白焼きはありません。「白焼きとご飯を頂きたいのですが。」「生姜醤油の
用意が出来ませんが。」「お塩をいただく事は?」「塩、ですか・・・わかりました。」
店内に”一色産を使用しています”と貼り紙、鰻を捌き串を打ち焼き上げる工程が
楽しかった。奥様が出してくださったお茶も美味しくて、炭から上がる焼ける香りに
期待が高まります。


「蒸れるといけませんから、蓋は乗せてあるだけです。」とご主人。クルーソーの
ハンドルにそっと引っ掛けて、鰻の入った蓋は外して一番近い公園へ。
これだけのボリュームで1700円でした。”鰻食べたい欲求”は解消されました。
おそらく店内は禁煙ではなさそうなので、また岡崎に来ることがあれば持ち帰りで
食べたいなぁ、と思いました。

雰囲気込みか、ボリューム&内容重視か、で使い分けができる2軒の鰻屋さん。
あと、うな秀でも「白焼きには生姜醤油」と言われたのでご主人に尋ねたところ
「これという決まりは無いと思います。静岡は山葵の産地ですからね。この辺りは
溜り文化ですし、私は生姜が合うと思います。」とのことでした。
きさ家は塩+わさび、白醤油、ぽん酢のいずれかかな〜と思っていたのでした。

前日の新聞で岡崎公園の桜が咲き始めていると書いてあったので、




伊賀川経由で向います。日当りが良いところはチラホラというところ。
昨年夏の大洪水の爪痕が残る伊賀川を下って、立派な建物だなぁと思ったら
”りぶら”という図書館&コンサートホールという複合施設だそうです。
もうその先には国道1号線、岡崎城が見えます。





岡崎公園内には様々な桜が植えられていて(3枚目写真は木瓜ですが)散策
する方で賑わっていました。桜の向こうには徳川家康の銅像が見えてます。
三つ葉葵が人気の写真スポットになっている三河武士の館の横にある観光
案内所では無料のレンタサイクルがありました。


沈下橋(人道橋)が渡ってみたくて菜の花が美しい乙川河川敷公園を散歩
していると、ホントにもう春だねぇ。


乙川に掛かる名鉄名古屋本線を越え、愛知環状鉄道の1.5mガードを潜って





八丁味噌の”カクキュー”に立ち寄りました。30分毎に無料の工場見学が
出来ます。お味噌汁の試飲と味噌こんにゃく、お土産に赤出汁味噌が貰え
ます。以前来た時と大きく変っていたのは、NHK朝の連続ドラマ舞台となった
際の多数のパネル写真が飾られていたこと(それらは写真撮影不可です)
かな。24ヶ月かけて作られる豆味噌の香りは名古屋人のソウルフードなの
よね。桶の隙間から染み出しているのは”たまり”です。これもまた名古屋味
ですね。もう現在は竹の箍(たが・桶を締上げてある部分)を補修する事が
できないので、順次金属製に変わっているそうです。


さて、愛知県近隣には大豆100%の味噌が沢山作られていますが
”八丁味噌”を名乗れるのは岡崎に有る「カクキュー」と「まるや」の
2軒だけです。岡崎城から西に八丁(約880m)の場所にある八帖村
で作られていたことからなのですが、今回は初めて「まるや」も見学。





大々的に観光対策をしているカクキューに対して控えめでユルイ雰囲気
が漂う”まるや”です。お土産はカクキューよりも小さい赤だし、試食は
味噌田楽(こっちの方が美味しかった)でした。きさ家二人だけの為に
まだ慣れない感じのガイドさんが手作り感あるパネルを見ながら説明
してくれました。味噌玉(最初に蒸した豆をじゃがいもくらいの団子に
して糀をまぶしたもの)も見せてくれました。
まるやの敷地には「日吉丸石投の井戸」という昔話付きの井戸が(今は使
われていない)ありました。
それぞれ好対照な二社でしたが、どちらもいつまでも残って欲しいなぁ。


両社の間にある路地が旧東海道、突き当りには大まか過ぎる道標(笑)
脇から1号線に合流して矢作川を越えたら、できるだけ旧道を選びつつ
進みます。


宇頭町の聖善寺で綺麗な桜を見つけたので、境内にお邪魔してパチリ。
そのまま裏道を進んで行くと、


小さなパン屋さんがありました。さちパン、という名前とドアの取っ手
のバゲットに足が止まりました。前日ラパ子でパン屋巡りをしたとこ
だし、覗くだけのつもりで。皮パリのカット売りがあるのを見て、以前
行った安城のお店を思いだしました。←やっぱりそちらのご出身だそう。
湯ごねグラハム生地のクリームパンと小倉&クリームサンドの白パンを。
(補給食にしようと思いセレクトしたものの、結局2つとも翌朝食)
店内の写真の中にプレッツェルがあったので、曜日を決めて焼いておら
れるのか尋ねましたが、スイスに行かれた折の写真でお店では出して
いないそうです。残念。
安くて安心して食べられるパン屋さんだなぁ、という印象でした。が、
一つだけ気になったのは、スタッフさんが何人かおられたのですが、
パンのお値段も安いし、貸し店舗だし、どうなってるのかな〜?って。
←ホント、余計なお世話でスイマセン。


松並木が見えたら旧東海道の証拠です。国道が見えなくても道が続いて
いればどこかで交差するはず。


安城で見つけた夫婦松、ならぬ”助さん格さんの松”(笑)
そういえばこの辺りに先程さちパンに置いてあったチラシのお店にも。


おにぎりカフェMother'sと併設する自然食品のFor youへ。お腹は
空いていないのでゼリー(大府産巨峰、新城産ブルーベリー)を購入。


安城〜知立〜豊明と通過して、さすがに日没してからは走行する気
にはなれず(ダーはブロンプトンだったから更に疲れたはず)これ
以上はどこかで坂を越えないといけないので輪行しちゃいました。
いやいや、輪行も時々しないと忘れるもので(爆)
電車の中で眠りつつ、夕食について協議した結果、



久々に手羽先♪左が普通の手羽先、右は昔ながらの手羽先なんですって。
お皿は同じものなので、昔の手羽先の方が大きいのが判るよね。味は
昔のは甘めです。大きいので食べ応えがあります。
お刺身も食べ、ダーは卵かけごはんを。きさもご飯が食べたくてお握りを
注文したら、温かい握りたてが食べられて満足。
お酒を飲まなくてもお食事だけでも使いやすい、と判って嬉しい。
やっぱり手羽先は揚げたて炙りたてのアツアツが一番だね。

結局65キロ走行でした。岡崎で遊ぶ時間をカットすれば全自走だったかも??
一日中追い風だったから良かったけど、もっとまめに乗らないとね。

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