1月3日(土)
今回のお江戸滞在も自転車で巡るのは今日が最終日。東京で一番多く
訪問しているパティスリーはパリセヴェイユでしょう。そして今日も当然
待ち合わせは「自由ヶ丘に10時でヨロシク!」
ホテルを出たのは8時半過ぎだったかな。目黒を通過したのは9時半前。
今回は当然ながら自走で向います。チョッと遅れるかな、と思ったけど
赤坂からだと意外と早く着けてヨカッタ。
開店10分前に到着すると、既に助さん(仮名)がお待ちでした。すぐに
格さん(仮名)も登場されて、「お年賀だよ。」と。
きゃ〜!フラウラの風呂敷じゃない!!可愛い〜♪
大切に使わせて頂きますね。と、言いつつまだ勿体無くて出番が無いの。
お気に入りのパティスリーのグッズだとついつい欲しくなるよね。
そして10時と同時にパリセヴェイユに入店です。
まずは一人1つずつ。パリセの生ガトー=ムッシュ・アルノーと言っても
良いんじゃないかしら。何度食べてもやっぱり素敵。そしてダーが選んだ
タルト・ショコラ・オ・ノワゼット一目見てとても気になってたの。ショコラも
タルトも金子シェフのお得意なんだから、安心の美味しさ。斜めになった
上面の極薄チョコはノワゼットを忍ばせて立てかけてあるの。仕掛けを見
れば納得なんだけど、本当にカッコイイ。
マロン・アプリコとキャラメルポアール。パリセのモンブランって初めて
かも。アプリコットも美味しいけど、実は別々に食べたいって思う。
マロンクリームも美味しかったんだけどね〜。
洋梨の方は王道な組み合わせなので安心。キャラメルの美味しさが
決めてでしょう。かなりの量をがっついた気がします(^^;
3度目のロアジス。このコは金子シェフのお菓子の中では異色だと
思う。で、大好きなの。パリセらしくないけど好きって変?
タルトプランタニエはピスタチオのムースにグリオットチェリーの
美しいお菓子。タルトの美味しさはお約束なんだけど、チェリーの
お酒がかなり強くて、ピスタチオがあまり味わえなかった〜。この
スタイルのお菓子だとペイドージュの方が好みです。
サロンで頂くのは初めてのフォンダンショコラは美味だけど、この
お皿に流れたショコラはど・・・?こんな時は迷わずブリオッシュ!
綺麗に綺麗にぬぐって食べたのでした。無駄がナイでしょ!
サロンでお茶している間にパンや焼き菓子もどんどん出てきました。
セイグルノワゼットスリーズは当然連れて帰るけど、その他には、
美しい美しいピティビエ、ショソン・オ・ポム(チョッと剥げてしまった
写真でゴメンなさい)、そして金子シェフのタルトと言えばこのスクエア!
さすがに正方形1台は無理で4分の1で我慢です。ヌガティーヌ(ヌガチン
の方が通り名なのか?)フリュイセックは昨年とは違いクラッシュスタイル。
もしや少し減量しているのか??まぁ美味しいから気にしない〜。
気付くともう1時間半が経とうとしていました。そろそろ移動しよ。
パリセに来る前に気になる紅茶屋さんがあったの、とりあえずそこへ。
いや、ココじゃなくて(ルピシア本店では何故か餅つきしてた)その斜め向かい、
偶然訪ねたパティスリーセントクリストファー、というお店。本当は奥の
ティールームがメイン(この日は物販だけのようでしたが)の女子ウケ
しそうな雰囲気。紅茶の在庫を切らしていたので、クイーン ヴィクトリア
というダージリンとアッサムのオリジナルブレンドを購入。なかなか素敵
なお茶でした。
続いて向うのは、やっぱりココも外せないということで石畳の通りへ。
何度も来ているのに初めてお店の看板に気が付いたよ・・・マヌケ(爆)
オーボンビュータン前で本日の助さん&格さんのお姿をパチリ。
やっぱり目を惹くのは奥の奥のお菓子たち。なんて魅力的なんでしょ!
ベニエのようなオレイオン・ド・ミディは南仏の揚げ菓子。サクサクと
しゅわしゅわと、シンプルな揚げ生地の美味しさを堪能できます。
カウンター上の塩系も明日の朝食用に手を出してみたり、土曜日なので?
ウィークエンドを1本買い!コレ、かなり大きいんですが迷い無く(笑)
生菓子は無しで、お土産用の焼き菓子だけあれこれ購入したのでした。
タートピレネーは迷った末にカットを購入。あとクロワッサンも初めて
買いましたが、どちらも大満足。ミルリトンも言うに及ばず。あ、あと
小さな塩パイが3種入ったプチサレ(写真なし)は相変らず強力な焼き
込みで、全然湿気を寄せ付けないのが凄いんです。
ソルベエキゾチック(キウィ、アナナス、青リンゴだったかな)とパッション
オランジをさっぱり食べて、お菓子洞窟の探検は終了。
訪問するたびに、どんどん奥の深さを感じます。やっぱり河田シェフは凄い!
静かな住宅街を移動して、定番パティスリーにもう1軒。
やっぱりスリールも外せないお店なんです。Uさんが秋で退職されたと
知って残念。とりあえずお買物だけして、
先にお昼ご飯。やっぱり米が無いとダメなんだよね。牛角系の魚定食屋
で焼き魚定食。
そして公園で別腹をご開帳。シューバナカがひっくり返ってしまって
チーズケーキに乗っかってしまったのは大失敗。タルトマングーと定番
のタルトフィーヌポンム。アタックでも食べたマルジョレーヌもね。
岡村シェフの優しいお味のお菓子は、ホントに癒し系です。そうそう、
連れて帰った”男の子と女の子”と五本木サブレ(コレは何が有っても
外せない。スリールで1つだけ、と言われたらコレかも!!)それから
ほんのり甘いチーズサブレも。ホントにクッキーがどれもこれもツボなの
でした。
迷ったけどやっぱり今回もイルプルーへ。15時過ぎていたので新年
プレゼントはもう無いだろうと思っていたけど、まだ有りました!
購入したのは前々から気になっていた塩味のクッキー(チーズとブイヨン
の入ったアミューズのようなクッキー)と小さなガトーショコラ(シナモン
とナツメグの香りが何とも素晴らしくて!!)、オマケが一番大きな
マーブルのパウンド(推定上代2000円)を。
「今日は控えめだねぇ。」と助さん(仮名)。いやいや、やはり予算というもの
がありますから・・・
代官山で助さん(仮名)、角さん(仮名)と一時解散。一旦ホテルへ戻り
怒涛の夕食に備えることとします。やっぱりこういった展開だと都心に
滞在するメリットは大きいなぁ。少し休んだ後、早めに部屋を出て新宿へ。
夕食会場を新宿三丁目近くにしたのは、伊勢丹に寄りたかったから、という
のも理由の一つだったりします。賑わう地下をグルリと周遊。
エヴァンさまの麗しいショコラは見るだけで結局我慢。でもお隣で、
ブーランジェピシエでリヴレを見たら買わずにはいられない。ぷっくり
したミルクのパンは何気に選んだけれど、これまた美味。あともう1つは
明日の朝ご飯で。
エルメを冷やかしつつ(食玩は全種類ディスプレイされていた)あと買った
のはルルーさんのキャラメル(しかもバラ!)だけで我慢我慢。
頃合になったので夕食のお店である随園別館へ向うと、予約はちゃんと
通っているものの、前のお客さんが席を立たなければ(余裕を持って
予約を受ける、などどいうことはしないらしい)無理のようで。定刻に
なり入口のドアが開くたびに事情説明。席待ちスペースなんてものは
無いので、壁際に1列になって待つ羽目に。参ったのは1階席の煙草
の煙の濃さで(いくら料理が美味しくてもこの空間で食事はしたくない)
集まった皆も同じ事を思っていたようでした。
結局予約した時間から30分が過ぎた頃にようやく席に着く事が出来た
(お店を探すのに手間取り遅れたお一人が到着されたタイミングだった
のは良かった)のでした。
中国料理は大勢で、と言うけれど、12名で囲む円卓はそれは賑やかで。
もうこんなに沢山の方々が集まってくれただけで満足だったりするの。
思い思いに好きなモノを注文してもらいました(きさはお喋りに夢中
でメニューを全然見ていなかった)が、ココで電脳ツールが活躍する
のでした。メニューのお料理には番号が付けられていたので、頼みたい
お料理をメモ代わりに入力するって訳。でも1つ謎のメニューがあって
そのお料理の番号は”●”だったっけ(笑)
一体何が登場するかわからぬまま、宴は始まったのでした。
以下、怒涛のお料理の数々は円卓に乗せられる都度きさの目の前に
やってきて、写真を撮り&最初に取り訳をしてテーブルを1周、を
繰り返したのでした。
喋る、撮る、食べる、廻す、の繰り返し繰り返し繰り返し(笑)
付き出し?の青菜の中国風おひたし?と、プリプリのクラゲの冷菜。
フツーに見えるこの2皿を食べて、30分待たされた事も忘れたよ。
だってピータンなんてメチャ美味しいもの(ダメなお店のは食べられない)
そしてこの右のお料理が黒丸●、ではなくなまことアキレス筋の煮込み。
で、アキレス筋って何の??・・・多分、牛でしょう。一時ブームだった
折りたたみ自転車部獣研究会の主要メンバー陣が卓を囲んだためか、
謎なお料理がやってくるのです。食べず嫌いだったナマコは、特にクセ
があるわけでなく、見た目が悪すぎるけど食感を楽しむものらしい。
北京式肉薄切り炒め(だと思われる)と、ホイコーロウ。この辺りから
2〜3分で次々と料理が運ばれてきます。問題なのは、最初に箸を付ける
のに十二分の一ってどれだけ取り皿に盛れば良いか?ってこと(笑)
きくらげと玉子の炒め物、これで1200円らしい。一人100円です(爆)
凄いボリューム&美味しい!!続いて、ココに来たらコレは食べたいと思って
いた水餃子(10個700円)ね。もう1つ食べたいくらいでした。この餃子を
頂きながら、横浜にあるという「無愛想だが餃子は激ウマ」なお店の話に。いつか
行ってみたいものです。
渡り蟹の強火炒め自家製味は柔らかい殻ごとバリバリ。ハード系獣研究員の
お二人は大きな殻にも挑んでおられました(笑)羊肉と長ねぎの強火炒めは
シンプルに羊の美味しさを味わえます。
最初のナマコが評判だったので、もう1皿追加投入された模様。これは
なまこの醤油味煮だと思われます。やっぱりプルプルです。右のは
イカ、マメの強火炒めらしい。豆ではなくマメ(腎臓)ですっ。
鶏肉とカシューナッツの炒め(だと思う)とショウロンポウ。アツアツの
ショウロンポウはやっぱりウマ〜ですね。皮の薄さが良いのです。
最後に北京ダック。途中で追加する機会があったときに「北京ダックは。」
と口走ってしまったきさ(でもコレ1皿6000円なので、この機会でない
と食べられなかったかも)なのでした。
お店のサービス?で最後はメロン。丁度メロン話で盛り上がっていた宴でし
たので運ばれてきて大笑い。
花を咲かせる思い出話は、時間がいくらあっても足りないくらいのオトモダチ
が集まって下さるのは本当にありがたいと思っています。ホントにありがと。
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明けて1月4日はお江戸最終日。昨年と同じ展開なので写真だけで良い?
ってことで。もし来年があるとしても、やっぱり同じコースのはず。
最終日もやっぱり良い天気。実は最終日に雨が降るのが一番怖かった。
真っ白な頭の富士山を遠くに眺めながらの朝ごパンも今日が最後です。
オーボンビュータンとブーランジェピシエの惣菜パンです。
玉ねぎ、ベーコン、サワークリームのトゥルト フランベ ア ラ ルザシエンヌ
キャベツとマスタードのピザラディエール。温めて食べると最高なんだろうけど、
ベースが美味なら問題なし。
これから始まるお江戸の楽しみのために、今朝は甘モノなしで出かけます。
もちろん、目指すは目白。駅から早足で早足で、1年ぶりの寺井シェフの
お菓子が恋しくてたまらない!
10時の開店に合わせて昨日もご一緒頂いた助さん(仮名)、格さん(仮名)に
加えて、毎年この日にお付き合いいただいているお姉様もご一緒に。
この扉の中に入ったら、きさの眼つきはが変るらしい(目撃者数名談)
いやいや、だってね、恋してるんですから当たり前でしょう!
1ヶ月前の誕生日に風車の弥七(仮名)から寺井シェフの焼き菓子たち
が飛んできた(その節は本当にありがとうございました!!)お蔭で
今日は1年ぶりの生菓子に集中することができました。
と、言っても買い物をするだけで30分以上かかってしまったわ。
んじゃ、恒例の特設会場に移動しましょ。
どん。と置かれた箱の中には、
今年は丸いシャンティーフレーズ。遠慮なんて無いなら5分かからず。
ホントは一人で1ホールだって食べられるよ!って5人とも思ってる??
続いてプティガトー。ホントは店内のケースごと買いたかったくらい。
今回のケークたち。上のは紅茶と苺のクグロフです。でも、ここで一度
きさとお姉様だけお店へ引き返すのです。だって、ロワ・ドゥ・マロンが
焼きあがって待っているんだから。でももう一度お店に入ったら、
ガラスケースの上のプティタルトが勢揃いしていたら、無視して帰れる
訳がない!クグロフ、ショソン、タルトレットスリーズとポンム。
何度食べてもその魅力に深く深く嵌まっていくよ。
今回のケーク勢揃いの図。エピス、ミルティーユ、バニーユがお初かな。
ロワドゥマロン、キャラメル、ケベコワは何度でも何度でも。さすがに
全部きさ家で支払いできる訳は無く、御参集下さった面々にシェアを
して頂くの。パッキングまでしたら、もう13時を過ぎてました(笑)
助さん(仮名)とお姉様とはお別れ。一年一度、このテーブルは特別な場所。
その後は、格さん(仮名)と一緒に渋谷へ。昨秋に名古屋に来て下さった
Kさん、Sさんコンビが出迎えて下さいました。
買ったばかりの寺井シェフのお店のエコバッグを見て「行っていらしたの
ですね。私も好きなんです。」とKさん。
新作のショコラ、コムシコムサとボンボンショコラを少しだけ、と思った
けれど、Kさんの「紅茶と檸檬のケークはオススメですよ。」
彼女の笑顔と適切な言葉は、川口シェフのお菓子の魅力を倍増させるの。
次はどんなお菓子を紹介してくださるのかと思うと、本当に楽しみで。
渋谷から一度ホテルに戻ります。ココで格さん(仮名)が一緒に乗って
くれると思った電車の改札で踵を返します。あ、さよならって言わなかった
から、そ〜ゆ〜ことなのね。
ホテルに戻って荷物のまとめを、と思ったらココでチョッとアクシデント。
結局はきさ家にとってはプラスの結果になったので善しとして。
手動で駐車場ゲートを開けて貰い(5泊は機械対応していないらしい)
呆れるような荷物を積み込んで、いざ最後のお店へ!
格さんが待ち構えていたのは、やっぱりコチラ。予めお願いしておいた
パンだけ引取り、のつもりがこのコを見かけたら買わずにはいられない。
あとお初のあんぱんもね。
最初から最後まで、格さん(仮名)にはお世話になりっぱなしでした。
だってさ、
「ダーさん、ゴハン食べてないからお腹空くでしょ。」と手渡された
浅草今半&まい泉のお弁当。途中のサービスエリアの電子レンジで
温かくして頂きました。ごちそうさまでした。それにしても何もかも
お見通しし過ぎです。
22時過ぎに帰宅し、ダーが寝静まった後の真夜中に最後のお楽しみ。
寺井シェフのお菓子尽くしの幸せ大満足な一日でした。
どれくらい満足だったか?って??
この後、次の生ケーキを口にするまで1ヵ月半かかったの。それくらい。
「今回のお宿は荻窪?阿佐ヶ谷?」「・・・赤プリ。」
「え!!!赤プリぃ〜〜!!」とオトモダチ皆にビックリされたっけ。
東京にはここ数年でラグジュアリーホテルが沢山オープンしたお蔭で
古参?のシティホテルは苦戦を強いられているようで、皆様が想像する
よりもずっと安く滞在することが出来るの。ホントにビジネスホテルの
予算よりも少し上乗せするくらい(駐車場経費まで込みで)でした。
さて、次はいつお江戸に行けるかなぁ。
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