1月2日(金)

恒例のお江戸のお正月生活も今日から後半戦。例年この辺りから疲れが
ぐっと溜まってくる感があるのですが、今年は都心に泊まったお蔭か楽に
過ごせていて大満足。


朝からいきなりピエール・エルメのマカロン(いやいや、この前ちゃんと
SSの青海苔バゲットを食べてましたよ)でテンションが上がるよ〜!
バニラ、パッション、ショコラの大好きな組み合わせです。うひひ。
今日もメチャクチャ良い天気。お部屋から富士山の眺めつつ、素敵な
おめざと美味しい珈琲。ああ、こんなに贅沢な朝って★★★



赤坂プリンスお正月飾りはサイコロと花餅をメインにしたものでした。
快適なシティホテル生活ではありましたが、自転車な格好でロビーの
周辺をウロウロするのは少し憚られる感じで肩身が狭い(^^; ビジネス
ホテルは総じてアットホームなので、型どおりのホテルマンだらけだから
余計にそう感じるのかも。あとは駐車場まで別館を通って行かないとダメ
なのが不便なことくらい。別館バンケットでは三が日は様々なイベントが
用意されていましたが、ニューオータニのように興味を惹くものはなく残念。


9時半頃にきこきこと出発。一般参賀の人並みを眺めつつ(昨日の朝
皇太子さんに会っちゃったもんね〜!)と少し優越感。日比谷辺りには
どっから集まってきたの?と言いたくなるくらいの街宣車が停まって
いました。

さて、今日の最初の目的地は上野の国立科学博物館。毎年お正月は
2日から開館しているのです。一昨年はパール展を見に行ったんだっけ。


今回は”菌類のふしぎ〜きのことカビの仲間たち〜”が面白そうと
やってきました。開館直後の到着だったのですが、結果的には一番
混みあう時間に入ってしまったみたい(^^;
人気の漫画”もやしもん”のキャラクターがユルく迎えてくれます。


余りの並び具合に出直そうかと思ったのですが、音声ガイドが借り
れないと面白くないので30分ほど待って入場。会場内は殆どの展示
が撮影OKなので、なかなか先に進まないの(笑)





珍しいキノコの標本はホンモノから型を取った樹脂製で、かなりリアル。
森の生態系の一番底辺を支えている菌類ってホントに重要なんだね。
光るキノコやキノコの匂いを嗅ぐ(でもトリュフは30日にcozimaで
楽しませてもらった本物が一番!)コーナーとか、楽しい展示でした。

特別展は1時間少しで見終わったのですが、お腹が空いてきました。
まだ本館の見学もしたかったので、上野公園の中でお昼にしようと


上野精養軒に向いました。入口で振る舞いのお汁粉を頂きました。
すぐに席に通してもらえましたが、食事前にお汁粉ってのも何だか
なぁ、と思いつつもペロリ。


とにかくお米ご飯が食べたかったので、ハヤシライスとカレーライスを
シェアしつつ食べました。でもまだお味噌&お醤油味が恋しいなぁと
思いつつ、ご飯は半分ダーに乗せて完食。古き良き昭和の味、という
ハヤシとカレーでした。お客様の平均年齢も結構高め。


再び科博に戻って、もう一つのお目当・愛知万博長久手日本館の目玉
施設だった通称”地球の部屋”という球体。360度スクリーンで映像が楽
しめるもので、万博開催中は3種類の映像プログラムが用意されていた
のですが、きさ家が万博で見たバージョン1と同じもの+科博独自の
映像を見学しました。ホントは万博で見られなかった2か3バージョン
だったら良かったんだけどね。
ちなみに、この球体スクリーンは気分が悪くなりやすいので用心して
お昼は軽めにしたのでした(^^;



科博を後にして、今日のおやつのお店に向かいます。昨年2階にサロン
をオープンされたロワゾードリヨンさん。こちらのお店はお正月休まず
営業されているとても有りがたい存在なのです。1階でお持ち帰りの
パンと2階で食べるケーキを選んで、螺旋階段を上がります。
東京のパティスリーのサロンとしては非常にゆったりしたスペースです。
ドゥーブルタタン(タルトタタン風)とフレジェ、そしてサントノレ・オ・テ
(紅茶のサントノーレ)を頂きました。
ロワゾー・ド・リヨンさんのお菓子はほぼ2年ぶりなのですが、クラシカル
モダンなコたちばかり。品があるけどお高く留まっていない(実際お値段
も非常に良心的)し、スタッフさんも親しみやすい雰囲気。
ポットにたっぷりの紅茶をお供に、大満足のおやつとなりました。


せっかく自転車なんだから、少しはうろうろしないと〜、と水道橋の
さかいやへ。そしてお約束通りに衝動買い。ダーは他所のわんこと遊
んでました(笑)


そうそう、日本橋高島屋にも行かないと。SSのブースにお邪魔して
UさんとSさんにご挨拶。そしてダーが気にいったチャバタを朝用に。
限定20で福袋(もちろん即完売)もあったんだって。来年はどうしよ??

さて、これからどうしようか迷ったのですが夕食前に一度ホテルに戻る
ことにしました。30分もあれば部屋に帰れるのはやっぱり有りがたい。
着替えてもう一度お出掛けです。


まず向ったのは浅草。仲見世の賑わいを突っ切って、オレンジ通りを
進みます。


やげん堀でお遣いを頼まれていたのです。今年は七味唐辛子の中身だけ。
お遣い用には大辛、きさ家用には中辛を。来年はお好みブレンドの予定。


狙った訳ではないけれど、すき焼きの”ちんや”が目の前に現れたので
お土産を。と言ってもお肉を買うことは出来ないので、佃煮を購入。
脂を取り除いたしぐれ煮&驚くほどキメ細かいそぼろ煮、どちらも値段
は張りましたが(125gで1575円)満足のお味でした。

蔵前まで歩いて大江戸線で門前仲町まで移動します。今夜のお楽しみは
お江戸のご飯と楽しいお喋りなのです。



深川浜で深川丼と深川飯のセット。和風のおかずが恋しかったので
おでんとか、たこわさとか、まぐろぶつとか。「あ〜たたち、今回は
何を食べてきたの?」といつも通りの尋問(笑)に応じつつ、何故か
八丁味噌ベースの深川飯(あさり味噌汁のぶっかけご飯)の親しみ易
さに嬉しくなります。結構なボリュームだったのですが無事完食。

「きささんの話を聞いてたら、なんだかケーキが食べたくなったわ。」
お姉様のお言葉に反対意見などあるはずもなく(笑)しかし門前仲町で
夜八時過ぎに美味しいケーキが食べられるお店もムツカシイ。そこで、

皆様にご了解を頂きまして、昨夜に続いてニューオータニへ移動する5人。
SATSUKIのメニューにはケーキセットも載っていたのですが、お菓子な
2名は当然のようにピエール・エルメへ。
「お!イスパハンだっ!!」「この展開が判ってたら、アレ持ってきたのに(笑)」
イスパハン、イスパハン、およそケーキとは思えぬ呪文のような名前の
お菓子。舞妓はん、ではありません(爆) ペルシア原産の薔薇”Ispahan”
からきているようです。エクレアのグルマンディーズ・オゥ・フレイズもエルメの
ものです。昨夜もとても気になっていたので、食べられてシアワセ。


こうして改めて見てみると、やっぱりエルメのお菓子は美しいなぁ〜と
つくづく。イチゴのエクレアはお姫様な気分になってしまいます(^^)



こちらはSATSUKIのもの。チョコレートシフォン、フルーツロールとショートケーキ
この3つはケーキセットで選べるもので、ごくごく普通のもの。今や街のケーキ屋
さんでも素晴らしいお店が増えましたからね。ホテルメイドのケーキだから美味な
んてのは過去の話なのかも。
んじゃ厳選素材のスーパー苺ショートケーキはどうよ?と追加してみました。
きさ家だけだったら頼まないけどね・・・話のタネにはなるかなぁって。
さすがにご立派なお姿ですが、夜9時に食べたのですがもう時間が経ちすぎ
が否めない状態です。ショートケーキはやっぱりショートタイム勝負なんだ!
という事が再確認できた(でも高い授業料だよね!エルメのケーキを追加
した方が良かったかのも)のでした。巷で評判らしいので、まぁ一度くらいは
食べておかないと、と思う心がいけなかったのか??


最後に舞妓はん、じゃなく、イスパハンに入刀。ピンクのマカロンの中には
薔薇の香りとライチとフランボワーズ。これはホントにエルメなお菓子。
華やかで、お正月に頂くにはぴったり(普段のおやつ向きじゃないぞ)です。
実は2口くらいで満足するのかと思ったのですが、もっと食べたいと思う
ところで無くなりました。ああ、もう一度食べたいなぁ。

思いがけずSATSUKIで楽しくお茶できて嬉しい夜なのでした。

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