12月21日(日)
青春18きっぷは夏だけじゃない、と知ってはいたけど冬に購入したのは
今シーズンが初めて。年末に二人で1日使いたいと思ったので、もう1日
どこかへ出かければ(そして1回分はオトモダチとシェア)いいや、と思って。
でもどこへ?・・・夏にやり残したことが多すぎる神戸に決めた。
さすがに冬至目前の朝は暗い。いつもの区間快速に乗って西へ、西へ。
夏に比べれば空いているのが嬉しいところ。米原のJR車両基地をパチリ。
午前10時、芦屋駅に到着しました。ロータリーの脇の道を南へ。
イイ香りがするなぁと思ったらパン屋さん、でもココはお目当のお店
ではないのでスルー、でもグロッサリーも併設していて素敵。それに
お向かいにはいい雰囲気のパティスリー、気になるけど後にして。
当日予約のみ受け付けるベッカライビオブロートへ。幻のクロワッサンの山
を横目で眺めつつ、今後の展開を踏まえ小型のパンを中心に選びました。
だって電話しても全然繋がらない(実際お店に伺った時も電話は鳴りっぱなし)
やっと繋がったと思ったらクロワッサンは完売なんだもの。←夏の経験。
10時に行けば他のパンを選べるだとろう、と今日は電話無しで挑戦です。
トーストブロートヒェン 山食と同じ白い粉使用
クノーテン 全粒粉の甘味のあるパン
フォルコーンブロートヒェン 全粒粉プレーン
ロジィーネンブロートヒェン 全粒粉レーズン入り
大きなものはヴァルヌス ウント レジィーネンブロート 胡桃とレーズンがぎゅ〜
っと詰ったジューシーなパン。
小さなサイズはクノーテンから食べました。衝撃のパンでした。小麦の味が凄い。
でも全然押し付けがましくなくて、優しくそっと寄り添うような味わいなのです。
2つ目はトーストブロートヒェン。志賀シェフのペイザンを思わせるような旨味
のあるクラムは何もつけずに食べて大正解。
店名で判るとおりオーガニックにこだわって、小麦そのものの味を大切にしたパン
はダーのリュックからずっとシアワセな香りを放ち続けるのでした。
さて、駅に戻る途中で行きに気になったパティスリープランへ寄ってみます。
とても小さなお店なのですが、終始お客さんの列は絶える事はありません。
きさの前に3人の方が待っていました。ノエルブランがメチャクチャ美味しそう
だけど、持ち運びには耐えられそうにないし、今日のケーキのメインはこの後
だから、と我慢。ガレットとピスタチオのパウンド(カット)を籠に入れつつ
冷蔵ケースのマカロン(1つ100円!8種ほど有)を何種類にしようか思案?
しかしきさの目の前の女性は「マカロン、あるだけ全部下さい。」・・・ヤラレタっ!
行きに寄れば買えたんだろうけど、まぁ今回は仕方が無い(きっと続編あるよ)と
出来立てホヤホヤのシュークリームと、コレなら持って帰れるだろうと選んだのは
エル・プランというロールケーキ・350円。
シュークリームは即食。まだパティシエールがきっちり冷えていなかったので
(冷蔵ケースに入れる前だった)けど、150円満足度はしっかり。
帰宅してから頂いたロールケーキ、生地の食感が密なのに口溶けも良いもので
期待通りのものでした。
奥様と思われる女性の応対もとても好感がもてるものでした。
通常時季は電話での取り置きOKなので、次回は電話してから行かなきゃね。
そしてお向かいのパンタイムにも。北側入口がベーカリー、南側(ソフトが立
ってる方)がチーズやハムのグロッサリー+甘系のお店になっていました。
何かチーズを買おうか、と思って入ったのに、何故かマンゴープリンをマロン
マフィンを買ってしまうのでした。プランのシュークリームを食べた後の空間
にマンゴープリンを入れて保冷バッグへ。アルフォンソマンゴーで200円で
手頃な大きさ、というところに惹かれてしまったの。
「お腹空いた。」の声に応えてベーカリーでシソカツサンドとピロシキも購入。
ソフトの横のベンチ(木目調のウォーマーが敷いてあって温かい!)でぱくぱく。
肝心のと食パンが美味しいと、カツが無い部分でもちゃんと美味しいのでした。
ピロシキはお持ち帰りで翌朝温めていただきました。80円というお値段は素敵
で大きさも可愛くてナイスでした。
芦屋から三宮へ移動して、まず向うのは
駅レンタサイクルなのであります。夏も借りようと思っていたけど雨だったので。
1日500円で変速無しのママチャリできこきこ。しかし走り始めて5分で雨が
パラついて来ました。あちゃ!どうしよう、と思いながら目的のお店へ。
夏に訪問して以来、冬になったらもう一度行かないと!と思っていたモンプリュ。
クリスマス前の週末だからどうかな?と心配していたのですが、拍子抜けするほど
静かでメニューも特にノエルを意識したものもありませんでした。嬉しいけどね。
サロンで頂いたのはガトー・オ・フレーズ(490円)ショウケースで見つけた時には
ちょっとビックリしました。ショートケーキがあるなんて!ジェノワがたっぷりで苺の
入れ方も美しい。きっと苺が良い時期だけだろうな〜と思いチョイス。そして満足。
ミルフィユ・ポンム(480円)はキャラメリゼしたリンゴをゴロゴロ挟んであります。
一口頬張ると(リンゴが大きいので本当に頬張らないとダメ)リンゴのシャクシャク感
はしっかり残っていて、爽やかなミルフィーユです。パティシエールだけのシンプル
なものの方が美味しいんじゃないかなぁ〜(と思えるほどパイもクリームも美味い!)
ちなみに通年はバナナだそうです。(バナナならリンゴよりもマッチしそうだ)
ダーが選んだのはクロケット・キャフェ・ショコラ(460円)見たとおりにコロッケ形の
正体はオペラなのでした。フォークを入れるとじゅわ〜っとコーヒー味のリキュール
が溢れてきます。コレを選んだダーって凄いかも。
最初に3つ注文して(モンプリュのお菓子は結構大きいので慎重だった)まだイケそうな
ので4つ目はスリー。林シェフのメレンゲ使いの生ガトーは他所には無いもの(だと前回
思った)だから、1つは食べないと(そしてこのテのは持ち帰りはダメだしね)と思って。
苺パウダーを振ったメレンゲは冷蔵庫から出てきたばかりなのに冷たくはなくホワっと。
ビスキュイの下は白ワインの冷たいムースに苺コンポートが入っていて、ダコワーズの
ベースという組み合わせ。順番からすると最初に食べるべきお菓子だったかもしれない
けど、コレはココでじゃなきゃ!と納得できるものでした。
もちろん連れて帰るお菓子はサロンでお茶する前にチョイスしておくのは忘れずに。
秋冬週末限定のタルトタタンは460円と嬉しいお値段(持ち帰る時にひっくり返り
無残な姿にしてしまったのは悔まれる〜)です。中央部分から食べだすとニンマリ
しちゃう出来なんですが、縁っこはフォークが入らないほど飴状になってしまって
いて(コンフィズリーみたいでお味は楽しいんだけど)ケーキとして楽しめるのは
半分なのでした。
パリブレストは塩の効いたシュー皮にプラリネクリームがたっぷり挟んであります。
タルトフロマージュはゴルゴンゾーラを使いつつも綺麗にまとめたものでした。ただ
キッシュの後に連チャンで食べてしまったので、濃厚具合を楽しみきれなかった
のは失敗でした。キッシュは前回ビックリしちゃう美味しさだったのでリピートです。
今回はレンジだけで温めて食べてしまったので前回ほどの感動は無かったけれど
でも美味しいのは確か。ブリゼにもチーズが練りこんであるところがツボかも。
小型の焼き菓子はガトーマロン、パンドゥジェーヌ、ヴィジタンディーヌの3つ。
シンプルなモノを、というチョイスはまだ食べてないけど間違っていないはず。
そしてコレ!!!!モンモランシー♪モンモランシーといえば金蔵シェフのお店
での必須モノですが、林シェフの今季新作なんだそうで。いやはや、来ました!
ダコワーズ生地にグリオットチェリーとチョコチップを混ぜ込んだ焼きっぱなし
(注・モンモランシーはさくらんぼを使ったお菓子の総称です)西原シェフ門下
(ホテル舞子ビラ時代)だからだったんだ、と帰宅してから納得。大好きな味♪
30分ほどでモンプリュを攻略?して外に出ると幸い雨は止んでいました。
結局自転車に乗っている間で雨が降っていたのはこの時間だけでラッキー!
南京町の焼豚を買って帰ることもお約束。賑わう南京町広場の角の堂記號で
バラとロースを1本ずつお買上げ。両方で3500円(端数はオマケしてくれた
みたい)をダーのリュックの底へ入れるとズッシリ。そして翌日からは焼豚
三昧な日々。そのままで食べても、お料理に使ってもどっちも美味しい〜!
そしてココからがレンタサイクルの本当の活躍なのです。西へ西へと移動
して2駅先の六甲道駅の更に西へ。途中色々な商店街を覗き見しながら
きこきこ出来るのが楽しい。
ドイツ好きなオトモダチから本格的なお店があるよ、と教えてもらったので
”メツゲライ クスダ”へ。ちなみに自転車で1時間弱かかりました。
いやはや、素晴らしいお店です。何もかもが美しくてお店の方々の雰囲気も
良くて。12月はテイクアウトだけなのが残念なのですが、代わりにチキンの
ロースト(ハーフ・1200円ほど・激ウマ!)が買えて満足。トランペット茸入りの
生ソーセージやベーコン、ハーブ入りソーセージを買い込みました。
保冷剤と一緒に厳重パッキングしてダーのリュックは更にずっしり。
再び元町へ戻ったものの、チェックしていた餃子屋さんはお昼の営業を既に
終了していて、ステーキランチ・1500円に惹かれてお向かいのお店へ。
ハンバーグランチ・1500円は終わっていたので二人ともステーキランチ(ダー
は160g・2800円)を。でも写真の80gでも結構食べ甲斐があったのです。
ダーはゴハンのお代わりもして満足した模様。きさも食べ過ぎて後でピンチに。
三宮に戻って普通電車でさくら夙川へ向いました。夏に行けなかったパン屋
さん、ameen's oven へはトコトコ歩いて数分。
秋に移転して土曜日だけだったカフェの営業日もぐっと増やされたそうです。
大きなテーブルが1つに椅子が8席くらい。テラスにも席がありますが、
春までおあずけかな。チーズプレートと温かいコーヒーを頂きました。
ダーはアイスコーヒーだけ。そう、この日はとても暖かかったのです。
チーズプレートを用意してもらいつつ時計を見ると、む!ヤバイかも〜!!
お店の方に「すいません、時間が余り無いので先にお会計を。」と食べたら
すぐに席を立てる体制にして。
写真をパパっと撮って・・・スイマセン、5分くらいで食べちゃいました。
あ〜ホントはじっくり味わって食べるべきなんだけど・・勿体無い食べ方で
ごめんなさい。
清水牧場のチーズが3種類。ウォッシュタイプの森のチーズ、フレッシュタイプ
クワルクがちょっと炙ってあります。そして硬質のバッカス!コレは大好き♪
美味しい、でも急げ、急げ、急げと口に運んで、最後の一口をモゴモゴしつつ
席を立ち、駅まで早足、早足、早足(走るには息切れな距離)で、間に合った!
いや、東海道線だからどうにでもなるんですが座って帰りたかったもので・・・
イングリッシュマフィンとオニオンベーグル(じゃがいも入りのモチモチ生地)
チーズブールとカンパーニュノア
ハードトーストとシュトーレン(プチサイズ)
一番唸ったのはクロワッサンだったり。この美しい断面!
ゴルゴンゾーラクロワッサンも買えばよかったなぁ。
さすがに通販では即完売が続いているだけあるなぁ、と納得。買いに来る
お客さんは絶えることもありませんでした。
3時間半かけて名古屋に戻ってくると、クリスマスイルミネイション。
もう今年もあと僅かなんだな〜。クリスマスケーキは無いけれど、沢山
美味しいモノを抱えながら家に帰るのはやっぱりシアワセ。
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