1月1日(火)
もう何度目かのお江戸でのお正月。今日は自転車抜きで行きたい場所
があるので丸腰で行動と決めていました。でも毎年恒例のあのお店に
は行きたいし、あのお菓子も買いたいし・・・その結果、欲張った元日。
2008年の元日はいつもより少し早い行動開始。荻窪から8時半の電車
に乗らなくちゃ。急いで歩いたら1本早い電車に乗れました。でも乗り換え
駅を1つ間違え、結局目的の場所に到着したのは予定通りの電車にな
りました。あ、間違えたお蔭で温かいコーンスープが飲めたのは良かっ
たかな。西船橋駅構内のジュースバーにて180円。
今回は初の丸腰でのル・パティシエ・ヨコヤマ訪問。過去二回は東船橋
から自転車でしたが、今日は京成谷津から歩いてヨークマート横の本店
に向います。開店10時の段階でお店の外に10人以上。きっといつも
よりは少ないはずですが、元旦なのにこの行列ってやっぱり凄い。
今日は列には加わらずそのまま店内へ。でも中もお約束通りに混雑。
過去2回でヨコヤマの行列の待ちは十分体験したので、今回は事前に
電話予約しておきました。岩シューだけは行列に参加しなくてはダメ
ですが、それ以外の全ての商品が用意しておいてもらえるので非常に
有りがたい。しかも、冷蔵ケース以外の焼き菓子&コンフィチュール
それにヴェノワイズリーも追加してもOK(混雑状況によっては不可かも
しれません)だったので、クイニーアマンを。
予約したのは、谷津ロール白・茶、ショコラ・デ・ショコラ(通常のケーキ
も電話予約できるのだ・スプーンですくって食べる軽いチョコムース)
クロワッサンラスク(これもお店のwebページで見て一目ぼれ。もう1つ
買えば良かったと後悔したくらい)、お約束の谷津干潟の卵(ミニサイズ
のマドレーヌ)、窯だしカステラ(これもリピ必須商品)、そして650円と
良心的価格のコンフィチュールを2つ。パイナップルとホワイトチョコ
(パイナップルよりもパッションフルーツの香りが強かった。パッション
好きには嬉しい誤算)とオレンジジャム(マーマレードではなく果肉のみ
のジャム。とても爽やかで美味しい)、それに朝食用のクロワッサン。
これだけ買って5035円。安い。安すぎる。そして何にも増して美味なの
です。今回は徳大サイズの紙袋を下げてお店を出るのでした(爆)
今回の大いなる目的は、きさ家的最強ロールケーキを決める事。今まで
食べた中で一番は谷津ロール(白)。今回は+茶色、前日にデフェールの
安食ロール、1ヶ月前には関西一番人気の小山ロールを制覇したからに
は、この機会にどれが一番か決めようじゃないの!って訳。
・・・その結果、やっぱり谷津ロール(白)です。830円というお値段も凄い
けど、何と言ってもキメ細やかなふんわり生地とシンプルな生クリームと
いう組み合わせが最高。1本一気にイケる(値段も含め)すんばらし〜い
おやつだなぁ、と。
初めての谷津ロール(茶)ですが、これもご立派。好みの問題かもしれ
ませんが、これも間違いなく美味しいです。しっかり食べたい派ならば
茶がイイかも。生地に合わせて中のクリームも変えてあるのです。
遠いけど、谷津ロールのために再訪する事は間違いないわ。こんなお店
が近所にあったら本当に危険極まりない。どんなに洗練されたお菓子や
高級なお店にうっとりしても、ホッとできるおやつの美味しさは忘れる事
はできないもの。横山シェフのおやつ、ホントにツボだわ〜。
会計を済ませ谷津駅に着いたのは10時20分。目の前で電車が発車し
てしまったけど走るのは嫌だったので次の電車までの間に駅のベンチで
荷物整理。谷津ロール2本+ショコラ・デ・ショコラはクーラーバッグの中
に納め、焼き菓子もパッキングしたら少し身軽になりました。
事前に予想していた時間の電車に乗り、良い感じで移動できるぞ!と
思ったのも束の間、またしても乗り換えの駅を間違えるのでありました。
だって似た名前の駅が多すぎるんだよ〜、と年明け早々がっくり。
次は間違えないように書いておこう。
京成谷津〜京成船橋・・・徒歩・・・JR船橋〜西船橋→地下鉄東西線
日本橋で銀座線に乗り換え(何だかんだで東京で一番乗るのは銀座線
だと思う)赤坂見附に着いたのは11時50分でした。
お馴染みの青山通りのスタバには赤いポケロケ。2008年もおめでとう
を最初に言うのはミキさんでありました。早速お約束のお店へ移動。
元日に虎屋でお汁粉、もはや恒例行事だねぇ。運良く待ち時間無しで
席に着けたので遅れた分も帳消し。ミキさんはいつもの白小豆のつもり
が運ばれたのは御膳汁粉。でもそのまま頂いて、それはそれで美味しく
めでたしめでたし。毎年入店を仕切っている白衣+ネクタイ姿の初老
のスタッフがおられなかったのだけが気掛かり。尋ねれば良かったな。
ミッドタウンに応援に行っておられるだけなら良いのだけれど・・・
正午入店だったので今年は虎屋饅頭は無理か?と思ったらもう用意が
出来るとの事でこれまたラッキー。何度食べてもココの生地の蝕感が
大好きで、はしたないと言われても黒文字を使わず手で食べてしまう。
この滑らかなお饅頭を触っていると、何だかとてもシアワセな気分に
なるの。
ダーの田舎汁粉のお餅の焼け具合が、御膳よりも気持ち焦がし気味の
ように見えたのは気のせいか?そんな事を思っていたら、ダーが「あ。」
虎屋で思いがけず「あけましておめでとうございます。」のご挨拶を交わす
事になります。いや、ちゃんとご挨拶できるまでに十数分?の紆余曲折
があるんですが、とにかく予想していなかったお二人目&三人目の新春
ご挨拶。じゃあ明後日またね!、とミキさん&きさ家は一足お先に。
先程ミキさんに今回のきさ家の予定を伝え、午後から合流するぽた家
とは久しぶりにゆっくりお話したいよね、とのミキさんのご意向に沿う
には翌日のお昼しかない!ということで「明日11時半に代官山に来て
くれたら、ぽた郎さんと話せるよ。」と伝え今日のところはお別れ。
赤坂見附に引き返し終点の浅草駅まで一休み。到着すると浅草寺方面の
改札には階段下まで人が溢れています。大回りして新仲見世通りの出口
に廻ると、ナイスに100円コインロッカー。ヨコヤマの戦利品を入れて
身軽になって一安心。
大勢の人で賑わう仲見世通りを突っ切って、ずんずん西へ。初詣じゃ
ないんです。お目当の場所は・・・
”やげん堀”のトウガラシ。お土産のリクエストがあった事、きさ母は
辛いのが大好き、という事でやって来ました。きさ家用には中辛七味、
お土産用には大辛+容器を。「おめでとうがらし」「ありがとうがらし」
のシールも用意しているので、お土産用の包みにはイイかも。
ぽた家との合流までにまだ時間が少し有るのでお店に入ってお昼ご飯に
する事に。適当に空いているお店に入って鰻重と天麩羅定食。天麩羅
はダメだけど、鰻はお江戸で普通の鰻を食べるのが初めてだったので、
ふ〜ん、って感じ。悪い意味じゃなく普通に美味しい。ふんわりしてる
食べ物なんだな〜と。
そうそう、鰻重が出るまでの間にもう一つお買物をしておきました。
”お漬物”がスイーツ続きの身には重要なお口直しなのだ。去年の元日
巣鴨でミキさんと行ったお漬物屋さん”河村屋”は埼玉のお店らしけど
都内では巣鴨と浅草に支店があるそうで。前回購入した玉ねぎの漬物
は美味しかったけれど、今回は包丁要らずのモノがいいかなぁ、という
事で一口サイズにカットされた柚子大根、ネギ醤油漬け(白ネギのぶつ
切り)、小豆島のオリーブ新漬(これはぽた郎さんが喜びそうだったの
で)を購入。急いで支払いを済ませ取って返すと、丁度天麩羅定食が
登場。う〜ん、どんぴしゃだよ。これで天麩羅が香ばしかったら完璧
だったんだけどね。
急ぎ気味にご飯をかき込み、再び銀座線の駅へ引き返します。ぽた家
さんが日光年越し旅行から戻ってこられたところで合流。混み合う車内
で互いの戦果を喋り合う内に渋谷に到着。あ、しまった!haiさんに浅草
を出るときに連絡するって約束をすっかり忘れてた〜。
渋谷からバスに乗って向うは今日の目的のお店。シニフィアン・シニフィエ
のパンでニューイヤーパーティを楽しもうという企みなのです。
この日は16時ラストオーダー、17時閉店だったのですが、お店の方々
のご好意でほぼ貸切ゆっくりさせていただきました。
コンフィチュール2種+チーズ・蜂蜜1種のプレート、チーズ3種盛り+
ドライフルーツのプレート、そして年末年始限定の冬のサヴォア地方の
ラクレット盛り合わせプレート。こりゃS・S特製パンおせちだわ!
ドリンク代+パン代として525円加算でプレートはシェアすることが出来
るので、十分満喫できました。
ぽた郎さんはスパークリングワイン、ぽた子さんはホットワイン、ダーは
苺ソーダ(苺のソーダ水割り・でもコレが一番高い!1000円)きさは
スパークリングワインにネクタリンのコンフィチュールを加えたカクテル。
haiさんは温かいコーヒー(これもワインより高いんですが・笑)を。
ぽた子さんは高島屋アタックですっかり志賀シェフのパンの虜となり
この日を心待ちにしていてくれたのです。きさも1周年パーティ以来
だから1ヶ月半ぶり。あの時のパンとチーズ、ワインのマリアージュの
感動が一緒に楽しめるなんて!もう至福のひと時さ。どれだけでもパン
が進みます。そして気前良くお代わりもどっさり、嗚呼パネトーネまで
出して下さって勿体無い!と言いつつあっと言う間に完食。
ちなみにイートインのお会計は8715円でした。ダーが蜜柑ジュース
を追加しても5人で割ったら一人当たり1800円弱。それってとっても
リーズナブルじゃん。
そしてぽた子さんはお土産用のパンをお買上げ。結構な量(とお値段)
だったはずなんだけど、もっと買っておけば良かった、って。そうなん
だよね、どれだけ食べても食べ飽きたりなんて無いんだもん。
すっかり長居してしまった上に、最後は志賀シェフのお顔も拝見でき
て感謝感謝の新春S・S詣出となってのでありました。
さて、5人はバスと電車を乗り継ぎ新宿へとやって来ました。アルタ前
を通りながら、「もうあれから何年が経ったんだろう。」って。ぽた家の
お二人と初めて会ったのは(きさ家がお江戸でオフ会初参加したのは)
2001年の秋、そして今日は2008年を迎えたのだから本当に月日
が経つのは早いね。
歌舞伎町のアイリッシュパブ・ヘーゼルバーンへやってきました。勿論
ぽた郎さんのリクエスト。S・Sではマダムチームの独壇場だったけど
ここからはぽた郎さんにバトンタッチ。
Belhaven Best (T)
Belhaven St.Andrews (T)
Pedigree (T)
Shepherd Niem 1698 (T)
Strongbow (T) cider
Stowford Press (B) cider
う〜ん、何語か判らん。ぽた郎さんのblogから転載。覚えているのは
以前お土産でいただいたサイダー(の缶入りじゃないの)がビールよりも
美味しい(飲み続けたら絶対常習化しそうで危険)けど、アルコール度
は高いから気をつけようと思いながら飲んだ事、有名なゴルフ場の名前
だから、ってことでセントアンドリュースってのがあった事くらいしか覚え
てないの。
フードメニューはお約束のフィッシュ&チップス(モルトビネガーって
お酢を振って食べると)美味しい。トマトのガーリックソテーが丁度良い
口直しになってパンをさっきあんなに食べたのに、ぱくぱくイケるの。
枝付きレーズンやらソーセージの盛り合わせやら食べて満足。
楽しい時間はあっという間、気付くと明日の予定を30分繰り下げた
方が良さそうな時間になっていました。haiさんからクリスマス前に
入手してくださったツッカベッカライカヤヌマのシュトーレンをお預か
りして解散。ぽた家を一緒に荻窪のホテルまで戻りました。
1周年パーティの時に「元日にお店に行きますから、シュトーレン1つ
取って置いて下さいね。」とシニフィアン・シニフィエお願いしていたの。
お店にも少し在庫があったけれど、あれ?去年の箱に戻ってるじゃん。
でもお願いしておいたお蔭で今年バージョンのネーム入りの箱でした。
箱を無しにして安くして〜と思わなくもないけれど、やっぱり可愛い。
右は溜池山王のマイスター作。こちらは箱入り、箱なしが選べるそう。
(そして箱入りは当然のように更に素晴らしいお値段らしい)
そして1月20日(つまり本日)ようやくこの2つを口に運びました。S・Sは
去年に続いて2度目、カヤヌマは当然ながら初めてです。マイスターの
シュトーレンは今まで食べた中では一番断面が長い(横長)サイズ。本場
ではもっと大きく成形するのだと思いますが、その大きさだと恐ろしい
値段になるから、という事なのかも。
レーズン、オレンジピーなどが入っていますが(値段の割りに)具材が
寂しいような気もするなぁ。ケーキの印象からするともっと濃厚な物を
期待していただけに少し拍子抜け(失礼発言御容赦下さい)か。
控えめなのですがバターの香りの持ちが良いのはさすが(しっとりして
いる訳ではなく、むしろ水分少なめ。でも余韻が良い、という感じ)です。
haiさん、貴重なお菓子を手配してくださってありがとう。
志賀シェフのシュトーレン、もう何も言わなくても一目で判る濃厚ルックス
と独自の味。シュトーレンという名前の違う次元のお菓子な気がします。
まだまだ時間を掛けて少しずつ、じわじわと味わいたいと思います。
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