7月7日(土)

haiさん、ぽた子さんと夏の京都で気になるおやつをきこぱくだ〜!と
楽しみにしていたものの、天気予報は梅雨まっさかり。「濡れてお店に
入るのは嫌」haiさんの意見に異論はあるはずもなく、場合によっては
レンタサイクルも有りだよね、と丸腰で京都に集合となりました。

  
京都駅近くのレンタサイクルステーションで久々のママチャリに妙に
興奮する4人。とりあえずホテルに荷物を預けに向います。ところが
狙った訳じゃないのにルーク本店の前に差し掛かりストップ。しかし
まだ飛ばしてはいけない、と自制心が働いて香りだけで我慢。けれど
ブレーキが効いていたのはココまでだったような・・・
四条西洞通りのホテルに寄って、”朝の果物は金”ということで前日に
採ったばかりの川合さん家のスモモを保冷バッグから取り出しパクリ。
さて、ここから本格的にきこぱくスタートです。

 
走り出してすぐに強烈な奈良漬の香りが漂ってきました。田中長奈良漬
店は以前お土産で頂いて美味しかったなぁ。伊勢丹でも買えるはずだ
けどせっかく通りかかったのだし、と入店。ちょうど樽から袋詰め作業を
していたところだそう。だからお店の外まで香りを発していたんだね。
加茂茄子とすいかを1袋ずつお買い上げ。ラップとジップロックは
ぬかりなく用意してきたので大丈夫。

 
団栗橋から鴨川を越えると、川床がどのお店にも設えてありました。
夏の京都にやって来たなぁ、と思うなぁ。この先の四条通は自転車で
は無理なので、歩いてお目当のお店へ向います。京都にも東京にも
こんなに立派な劇場があるのに、名古屋は味気ないビルで歌舞伎って
寂しいんですけど〜、と南座の前を東へ。


 
四条通をてくてくと歩いて、葛切りの銘店・鍵善良房に到着したのは
10時を少し過ぎたところ。さすがに空いていました。以前訪問したの
は三年半も前の午後こと。その時は余りの混雑ぶりに退散したっきり。
舞妓さんの団扇が並ぶ売り場の先に、素敵な喫茶室があるのです。

 
 
もちろん葛切りを頼まない訳にはいきませぬ。まるでお弁当箱の様な
器に入って登場あそばしました。黒蜜と白蜜、1つずつ4人で分けて
頂きましたが、全員一致で白蜜に軍配があがりました。おうすと生菓子
と竹に入った水羊羹、4人だと色々食べられてとってもシアワセ♪
しかもお客様もまばらな静かでゆったりした空間で楽しめるのが更に
贅沢な気分にさせてくれます。お茶請けに出された菊壽糖を食べよう
か、持ち帰ろうか悩んでいると「割れちゃうかもよ。」のhaiさんの声に
従い口に含むと・・・う〜ん、これは良いわ!この手のお菓子は冬の物
と決めてかかっていたのだ。20個入りで660円だったので「日持ちも
するし分ければ良いよね。」と一箱お買い上げ。大きな葛の根や売場
に飾られたお菓子の型を眺めつつ鍵善良房初訪問はこれにて終了。
ようやくリベンジ叶ってぽた子さんも大満足♪

 
せっかくココまで来たのだから、とすぐ先の祇園小石にも立ち寄りまし
た。茶寮の見本の和スイーツがメチャメチャ美味しそうなのですが、
さすがに無理無理。以前デパートの催事でこちらの飴が美味しかった
のは忘れるはずもなく、夏向きの「京ひんやり6種詰め」と「のど飴」を
お買い上げ。八坂神社前で四条通の反対側から引き返すと、都路里
には既に大行列が出来上がっていました。他にも甘味処があちらこちら
に。さすが京都だわぁ。歩きながら次は何処へ行こうか?午前中は人
もまだまだ少ない貴重な時間ですもの。

 
 
再び自転車で向ったのは三条大橋西詰めのスターバックス、ではなくて
そのお隣の”船はしや”は豆菓子やあられやおせんべいが揃ったお店。
店先には看板犬ならぬ看板鳥・九官鳥の”豆チャン”がお出迎えしてく
れます。ココで是非とも買いたかったのは「福だるま」という雪だるま
の形をしたぼうろタイプのお煎餅。あやのさんのblogで見て以来、気に
なって仕方が無かったんだもの。もう1種類くらい欲しいね、出来れば
甘口じゃないのがイイかも、と選んだのは「京あられ山椒」でした。
福だるまは口に入れるとニッコリしちゃう味、山椒は本気でピリッと
効いちゃう小粒あられなのでした。

 
高瀬川に沿ってぽたぽたと。ようやくここで観光っぽい写真を撮って
みたりして。いや、ランチに向けてセーブモードに入っただけで(笑)

 
御池通りを進むと御池煎餅で有名な”亀屋良永”の横を通過。狙った訳
でもないのに、という場合は寄っていきなさいとお菓子の神様が言って
いるのだろうと判断してストップ。すぐ奥には本能寺があるそうですが
(haiさん情報)全く目もくれずガラガラ〜と入口を開けて店内へ。
さっきセーブしようと言ったばかりなのに御池煎餅や小豆煎餅の試食
を薦められるがまま食べてしまう(爆)しかし買ったのは大徳寺納豆入り
「玉納豆」の表面は州浜で包まれています。大徳寺納豆は八丁味噌に
似た味わいで、甘くしょっぱいお菓子でした。あ、そろそろ時間だ!

 
11時半に予約しておいた”光泉堂寿み”に到着。いい雰囲気の町家に
「おじゃましま〜す。」

 
haiさんとダーは”日替わり定食生麩田楽付き・1680円”
ぶりの塩焼き、加茂茄子田楽、長芋短冊酢の物、なめこ味噌汁、香の物
+生麩(麩嘉製の粟、蓬)田楽、パウンドケーキ(紅茶か抹茶)
ぽた子さんは”生麩ヘルシーセット・1050円”
生麩田楽、加茂茄子田楽、長芋短冊酢の物、なめこ味噌汁、香の物
きさは”玉露茶漬け定食・900円”
宇治茶の手揉み玉露のお茶漬け、ちりめん山椒、茄子田楽、香の物
「京都に行くなら”おばんざい”が食べたい。」というダーのリクエストで
このお店に決めました。ぽた子さんお気に入りの麩嘉の麩、一保堂の
番茶を使っておられるのですから、京都気分を満喫できるランチです。
2100円の光泉堂定食だと御池煎餅と緑寿庵の金平糖、中国茶付き
なのですが、今後の展開を考えてボリュームの少ないものにしました。
あ〜、でもお菓子は持ち帰っても良かったなぁ、と少しだけ後悔。
パウンドケーキを1口ずつ頂きながら、この後の行程を再検討。折角
自転車があるんだから、一度は候補から外してしまった店にも行けそ
うだね、と盛り上がって午後の部に突入します。

 
さて、まずは美味しいお菓子を頂くためには美味しいお茶も用意しな
くっちゃ。宇治茶の”三丘園”に寄って、ぽた子さんの水筒には温かい
お茶、haiさんの水筒には冷たいお茶を入れてもらいます。ロックdeお茶
のキャンペーン参加の表示は見当たりませんでした。予め調べておか
ないと判らないのはチョッと不親切かな。煎茶ゼリーとほうじ茶ゼリー
も気になるので1つずつ、と思ったら「冷凍なんです。」とお店の方。
いや、それはむしろ好都合。保冷剤の代わりに丁度良いわぁ。お茶が
出来るのを待つ間、店内を見渡すと奥の座敷では和スイーツをゆっくり
楽しむ事もできるようです。なかなか良さげだわ。

4台はきこきこと、堀川通りを上がり(北進、南進は下がる、ね。)ます。
三条通に差し掛かったところで、チョッと気になるカウンター席が見え
ました。お店の正面に廻ってみると・・・

 
”三條若狭屋”やっぱりお菓子屋さんにはどうしても反応してしまう。
でもでも買い過ぎ厳禁、少しだけで申し訳ないなぁと思いつつ「祇園
ちご餅」をお買い上げ。コレは”和菓子特殊銘柄品”の18品目の1つ
に数えられる(昭和17年、戦時中にあっても後世に伝えようと京都府
が選定した銘菓たち)もの。通年販売しているそうですが、やはりこの
時期に食べてみたいじゃない。白味噌を求肥で包んで竹串にさしてあり
ます。包みもお祭りっぽくてイイ感じ。

 
北野天満宮方面に向おうとで中立売通りを西に入るつもりが、進んで
いたのは下立売通りでした、が結果的には大正解。だって思わぬ発見
があったから。趣のある門と水車、その先に暖簾を出している山中油
店。これは覗いてみるべきでしょう、と店内へ。こちらで製造をしてい
る訳ではないそうですが(昔からの油問屋さんだったのでしょう)信頼
のおける業者さんにお願いしているとのこと。ピーナツオイルと胡麻油
を試食させてもらうと、どっちも素晴らしく上品な香り!!ぽた子さんと
顔を見合わせビックリ!玉締め絞り胡麻油の小瓶は525円(ピーナツ
は倍額でした)で、これなら普段のお料理に是非使いたいね、と購入。
まるでエキストラバージンオイルだ、と思ったらお店のリーフレットに
もそんなキャッチコピーが書かれていました。加熱するのが勿体無い
コリアンの胡麻油とは全く違った京好みの和食にぴったりの胡麻油。
自転車で路地を巡ると素敵なお店に必ず出逢えるのだから不思議。
あ、お店の向かいには無料で楽しめる町家資料館もありました。今度
は行ってみようかな。

ちゃんと中立売通りから北野天満宮、の横を通り抜けて向ったのは・・・

 
”老松”は場所も少し離れていることもあって、今回訪問は無理かなぁと
諦めモードだったお店。暖簾が見えないと思ったら、店先にはバンが横
付けされていて「何だよ〜!雰囲気丸潰れじゃないの!!」と思ったら
その荷室には夏蜜柑の段ボールが。一気に怒りモードは収まりました。
おじさんが一生懸命に数箱ずつ奥に運んでいました。どうやらあちら
こちらから選りすぐりの夏蜜柑たちがココにやってくるんですね。
その夏蜜柑を使ったお菓子と、こちらの銘菓・本わらび餅(缶入り)を
お土産用にお買い上げ。「すぐに食べます。」と伝えると冷えたものを
(通常は常温で販売しています)を出してくれました。「スプーンも
ご用意しましょうか?」「いえ、大丈夫です。ありがとうございます。」

 
北野天満宮の無料休憩所に場所を移し、早速「夏柑糖」を頂きま〜す。
お供には三丘園で入れてもらった冷たいお煎茶、やっぱり素敵なお菓子
にペットボトルのお茶じゃ申し訳ないじゃない!
夏柑糖は4月〜9月に発売される夏蜜柑を丸ごと使って極少量の寒天
だけで固めたお菓子。本来は適当な大きさに切り分けて(店内のお席
で頂く場合はハーフカットだそうです)食べるものですが、これを1つ
丸のまま漉くって食べたい!って思っていたの。
曇りとはいえダルくなるような湿度の高い午後、まさに甘露のような
甘く爽やかな果汁を流し込むようにスプーンで漉くって食べると、もう
堪らなくシアワセ♪北野天満宮の雰囲気と相まって、もの凄く贅沢な
気分です。あぁ、ココまで来て良かったね!と大満足の一同です。
夏蜜柑はとっても奥が深くて、haiさんが持っていたカレー用サイズの
スプーンが大活躍。4人でたっぷり食べられて1260円なら安い!
自転車があったからこその極上おやつタイムとなりました。そうそう
食べ終わった後の皮も無駄にしてはダメダメ。ちゃんと保冷バッグに
入れてお持ち帰り。ぽた子さんがマーマレードにして楽しんだはず。

さて、次のお菓子屋さんこそが本日メインのおやつ。午後3時に伺い
ます、とhaiさんが予約をしてくださっています。またまた大通りを
外して進んでいると、気になるオーラ全開の和菓子屋さんがあったの
ですが、暖簾越しに覗いただけで次回以降への宿題に。
しかし、素直に次回へ持ち越し、とばかりはなるはずも無く・・・

 
だって、このお店!もちろん偶然発掘したお店です。ここをスルーした
らお菓子の神様に一生ソッポ向かれますってば。デパートもネット販売
も宣伝らしき事は何もせず(地方発送は可能らしい)の、凄い店。もう
お菓子の神様が出逢わせてくれたとしか思えない!ご亭主が応対して
下さった(何とこのお方、中京区極楽寺の現役住職さまだそうです。後
で判って驚いた〜)のですが、下調べが無かったので「松寿千年翠」を
プッシュされることもなく、こちらが尋ねた事に終始丁寧に答えて下さる
のでした。普段遣いのプラケース入り「折松クッキー」と「木ノ葉」を買い
ましたが、京都の風情漂う品の良いクッキーでした。売り場越しに見え
た年季の入ったクッキーの抜き型に見とれていると「あれら、もう作る
職人もおらしまへんから丁寧に使わないかんのです。」あぁ、きっとまた
ココのクッキーを買う為に自転車きこきことする日が来る事は間違い
ないな、と思いながら店を後にしたのでした。

 
更に北へ東へと自転車たちは進み、ついに”嘯月”へとやってきました。
こちらの初代は”虎屋”で修行された方だそうで、月に嘯く(うそぶく)虎
という言葉から付けられたそうです。確かに月に向って虎が吠える様
を描いた掛け軸が飾ってあったはず。
お店に入ると、今まで知らなかったお菓子屋さんがそこにありました。
お菓子の見本も、品書きも無く、畳敷きのスペースに置かれた台の上
に引取りを待つお菓子の入った箱が3つ。haiさんが「お願いした○○
です。」と告げると「4種類2つずつ御用意しております。」と箱を開けて
名前を順番に教えてくれましたが、覚えられるはずも無く右から左(^^;
「崩れると悲しいので写真を撮らせて頂いて良いですか?」と尋ねると
「ええ、どうぞ。最近は皆さんデジカメで撮っていかれはります。」と
奥さま。その間に屋号にまつわるお話を伺うことが出来ました。私たち
もこの後すぐに食べるつもりです(店先で食べてたツワモノもいたそう
です)と話すと、屋号入りの黒文字と懐紙、それに取り皿用の竹皮も
人数分用意してくださいました。う〜ん、素敵だわ。

 
お菓子を慎重にハンドルに引っ掛け(主賓のhaiさんにお願いしました)
鴨川河畔でおやつタイム。今度のお供は三丘園の温かい煎茶です。
黒文字と懐紙は去年の夏に御殿場の虎屋リニューアル記念に貰った
もの。いつ使おうかとずっと取ってあったのですが、今回使わずして
どうする!と思い準備してきたの。嘯月の分はhaiさんのお土産に。
うっとりするほど美しいきんとん「朝の露」の瑞々しいこと!「水面」の
滑らかな翠の餡に驚き、雅な外郎?(正式名称不詳)に、初めて食べ
る葛焼きは金鍔とは全く違うお菓子(無知丸出しやね)でした。何と
いうか、こういう一見地味なお菓子に魅力を感じるようになったのは
歳を重ねた証拠か?(笑)足を運ぶ価値のあるお菓子屋だ、と納得し
途中から鴨川の景色も愛でつつ(一頻り食べるまでは完全に背を向
けていた・爆)本日のメインおやつを無事に食べ大満足。
なお、嘯月さんはプラっと入って「お菓子下さい。」というお店ではな
い(少し調べれば情報はあちらこちらにあります)のでご注意を。

折角自転車なんだから、と足を延ばして”しののめ”の「じゃこ山椒」
にも行きましょ。あ、でもその手前にココがあったっけ。

 
コムトゥジュールに立ち寄って、夏らしいデザートをお買い上げ。本当
はタルトもとっても美味しいのですが、明日の展開を考えて自粛。
ツルっと口に入りそうな「ココナッツのブラマンジェ パッションフルーツ
ソース」に決めました。夜食かおめざになることでしょう(笑)


次の角を下ると、ごくごく普通の長屋にひらひらと暖簾が揺れていま
す。寄れたらいいなあ、とは思っていたけれど予約はしていなかった
ので、どうかな?と思い中に入ると、まだ大丈夫でした。昨日だったら
既に売り切れだったそうです。一番小さな袋詰めを3つ、要冷蔵なの
で保冷バッグに入れます。ホテルまで頑張れ!煎茶&ほうじ茶ゼリー!
しののめのじゃこ山椒は薄い色なのですが、ホントに絶妙な塩梅なの
です。おばあちゃんが家族に食べさせるために作ったものをお裾分け
してもらっているような感じ。

 
さらにココまで来たのだから、でもう1軒。確かこの先にお茶葉屋さん
が有るらしいんだよ、と立ち寄った”山中園”は、住宅地にひっそりと
看板を出していました。中に入ると、お茶箱がずらりと並んでいます。
奥から初老のご主人が出てこられました。あ、ちょっと怖そう?(失礼)
でも意を決して「すいません、お茶の葉を頂きたいのですが、今飲む
お茶も欲しいものですから、この水筒に入れていただく訳にはいきま
せんか?勿論、御代はお支払いします。」コチラは給茶に参加してい
ませんが、お茶を買い求めるお客さんには試飲をさせて下さると聞い
たいたので、受けてくださるかな?と思って。ご主人は少し驚かれた
ようですが快く受けてくださいました。冷たいお煎茶をボトルに2つ分
お願いすると、奥へ入っていかれました。
その間に壁に貼られた品書きを見ながら買い求める茶葉を相談しま
した。煎茶と玄米茶、そして京都らしいほうじ茶の3種類を買うことに
しました。ちゃんと小分けする袋も用意してきたしね。
やがてご主人がお茶碗に淹れた冷たいお茶を出してくださいました。
「これくらいの濃さでよろしいですか?」一口頂くと・・・美味し〜い!
「ええ、ありがとうございます。」お土産のお茶葉のお願いをし、御代
を支払いレシートを見ると、あれれ?給茶の御代が入っていません。
ご主人にお礼を述べ、美味しく冷たいお茶が頂けることに感謝。まだ
まだ蒸し暑い中を走らなければならない事を思うと、本当に有り難い。

 
北大路から大通りを避けながら下って下って、もう今日は十分過ぎる
くらい買物したけど、京都に行くなら美味しいお味噌が買いたいんだ
よね〜、と思っていたら目の前に現れたのは”本田味噌本店”でした。
これだけのお店なら伊勢丹でも買えるのですが、ぽた子さんと500g
入りをホテルで半分っこしようと意見が一致。西京味噌と普段使いに
丁度良さそうな”あさげ”をお買い上げ。haiさんには丸い焼き麩の中に
にフリーズドライの味噌と具が入った(見た目は最中みたいに可愛い)
”一わんみそ汁”の3種類入り箱を。これなら軽いし割れる心配も無い
し、何よりお手軽に食べられるものね。
さて、今日のお買物も残すところあと1軒です。まだまだ下るのよ。
殆ど漕がなくても、スイス〜イと進んで行くのが嬉しいなぁ〜。最後は
ぽた子さんが予約をしておいてくれたロールケーキを引取らなきゃ。

 
ミディ・アプレミディの前に自転車を停めると、お向かいの小さなパン
が気になります。「前から気になっていたんだよね。」と、ぽた子さん。
”FLEUR DE FARINE”に入りお休みを尋ねると日、祝日とのこと。それ
じゃあ今買うしかないでしょ。閉店間際だったのでほんの少しだけし
と、全粒粉のいちぢくパンか!これにしよう、と思ったらカードの付け
間違いでコレはプレーンのカンパーニュ。実はhaiさんはそっちの
方が気になっていたみたい。今日はhaiさんに神様は味方したんだね。
それならば、とレジの前に1つずつ残っていたノア・アプリコとレーザン
セックもお買い上げ。すっかり売り切れていましたが、サンドイッチや
デニッシュが人気のお店のようです。

 
そしてようやくかの有名なミディ・アプレミディへ。小さなドアを開け、二階
へ上がって行くと、お菓子教室兼アトリエの空間がありました。銘菓の
ロールケーキ「フロール」は1ヶ月前に予約しないと購入できない激レア
モノ。お店のwebページで知った「パヴェ」はミニサイズの焼き菓子の
詰め合わせ。二階の入口に大きな「四畳半」の写真が飾ってありました。
せっかくだからコレも買いたい!更に大きな「八畳」もあって、どちらに
しようか悩む3名(ダーは下で荷物番です)日持ちは5日とのこと。ニ畳
5日で食べきれる?とhaiさんに尋ねると、余裕のお返事。では八畳を。

自転車の返却期限は19時までなので、一度ホテルに寄る事にします。
1時間ほど休んで軽く汗を流して、買い込んだ荷物を山のように積み
冷蔵庫も割と大きめだったのでフロールも余裕で入りました。
すっかりお菓子だらけの一日でしたが、ダーは夕食に餃子を食べる事
が望みだったようで(笑)ぽた子さんが気を利かせてお店に席の予約
をしてくれました。錦市場のレンタサイクル基地はコープイン錦(生協
の宿泊施設)に自転車を返却し、ここからは徒歩で移動です。

 
向ったのはハルビン出身のお母さんが作る水餃子が有名な”楽仙楼”
です。ぽた子さんが手配して下さったお蔭で、テーブルが1つ残して
ありました。ダーはすっかり空腹のはず。思い残す事無く頼んで頂戴。

 
 
ぽた子さんときさは夜のオヤツをいかに美味しく食べるかが重要なの
で、ここでの夕食はお腹をリセットする機会。ビールを少し(酔って
しまったら夜に差し支える)と、炭水化物は控えめに・・・と思ったら
炒飯が信じられないくらい多くてビックリ。唐揚げも凄いボリューム
だったんだけどね。白菜サラダと焼き餃子、ダーは当然白ご飯も注文。
京都で餃子ってのも変かもしれないけれど、味に変化がないと更なる
おやつが楽しめないもんね。多いね、と言った炒飯もhaiさんが平らげ
お会計は6000円弱。おやつに比べると低予算だなぁ(笑)

 
 
四条通の人通りも昼間に比べると少なくなってきました。来週に迫った
祇園祭の準備が真っ盛り。各町の山鉾保存会詰所ではお囃子の練習
が行われています。コンチキチン♪のライブ音が楽しめるとは思って
いなかったので、一足早い祇園祭気分を味わえて上機嫌の4人です。
ビルとビルの間に山鉾保存会の灯りが点っています。奥に蔵があるよ
うですが、山車の大きさのままでは外には出せそうに無いようです。
どうなっているのかと思いきや、祇園祭の山鉾は祭りの都度、縄で組
みあげているそう(帰宅後に知った)です。四条通の歩道には祭りの
飾り門を立てるための仕掛け(普段は蓋がしてあるのでしょう)やら
沿道の自販機には祭りの写真がラッピングしてあったり、と祇園祭の
直前の京都って何だかとってもイイじゃない!と盛り上がります。
更に偶然見つけた町家(何か記憶があると思ったら、5年前ぽた家に
連れて来てもらっていた)は無料の資料館。誰かのお宅にお邪魔した
みたいに2階で寛いでみたりして。1階では古着の着物が3000円で
売られていて、ぽた子さんは気になって仕方がないみたい。でも結局
我慢したけれど、後悔してな〜い?

ホテルの向かいのスーパーで飲み物を買って部屋へ。ゆっくりお風呂
に浸かって、イイ感じに夜のおやつタイムに突入です。

 
その前にお土産の仕分け作業をしなくっちゃ。あれ?これはお江戸の
ミッドタウンでしか入手できないベルギー王室御用達のマーマレード
じゃありません事!それにパリセヴェイユのお菓子まで!haiさんから
のお土産なのです。有り難く頂くことにしました。ブラッドオレンジの
マーマレード、すっごく食べてみたかったんだよね。ありがとう〜!
続いてお土産の山の仕分け作業突入。ナイフとラップとジップロック
各種サイズを駆使し、見事にパッキングされた美味しいモノの数々。。
皆で分けると丁度良い量、新しい味に出会えるし良いこと尽くめだよ。

 
コレがミディ・アプレミディの八畳です。5種類あるので、お約束の
ドラフトで持ち帰るものを決定します。箱もリボンも可愛くてお持ち
帰りしました。フロールは常温で食すものだそう、頃合になったので
切り分けて用意したダージリンと一緒に頂きました。
きめが細かくタマゴ感たっぷりの生地、ホワイトチョコ入りの甘めの
クリーム、確かにコレは他所には無い味のロールケーキです。気付く
と割り当ての2切れをペロリと平らげてしまいました。ダーは餃子で
満足だったようで1切れだけ。結局その1切れは翌週火曜日に食べた
のですが、当日よりも生地が馴染んで美味しくなってる〜〜〜!
一気に2切れ食べてしまったことを激後悔。日持ちは3日となってい
るのですが、ロールケーキって出来立てがベストでしょ!って概念を
覆されました。次回は時間経過を楽しんでお土産要員にしなきゃね。

こうして長い長い一日は食べ納めとなりました。う〜ん、大満足♪
輪行しなくて良いと思うと、買物のブレーキが効かなくて危険っ!(爆)

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