6月16日(土)
梅雨入りしたばかりの土曜日は晴れの予報。前夜の家族会議で急遽決ま
った行き先は三河湾に浮かぶ日間賀島。
セントレア開港後、河和方面の乗り継ぎはホントに悪くなったなぁ。
自宅を出てから約2時間かけて河和に到着。終点駅では今や懐かしい
パノラマカーが2台並んでおりました。
防波堤沿いの懐かしい景色。あれからもう6年が経ったのね・・・同じ事
をダーも思っていたはず。
大井で見つけた「みそ・たまり」の看板に当然ながら脇道へ。徳吉醸造
にお邪魔し、若主人が豆味噌の元・みそ玉を見せていただきました。
田舎風粒みそを量り売りしてくださるとの事。味見をさせてもらうと塩分
が強いけれど、それを上回る豆の風味。重い荷物にする訳には・・・
と200gお願いすると、110円と仰る。びっくりやら申し訳ないやら。
日間賀に向う、と告げると「フェリーは10:50だよ。」と若主人が教え
てくれました。ん、微妙な残り時間だ。乗り逃したら高速船もあるけど
どうかなぁ・・・?
出航ギリギリにフェリー乗り場に到着。「日間賀に行きたいのですが・・・」
「切符はまだ?」「・・・はい。」「畳めば人だけの料金でいいから。」
急いで畳んだまま甲板に寝かせて出航。左端のベネ子が見える?
20分ほどで日間賀島に着きました。前乗り前降りのフェリーは去年の
岩城島と同じだなぁ。降りたと同時に次々と車両が乗り込んで行きま
した。
西港横のサンセットビーチではイルカに餌をやったり、一緒に泳ぐ事
が出来るイベントが開催中でした。小さな女の子がインストラクターの
女性と一緒にイルカのめいちゃんと遊んでいました。イイなぁ〜。でも
水はまだ冷たいようで、終了後は寒そうでした。う〜ん、でも可愛い!
日間賀といえばタコとふぐ。フグは秋〜春なので今回のお目当ては蛸。
マンホールもちゃんとアピールしています。
タコの干物は島のあちらこちらで見かけました。西港目の前の食堂で
たこ飯(もち米入りのおこわ風がこの地の流儀らしい)と、三河湾の味
大あさり。刺身定食のお刺身と白ご飯が美味しくなかった事、それに
立地だけにあぐらをかくお店にガッカリ。でも気にしない〜
隣の土産物屋さんでは”島のり”を購入。日間賀産で軽いモノ、となる
とコレになるのよね。そのまた奥にある鈴円本舗では海老せんべいの
ぬれせん・40円を。注文の都度きゅ〜と焼いてくれます。海老風味の
クレープみたいで美味。せっかくなのでもう1枚、残ったのはどうする
の?と思ったら、乾燥してから揚げてお土産海老せんの定番品になる
そうで。ぬれせんは産地ならではのレアモノですぞ。
丸焼きの半生焼き(タコ・穴子)もお土産に購入。コレはお料理にも
使えそう(^^)
刺身定食の不満を晴らすネタはまだあるの。フェリーを降りた直後、気に
なった島で唯一と思われるハンバーガー屋さんへと。120円のバーガー
100円のフランクドッグ、バニラシェイク(コーン無しのソフトでありました)
150円、コーラ100円、と全部でも500円でお釣りがくるの。
懐かしすぎる漫画を読みながらハンバーガーが出来上がるのを待つの
も楽しい。当然ながら作り置きなどしておりませぬ。120円の中のパティ
に文句は誰も言えません(笑)
ふらふらと島を1周しましょうか。観光協会がある無料の資料館には
お祭りで使うと思われる御神輿が。
島の反対側の東港周辺は静かで素敵。お弁当と本と昼寝の支度をして
来たいところ。トンビが旋回する空と、道端には天草が干されています。
島で唯一の信号のある東港を過ぎると右側には絶壁が迫立ちます。この
高台に後で上るのよ。そう、点滅信号が島で一つだけしかない地では信じ
られない光景が・・・軽トラ荷台の乗車、原付ノーへルは当たり前で2ケツ
3ケツ(子供2名)もそこかしこ。噂には聞いていたけれど、現実に次々と
遭遇するとビビリます。
ゆっくりゆっくり回っても30分ほどで1周できる広さの日間賀島。水門の
中へ続く道を上って行くと、廃棄物最終処分場がありました。自分の島に
埋めるのならば、誰も無責任な捨て方はしないでしょう。
交通安全祈願の灯台付きの駐在さん。この辺りはもうさっきの断崖の
上になります。時折開ける視界は想像以上に素晴らしい景色。そろそ
ろお目当のお店が見えてくるはずなんだけど・・・
島で唯一のたこ焼屋さん・はっぴいに到着。実は年明けからずっと店は
閉めていたそうで、今日のお昼から久しぶりに営業を始めたのだとか。
きさ家、なんとラッキーなんでしょう!お店を閉めていたのは、納得のい
く大きさのタコが入らなかったからだそうで、そんなに蛸の大きさって
重要なのしら?と思いながらお店の前のベンチで食べると納得。こん
なにジューシーなタコのたこ焼は初めてです。タコ料理と呼べるぞ。
再び西港に戻ってきました。そろそろ帰る人が増えてくる時間になり
手作り干物を売るおばちゃんの姿も。(タ)印の蛸壺も見つけた〜
そして巨大タコのモニュメントは東と西に1つずつ。扇子を持つ手が
違うんだそうで。
西港の乗船券は土産物屋の片隅で購入します。河和行きと師崎行きの
どちらにするか迷って、お値段半額の師崎に決定。フェリーよりも百円
高いのは急行料金込みなのだとか。帰りは10分の船旅です。高速船は
ウゴベネだったら乗せても大丈夫かな?って広さでした。
師先から来た道を戻ることにします。ホントならば知多半島南部周遊に
して内海経由で帰るのが良いのでしょうけれど、河和に寄りたいお店が
あるの。それに行きの道中で気になる看板を見つけたので、そこにも。
南知多町大井の”ASSEAMBLAGE(アサンブラージュ)”へ。
R247に黄色の小さな誘導看板が出ているので、それに従って進むと
思った以上に素敵な場所が待っていました。石、木、鉄、布、紙、陶器
ガラス・・・多様な作品と思わず手にとって見たくなる洒落た実用品が
並んでいます。ウゴ&ベネから入口を覗くとマダムと目が合いました。
「まぁ!なんて可愛い自転車でしょ。どうぞ、みて行って頂戴。」
裏庭には畑とアトリエ(この日はトンボ玉教室が開かれていた)が有り
ここで先ほどイルカと遊んでいた女の子一家と再会でびっくり。。
店内を眺めていると、アルバイトの女の子が豊明のフレベールのチョコレ
ートケーキ(常温保存長期可能でコチラで販売している)とアールグレイ
を素敵なトレイに乗せてお庭のテーブルに出してくれました。こんなにも
凄いおもてなしを受けるとは思っていなかったのでビックリよ。でも丁度
休みたいと思っていたところなので、お言葉に甘えさせてもらいました。
荷物を増やさぬように小物を少しだけ買っている間、ダーはお店の看板
わんこと遊んでもらっておりました。
帰りは国道沿いをひた走り、美浜ナチュラル村にも寄ってみました。
丘の上のカフェは営業時間が終わっていたのは残念でしたが、木蔭の
ベンチで一休み。あ、ボトルの中身がまた氷だけになってしまった。
今日は何度補充したっけ?と思うようになったら夏だねぇ。下の売店
ではコダワリの食材が並んでいます。ココで買い込んで海を見ながら
食べるのもイイかもね。売店では日東の白醤油を使った調味料(当然
化調不使用)が並んでいて、こんなのも有ったんだーと迷って迷って
白そばツユを購入。
じゃあ最後はおやつでぽた終了ね、と河和を目指します。
河和駅を通し越し、美浜町役場の近くの”パティシエさうち”にやって
来ました。カフェはありませんが店前のテーブルでいただく事が出来
ます。しまった!ボトルが空のままだったよ〜、と一人急いで近くの
コンビニで紅茶を買って戻ると「水筒、持ってる?」とダー。え????
さっき立ち寄ったナチュラル村のベンチに置き忘れたに違いないぞ。
デジカメで確認すると、ナチュラル村からココまでは20分弱かかって
いることが判り少しホッとしました。それくらいなら取りに戻っちゃおう。
あの飲み口のボトルはもう売っていないので、どうしても取り戻さなき
ゃ。ま、まずはケーキをいただきましょう。
サウチロールは生地も生クリームもとても良いと思いました。中央の
クレームパティシエールが半凍り気味だったのが残念でしたが。モン
ブランは小さいものの中にちゃんとマロンが入っていて満足。けれど
ベースはメレンゲの方がいいかも。プリンアラモードもダーはかなり
気に入っていた模様。近所にあればリピートしても良いお店です。
この後すぐに電車に乗る事が出来なくなったので、84円のマカロン
は諦めざるを得なかったのが残念でした。
向かい風なので20分かけて先ほどのベンチに戻ると・・・よかった!
ちゃんと有りました。
日間賀島だけでは走り足らないと密かに思っていたので丁度良かった
かも、と強がりを言いつつ再び河和へ引き返したのでした。
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