12月31日(日)

  
世の中は大晦日だと言うのに、きさ家は朝から各駅停車に揺られること
1時間ちょっと、うとうとしながら東船橋までやってきました。多少時間が
掛かっても、空いていて乗り換え無しなのは気が楽です。一年前のリベ
ンジすべく向うのは、お隣の習志野市谷津の”ル・パティシエ・ヨコヤマ”
去年は13時頃に着いてお目当のモノが買えなかったから、今回は開店
前に到着するのだ!とウゴ&ブロは勇んでお店へ。

  
開店10分前に到着すると、既にお店の前には20人以上が並んでいまし
た。今日はこの後の予定が有るので一刻も早く買い物を済ませたいのに
列はなかなか進みません。注文の順番が廻って来たのは10時20分。
会計が済む頃には10時半になろうとしていました。

  
お店を出たらまず隣の公園のベンチへ。この”岩シュー”がお目当その1
なのです。やっぱりシュークリームは詰めたてを食べたいじゃない!!
もちろん珈琲もちゃんと用意してきましたとも。カリカリのシューの中に
滑らかなクリームがたっぷり。うん、うん、これなら行列してでも買う人が
絶えないのも納得。135円のシュークリームの為に電車代を幾ら使った
かなんて聞くのは止めてちょうだい。確かにコレだけのために千葉まで
また行くの?と聞かれたら、ちょっと答えに困るけれど・・・でもヨコヤマ
には再度行っちゃうよなぁ。だってシュークリーム以外にも凄い魅力が
あるんだもの。
焼き菓子は急いで悩んでカステラとフロランタン(外が最中の皮なの!)
を買いましたが、あぁ近所にあったら嬉しいお菓子屋さんです。ホント。

シュークリームを食べたら急いできこきこと南船橋へ移動します。去年
も通った道だけど、今年は一年前にはまだオープンしていなかったあの
紺色と黄色のお店へ。

  
  
駐輪場にウゴ&ブロを停めて、広い店内に入って真っ先に向ったのは2階
のレストラン。11時の営業開始と同時にセルフスタイルで好きなお料理
をトレイに乗せていきます。温かいお料理はカフェテリアスタイルで注文
の後に盛り付けて貰えます。外せないのはスウェーデンのミートボール。
リンゴンベリー(コケモモの一種らしい)のジャム?が添えられています
が、そもそも上に掛かっているソースが日本人に何故か懐かしさを感じ
る味わいで人気なのが頷けます。何故か豚の角煮丼まであって、ダーは
迷わず注文。セットのサラダはサラダバーで好きな野菜を盛る事が出来
るのですが、特筆すべきはドレッシングがやたらにきさ家好み。思わず
お店の方に「このドレッシングは売っていないのですか?」と尋ねたほど。
「そのように言ってくださる方は多いのですが、残念ながら販売はして
いないのです。」との事。1階にはスウェーデンフードマーケットがあって
レストランで食べた食材が買えたりするので期待したんだけどな。手前
のクラッカー?は1枚10円でした(笑)
きさは主食代わりにじゃがいも、パプリカ、ズッキーニたっぷりの温かい
サラダ。それに小海老のオープンサンドにカプチーノ。もちろんフォーク
を延ばしてミートボールもぱくぱく。大急ぎでお腹に収めたら1階へ。

  
時計を気にしつつ、早足で広いフロアを移動しながら”軽くてかさばらなくて
安いモノ”探しに夢中。あちらこちらで評判のIKEAバッグも見つけましたが、
きさ家では畳まず直置きにしているので買わず。結局110円のシリコン製
?製氷皿を2つ購入。急いで目と鼻の先(食事していたテーブルから見える
くらいの近さ)の南船橋駅から京葉線に乗り込み、遠い東京駅の乗換えを
避けるべく八丁堀で日比谷線に乗り換えようとしたけれど、やっぱり移動
は辛かった(涙)
しかしそれだけでは済まなかったぁ・・仲御徒町駅で下車して地上に出ると、
ひゃ〜!人、人、人だらけ。そうか、ここは上野アメ横のすぐ近くだったよ。
殆どの距離を押して歩きながら、湯島のケーキ屋さんへ向います。

  
春日通から少しだけ北の入った場所にある”ロワゾー・ド・リヨン”は知る
人ぞ知る、な雰囲気。生ケーキを4つ選んで、更にスペシャリテと思われ
る”クッサン”(チョコガナッシュ&ラム酒ドライフルーツをマジパンで包ん
である)と、パン・ド・ミ(パゲット生地の食パン)を3分の1本お買い上げ。
週末限定のパンだそうですが、ホントにケーキ屋さんのパンですか?と
聞きたくなるほどの本格派でありました。
生ケーキをハンドルにそ〜っと引っ掛け、崩さないように慎重にきこきこ。
あやのさんの御宅にお邪魔して、美味しいお茶をご馳走になりました。

 
そもそもロワゾー・ド・リヨンは、あやのさんのblogで知って行きたいなぁと
思っていたお店です。ドゥーブルタタン、フレジエ、アンブルノア、ペリゴー
の順番に購入を決めました。ドゥーブルタタンはタルトタタンみたいなので
すが、表面のジャム?部分が結構厚めでねっとり。でも中には歯応えの
残った林檎が詰って、サクサクのパイ生地と上のクリームとぐちゃぐちゃ
になりつつ食べるのが楽しい。フレジエは表面は生クリーム仕上げです
が、スポンジの間にはぽってりしたカスタード、というフランス式と日本式
のショートケーキ一体型。切り分けようとしたら生地がずぶずぶ沈みそう
な程に柔らかいのです。アンブルノアは香り高いビターチョコにプラリネと
ショコラムースの濃厚な味わいです。最後に選んだペリゴーは、洋梨の
ムースとキャラメルムースの中に、キャラメリゼされた洋梨が入っていま
す。土台には紅茶葉入りのサブレ。とても綺麗なお菓子でした。

美味しいお茶を頂きながら3人で4つのケーキを平らげ、「甘くないモノ
もどうぞ。」と、わさび味のあられやお手製のわさび葉の漬物も頂きます。
さすがはあやのさん、ツボを押さえておられます(笑)
口の中をリセットしたところで、おやつ第二部の始まり〜

 
ヨコヤマの大人気商品”谷津ロール”です。弾力のあるタイプの茶と、この
ふわふわの白の2種類があります。迷わず白を選びましたが、慎重に運
んだ甲斐があったのか、ちゃんと潰れずに持ち帰ってこられました。1本
830円と非常にリーズナブルなので、過度な期待をしてはいけない、と
思いつつ箱から取り出すと・・・うぅ、めちゃめちゃふわふわ。ヤバイかも。
慎重に切り分けるも、あまりにも柔らかくて綺麗に切るのがムツカシイ。
一口食べて、あぁヤラれた〜っ!美味しすぎるよぉ〜〜!今まで食べた
ロールケーキの一等賞が変わりました。なんであの値段で、こんなにも
美味しいの?岩シューは予約が出来ませんが、谷津ロールは予約出来
るみたいです。次回はIKEAでゆっくりと買い物&ランチしてからヨコヤマ
の谷津ロールを回収、って作戦にしたいな。岩シューはもちろん美味しい
んだけど開店時に並ばなきゃダメだし日持ちもしないし、コスパも谷津
ロールの方が高いのよね。それに何よりこのロールケーキが気に入った!
あやのさんに少しだけお裾分けして、次のおやつを求めてお出掛けです。

 
この後は谷中の喜久月さんと岡埜栄泉さんに予約しておいたお菓子を
取りに行く事に。あやのさんも喜久月さんまでお付き合い下さる事になり
思いがけずママチャリのあやのさんと一緒に、3人できこきことオススメ
のお菓子を求めてゴ〜

  
喜久月さんは知らなければ通り過ぎてしまいそうな程に何気ないお店な
のですが、茶寮ではとても美味しいお抹茶が頂けるそうです。また機会
を作って訪れたいところ。銘菓の”ゆず餅”と”あをうめ”それにお干菓子
と写真は撮っていないけれど小さな栗むし羊羹を買いました。ゆず餅の
柚子の上品な香りと食感がとてもステキで、あぁまた食べたい・・・
ここであやのさんとお別れして、きさ家はすぐ先の岡埜栄泉さんへ。

  
こちらでは豆大福を1つ、銘菓の浮草(8個入り1袋)を。喜久月さん同様
素晴らしいお菓子屋さんは、たった1個の予約でも快く受けて下さるもの
です。前日の翠江堂さん、一幸庵さんも勿論同じ。出来立てを食べてね、
という心意気なのです。ガラガラ、と引き戸を開けると、殆どの品物が既
に売り切れで、小さな紙袋だけが用意されていました。引取りに来た旨
と「少しなのにスイマセン。」と告げると「ウチの菓子は添加物一切無しだ
から明日になったら固くなってしまうよ。食べきれるだけ買って下さい。」と
自信の笑顔。うっかり夕食を食べすぎてしまい、この豆大福を頂いたのは
紅白も後半戦、という頃だったのですが既にお肌の老化現象が出始めて
いました。やっぱり出来るだけお早めに、ですね。ずっしりと重い豆大福
ですが、塩味の効いた漉し餡とえんどう豆がぱくぱく食べられちゃう。
浮草は今まで食べた事の無い魅力の生姜味のお菓子です。和菓子の筈
なのにスパイシーで。谷中〜日暮里はその昔は葉生姜の産地だったそう
で、その名残りなのでしょうか・・・他では食べられない銘菓です。

さて、これからどうしようか?さかいやを覗いて、夕食の買い物かな。
言問通〜白山通へ、東京ドームに吸い込まれる女の子たちを横目で見つ
つ神田神保町へ。

 
さかいやのウェア館、モンベル館、エコープラザをハシゴ。パタゴニアの
長袖アンダーが2種類1点モノで激安だったので迷わず2着ともお買い
上げ。2つで6000円しなかったはずだから、とても良い買い物でした。
さて、もう日が暮れて来ました。ライトを点けて丸の内方面へ向います。

  
大手町の辺りはホントに静かで、夕暮れの東京タワーを眺めながら走る
のが楽しくて。和田倉噴水公園のライトアップにカメラを構える人が
チラホラいたくらい。暖かい夜で良かった〜

  
そして丸ビルへ。ミレナリオが終わってビックリするほど静かな丸の内
仲通は赤いイルミネイションです。今は期間限定スケートリンクになって
いるらしい丸ビルの1階では、大晦日の夜にはピアノとオーボエのミニ
コンサートが行われていました。吹き抜けから暫し楽しんだ後、地下の
食料品売り場で夕食のお買い物。色々なお店で気になるものを買い込
みます。少しずつのつもりでも、結構な荷物になってしまいました。

ブロのパニアに入りきらない状態で、帰りは少し時間がかかるけど空い
ている丸の内線で終点まで寝て帰ろう、と外のエレベーターから自転車
ごと地下に入ります。地下鉄改札付近まではガラガラの地下通路を押し
て歩くと、嫌な予感が・・・この日の朝に起きた駅火災の影響で未だに
運休している、というじゃない。この荷物を抱えて混んだ駅の乗り換え
だけはしたくないと思っていたのに!でも今回は荻窪だから中央線快速
の始発に乗れば良いと判って一安心。地下鉄の改札を抜け、ゴロゴロと
JRの改札までブロを転がします。
しかしエスカレーターで中央線ホームに上がったところで大ピンチ。運
悪く終点の電車が到着したところで、階段と隣のエスカレーターに下り
てくる人波が押し寄せてきたのです。うわぁ〜・・・逃げ場も無いぃぃ。
最後の最後にドッと疲れてしまいました。折り返しの運転に乗れるはず
もありません。
次の始発の車両に乗り込み、ぐったりモードで荻窪へ戻ったのでした。

  
大晦日の夕食は紅白を見ながら部屋食も恒例化かも。丸ビルの福臨門で
黄ニラ焼きそば。この春には名古屋の新名所ビルにもレストランが出来
るのですが、きっと高くて行けないだろうな。シンプルな焼きそばなの
ですが、常温で食べても充分美味しいの。細い縮れ麺の食感も、上品な
味付けも◎ お弁当とフリーズドライのスープとお味噌汁、ユーハイム
のデリでサラダ、という感じ。大晦日の夜に営業しているお店も幾つか
チェックしていたんだけど、結局部屋でダラダラしちゃいました。

今年最後のおやつは谷中岡埜栄泉の豆大福とル・パティシエ・ヨコヤマの
小さなお菓子たち。半熟チーズケーキ、ふわわ(ブッセケーキです)それに
胡桃やサクサクパフが入ったチョコレートのお菓子。今年はOZコーヒー
の豆とドリッパーと水筒もちゃんと用意してきたのです。これで部屋でも
外でも大丈夫。あ、電器ケトルも持ってきちゃったのでホテルの人達は
ビックリしてるだろうなぁ(部屋のポットは蓋を開けた状態で加湿器役
になっていた)でも毎日の挙動不審な行動(ジップロックに入ったパンを
冷凍保存を頼むと同時に保冷材を交換)と、日々増えてゆくお菓子袋の
量に「一体アレは何者??」って思われていただろうな(爆)

2006年はこれにてお終い。目が覚めたら2007年のスタート。まだ
まだお江戸のお正月は終わりませ〜ん。

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