9月20日(水)〜24(日)

タカシマヤのスイーツのお祭り・パティスリー&ブーランジェリーコレクション
2006、通い始めて4年目の今回は期間中の週末にダーが出張で留守だった
こともあり、6日間の催事期間中のうち1.3.4.5日目の驚異の4日間と例年
以上にケーキにどっぷり。平日の夜はダーの好みの生ケーキを中心にして
土曜日はsomeさん、日曜日はりる吉さんがご一緒して下さった上に、土曜
の夜はほまめさんがケーキ夕食にお付き合い下さったので、普段ダーとは
食べられない類のケーキを思う存分、本当にありえないくらいに思うくらい
に楽しむ事ができました。
4日間も通ってしまうと、1日毎の日記では不用意に長くなってしまうので
今年のレポート?は、参加店毎の感想を書いてみる事にしました。

開催前の出展ラインナップを見て、去年に比べるとパティスリーはぐ〜ん
と期待度が増している反面、ブーランジェリーは寂しい限り。特に嬉しい
というかビックリした初出店は、オークウッド、フレデリック スケルターに
パティシェ・シマの3店。昨年以前も出店しているお店は、殆ど店舗訪問
済(パリセヴェイユ、デフェール、オーボンヴュータン、モンサンクレール
オリジンーヌ.カカオ、ガトー・ド・ボワ)きさ家お気に入り店がいっぱいで
とてもとても1日や2日じゃ食べきれないのです。そして昨年の初出店で
初めて口にしたパティスリー・ドゥ・シェフ・フジウのお菓子を再び食べる
機会がやってきた事も大きな楽しみでなのした。

まずはケーキの集合写真特集。どれも美味しそうでしょ。インプレは追って。



では、お店ごとの私見などと書いて見たいとおもいます。

★パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウ 東京日野市 藤生シェフ
今回、もっとも楽しく散財したのは藤生シェフのお菓子でした。一見すると
きらびやかではないので行列など一度もできないブースでしたが、ここを
大半の人々は素通りしてくれたお蔭で、ゆっくりとコンフィズリーを選ぶ
事ができました。
 
 
フランスの駄菓子屋さんでお買い物をしているみたいな気分に浸れます。
値段もホントにそれで良いんですか?ってくらいに安い!キャラメル63円
ガレットブルトンヌ126円、などなどホントに駄菓子感覚。見たことが無い
お菓子も多数で、可愛らしい手書きのお品書きを見ながら選びました。
パッションフルーツ味のマシュマロはジューシーだし、果汁たっぷりのグミ
も、ナッツペーストが中に入った焼きメレンゲ・セボンは今まで食べいた
焼きメレンゲの5段階くらい上を行く衝撃の美味しさ。あぁ、思い出した
だけでも・・・それにヘーゼルナッツがたっぷりと練られたプレッツェルが
本当に美味しくて。まだ全部食べていないけれど、もうステキなお菓子が
これでもか!ってくらいに。すごく沢山買ったけど、お裾分け色々したら
結構少なくなって(それでも大量なんだけど)大事に食べてます。

 
そして去年食べて感動した焼きっぱなしのケーキたち。左の写真の右下は
別のお店のお菓子ですが、ガトーバスクは1ホールたったの1050円なの。
パヴェ・ノワゼットはヘーゼルナッツたっぷりの生地に杏ジャム、上には
薄いパリパリチョコレートが石畳のように並んだ上に粉糖のおしろい。
そしてアルカザールはアーモンドたっぷりの生地の中にはパイナップルが
りる吉さんと半分っこして持ち帰ったのですが、切り分けようとナイフを
入れたら、ふわふわ&しっとり具合に二人して「きゃ〜!」って声を上げた
程。
そしてスペシャリテのソーシソン・オ・パン・ヴリュは1本1260円です。この
お菓子が食べられるお店は日本じゃフジウさんだけなんじゃないかしら?
ラム酒、小粒のレーズン、杏ジャム、レモンクリームの香るぐるぐる巻きの
バターたっぷりのリッチなケーキ。外側のお砂糖のジャリっとしたところ
も良いアクセントで、5〜7ミリくらいにスライスして大事に大事に大事
に食べました。お裾分けも何人かの方には出来たので、1260円で非常に
楽しみ甲斐のあるお菓子です。バスクも然り。安すぎます。
お店からはパティシエールがお二人。4日間毎日顔を出したお蔭ですっかり
覚えられてしまいました。マリオットの豪華な飴細工の裏で一生懸命声を
枯らして呼び込みをする田端智子ちゃん似の彼女は「ウチのお菓子は地味
なので、なかなか足を止めてもらえないんです。」「何を言うの。このお菓子
の美しさ、素晴らしさが判らんヤツの目が節穴なんだよ。それに静かな方が
ゆっくりお菓子が選べて助かるよ。」そう言われても販売する方にはやはり
沢山の人にお菓子を食べてもらいたいものでしょう。だけど一度食べれば
その美味しさとコストパフォーマンスの高さにリピート必須。その証拠に
最終日にバスクを買いに行ったら、最後の1ホールだったのだ。危なかっ
たなぁ・・・って、こんなことを書いたら来年は入手困難になるかも?

それから生ケーキはフロマージュブランとサンマルクをいただきました。
サンマルクの食感は今までに無い新鮮なものでした。キャラメリゼした
表面の生地はガリガリじゃなく、下のムースとすっと馴染むのです。アク
セントの小粒レーズンが洒落ていて、もう一度食べたいよ〜!!

日野のお店ではカフェも併設し、ガレット(フランスのクレープ)もある事
近くに高幡不動があるので元日から年中無休で営業(カフェは休みですが)
している事を聞いたら、これはどうにかして実店舗にも行ってみなくては
と思えてきました。シンプルなお菓子が多いので、自転車で運搬するのに
好都合なところも嬉しい。あぁ、早くお店に行ってみたいっ!!


★菓子工房オークウッド 埼玉県春日部市 横田シェフ
パークハイアットペイストリーブティックを超人気店にした横田シェフが店
をついに構えられた、しかしそこは埼玉春日部・・・気軽に行ける場所じゃ
ありません。しかし名古屋で食べられるチャンスがやってくるとは!もう
嬉しい〜っ!

 
新作のキャマラードは塩キャラメル味のクリーム入りダックワーズが土台
になったモンブランで、一粒で二度美味しい。和栗を使っているので、少し
懐かしい味わいになると思いきや、意外な展開になるので普通のモンブラン
を期待していると「なんじゃこりゃ!?」になってしまうかも。別物のお菓子
として食べた方が良さそうです。賛否両論ありそうですが、きさ家は気に
入りました。もう一つ選んだのはオークプリンで、とろとろ系なのですが
上に薄く見えますがしっかりしたカラメルが上に掛かっているのが良い!
やっぱりプリンなんだからカラメルが無きゃね。値段も嬉しいぞ。肝心の
プリンですが、濃厚なんだけどクドさはなくて評判の品だけはあります。
しかししかし、一番の気に入ったのはルラションというチョコ&クロテッド
のムース。土台はチョコのダックワーズで、上にはオレンジピールと胡桃
のキャラメリゼがトッピングされています。パークハイアット時代からの
人気のお菓子(以前行ったときはあったのだろうか・・・?)という事で
期待して頂きました。一番最初の写真4枚目の左手前のケーキです。
・・・・・・う、うまい。ケーキも勿論美味いが上のキャラメリゼしたクルミが
もうもうもう激ウマ!あぁリスになって、これをお腹一杯食べたい(爆)
これを食べたのは土曜日の夜、ほまめさんの御宅にお邪魔した時でした。
あまりにも美味しすぎて、一口食べて「これは最後にとっておこう。」と即
決まり。お喋りしながらゆっくり食べていたので、せっかくのムースがダレ
てきたので我侭を言って再度ケーキを冷やしてもらって、最後の1口まで
美味しくいただきました。ほまめさん、ありがとう。

この感動を是非ともお店の方に伝えねば、と翌日にもう一度売り場を覗き
紺野まひるちゃん似のヴァンドゥース(販売・接客専門係)嬢に「リスになり
たい。」と言ったら「胡桃、食べませんか?」と思いがけぬ返事が。おそらく
運搬時にトッピングが取れてしまった場合に備えて、予備のクルミがある
のでしょう。貴重なそれを特別にこっそり食べさせてもらえました。一緒に
食べたりる吉さんもビックリの美味しさ。言ってみるものです(笑)
このクルミのキャラメリゼを作る時は、ヴァンドゥースも一緒になって総出
で作業するそうです。夏は暑くて本当に大変なんだとか。その作業の様子
を見てみたい(そして呆れるくらい食べてみたい)ものです。

来春5月にはお店の隣にステキなカフェができるそうです。上野から1時間
少しかかるそうですが、きっと行きます。行かねばなりますまい。残念なが
らクルミ単品販売はしていませんが(そりゃそうだ)催事には出す事の無い
お菓子も多数あることですし、なによりどんなに遠くても行く価値のある
お店だと確信しました。2007年夏以降の課題です。


★大阪・ムジカ&ブーランジュリ タケウチのコラボカフェ 
 
4日間の中で毎回通いました(笑)タケウチにやられっぱなし。タルトセット
(630円)かマフィンセット(950円)は、ポット2杯分の紅茶付きなのです。
安い。安すぎてウマすぎる。名古屋にあったら毎週通ってしまうかも。何せ
タケウチが凄いんですわ。まずスコーンは熱々で出てきます。クリームも
何も付けません。正統派スコーンとは違い、これはパン屋さんのスコーン。
マフィンはカリっとしていて粉の味がじわ〜ん、でもサクサク食べられる。
ハムもチーズもちゃんとしたもので、もうサイコー♪
プチサイズのフレンチトーストとタルティーヌは、去年一番びっくりした
超ミニミニシリーズ。何でこんなに小さいのに、しっかり美味しく焼ける
のか?本当に不思議。ミラクルとしか言い様が無いぞ。
去年は小さなカウンターで密かにやってたタケウチコラボでしたが、今年
は広告にも出していたにも拘わらず拍子抜けしちゃいました。ここで買った
ケーキも食べられる(皿もフォークも出してもらえる・箱も捨ててくれる)の
で、非常にありがたい。去年までは上のポケットパークに紅茶持参だった
(だって一昨年までは・・・・)事を思えば、今年は良かったよ〜
来年も是非ともコラボカフェをお願いしたいですね。ホントに。


そうそう、今年はついに限定BOXにも手を出しましたので・・・

★シュークリームコレクション(4個入り) 1213円 1日150箱
  
写真にはナゼか5個。実際には中央部分に保冷材が入っています。そこ
に別のお店のステキなシューを別に買っておいて、特製ボックスの出来上
がりです。こんな贅沢な食べ方を思いついた人、他にいないでしょ!?
日曜日にりる吉さんと一緒に食べました。以下、食べた順に断面ショー。

 
フレデリックスケルター(右奥)
まずは一番安定感のなさげな生クリームぐるぐる巻きから。いや〜この生
クリーム、軽いっす。そして下にはパティシエールが。この2層が堪らな
いよぉ。運搬不可っぽいこのスタイルも好みだったりする。

 
ガトー・ド・ボワ(右手前)
牛乳の風味がたっぷりのパティシエールと生クリームがしっかり詰ってい
ます。とろっとしていて食べやすい感じ。

 
パリセヴェイユ(中央・本来はセット販売はありません)
パリジャンと銘打つだけあって、皮にはアーモンドダイスがたっぷり。それ
に加えて皮の表面シャリっとグラニュー糖。クリームは甘めだけど、皮は
5つの中で一番ビター?なので、バランスが良い。パリジェンヌじゃなくて
まさにパリジャンなのだ。

 
菓子工房オークウッド(左奥)
ミルクジャムのクリームとバナナが入っています。正統派シュークリーム
道は外れるけれど、これは別のお菓子としてとても美味しいと思いました。
丸ごとバナナとシュー皮ロールの高級品の合体みたい(笑)

 
パティシエ・シマ(左手前)
実はこれが食べたくて今回シュークリームボックスに手を出したのだ。
パティシエ・シマのブースでは単品での取り扱いはしていないので、これ
を買わねば島田シェフのシュークリームは食べられないの。もちろん、他
のシェフも(今年は)気になる方ばっかりだったけどね。
で、一際小さい島田シェフのシュークリームは、これぞ日本人のお菓子だ
ぜ!って感じ。クレームパティシエールというよりは、敢えてカスタードと呼
びたいポテっとしていながら野暮ったさは無いクリームを、絶妙バランス
の皮が受け止めます。おぉ、並んだ甲斐があったぞ。

それぞれのシェフの個性が光る5つのシュークリーム食べ比べ、非常に
貴重な体験でした。ちなみにお気に入り度ランキングは、りる吉さんと
見事に合致で嬉しくなる。これからもきこぱく&ぱくぱくにご一緒して
いただきたいです。


★勝手にチーズケーキコレクション
今年はダーが留守だったため実行に移された計画も。リアル店舗に何度か
訪問しているお店でも、チーズケーキは未食という場合がほとんどです。
土曜日にsomeさんにお付き合いいただいて、チーズケーキまみれ(笑)

  
  
最初に4種類、後で2種類を食べました。一番手前がフジウ(これだけ単体
写真を撮り忘れ)のフロマージュブラン。優しいスポンジにチーズクリーム
藤生シェフのケーキってほんわかしちゃうんだよね。どれだけでも食べられ
そうなキケンなチーズケーキです。
続いて安食シェフのフロマージュクリュをいただきます。最初はチーズの
味は強くないのですが、気持ちよい余韻が長く続くのです。安食シェフは
あっと驚くようなお菓子もシンプルなお菓子も、ホントに素敵なの。
金子シェフのコム・ニューヨーカーは、一番上にグラハム風のクランブル
が乗った変った風貌です。一番下のビスキュイにはシトロン風味が効いて
いて、滑らかなクリームチーズと一緒に口に入ると良い感じ。
そして島田シェフのスペシャルチーズケーキ。値段も大きさもスペシャル
の名に恥じぬもの。もちろん、お味もスペシャルなのだ。フォークに付い
てしまうような濃厚かつ滑らかなチーズにビターなチョコクッキー生地が
絡んで、さすが巨匠でございます。

少しインターバルを挟んで後半の2種類にチャレンジ。

  
後半はスフレ系を選んでみました。ガトー・ド・ボワ、林シェフのルックス
も愉快なスフレ・ヨーヨーはフォークを入れようとして・・・アレレ?これ
ってスフレだよね?でもフォークがすんなり入らない。このスタイルを
維持するには、ふわふわじゃ無理だわね、と納得しつつ口に運ぶと、濃厚
な味わいです。ヘタをするとこの手合いは下品なチーズ臭に辟易してしま
うのですが、さすがに品良くまとまっています。
最後の一つは多田シェフのスフレフロマージュ。初日に見つけた時から気
になっていた美しいスフレ。セロファンを剥がすと黒い粒々がびっしり!
わぉ!ヴァニラビーンズだよ〜!!とsomeさんと盛り上がりつつ、一口。
甘さもチーズも軽くて、当然ヴァニラの香りも加わって、見た目は普通でも
新鮮な味わいです。そして美しさにも感動!裏までもが完璧に綺麗!!
後に知ったことですが、このお菓子は大阪プラザ伝統の味なのだとか。

6点それぞれ個性的で、チーズケーキって奥深いねぇと再認識なのであり
ました。楽しい食べ比べにお付き合い下さったsomeさん、ありがとう。


★デフェール 神奈川・たまプラーザ 安食シェフ
このイベントできさ家が絶対に生ケーキを買わずにはいられないお店。
今回は前出のフロマージュクリュを初めて食べた(someさんの御蔭です!)
それに加えてダーがこよなく愛するフレーズ(一番上の集合写真のイチゴ
ショート)、新作のブラックノーブル(その下チョコ)の3点。焼き菓子は夏に
haiさんからい〜っぱい頂いたので予算配分の都合上今回は見送り。
多分何度食べても、デフェールが出店するたびに、お店に訪問するたびに
フレーズを注文しない事は無いでしょうね。何だかんだいってもやっぱり
きさだってイチゴショートが大好きなんです。
ポートワインとプラム、お得意のチョコレートを組み合わせた新作は秋に
相応しいもの。アールグレイの風味も加わって濃厚な味わいです。毎年
このイベントに合わせて新作を発表して下さるのも楽しみなのです。


★パティシエ・シマ 東京麹町 島田シェフ
  
  
今年の出展リストを見て「やった!」と思ったお店の中の1つです。だって
年末年始・お盆・日祝日もしっかり休まれるんだもの。数年来の食べた
いリストからようやく消えるチャンスだ!一番の目当てはシュークリーム
それにクレームブリュレにクレームアンジュ。共に島田シェフが元祖だと
聞いています。今ではどこのケーキ屋さんでもお馴染みのお菓子ですが、
元祖の味を是非、と言う事なの。念願のシュークリームは会場で食べて
クレームブリュレは日曜夜に予定より早く帰宅したダーと食べました。
トロっとした濃厚なクレームに満足。しかし不思議なことに表面がです
ね、カリパリッのキャラメリゼじゃ無かったんですよ。色々な方のインプレ
をチェックしましたが・・・やはり時間経過でパリっと感が失われてしまっ
たのでしょうかね。当日夜に食べたのに残念。やっぱり現場に行くべき
か?!
本当はアンジュとブリュレをりる吉さんと一緒に食べようと買ったのに
急遽ブリュレを持ち帰ることにしてしまったので、アンジュはりる吉さんの
元へ。どうだった?「包んである布まで食べたい。」食べたかったなぁ!!
来年もお願いですから来て下さい〜!
そうそう、2日目のイベントでマドレーヌの実演も見学しました。焼き立て
ふんわかマドレーヌの試食もちゃっかりできました。


★パティスリー・サダハル・アオキ・パリ 東京丸の内 青木シェフ
  
マカロンツリーを引っ提げて登場のサダハル・アオキであります。今年の
タカシマヤにとっては目玉だと思ったのだけど、思ったほど行列にもなら
ず拍子抜け。やっぱり値段に退いちゃうのかな?もっと人気が出ると予想
していただけに意外でした。もっと意外だったのは、ケーキの品揃えが
充実していたこと。こんなに持ってきちゃって丸の内のお店は大丈夫な
んでしょーか?ってくらい。
日曜日にりる吉さんとスペシャリテのエクレール・オ・ゆずと鮮やかな
すみれ色のケーキを一口ずつ頂きました。ゆずエクレアは以前ほんの
少しだけ齧ったことがありますが、絶妙なバランスなんです。そして自分
では選ばないだろうな〜って思う(ゴメン)凄い色のケーキ。でもこれを
食べて良かった!とても洗練されていて、パリで愛されるパティシエだと
いう事に納得してしまうのです。


★パティスリー・パリセヴェイユ 東京自由が丘 金子シェフ
  
去年に続いての出店です。広告掲載の一日30個限定のシュープレーム
はさすがに朝イチで並ばないと無理。持ち込んだ数も多くないようで、生
ケーキは売り切れていた日もありました。去年以上に知名度が浸透して
いるようですね。ブラックベリーとチョコレート、秋にぴったりの新作も勿論
素晴らしいのですが、金子シェフの焼きっぱなしのタルトやジェノワイズ
リーも魅力たっぷりなのに、今年も持ってきてはくれないのが寂しい〜。
それでもフォンダンショコラにバールドール(カルバドスで煮たリンゴを
詰めて焼き上げたお菓子)を楽しみました。りる吉さんに半ば強制的に
買わせてしまった焼き菓子3点入り袋も大好評だったのだ。だって本当
に素敵なお菓子ばかりなんだもの!


★オーボンヴュータン 東京尾山台 河田シェフ
  
今年はタルト系の1ホール物が無くてホントに残念。コスパが高いんだけ
ど(だから止めたのか?!)ね。15時半から販売の生ケーキ(並んだ事は
ないけど)に、フロマージュクリュが有れば並ぼうかなと思ったんだけど
これも無し。結局食べたのはピチビエとショソンイタリアン(右写真の右)
だけでしたが、見た目はおおらかな感じだけど中身は綿密な焼き上がり
なのであります。14時までは静かな売り場なので覗いて見る価値あり!



★ フレデリック スケルター 東京神谷町 

   
こちらの出店もビックリでありました。だってこの夏に行こうと思っていた
のにお店が休みで行けなかったんだもの。日曜日にはスケルター氏と
マダムもお顔を出しておられました。ショコラティエでもある彼のケーキ
はチョコ系がやはり有名のようですが、ベルギー人パティシエの作とは
聞かなければ判らないのでは?と思えるくらい。
カリオカ(リオデジャネイロ生まれの人の意)は中に苦いコーヒームース
とチョコムース、ザクザクしたナッツのベースに紅く色付けされた艶やか
なグラッサージュ。最初色だけを見てフランボワかな?と思ったら味は
しない・・・?どうやら色だけのようなのですが、この芸の細かさが素敵。
ちゃんとお店に行って、じっくりと味わいたいなぁと思わずにはいられな
かった。
マカロンは1つの半分だけ食べましたが、もう感覚が麻痺していて(更に
状態も良くなかったと思われる)う〜ん?というところだったのですが、
残りを良いコンディションでお家で食べたりる吉さんによると、もっちり
で抹茶、コーヒー、胡麻、どれも素晴らしかったそうです。あぁ、きさも
1袋買っておけばよかったなぁ・・・某店よりかなりお値打ちだったし(笑)


★イグレックプリュス+ 神戸北野 多田シェフ
  
このような催事では生クリーム系ケーキはお店にとっては敬遠されがち
(運搬に気を遣うためでしょう)で、扱っているお店も少数派なのです。
でもこちらは毎日3時に神戸から生クリーム系ケーキが別便で送られて
くるそうですので、生クリーム好きさんは夕方から要チェックです!
イグレックロール、桃のショートケーキをいただきましたがお手頃な価格
以上の満足度があります。連日ブースでは多田シェフが頑張っておられ
ました。まだ飾りつけ中の桃のショートケーキを我侭を言って1つだけ
先に作って頂いたんだっけ。前記のフロマージュスフレと合わせて3種
食べましたが、どなたにも好まれる安心感があります。


★オリジンーヌ.カカオ 東京自由が丘 川口シェフ
  
ケーキケースの横には、大きなチョコレートのオブジェが置かれていま
した。思わず触ってみたくなるけど、ダメですよん。今年も残念ながら
フォレノワール(チョコレートショートケーキ)は無し。やはり運搬面で
難しいとの事です。もう一度食べたければ本店に行かなきゃダメだね。
今回はホワイトチョコムースの中に苺ソース&ショコラビスキュイ(名前
失念・一番上の写真の左の丸いもの)に、パルフェオショコラ(ナッツと
コーヒーゼリーとショコラムースのミニパフェ・4枚目の左奥)とお約束
の巨大チョコレートマカロン(小さなどら焼きくらいの大きさもあるのだ!)
を食べました。それにこの彩かなグリーンのケーキ、これは抹茶ではなく
ピスタチオのムースにヘーゼルナッツ&ミルコチョコが詰っているお菓子。
それを何と試食で一口頂いたのです!!何とも太っ腹であります。そして
お味がまた素敵なのだ。買わなかったことを後悔したんだよね。毎朝お店
で挽くというピスタチオの香りが、なんとも豊かなのです。あ゛〜何で買わ
なかったんだ!いや、その時はもう甘味神経が限界点オーバーしていた
ので・・・あぁ、やっぱり自由が丘に行かないと(笑)



★ケーキ以外のいろいろも
  
初日限定出店の高山・トランブルーと田園調布のエスプリ・ド・ビゴでは
最終日に食パンを(藤森シェフが売り場におられました)買ったくらい。
久しぶりのトランブルーは売り切れ直前に入手できたのが2つだけ。でも
並ばずに買えたんだから良しとしなくてはね。高山に行きたいと思いつつ
ずっと行けないままなので、涼しい時期のうちにどうにかしなくっちゃ。
コムシノワのパンも買いたいと思いながらも、14時前からの長い行列に
参戦できず。
タカシマヤの催事を毎年チェックしている方はお気づきでしょうが、年々
ブーランジェリー(パン屋)の出店が少なくなっているのが寂しい限り。
特に愛知県外からの出店が少なすぎる!!どうなっているんでしょ〜

  
昨年に続いて出店の北海道・想いやりファームの日本唯一の無殺菌牛乳。
これを飲んで育ってしまったら、もう市販の牛乳(とくに高温殺菌)は飲めな
いよ。いやゆる牛乳臭さがゼロなんだもの。これが本当の牛乳の味なんだ
なぁ、としみじみ。しかし一昨年夏マリアージュドファリーヌで初めて飲んだ
時に比べるとさらっとしていました。なにせナマモノ、その時々で風味が変
わるのは当たり前なのでしょうね。
パティスリー&ブーランジェリーフェアのはずなのに、デリカッセンも毎回
色々出店しています。甘くなった口の中に適度な塩分を補給してくれる
有り難い存在(だって試食がいっぱいなんだもの)です。スモークサーモン
にソーセージやベーコンなど、何度かお世話になりました。ミニサイズの
スモークサーモンのパニーニ、買っておけば良かったなぁ。


今回は初めて期間中4日間も参戦してしまう、という暴挙に出てしまった
のですが、さすがにキツイです(爆)ここまで楽しめたのは、お付き合い
して下さったオトモダチの御蔭です。ありがとう。
翌週に大阪マダムツアーを控えていたので、焼き菓子も控えめになって
しまったのが悔やまれるところではありました。
次回のテーマも決まったし、新たな攻略法?も編み出したので来年の参戦
もきっとある・・・はずです。きっと。

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