6月24日(土)

週初めから傘マークだった週末の天気予報。金曜に急遽回復したものの
ダーはシゴトだし、かき氷ハシゴに出かけようと前夜に決定。一昨年から
参考にさせて頂いているトーキョーウジキントキに紹介されているお店の
中から、西尾張の3軒を廻る事にしました。

3軒の中でもっとも気になっていたのは旧木曽川町にある”亀屋”さん。
せっかく木曽川町まで行くなら、という事で旧尾西市の”明けや”さんも。
そして名古屋に近いところで、甚目寺町の”若不老園”さん、と全部自走
なら80〜90キロくらいにはなりそうな行程です。でも帰りは追い風になる
はず、と(それに名古屋駅の名鉄〜地下鉄の乗り換えがイヤ)余程のこと
が無ければ日没までに帰り着けるでしょう。ダーを送り出して、8時半に
クルーソーで出発。

前夜は曇りの予報だったのに、朝になったら見事な青空。こりゃ氷日和に
なりそうだわ〜、と最高ペースで一気に豊公橋・萱津橋を越えて甚目寺町
まで走りました。案内看板が出ていたのですぐにお店は見つかりました。


順調なペースでやって来たのに、なんだか様子が・・・”かき氷は12時から
です”と札が出ていました。ぐぁ〜ん!しかし和菓子屋さんなんだから、朝
はお菓子を作るのに忙しいだろうし、なにより氷って午後に食べるものだ
から当然といえば当然でしょう。ただ1時間ノンストップで走ってきたので、
ここで何も食べない訳にも、って事で初めて目にする”みょうがまんじゅう”
を頂きました。お団子のような食感の生地に甘さ控えめの餡入りです。

みょうがまんじゅうの事を尋ねると「私も名古屋から来たのでよくは知らん
が、この辺りの人の田んぼ仕事に持って行くおやつのようなもので、手が
汚れていても気にならんように、みょうがの葉で包んであって、だだ当時の
ものはもっと硬くて、菓子屋で出すようなものではないんだよ。」とご主人。
お店の椅子で早速みょうがまんじゅうをパクつくきさに、作ったばかりの
麦茶を出してくれて「冷たくなくて悪いけど・・・あ、氷を入れてやろうねぇ。」
と、奥に戻って氷を浮かべて冷たい麦茶でもてなしてくれました。

やがて奥さんも出てこられて、きさのこれからの予定を話すと驚きつつも
「そりゃ〜悪かったねぇ。でも氷は実は今日からなのよ。まだどうしようか
と思っていたんだけど、今日は氷日和になりそうだねぇ。」
「帰りにもう一度寄らせてもらいます。これで今日は走る目標が出来たの
で返って良かったです。」
そう、これで完全自走確率がかなりアップしたのだ。もし木曽川町で挫折
したとしても。須ヶ口まで輪行して甚目寺には寄ろう、と思うのでした。


甚目寺に来たんだから甚目寺観音にお参りしていかないとね〜。しっかし
凄い青空だねぇ。雨の心配が無くなるのは良いけれど、暑さが心配になっ
てきます。

さて、次はどっちへ行こうか・・・?どっちに行っても坂は無いんだし、適当に
走っていたら、稲沢でこの季節に寄っておきたい場所がある事を思い出し
た!あじさい寺で密かに有名な性海寺へ向いました。行き過ぎて裏手に着
いたお蔭で、人が少ないのをイイことに境内にクルーソーを押して入って
パチリ。


バーディで初めて遠出したのは確かココだったよねぇ。あの時は、まさか
こんなに自転車が増えるとは・・・いやいや(爆)

次に尾西に行くにしても木曽川町に行くにしても、旧一宮市内を通るのは
間違いない訳で。お昼ご飯に時間もお金も使えないので、パンを買って外
ランチ、と思い一宮で美味しいと評判のパン屋さんへ。
折角なのでお昼に食べる分以外にも幾つか買っていこう、と思ったものの、
なんだか悲しい買い物になってしまった・・・かなりブルーな気分で店を出て
とりあえず牛乳買おう、とコンビニを探すも全然見つからない。何故だぁ。


結局アップルティーで妥協して、小さな公園でお昼にありつけたのは正午
少し前でした。ダーがいないからチーズもの、と選んだクロックムッシュは
メチャクチャ汗をかいた身にもしょっぱいと感じるもので(中に挟んである
ハムの所為?)しっかり塩分補給。曰く付きのバゲットは焼き立てなので
そのまんまで。しかし全体量の6分の1くらいでお腹がいっぱい。

さて、尾西か木曽川町どっちが先か・・・?やっぱり本日最初のかき氷は
一番気になるお店にしよう、と木曽川町を目指します。段々気温も上がっ
てきて、あぁレモン氷♪と気分最高潮になったところで・・・


木曽川町のダイヤモンドシティ・キリオの南向かいの”亀屋”に到着です。
3卓だけの茶房は先客はおらず、きさの貸しきり状態。”レモンミルク”と
迷わず注文。そして待つ事暫し。


「ミルクを掛けてしまうと、氷が沈んでしまいますので。」とミルクは別添え
(300円+50円)スタイルです。白玉3つは基本料金に込みなので、非常
に良心的なお値段。そして量も小ぶりで丁度良い。最初はそのまま、途中
でミルクをたらして頂きましたが、ミルク無しでも完食できるほど。でもコレ
すっぱいんです。もしかしたら相生よりも酸っぱいんです。だけどカラダに
染みる酸っぱさが心地よくて(これは自転車で行った所為かも)ミルク無し
でもよかったなぁ。白玉も美味しくて、もう満足っす。
とっても感じの良い若奥さんと話しながら、あっと言う間に食べてしまいま
した。いやはや、行った甲斐があったよ〜(^^)

今日最大の目的を果たして、次は旧尾西市の”明や”さんへ向いました。
大凡の場所だけは頭に入っていたので、車の少なそうな道を選んで進み
ますが、この辺りのはず・・・と思った場所にそれらしいお店は見つかりま
せん。う〜ん、おかしいなぁ、と思いながら周辺をグルリとしてみたら・・・
あった〜。さっきはきさの視界の右斜め前方50m先にそのお店は在った
はずなのに、普通のお宅だと思って見逃していました。


外壁の小さな看板と暖簾以外、お店だと判る気配はありません。丁度お客
は他にはおらず、お店の方はきさの顔を見るなり「氷はまだなんです。」と
喫茶メニューを差し出しました。え〜、え〜、え〜!かなりショックでしたが
まだ亀屋さんを出てから30分も経っていないので、まぁイイか、と。
毎年梅雨明け以降に氷は始めるのだそうです。

喫茶メニューを見て”名古屋コーチン卵ミルクセーキとわらびもち”が気に
なりましたが、今日は卵が入荷していないとのこと。残念!まぁ無難な線
という事で冷やしぜんざいを注文しました。すると直後から、わらび餅を
買い求めるお客さんがひっきりなしに訪れてきます。う〜ん、選択を誤っ
たかな。わらび餅と追加で頼もうか・・・そうこうするうちに白玉の浮かぶ
ぜんざいが登場しました。最初?と思ったのですが、食べ進むと何とも味
わい深い冷やしぜんざいです。しっかり完食しましたとも(^^)

では最後にもう一度、甚目寺の若不老園に向うことにします。いつもなら
風向きは北西のはずなので帰りは順調だろう、と思っていたのに、今日は
南南西の風なので予想以上に苦戦します。何せ風除けになるような建物も
無く、疲れたら西に走ってどうにかこうにか。


きこきこと旧道を進めば、やっぱり見つけてしまうのは・・・和菓子屋さん。
実は今日も何軒かのお店に出会いましたが、アンテナが反応したのはココ
だけでした。ただ、明やのぜんざいで甘味いっぱいの気分だった事もあり
漉し餡を包んだわらび餅(210円)1つ。勿論、快く包んでくれました。

気が付いたらカレーのオリエンタルの横を通って、駐車場の車の台数から
相変らずの賑わいぶりのケーキ屋さん・おーふーがし山本を気にしつつも
そのまま南下。サイクリングロード経由で津島線の踏切が見えたら、渡らず
東に進んで行けば甚目寺観音に戻れました。しかし肝心のお店の場所が?
・・・燃料切れか?(爆)暫く迷って、やっと最初に食べるはずだったお店へ。


黒蜜+あずき+白玉で500円です。これでも小盛り(値引き無し)なのです
が、普通サイズだと丼みたいな器になります。普通サイズでも食べられる
気がしたのですが、白玉を乗せると一気にお腹にたまるので警戒したの。
一口食べて「うぅ、シマッタ!甘いかも。全部食べられるのか?」と少しだ
け不安になります。もしかして、黒蜜ってあんまり好きじゃなかったのか
なぁ(葛切りも梅蜜派だし)と、自分の好みについて自問しながらも、でも
スプーンが止まる事はありませんでした。食べ進んで行くうち、なんだか
どんどん美味しく感じるの。あずきと白玉も当然のように美味しくて。
御主人と奥さんが今日の顛末について尋ねてこられたので、お話しながら
氷を急いでかき込みました。ふぅ、満足じゃ〜。

若不老園さんを出発したのは16時、日没まではまだ3時間もあるとなる
と、あともう1軒行っても良さそうだなぁ。だって今日はまだ2杯しか食べて
ないし・・・(笑)そんな事を思いながら朝の道を引き返し、円頓寺商店街
まででも30分掛からなかった事にちょっとビックリ。結構近いんだね。


冨久屋のソフトクリームにしようか?とも思いつつ、今日は氷の日だから
と通過。アーケードを抜けてブルーデルヤマトの前を通過しようとしたら
角食パンが見えたのでパニアバッグに入れて帰りましょ。桜山では予約無
しじゃなかなか買えないらしいですが、こっちは残っている事が多いかも。

さて、今日の最後のかき氷をどうしようか・・・?栄の万年堂?雀おどり?
う〜ん、人ごみに行くのは気が進まない。じゃあ飯田町の相生? きっと
並んでいるし、あそこじゃ量が多いでしょ。最後はさっぱりしたのがイイ
なぁ、となれば池下の”にしわき”でしょう!先週はフラレたけど、今日は
やっているかな〜、と向うも、やっぱりシャッターが降りてました。
どうしちゃったのかなぁ・・・心配。
そのまま覚王山へのダラダラ坂(この日一番の坂?)にひぃひぃ言いつつ
丸筆製氷が健在ならば〆に決まりなのに、と思いながら更に東へ。

日没までの残り時間とGPSの走行距離を見比べて、結局最後お店にする
事にしたのは藤が丘の”ちゃ大和園”でした。藤が丘まで行けば走行距離
が3ケタになるかな〜という訳で。ただ、このお店にはチョッと不安が・・・


その不安要素を確認するべくお店に入るなりまず一言。「すいません、今は
”京子さんのかき氷”はお願いできますか?」
店員さんが出られて「すいません、あいにく京子は、」と言いかけたとき、
奥から「あ、大丈夫よ〜。」と、今日も着物が美しい京子さんの声が。
丁度(お茶教室?ネイル教室?の)お客様の応対が終わったところだった
みたいで、シンプルな京子ソースをお願いしました。
こちらのお店は元々お茶葉屋さんで、お店の中には小さな茶寮があって
和菓子と抹茶や和風スイーツが頂けます。氷蜜は抹茶、黒蜜、ほうじ茶
ラズベリーがあって、小豆や白玉、和菓子などのトッピングもあります。
抹茶は”普通の抹茶”と”京子の作る特製抹茶ソース”があるのですが、
当然ながら京子さんが留守の時(結構多いらしい)は、当然ながらダメ。
もしお留守だったらほうじ茶を食べようと思っていたのですが、ラッキー
でした。一昨年もちょうど外出から戻ってこられた時だったし、なかなか
タイミングが合っているみたい(^^)
きっと飛び切りの抹茶を使っているんでしょうね。すご〜く濃厚な抹茶を
ふわふわの氷に垂らして口に運ぶと、もう、もう、もう、美味しい〜♪
前回はスペシャルにしてミルク+小豆と抹茶アイス入りと豪華なのを食べ
たのですが、今日はすでに色々食べたのでさっぱりと抹茶味のみで楽しみ
ました。抹茶がそのものが美味しいのでシンプルなのもステキです。

最後の〆の氷を堪能し帰宅すると、99.5キロ。悔しいので近所のカフェ
に氷のメニューがあるかチェックしに行って戻るとちょうど100キロ。
氷を食べに100キロきこきこ、なかなか凄いじゃ〜ん(笑)


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