5月5日(金)
しまなみ海道3日目、今日も晴れの予報です。日焼け防止対策は入念に。
今朝の多々羅大橋は昨日に比べると雲が多いなぁ。昨日の消失した写真の
中で一番悔やまれるのは朝の写真なの。本当に綺麗だったんだから!でも
時間が経つにつれ、今日は今日で美しい朝の景色が楽しめました。左は朝
5時15分、右は6時20分の様子です。
朝ごはんは前日の夕方に生口島の”わか葉”で買ったあなご寿司。上品な
色に仕上がった穴子、寿司飯にも味が付いています。これは美味しいよ〜
追加で頼んでホントに良かった!!次回機会が有れば絶対また食べたい!
箱に描かれた絵も味があって、お土産にぴったりの逸品です。
昨日の夜が早かった事もあって、クルーソーで多々羅大橋を出発したのは
7時半。今日は昨日とは反対方向、今治に向ってきこきこと行きましょう。
大三島の推奨サイクリングコースを進んで行くと”オオムラサキ→800m”
の看板が有りました。う〜ん、オオムラサキってナンでしょうね??寄って
みようと坂を上ってみたけれど、行けどもそれらしき木は見当たらないぞ。
やっと通りかかる人がいたので「まだ先なのでしょうか?」と尋ねてみると
「もうすぐそこだけど、今は時季じゃないよ。」と素っ気無いお返事。残念。
帰宅して調べてみると、ヒラドつつじの1種で周囲19m、高さ4mもの大木
だそうで、5月中頃には見事な紫の花をいっぱいに咲かせるのだそう。
ひゅ〜っと坂を下ってサイクリングコースを進んで行くと、今度は”みたらしの
水”の看板がありました。現場はすぐそこなので行ってみると、海の近くにも
かかわらず真水が湧く場所らしいのですが、中を覗いてみたけれど湧いてる
雰囲気は無かったなぁ。大山祗神社の大祭に献上されているそうですが・・・
その先の漁港では、船のお魚移動販売?が好評開催中の模様でした。これ
は新鮮!間違い無さそう。今日のランチも美味しいお魚を食べるんだ〜♪
大三島はしまなみ海道の島の中では大きな島なのですが、推奨コースは島
の東岸のホンの一部だけなので、島を楽しむのならばコースを離れた方が
良いのかも。但し坂が避けられないので、きさ家の構想からは外れました。
今日の最初の橋・大三島橋はしまなみ海道で唯一のアーチ橋。まだ朝8時
なので、すれ違う自転車も追い越して行く自転車もいません。ゆっくりゆっくり
坂を上って、橋の全景が見えたところでパチリ。渡った先は伯方島です。
こちらも推奨コースは島の南西部のみ。島の大きな集落は反対側の様です
が、今朝は推奨コースに従って進みます。
次の伯方・大島大橋が望める場所に”道の駅・マリンオアシスはかた”が
有ります。ここで最初のおやつタイム。昨日尾道の佳扇で買ったココナッツ
ケーキと煎茶のマドレーヌを白浜を眺めながらいただきます。マドレーヌは
綺麗な緑色で爽やかな味です。ココナッツも美味しい〜。2つは次に残して
おきましょう。伯方島といえば塩ソフトが有名ですが(ドルチェでも塩味は
有りましたが)一人で全部食べる気には・・・2口食べられたらイイのにな。
伯方・大島大橋の途中には見近島という無人島が有って、橋の途中で島に
下りる事ができます。公園として整備されていて、ツツジの花が綺麗でした。
この頃(9時くらい)から少しずつ他のMy自転車の方の姿が見えるように
なりました。
大島の推奨コースは宮窪港から先は内陸部になるので、アップダウンを繰り
返します。その昔、この逆ルートを走ったはずなのに(殆ど覚えていない)よく
走れたもんだなぁ、と。今でこそクルーソーのお蔭でまぁ快適に走れるのだけ
ど、徐々に増えてきたレンタサイクルの人たち、とっても辛そう。きさだったら
ママチャリでなんて無理無理。
大島は高級御影石の産地らしく、集落には立派な構えのお屋敷も見受けられ
ました。どこか眺めの良いところで休憩したいなぁ〜、と思いつつもバラ公園
に寄るとお昼の時間に間に合わないなぁ、と通過。とりあえず来島海峡大橋
が見えるところまで行かないと何となく不安なのだ。
大島に入って50分かかってここまで到着。あとはこの橋の入口まで行けば
とりあえずの上り坂はお終いなのだ。来島海峡大橋は総全長4キロ以上に
渡るので、とても全景は入らないね。ここからすぐそばの下田水港からは
今治行きのフェリーも頻繁に出ているので(車だったら海路の方が安い)
橋を眺めるにはそちらを利用するのも一案かも。
グルグルグルと坂を上って行くと、段々と橋が大きく迫ってきます。10時を
過ぎて、今治からやってくるレンタサイクルがどんどん増えてきました。狭
いスロープで無茶な走行をする人もいたりで、う〜ん・・・。できるだけ混む
時間を避けるつもりで10時台通過、と計画したんだけど、晴天に恵まれた
事もあって思った以上の賑わいです。橋の手前の展望台でさっき残してお
いたオレンジケーキとレモンケーキが昼食前の最後のおやつとなりました。
そうそう、この道中に様々なお花が行く先々で目を楽しませてくれたのです
が、厄介な事に大きな蜂もたくさん見かけました。特にこの辺りは酷かった。
前を行くママチャリを追い越し、対向する自転車に注意し、オマケに蜂にも
注意なんだからドキドキしながら進みました。
来島海峡大橋は3つの橋が連続しています。4キロもあるんだからホントに
長い、長い。途中の馬島にはエレベーターで下りる事もできるそうですが、
時計は10時20分、昼食の時間が11時からなので時間が気になって通過
してしまったのが勿体無かったかな。それよりも体調が今一つで、早くお店
で休みたい気分だったの。折角ココまで来たのに、実は4キロの橋が延々と
終わらない気すらしてきて殆ど楽しめない状態。あぁ、何て事でしょう・・・
どうにか走りながらカメラを向けるだけで精一杯。ケーブルは間近で見ると
やっぱり太いです。これだけ大きな橋を支えているんだもんね。
スゴイ駐車場と化したサンライズ糸山が見えたら、大浜港に向って急坂を
下って行きます。お店の看板がなかなか見えてこないと不安になった時・・・
やっと浜勝が見えました。橋を渡りきってからは10分とかからない(下りだけ
だからねぇ)ので結局お店に着いたのは早すぎて、漁港の船と橋を眺めつつ
休みます。風に当たって冷えた体が、陽射しの中で休んだお蔭で少し元気が
戻ってきました。これなら美味しくご飯も頂けそうです。
人気のお店だけあって、連休中は予約が無いと開店直後でも1時間待ちは
覚悟が必要なようです。きさ家は前々日の夜に予約をしましたが、大勢の
場合はもう少し早く決めないと希望の時間に入れないかも。
お昼のメニューでオススメの”浜勝釜飯”と”ウニ海食丼”(各2100円)を
注文しました。釜飯にはお刺身、焼き物(サザエのつぼ焼き)、天ぷらと
茶碗蒸し、小鉢(フキの煮物)、味噌汁、デザート(みかんシャーベット)と
盛り沢山な内容です。丼はお刺身たっぷりで、ダーもご機嫌♪3.5:6.5
の割合で食べて二人とも大満足。しまなみに来た甲斐が有ったでしょう(笑)
鯛のたっぷり入った釜飯は味も良く美味しかったのですが、固形燃料で炊き
上げる釜飯の限界を感じました。目の前で炊けてくれなくてもイイから、ガス
で一気に炊いてオコゲもしっかり出来る方が嬉しいな。お刺身の美味しさは
文句なしなのですが。このお店の一番楽しい食べ方は、夜のオススメメ料理
を4人くらいで色々注文することかも。二人ならランチのこの組み合わせで
充分です。
さて、今治城に向けてノンビリ行きましょう。国道に出ても面白くないので
出来るだけ海沿いの道を進みます。ここでも海を見守るお地蔵様に会い
ました。可愛い服と帽子を身に着けておられます。
やがてモトマチ商店街?古いアーケードが見えました。何か美味しそうな
お店が見つかるかなぁ??
最初に目に付いたのは”味一番!たいこまん・80円”の松月堂。一昨日の
尾道の福福まんじゅうと食べ比べしてみよう、と店内に入ってみると羽二重
餅が50円!思わずこちらも1つ購入。まだこの先に気になるお店が出て来
そうなので、最初から買いすぎないように注意。と、思ったら今度はパン屋
さんを見つけました。
杉村ベーカリーは今まで出会ったパン屋さんの中で開店時間一番が早い!
営業時間は4時30分〜夕方(と書いてあった)で、思わずお店のお母さん
に「随分朝早くからお店を開けられるのですね。」と話しかけると、「この辺り
は漁師も多いし市場もあるから、早いのはどれだけ早くてもイイのよ。」との
事。でも4時半じゃ夜中からパンを焼かないとダメだよね。今日も良い天気
なので出来るだけダメージの少なそうなサツマイモ角切り入りのロールパン
とメロンパン、それから今日のおやつにするつもりでもう1つ購入。
今治の町に来たら、まずは港に向って今日の帰りの便を確認します。切符
売り場はすぐに見つかりましたが、窓口は出航20分前から開けるという
事で閉まっています。時刻表を見て14:45発に乗るつもりでしたが・・・
漁師町らしくリヤカーを曳く行商のおばちゃんとすれ違いつつ進むと、お堀が
見えて来ました。今治城のお堀には海水が引かれている全国でも珍しいお城
です。そもそも、こんな海の近くにお城が有るのを見るのは初めてかも。
綺麗な藤棚を見つけたので日陰で少し一休み。時刻はもうすぐ1時、お日様
が眩しくて、汗ばむくらいです。冷たいおやつが似合う日になって嬉しい〜。
目指すお店の手前で、またまた美味しそうなパン屋さんを見つけました。
”こがねパン”さんに入ると、あぁ何ともイイ感じだよ。こちらでも傷みにくそ
うな牛乳パン、プチサイズのレーズンパン、それにピーナツフランスとプチ
サイズのクリームパンを。他にも気になるパンがいっぱいだったんだけど
厳選して4つ。包んでもらって外に出ると、お店のお父さんがダーに話掛け
ています。もう創業50年なんだとか。お父さんも自転車でしまなみ海道ま
で出掛けたりされているそうで、きさ家のクルーソーに興味津々のご様子
でした。こちらも朝は早く、6時半から営業しているんですって。焼き立て
が毎朝食べられるご近所さんが羨ましいな。
そして今治に来たら絶対に行きたいと思っていた和菓子屋さん”登泉堂”
へやって来ました。ちょうど満席だったので、少しだけ待ちました。その間
も店内の様子が気になって仕方がありません。和菓子屋さんなのに、冷蔵
ケースの中には”いよかんロール”や”和三盆ロール”・・・あぁ美味しそう。
ダーに何にする?と尋ねると「わらび餅!」うん、それもナイスな選択だ。
けれどもわらび餅は売り切れてしまった模様。お、ちょうど席が空いたぞ。
メニューを改めて眺めて(きさが注文するものは来る前から決まっている)
何にするの?(ここなら何を食べてもハズレ無しだろうから)と再度尋ねる
と、「いよかん!」う〜ん、きさが2番目に食べたかったモノと見事一致!!
注文を済ませ、暫し待った後にテーブルに並んだのは・・・
見て!見て!見て〜!!このインパクトのいちごミルク!!そして眩しい
いよかん!こんな氷は初めてだ〜!!一口スプーンですくうと、食べる前
から衝撃が!いかん、トロトロだよ。こんなにトロトロの氷は初体験だよ。
当然ながら自家製のフレッシュ苺をたっぷり使ったシロップが、もう最高!
つぶつぶ感がたまらない。
いよかんもと〜ってもステキ。フレッシュジュースを飲むよりも、も〜っと
いよかんの美味しさを凝縮した感じ。水っぽさが全然無いの。スゴイぞ。
上の写真だとミルクたっぷりで甘すぎなんじゃないの?なんて声が聞えて
きそうだけど、そんな事は全然無いの。暫くするとミルクが中に染み染み
で、表面にいちごの粒々が現れて(写真がヘボくてこれじゃ判らないよね)
とってもキュート♪2つの表情が楽しめる氷です。
他にも気になる氷メニューがいっぱいありました。和三盆、くり、コーヒー
チョコレートミルク。しかも、いよかん、コーヒー、くりには+金時もあるの。
元が和菓子屋さんだから、金時は絶対に美味しいのだろうね。コーヒー
ぜんざいみたいなかき氷、食べたい。そしていよかん+金時、コレは挑戦
メニューっぽいけど、いちごと並んでメニューのトップ位置に書いておられる
ところから察するに自慢の味なのでしょう。
今後しまなみ行きを計画する時、絶対ココには行くべし!但し氷はGWの頃
から9月くらいまで。夏は行列必須だそうです。
お店の外で写真を撮っていると、自転車で来たきさ家に興味を持たれたお店
の方が。「とてもとても美味しかったです。」と伝えると、奥からご主人ご夫妻
が出てきて下さいました。このお二人がスゴイ氷を作っておられるのね(^^)
本当にごちそうさまでした。この氷がまた食べたいから、しまなみに行くのは
次回もGW(がベストかな)か、夏休み(激暑だろうなぁ、日焼けもイヤだし)
にしなきゃね。もちろん、氷以外のメニュー(特にケーキ!)も間違いなく
美味しい光線を放っていたから、ぜひ今治に行ったら食べてみて!
今日のこの後の予定は、今治から木浦港(伯方島)まで船で移動、伯方島
を半周走って、大三島の多々羅しまなみ公園に明るいうちに帰還。夕食は
再び今治に車で向かい、今治名物の焼き鳥を食べようという計画なのだ。
と、いう事で夜に行くつもりの焼き鳥屋さんの場所をチェックです。居酒屋系
のお店が多い中、こちらのお店は料理屋さんのような清潔感漂う雰囲気で
安心しました。駐車場が満車だった場合に備えて周辺の駐車場状況も予め
チェックしておきます。周辺は一方通行が多いし、立体駐車場じゃデリカ号
は入らない場合もあるので、お腹が空いてから右往左往するのは精神衛生
上良くないから。駐車場のメドもついたところで、老舗っぽい和菓子屋さん
を見つけたぞ。
吉田屋餅店さんは創業135年、中に入ると端午の節句の赤飯やら柏餅で
大忙しだった時間帯から少し開放されて和んでおられるような雰囲気です。
「かしわ餅を1つだけ。」という注文に少し戸惑っておられましたが、快く包
んでくれました。さて、いつ食べようかな。
用水路の裏口同士を繋ぐ渡り廊下?のような橋が幾つも架かる不思議な
景色です。そのまま進んでアーケードも抜け大通りに出ると、瀬戸内地方
ではメジャーなお菓子”母恵夢(ポエム)”のお店が見えたので入ってみま
した。母恵夢は白餡、小麦粉、卵、マーガリン、バターを使った洋風饅頭
で、1つが大きいのでミニサイズのベビー母恵夢をお土産に買いました。
そしてここの大通りで黄色いサタデーをお見かけしました。綺麗な黄色だ
ったので、森さんでもおのさんでも無い事はすぐに判りましたが(笑)
今治といえばタオルが有名、という事でテクスポート今治のタオルショップ
”STIA”にも行ってみました。様々な品が並んでいますが、時間がもう余り
無いのでお店の方に「速乾性のタオルはありますか?」と尋ねると、薄くて
軽くて、吸水性・速乾性に優れた”もってこタオル”を勧められました。
様々な色から互いに気に入ったモノを選びます。あ、隣のタオル地の帽子
もイイなぁ。コレはリバーシブルで芯無つばなので、折りたたんでも洗っても
大丈夫みたい。生成りと落ち着いた水色のをお買い上げ。全て地元の会社
の製品です。タオルは1575円、帽子は3990円だったかな。
急いで港に向かい切符売り場に着くと、ショックな展開が!乗船するつもり
だった便には自転車は乗せられない、袋に入れてもダメの一点張りで。次
の便ならば折りたたまずに乗せられるとの事。そんなぁ〜!さっき窓口が
開いていれば確認できたのに・・・。悔やんでも仕方ないので15:50発に
変更しても後の予定に大きな支障は無いよ、とあと1時間ぷらぷらする事
に。後で気付いたんだけど、この時間に登泉堂にもう一度行けば良かった
なぁ。勿体無いことをしてしまった、と帰宅してから激しく後悔。
気温はますます上がって暑くなってきたので日向に居るのはチョッとイヤ。
シャッターが下りているお店が目立つアーケードの中でテーブルと椅子が
有ったのでおやつタイム。さっき買った”たいこまん”は、ふんわりした生地
が良いね。50円のちっちゃな羽二重餅も半分っこしてペロリ。
そして驚いたのは吉田屋餅店で買ったかしわ餅。え?コレって柏の葉じゃ
ない。でも見た事があるよ。そう大口屋の餡麩三喜羅のアレ!と、いう事
はコレは山帰来(さんきらい・サルトリイバラ)だね。帰宅してから調べると
西日本では柏の木が一般的でなく、山帰来を使う柏餅の地域も多いそう
です。ふ〜ん、知らなかったなぁ。肝心のお餅は勿論美味しかったです。
更にこがねパンで買ったプチクリームパンまで食べちゃいました。コレも
また美味しい。両方とも80円で満足です〜♪
残りの時間は地元のスーパーを覗いて面白い食材は無いかな、とチェック。
こちらでは麦味噌が幅を利かせているようですが、偶に頂くのなら良いけれ
ど、袋入りを買い求める気にはなれず。加工食品ではカトキチ(本社香川)
の品が目立ちますが、コレといってアンテナの反応する物は無し。結局は
涼みに行っただけだったかも(^^;
そして1時間後、今度こそ伯方島に向けて出発です。芸予観光フェリーの
高速船は大三島、伯方島、岩城島などを経て因島まで結んでいて、まるで
海の路線バスみたいです。乗船時に係員のおじさんが行き先を確認した後
自転車を後部デッキに積んでくれたので、忘れられる心配は無さそうです。
35分で伯方島の木浦港に到着しました。
港から歩いて5分のところに伯方の塩ラーメンで有名な”さんわ”があると
チェックしていたのですが、お店を見つけることが出来ず行き過ぎてしま
ったの。1時間遅れていることもあり引き返す意欲も然程無く、今回は食
べる事はできませんでした。この判断は結果オーライだったんだけどね。
伯方島の南側をグルリと走ることにしました。アップダウンもあるのですが、
途中の船折瀬戸観潮台で一休み。疲れたところで元気を取り戻すには絶好
のおやつが有るんだよ!チョコカスタードがたっぷり詰ったアンパンマン!
杉村ベーカリーで見つけた時、これは後半に食べなきゃって思って(笑)
まずは鼻をポイっと口に放りこんで、そしてお顔を半分っこして。美味しい
アンパンマンのお蔭で、多々羅大橋まで頑張れそうな気がしてきました。
潮の流れが激しく航海の難所だそうですが、眺めるだけならば風光明媚と
いう言葉がぴったりの展望台です。
そして日が傾いて来た頃の伯方・大島橋も見事な景色でした。思わず立ち
止まったところには、平山郁夫画伯のスケッチポイントの陶板オブジェが
ありました。やっぱりココは絵になる景色なんだね。
橋の先からは今朝も走った道を引き返します。今治からの航路で大三島の
宮浦港行きもあるのですが、大三島横断の方が大変な事と、波方港へ移動
する時間も合わせると木浦港着が楽ななぁ、という計算。
最後に見えた多々羅大橋の全景と一緒に、と思ったら薄く薄〜くしか写って
ないねぇ。ホントは綺麗に見えたんだよ。デリカ号まであともう少し、橋と島の
景色をクルーソーで楽しめるのももう少し。この後は四国に移動です。
多々羅しまなみ公園に戻りクルーソーを乗せ、今治に向けて出発したのは
18時。あ〜っと言う間に来島海峡大橋まで走り抜け、お目当の焼き鳥屋
さんに到着したのは18時35分でした。あっけ無いねぇ。
駐車場にも運良くすんなり停められて、ガラガラと引き戸を開けると既に
満席で親子3人1組が待っています。待つのは全然構わないのですが・・・
結果から言うときさ家はこのお店、とっても気に入りました。店名は今日の
日記には書きませんが、昼間の写真をヒントにして探せばすぐに判ります。
ただ、もしかしたら気に入らない人も居るかもしれません。これはお店の
意向なのか、観光客を回転良くさばこうとする気が無いようで、ごく普通
のお店ならば備えられて当然のウェイティングリストが無い。全ては待つ
お客さん同士の良識で、という事でしょう。いつもはご近所さんが多いの
でしょうね。別に紙になんか書かなくても、入ってきた順に「今、こっちと
あちらで2組待ち中だよ。」なんて会話で済んでしまうのでしょう。
今夜もそんな感じで、きさ家が席に着く直前には5組くらいが待っていま
したが、あちらこちらで賑やかに挨拶を交わす光景が見られました。
待ちながら強く願っていた事、それは”絶対カウンターに座りたいぞ〜!”
2〜4人ならカウンターで大将が厨房で繰り広げる”一人舞台”を楽しめる
もの。これが面白過ぎてねぇ。待っている間も可笑しくて、出来れば数少な
いカウンターで目の前で楽しみたいってね。すると最初に席を立ったのは、
カウンターに居たカップル。お店の仕来りで2人のきさ家が先に空いた席
に通してもらえることになりました。やったぁ!
さて、これがこちらのお品書き。何を頼もうかな・・・こちらではお客が伝票
に食べたいものを記入していくシステムです。品数が絞ってあって安いっ!
実際の伝票はコレ。自分で食べたいモノに「−」してカウンターに出して
おけばOK。色々食べたいから1つずつだよね、と思いつる記入していると
「皮は2人前にしとけ。」と大将。今治の焼き鳥では必ず皮で始まるらしい
ので、仰せの通り2つに。あとは全部1つずつ。
今治焼き鳥の特徴は”鉄板+重しでプレスしながら焼く”、”基本は皮”、”甘
いタレ”、”ざく切りキャベツ添え”そして”センザンキは必ず注文すべし”
センザンキって何でしょうね??名前からじゃ想像がつかないよね。
目の前の大きな鉄板で大将はどんどん焼きます。1品を3〜4人前ずつ焼く
のが効率が良いようで、まずは多めに焼いて、注文の入ってるテーブルに
配る、というやり方で捌いているようです。だからカウンターのお客が何に
しようか迷っていると「手羽先どうや?」と声が掛かったり、それでも行き
先が無いお料理はオマケで貰えたりするの。
で、最初は皮焼。こんがり焼けた上からチューブに入ったタレをたっぷりと
掛けます。お好みで七味を振ると更に美味しい。コレにざく切りのキャベツ
が相性抜群。その右がセンザンキなるモノ。つまり鶏の唐揚げなんですが、
今治では”センザンキ”と呼ばれているんだそうな。濃い目の味がしっかり
ついて、思わずビール!と言いたくなるのを堪えるのがツライ。
大きめの手羽先はとってもジューシーです。これはタレ無しです。メニュー
によって決まっているみたい。この手羽先が、もうオイシイの何の!
小鉢は”とり酢”です。皮を極細に切って貝割れ、ポン酢と七味と何て事
は無い組み合わせなのですが美味しい。もしかしたら皮酢だったのかも?
どんどん焼くので食べるのに忙しくなってきます。”レンコン”は間に鶏の
ミンチが挟んであり、ポン酢で食べます。これまたナイスな組み合わせ。
砂ズリも定番のようです。食べながらも大将のワンマンショーを楽しんで。
チキンステーキはパリっと焼けてウマウマ〜。オニオンスライスが合う。
オマケでキモ焼きも頂きました。実はレバーはあまり好まないのですが、
この際なので頂きました。コレにはタレが掛かっています。
せせり焼きは最初から貝割れ、オニオン、ポン酢が乗って登場。さっぱり
と頂けます。もうお腹がいっぱい。すごい満足。来て良かったよ〜!
残念だったのは品切れで”とり天”が食べられなかった事。
悔やまれるのは、ビールが飲めなかった(車だったからね)事。
今度は訪問する時は、今治のホテルに泊まって心置きなく飲みたいなぁ。
だってきさ家の伝票を見た大将「なんや!メシか〜!!」
いや、ホントは飲みたいんだよぉ。もちろん、メシ&焼き鳥も至福のひと時
だったけどね(^^)
焼き鳥をお腹いっぱいになるまで食べて、二人で3990円は安いよねぇ(笑)
店を後にして、今治市郊外の清正乃湯でさっぱり。さすがに島とは違って夜
遅くまでの営業だったので、久々にノンビリとお風呂を楽しむ事が出来たの
でした。湯上りのビール、ならぬ牛乳も忘れずに。
この後、松山市北条の道の駅風和里まで移動してオヤスミナサイ。最後の
1日も無事にきこきこできますように。
日記目次へ
ホームへ