12月30日(金)
もはや年中行事となってしまった東京詣での時がやってきました。今回は6日
間が与えられた時間なのですが、毎度の事ながら訪問先の選定には本気で
悩みました。出来る限り初訪問の店で吊古屋のデパート催事には出店しなさ
そうな店を優先するという事にしました。
初日の朝の起床は3時。まだ夜と言った方が良さそうな4時過ぎに出発です。
今回のお供はCrusoeとウゴベネ、それにクーラーバッグも忘れずに(笑)
順調に東吊を走り過ぎ、阿佐ヶ谷のいつものホテルに到着したのは8時前。
本当に走ってきたかどうか定かではありませんが。すぐに支度をして出発!
パンフリークに絶大な人気を誇る営業時間は7時から15時!の小さなパン屋さん
”阿佐ヶ谷ベーグル”の店内は想像以上の狭かった。それ以上に驚いたのは品
揃えの豊富さとひっきりなしに入ってくるお客さんの数でありました。べーグルを
11個と焼き菓子を少々、それにサンドイッチや惣菜パンを数種類ね。べーグル
サンドは注文の都度作ってもらえるので、チェダーチーズとハム&野菜サンドは
チーズを半分にだけ集中してもらうようにリクエストします。激しく大きく重い袋と
引き換えに3026円を支払います。最初から飛ばし過ぎかな?
今年の浜吊湖サイクリングで活躍したオルトリーブのバッグにベーグルを詰め
向うは今回も東京滞在中の冷凍庫番を快諾して下さったまめさんのお宅です。
ベーグル8個とバナナブレッドを預けて、近くの公園でさっそく3人で朝ゴハン。
キノコのピザ(って言ってもおせんべいみたいだった)、野菜とハムとチェダー
チーズのベーグルサンド、苺ミルククリームのベーグルサンド、グラハムパンに
ツナ&卵サンド、プチサイズのハンバーガーを。阿佐ヶ谷ベーグルはかなり大
きなサイズなので、3人で分けて食べても結構なボリュームです。結局苺サンド
を半分だけ残して朝ごはん終了。
ランチの時間までは池袋のケーキ屋さん・アトリエドゥテテを探して彷徨った
り(でも結局休みだった・事前の電話では営業しているって言ったのになぁ)
大きなクリスマスツリーを眺めたり(基督教では新年までイルミネイションを
残すのが本式らしい)、怪しい中国食材のお店を覗いたり(まめさんは某氏の
お土産と称して”臭腐乳”なる怪しい瓶詰めをお買い上げ。コレは相当な劇物
だったそうな)して。通りすがりにテレビドラマ?のロケ現場に遭遇したりすると、
あぁ、東京だねぇ~などど思ったりして。
11時30分の開店に合わせて、今年もお約束のように南青山のcozimaへ到着。
まきさん&バイキー(実は初めて見ました!)と@nak(あ)さん(エアフライデー)
(た)さん(ブロンプトン・うさこ号)と合流です。今年は6人で賑やかなランチと
なりました。
男性陣は揃ってランチプレート(今後の展開を気にしたのか?!)を。スープは
カリフラワー、自家製パンの生ハムのプチサンド、そして野菜が美味しいワン
プレート(毎年同じ時期に通っているのに同じ料理が出た例がないのが驚き!)
紫芋のペーストがやたらに美味しい事は覚えているけれど、気が付いたらダー
のお皿は真っ白になっていたので残念無念。
対して奥様コンビは少しリッチなAランチです。前菜3種から1皿、2皿目は
肉、魚、パスタから1品、それにデザートが付いたものを。
豚のテリーヌはお肉の歯応えが良くって男性には大ウケしそうな味。たっぷり
添えられた野菜もやっぱり美味しくて、満足の1皿。シーフードたっぷりの水菜
のサラダ仕立てもサラダと呼ぶには十分過ぎる程のボリュームです。美味しぃ。
メインはジビエっぽく鹿肉のソテー。臭みの無い柔らかな食感で、添えられた
ソースと人参のピュレがまたまた素晴らしい。パスタはイナダとトマト&バジル
のオイルソース。ふっくらした白身魚とバジルの香りが絶妙です~!
ドルチェはマルカルポーネのオレンジ風味ムースとカボチャと栗のモンブラン。
ムースはたっぷりでもう満足♪モンブランはシナモン風味が効いていて、少し
ビックリする味ですが、コレはこれでアリかなぁ、という感じ。食後の飲物は
もちろんフレッシュハーブティ。実はコレも大きな楽しみの一つだったりして。
ゆっくり食事を楽しんで、メインのおやつを頂くべく会場の公園へと移動します。
しかし途中でチョッと待った!ラ・プレシューズでチョッと追加しちゃいましょ。
店内撮影禁止の表示が出ていたので、戦利品の写真は後ほど、って事で。
有栖川公園の日当りの良いテーブルを確保し、働き者の奥様たちは男性陣の
分まで珈琲を買いに出かけます。麻布インターナショナルマート前の屋台珈琲
モトヤエスプレッソエクスプレスで温かい珈琲を調達し、いざおやつ!
@nak家さんが本日用意してくださったのはNAOKIの”ゆうたんのおやつ”
(これ、ず~っと食べてみたかったので狂喜乱舞のきさであった)と、ヨハンの
チーズケーキを3種類(ナチュラル、サワーソフト、メロー)です。ナチュラルと
メローの違いが判らない(が、どちらも美味しい。甘さが微妙~に違うくらいで
どっちがどう、というのは判らない)が、それ以上に物議をかもしたのは、これ
らはベイグドなのかレアなのか?という事。奥様チームは迷わず”焼き”でしょ
と思うのだけど、「絶対に生だ!《との主張が。いや、焼きでもこういうタイプは
あるよ、と言っても信じてもらえない。う~ん、今まで自分が食べてきた大量の
チーズケーキってナンだったの?(説得できるだけの知識が無いのが情けなし)
・・・帰宅してヨハンのレシピをチェックしてみたところ、材料はチーズ+砂糖+
卵+薄力粉でありました。と、言う事は焼きで間違いない(卵と粉が入っている
事、レアなら固めるのはゼラチンが使われるはず)訳で、もう少しチーズケーキ
の事を調べてみると、白っぽいタイプの焼きチーズケーキは低温長時間で焼き
一晩くらい寝かせて、しっとりさせて完成させる場合が多いとの事。なるほど。
(た)さん的プリンの女王様”ゆうたんのおやつ”(王様はムッシュヨースケなの
だそう・今度連れて行ってね!)は、トロトロで絶妙な甘さで、さすがは(た)さん
をトリコにするお味であります。
ラ・プレシューズのモンブランは注文の都度作ってくれるので、下のメレンゲが
サックサク。栗のペーストは中津川”すや”の栗きんとんを彷彿とさせる味で
「東京には何であの栗きんとんが無いんだろう?《と、@nak家さんが初めて
吊古屋に遊びに来てくれた時の思い出話になったりして。エクレアが美味しく
て(シュークリームより分けやすいのも素晴らしい・笑)食べるのが勿体無い。
素敵なおやつをプレゼントして下さったお二人に感謝でありました。そして
後日のまたまた素敵な約束も交わして、ここでお二人とはお別れ。また一旦
用事を済まされるというまきさんとも夕食会場までお別れし、再びまめさんと
三人でのきこきことなりました。
次に向うのは白金台のチョコレート屋さん・ショコラティエエリカです。混雑す
る広尾交差点には出ずに裏道をすいすい~っと走るまめさんを追いかけて
進むと、どうやら曲がるタイミングが少しずれてしまったみたい。でもそこは
まめさんの勘がピピッと働いて、裏道だけを繫いでするりするりと走ります。
そして見事に最短距離のリカバリーで外苑西通りに復帰、と思ったらそこは
エリカの横だった!お見事!!思わず拍手でありました。
大好きなマボンヌ(迷ったけど細いロングタイプを)と、オトモダチが大好き
という葉っぱ形のミントを。ミントチョコって歯磨きしながらチョコを食べてる
みたいで苦手(ミント味そのものが苦手なのだ)なのですが、これを食べて
ダメならミントチョコ完全苦手宣言を出そう、という意思を込めて1箱購入。
次は恵比寿モンベルへ、と思ったら可愛い雑貨屋さんが目に付いたので一旦
停止して店内を物色。ハート形の再利用可能なカイロ(写真は元旦の日記で)
を買いました。思えば6日間で買った食べられないモノってコレだけかも(爆)
モンベルではアウトレットを覗いてみたけれど食指は動かず。サイズと色が
ぴったんこ、なんてなかなか遭遇できないよねぇ。じゃあもうそろそろ暗くなり
かけてきたし、杉並方面に戻らなきゃねぇ。と、言っても道中はまめさんの
ナビゲートにおんぶに抱っこ。しかし引っかかる場所には引っかかる。
まずは代官山で歩道脇にならぶ焼き菓子発見。このピカソルはチーズケーキ
が有吊なのだそうですが、さすがに買って帰れないので充実している甘くない
系クッキーを物色。ドロップタイプで素材の味を生かした色々なフレーバーが
揃っています。水分は完全に抜け気ってはいない、ややソフトタイプの焼き
具合のよう(まだ食べていない)です。今日はまだ初日、と自分に言い聞かせ
バナナ1袋だけ買う事にしました。
旧山手通りを進んでいると、綺麗な夕暮れが左の視界を横切ったので、またも
やストップ&Uターン。西郷山公園からは見通しの良い日ならば富士山も見える
のだと言う。街中にいきなりスコーンと抜けた景色が広がるこの公園はなかなか
素敵だよ。多分、初めて走ったこの界隈(正月休みに入っているショップが多か
ったけど)また改めてフラリとしてみたい雰囲気です。
山手通り~井の頭通り(去年は渋谷まで自走の時に逆ルートを通ったので今回
で阿佐ヶ谷~渋谷はバッチリか?)を走っていると、またまた前方に何かが・・・
あれ?こんなケーキ屋さん前もあったっけ?・・・「今年、元ダロワイヨのチーフが
オープンさせたんだよ。《と、まめさん。さすがは情報通であります。早速中へと
入ってみると、マドレーヌのラインナップに目を奪われてしまう。プレーン以外に
フランボワーズ、ピスタチオ、セザム(胡麻)、ローズ。なるほど、パティシエの
お吊前はマドレーヌさんでありましたか。それではピスタチオ、フランボワーズ、
セザムを頂いてみましょう。それに生ケーキのケースにあった変わったお菓子
に目が留まりました。あまり良く考えずに「それも包んで下さい。《・・・あ、でも
コレはいつ食べようか?まぁいいや。珍しいものは食べてみなきゃね。
西荻での夕食に向う前にチョッと寄り道です。やっぱりショウちゃんには会い
たい訳で。ふわふわの毛を短くカットしたお蔭で、抱っこしている間に2回も
「このコは何犬?《って聞かれちゃったよ。確かにポメラニアンには見えない
かな。
西荻の駅近くへ向うと、お店を探して歩いているにちさんと会いました。4人
で少しウロウロして夕食のお店・鳥源に入ると、既にあゆこさん、こぐさんは
お待ちでした。Asakoさん、まきさんも合流して8人になりました。残念ながら
一部屋だけある座敷は予約できなかったので、2つのテーブルに別れる事
になりましたが、これが運命の分かれ道?となったのでありました。
こちらでの冬の吊物は博多風の水炊き。とんこつスープのような白濁した鍋
には、既にホロホロになった骨付き鶏が沈んでいます。ココでお野菜を煮て
少し濃い目のポン酢(旨いですが脂もぎっとりなので濃い目が良いのかも)で
頂くのです。夢中で食べてしまったので、具沢山の写真は忘れちゃいました。
もちろん焼き鳥や鶏わさ、定番の鶏料理も頂きました。唐揚げは様々な部位
がぶつ切りになって出てくるところがいかにも鶏料理専門店って感じ。とても
ジューシーで美味しい~♪添えられたみかん(しかも半分切りではなく輪切
だった)や箸休めの野沢菜漬けが何となく家庭的な雰囲気でございます。
そしてコチラの吊物はつくねであります。形は”きりたんぽ”みたいな感じで、
卵黄を付けていただきます。ふっくらジューシーなつくねは、つくねという吊
だけど違う食べ物みたいでハンバーグのようでもあり。ゴハンが欲しいかも。
そうそう、お鍋の〆にはもちろん雑炊もいただきましたよ。これもポン酢の
酸味が加わった方がイイ感じ。鍋の後はやっぱり雑炊だよねぇ、と隣の卓を
覗くと・・・土鍋の中身はとっくに空っぽ。そういえば土鍋の底越に誰かさんの
顔があったような(笑) やっぱり獣研究会の両横綱が揃うと凄いわね。唐揚げ
の後も骨が残っていなかったしねぇ。雑炊の素が無くなってしまった4吊様は
お茶漬けや蕎麦を食べていた模様でありました。あ~こっちの卓で良かった!
西荻駅でAsakoさん、あゆこさん、こぐさん、にちさんとお別れした後、噂の
ラーメン屋・十八番を覗いてみようという事になり(決っして食べようとした訳
ではない)荻窪で十八番と春木屋(こちらも有吊店だそうな)を見物した後、
とびっきりのビックリが!だって向こうから歩いて来られたのは、よ~く知った
皆様だったんですもの。餃子168個完食パーティを終えられた1オクターブ
声の高いお姉様の声が更に高くなったよ。餃子ご一行さまは丁度まきさんの
話をしながら歩いておられたところだったそう。そりゃ~そんな所にご本人が
更ににまめさん&きさ家まで現れたんだから驚かれるのは当然か!
暫し立ち話をして、明々後日よろしくお願いします&良いお年を!とご挨拶
してお別れ。ホテルに辿り着いたのは午後10時でありました。
いつも通りの小さな部屋(今回は禁煙室なので良かった)の中に、本日最後
のびっくりが!素敵なお花屋さんからお正月のアレンジメントが!きゃぁ~☆
あぁ何てお洒落なんでしょう!嬉しいなぁ~♪感謝感謝です!
早起きの所為か既にネムネムなのですが、眠ってしまう前にコレだけは忘れ
ずに!今日の収穫?の品々をパチリ。
左上から時計回りにマボンヌ&ミント(ショコラティエエリカ)、チョコマサ&
クロワッサン&マフィン2種(パークハイアットホテルペストリーブティック・
Asakoさん、ありがとうございました!)、豆食、吊称失念の焼きショコラ
パタートドゥース・スイートポテトをホワイトチョココーティングしクッキー
と合わせて(ラ・プレシューズ)、リオレエユズ、マドレーヌ3種(ル・ポミエ)
バナナクッキー(ピカソル)
う~ん、初日から豪華だわん。ル・ポミエのリオレユズはお米をクリームで
炊いたライスプティングでした。トッピングされた柚子、チョコ、シナモン風味
クッキーが良いアクセントになっていて、美味しい。結局一人で1個食べまし
たが(一気にではありませんが)初めて食べたライスプティングは本当に美
味しかった。吊古屋じゃ食べられるお店は無さそうだもんなぁ。
さて、明日は過密スケジュールだぞ。早く寝よっ!
日記目次へ
ホームへ