11月26日(土)

まだ真っ暗な午前5時半、ウゴベネ号を乗せたラパ子が向かうのはセントレア
です。夜が明けてきた頃に空港に到着し、初めて自転車を手荷物に預けます。
今日と明日の2日間、きさ家にとって初めての飛行機輪行旅が始まります。


7時25分発の福岡行きは、ほぼ定刻どおりに飛び立ちました。名古屋上空は
晴天だったけれど、瀬戸内海を過ぎた頃から雲海の上の旅となりました。雲の
中に飛行機が入って行く〜と思ったら、眼下には福岡の街が広がっています。
あまりにも街の中にいきなり現れる飛行場にチョッとびっくりですが、不便な
立地のセントレアに比べたら観光客にはありがたいね。

手渡しでお願いしたウゴベネたちは、ちゃんと別の場所から係員のお姉さん
が運んできてくれました。しかもコンベアで並んでいる人たちよりも早い!
さっそく地下鉄に乗って天神まで移動して、9時半からきこきこ開始です。


さて、まずは長旅?の疲れを癒すべくおめざを食べなきゃ。美味しい和菓子屋
さんって日曜休み、そして午後には売り切れのお店が多いのよね〜。って事で
土曜日のおめざは大名・駒屋の大福に決定。105円の可愛いお値段相応の
丁度良い大きさが○。モチロンお味は◎。あっと言う間にペロリです。

さて、順番が違っているけれどこれから朝ご飯に向かいます。平尾のパン屋
さんを目指すのですが、その途中でチョッとストップ。大回りする訳じゃない
からいいじゃない♪


黄色の日よけテントが目印の小さな和菓子屋さん・浪花屋さんの中に入ると
目を惹くのはやっぱり黄色いお菓子。黄味時雨と甘酒万十を一つずつ包んで
もらいました。2つで200円、普段使いのおやつ屋さんとして嬉しい値段♪

今度こそ、ホントに朝ご飯のお店へ向かいます。途中小さな坂を上ったので
すが、久しぶりの自転車だった事と、朝の寒さ(やっぱり準備運動をした方が
イイのかな?)の所為か、腿が攣りそうになり焦ります。下りになってひゅ〜っ
と勢い余って肝心のお店を通り過ぎそうになるものの、パンの香りのお蔭で
すぐに後ろを振り返って、ちゃんとお店を見つけることが出来たのでした。



”セ・トレボン”の中に入ると、目移りしちゃう程の種類のパンがずらりと並んで
います。ダーに「何がイイ?」と尋ねると、指差したのはプチミルクバゲット
でした。うん、これはヒジョ〜に期待できそうだ。ナイス選択>ダー♪
店内のテーブルでは無料サービスのコーヒーと紅茶と一緒に頂けます。
プチミルクバゲット、大好き☆☆☆☆☆! 一口食べて、思わず食べるの止め
たくらい。だって最後に取って置きたいんだもの。続いて揚げたてアツアツの
カレーパンは、生地がまるでお餅を食べているかのような食べ応え。それに
ピリ辛カレーが絡んで揚カレー餅みたいでウマ〜!続いてはみっちりと具が
乗ったジャガイモのタルティは凄い満足感です。このボリュームと質で263円
って素晴らし過ぎる!!ダーに「もっと食べる?」と尋ねると、すぐに首を縦に
振ったので、持ち帰るつもりだったお豆とさつま芋入りのフォカチャにも手を
伸ばします。まだほんのり温かく、食べても食べても飽きない味。
そして最後に残しておいたプチミルクバゲットを大事に大事に齧ります。
あぁ、何て美味しい〜の!買って帰ろうかとも思いましたが、この2日間で廻る
軒数と、この美味しさは出来立てならではないかな〜、という思いで踏みとど
まりました。時間が経つとこのバゲットのカリっと感が失われてしまいそうだも
の。でも出来立てを食べられた幸運を加味しても、今年食べたパンで一番の
美味しさでした。この店が近所にあったら間違いなく通っちゃうよ。
キメの細かそうな仕上がりが気に入ったのでパンブリエ(大)を1つ持ち帰り。

すっかり満腹モードになったものの、次はすぐ近くの西鉄平尾駅から輪行です。
初めての土地で初めての電車って、何度体験しても楽しいものです。電車を
乗り継いで向った先は・・・


ベタな観光地にありがちな太宰府駅の駅舎(笑)です。11時を廻ったところで
したが、日本で4つ目の国立博物館がオープンしたばかりという事で結構な人
混みでした。ウゴベネを並べて写真を撮った後は、駅の駐輪場に2台を残して
丸腰で参道に向いました。


参道を歩きながら目につくのは、やっぱり梅ヶ枝餅♪何軒ものお店が参道から
見える場所で梅ヶ枝餅を焼いています。自動機で焼いているお店もありますが、
手焼きのお店も沢山あります。でも何故か焼いているのは若い兄ちゃんが多
かった。職人っぽいおっちゃんに焼いて欲しいんだけどなぁ。
お餅の前に、まずはお参りをしなくてはいけませんな。この2日間の無事を願
っておきましょう。・・・食べたいモノが全部ぜ〜んぶ食べられますように(爆)
天満宮の境内の中からは博物館へと続くトンネルへが作られています。


上りエスカレーター+動く歩道を通り抜けた先には・・・

 
国立九州博物館がどか〜ん。開館記念特別企画展が明日までなので、見学
はもう無理だろうなぁと思っていたのだけど、ミュージアムショップだけでも覗
きたいなぁ、という僅かな期待は打ち破られました。手前に展示されている
木製の古代船”海王”(なんでもコレで石の棺を牽引して有明海〜大阪湾を
32日かけて航海実験をしたそうな)を見物し、辺りをぷらぷらしたりで終了。
境内に戻ってからは蚤の市を覗いてみたりして。そうだ、アレを食べないと!


おばちゃん達が手焼きしていたお店”小野筑紫堂”で1つだけ買って半分っこ。
アチチ・・・焼き立ては思った以上に中がトロトロで美味でございます〜。
お土産用に箱入りの物が売られていましたが、焼き立てとは別物だそうな。
駅の駐輪場まで戻って、電車で来た道程をきこきこと戻ることにします。

 
政庁通りという由緒正しそうな通り沿いには名刹や旧跡が点在しています。
観世音寺の銀杏、大宰府政庁跡、と穏やかな小春日和の中をノンビリと写真
を撮りながら下り基調の整備された道を進み、そのままお隣の大野城市へ。

 
御笠川に掛かる白鳥橋のすぐ横にある”狐狸庵”に到着したのは13時前でし
た。駐車場には車がびっしり並んでいます。そば、うどん、丼物、と看板にあり
ますが、ココのカツ丼は凄いらしい、という地元民のグルメ情報を信じてやって
来たのです。丁度満席だったのですが、その間に先客達のテーブルをチェック。
やはり7〜8割はカツ丼です。二番人気の品はどうやら肉うどんのようなので、
きさ家もそれに習ってカツ丼と肉うどんを。各テーブルの上にはピリ辛の高菜
と昆布佃煮が巨大な鉢にド〜ンと置かれていて、自由に食べても良いようです。
これだけでご飯2〜3杯くらいイケそうなんだけど(笑)
そして肝心のカツ丼、バラ肉の赤身多めの部分をパッチワークのように繋い
だようなナンとも不思議なカツでした。ポイントはしっかりと味の染みた玉葱
で、確かに食べたことの無い美味しいカツ丼でした。肉うどんも肉が超B級
(限りなくスジ肉がたっぷり入り)で大満足。食べている間にもどんどんお客
さんはカツ丼を求めて吸い込まれてきます。お店のおばちゃんたちも感じも
良くて、地元の人気店ぶりを窺わていました。

さて、もう少し北へ進めば博多市です。博多土産と言ってまず思いつくのは?

  
そりゃ〜明太子でしょう!せっかく本場に来たのだから、ホントに美味しいのを
買って行きたいに決まっています。事前リサーチの結果、博多区東雲町にある
”ひろみ屋”で入手することにしました。お店は一見するとどこにでもあるような
食料品店のようですが、奥の冷蔵ケースに大ぶりの明太子が並んでいます。
お店のお母さんと相談しながら、手づくりふとっこ4本入り(3150円)に決め
ました。密封容器と保冷材と持参したから箱は不要です、と伝えると、特別に
大きな物を詰めてくれました。名古屋から小さな自転車でやって来たきさ家に
驚いていたお母さん「ミカン、途中で喉が渇いたらお食べなさい。」と、売物の
店先の籠に盛られたミカンを差し出しました。わ〜い!じゃあ2個頂きます、
と思ったら、お母さんは籠に山盛のミカンを全部袋に詰めてくれたのでした。
後半に向けてスペースを残しておいた筈のダーのリュックは、もうミカンで埋
まってしまいました(^^;

そして最寄り駅の雑餉隈(ざっしょのくま)駅に向いますが、最短距離ではなく
あえて駅前商店街の一番離れた場所から商店街のお店をチェックしながら駅
へと向います。この商店街の中に次の目的地があるんだけど・・・あ!アレ!

 
”むっちゃん万十”ってなんでしょ〜ね???黒あん、白あん、カスタード、って
メニューを見ると、大判焼きの一種なのかな?って気がするでしょ。でも隣に
は”ハムエッグ”に”むっちゃんバーガー”ってこれは一体ナニモノ??そもそも
”むっちゃん”とは?・・・あぁ、とにかく「ハムエッグを1つ下さい。」
有明海の名物?ムツゴロウを模したユニークな物体が出てきました。半分っこ
しようと残酷にも胴体の真ん中で割ってみると、中からトロトロの卵の黄身が!
なるほど、これぞハムエッグなのだね。見た目も味も、かなり衝撃的だよっ。

 
食べ終えてから、おじさんが次のハムエッグを焼く所を見学させてもらいま
した。両面の焼き型に生地(甘くはない)を流して、片面には千切りキャベツ
とマヨネーズ、もう片面には生卵とペロンペロンのハム+調味料。4分焼いて
(夏は3分、春と秋は黄身を丁度良い加減に焼くのが難しいそうです)型から
取り出したら鋏でスタイルを整えて出来上がり。これで1個100円なんです
から、ホントに嬉しくなっちゃうよ。むっちゃんまんじゅう万歳!!

商店街の終点は雑餉隈駅です。輪行で終点まで乗ると、博多で一番の繁華街
天神へ到着です。時計の針はもう3時、つまりメインのおやつの時間だ〜!

 
天神から地下鉄の駅で1つ先の赤坂に、博多で一番人気(があると思われる)
のケーキ屋さん”ジャック”があります。小さな店内にはお客さんでい〜っぱいで
目の前の道路には他府県ナンバーの路上駐車も。ダーを外に待たせて一人で
店内に入ると、ショウケースの中身をチェックするのも大変なほど。でもその間
にも最後の1個だったシュークリームが売り切れてしまいショボ〜ン。
店員さんのレベルは高くて良い感じだったものの、あまりの混みように焼き
菓子を買う余裕が無かったのが悔やまれるところ。
ケーキの箱をそ〜っとハンドルに引っ掛けて、来る途中に目をつけておいた大
きな銀杏の下のベンチでおやつタイム♪ガトーフレーズはミルク感たっぷりの
生クリームに丁度良い具合のスポンジで美味です。が、写真でも少し判るので
すが外周部分の焼けたスポンジを落とさずに使っているので、後味が勿体無い
気がしました。次にこの季節限定のマロンクリームが詰ったシュークリームは
正統派仏蘭西風シューがとても美味しくて、マロンも良いけどプレーンのも是非
食べてみたいなぁ、と思わせる味。そしてスペシャリテのジャックは洋梨入りの
大人味のキャラメルムースです。これを食べてこそ、ココまで来た甲斐があると
言うもんだ。見た目は地味だけど味わい深いケーキって好いね。

 
そして次はお買い物タイム♪pocoさんから教えて頂いた”LOVE&PEACE"へ。
雑居ビルの路面に面していない場所にお店はあるので、ちゃんと調べていか
ないと通り過ぎてしまいそうです。今年の夏に吉祥寺ZOOTIEで買ったブルーの
ジャージを着て(わかばさんが買われなかったのできさの手元に来たアレです)
お店に入ると、オーナーさんも、おや?と思われたご様子。
「先週ジャージを4着買われた綺麗なお姉さんからこちらのことを伺いました。」
と言うと、オーナーさんは笑顔になりました。そしてきさの目的も直ぐに察してく
れて、棚に並んでいるもの以外のジャージのストックも出してくれました。
わ〜い!もう選び放題ですっ!!アレコレ凄く目移りしてしまいましたが、結局
買ったのはこの2点。どちらもZOOTIEでは買った事のないコットンニット製で前
ポケットの付いたもの。夏にも着られるのが嬉しいよね。
ここでミカンを1つ残して(ダーはむっちゃん万十を待っている間に既に1つ食
べていた)オーナーさんに事情を話して引き受けて貰いました。お蔭でジャージ
を入れるスペースが出来ました。ダーのリュックは相変らず一杯ですが、蜜柑
よりは軽くなったみたいです。

 
次は薬院のボンラパスというスーパーへ到着。まずは隣のダム・ド・フランスで
ショコラクロワッサンにベリーとカスタードがた〜っぷりのペイストリー、それに
試作品だというモカ&ナッツ風味のデニッシュとアーモンド&チョコクッキーを。
フランスパンよりもクロワッサン系の方が美味しそうなお店という印象でした。
続いてスーパー内のパンコーナーで前原市の天然酵母パンのお店”即興詩人”
が買えると聞いていたので覗いてみたものの、食べてみたかったスコーンは無く
代わりに定番のミルクロールにする事に。。5個入りの袋を持ってみると、やはり
ずっしりと重たい。帰宅してから軽くオーブンで温めて頂きましたが、優しい甘さ
で口当たりも良くて美味しかったです。

ここで雨がパラパラと・・・あちゃ〜、そんな予報は全然出ていなかったのに。
でも空は明るいのでやがて止むだろうと暫く雨宿り。もう4時半を廻っている
のに日暮れの気配が名古屋よりも明らかにゆっくりなのが救いです。やがて
雨は通り過ぎ、路面も完全に濡らすほどではなかったのですぐに次のお店へ
向います。歩くとなるとチョッと億劫な場所でも、自転車ならすぐそこなの。

 
他府県民にとって博多で一番有名なケーキ屋さんは”フランス菓子16区”で
しょう。今や定番の焼き菓子・ダックワーズを日本で初めて作った三嶋シェフ
のお店なのです。薬院大通りから南に少し入ったところに、いきなり立派な
ダックワーズ御殿が!2階にはティールームが併設されていて、少し冷えた
カラダを温めるべくお茶する事にしました。
モンブラン(ベースは柔らかいスポンジ+まろやかマロン)、ビジューデボワ
(はちみつムース+フルーツ+ピスタチオのアーモンド風味ロールケーキ。でも
ピスタチオは無い方が良い気がした)、それにシュー・ア・ラ・クレーム(見た目
とは裏腹な大人味!カスタード・生クリームミックスにチェリーリキュールの香り
が効いてる〜♪シューのふんわり感と相まって個性的な味わい)を。なるほど
良くも悪くも、老舗のフランス菓子のお店という印象です。1階のショップには
絶えずお客さんで賑わっていましたが、スタッフの雰囲気も良い感じ。やっぱり
ダックワーズは買わなくてはいけませんな。それに加えて何か無いかな・・・?
お!美しいフィンガービスケットがあるよ。ビスキュイ・シャンパーニュと言って
シャンパーニュ地方のお菓子でアイスクリームに添えたり、シャンパンに浸し
て頂くと美味しいそうな。よし、コレも下さいな。え?壊れやすいからお気をつ
けて、ですって?!ちゃんと原形を保って持って帰れるかなぁ・・・?心配なの
でサドルバックの後ろにぶら下げて運ぶことにしました。傍から見たらかなり
ヘンテコリンな姿だけど、ビスキュイが割れては一大事だもの。

さて、今日のうちに訪問しなくてはいけないお菓子屋さんがもう1軒。暮れて
ゆく博多の街を抜けて向ったのは、その名も”チョコレートショップ”です。

 
立地の雰囲気は名古屋だったら伏見〜長者町のような場所。繁華街から少し
離れてオフィスビルが多い辺りで週末は静かなのですが、このビルの周りだけ
は違っていました。想像以上の賑わいにチョッとビックリ。タクシーで乗付ける
お客さんはいるし、駐車場の整理係りもいるし、店内は当然の如く大混雑ちう。
一番人気は”博多の石畳”という5層チョコレートケーキなのですが、オリジナル
サイズは強烈な大きさです。せめてプチサイズでも、とも思ったのですが今日
はもうのスイーツ用胃袋は飽和状態。お土産用のお菓子を、とチョコレートの
焼き菓子を3点(チョコフィナンシェ、網場町定番・ソフトチョコクッキー&練り
チョコサンド、チョコパイ)と、併設する九州初のサロンドショコラで生チョコの
博多の石畳を買い求めます。チョコバウムクーヘンは運搬スペースの都合に
より今回は見送らざるを得なかったのが悔やまれるところ。

すっかり日も暮れた博多の街には、あちらこちらに屋台が開き始めています。
公園の脇だったり、川縁だったり、ビル街の歩道だったり・・・さすがは屋台の
本場ですね。もちろん、きさ家の夜ゴハンも屋台で決まりでしょう。
夜の街に路上駐輪するのは危険、と思い向ったのは天神のど真ん中にある
警固公園駐輪場。しかし辿り着くまでに車と人の多さに少々うんざり。


でも繁華街の一等地に管理人付きの地下駐輪場があるなんて(しかも3時間
は無料!)素晴らしいです。地下スロープも、上りは電動で持ち上げてくれる
ので(原付も多く利用するので)とても有りがたいね。ウゴベネを地下に残して
目指すは屋台♪少し歩いて昭和通の屋台地帯に向うと・・・あれ?確かこの
一角の筈なんだけどなぁ??一周しても判らず、Uターンしてもう一巡りした
ところ、1軒だけ並んでいる屋台があります。むむ、ココか??

ガイドブックで必ず登場している”小金ちゃん”は白い暖簾が裏返しなので注意
しましょう(笑)
開店の6時半を少し廻った頃に到着したのですが、丁度席が埋まったところで
2組待っている状況でした。多分40分くらいかかるかも、との事でしたがまだ
お腹もさほど空いていない状況だったのでノープロブレム。待っている間には
メニューの中から食べたい物をメモに書いて渡しておきます。これなら座った
らすぐに食べられそうだ。後ろに並んだ人たちにもその流儀を伝え(さすがに
ガイドブックを手にした観光客が。並ぶのは万博の半年間で慣れっこだしね)
待ちますが、気がかりなのは時折轟く雷鳴です。チョコレートショップを出た頃
から少しずつゴロゴロしていたのですが、段々と大きくなってきたのです。
やがて大将の目の前の席が空きました。常連さんも観光客も入り混じった中
で、とても和やかであったかい雰囲気なのは大将の人柄ゆえなのでしょう。

 
最初は2人で座るには窮屈なスペースだったのですが、お客さん同士が詰め
あってくれてどうにか着席。こんな体験も屋台ならではですね。高円宮サマも
こちらを訪れたらしく、記念写真が大切に飾ってありました。
食べたのはコチラの名物の”焼きラーメン”と”スタミナ焼きめし”の2品のみ
(各550円)で。ホテルまでの走行を考えてお供はウーロン茶(1杯250円)
値段も良心的で、他にも美味しそうなメニューが沢山あったのですが胃袋容量
が限界で断念。さて、焼きラーメンですが博多ラーメンの細麺で作ったソース
味の焼きそば。どう見ても美味しく無さそうなのですが、これぞB級!って味。
スタミナ焼き飯はニンニクたっぷり。彩りの良い具材もたっぷりで、既にお腹は
かなり一杯のはずなのに、どちらも残さず食べちゃいました。どて焼き、おでん
目の前でとっても美味しそうに煮えていたけれど、もう食べられない〜〜
今度はもっとお腹を空かせて行かなきゃね。ごちそうさま、と席を立つと外には
大行列。やっぱり人気店には早めに行かなきゃね。

そして本日の〆には、ぽた家さんお薦めの珈琲屋さんへ。暮れても尚賑やかな
天神の街を歩き、国体道路と天神西通の交差点にある小さなお店を目指します。

 
実は警固公園に向う途中、焙煎の香りだっ!と思い横を見たらそこが”美美”
(びみ)だったのでした。小さな扉を開けて中へと入ると、小さなカウンターと
テーブルが2つだけ。カウンターの中には雰囲気たっぷりのマスターが静か
に迎えてくれます。ネルで1杯ずつ丁寧に淹れてくれる(ホントに1杯ずつし
か抽出しないので2種類で頼むと同時には出てこない)珈琲を飲んでいると、
静かだったお店に次々とお客さんが。それも男性1人客ばかり。カウンター
の4席が埋まり、もう1つのテーブルが最後に埋まりました。ぽた郎さんも
こんな感じで出張帰りに静かに珈琲を楽しんでいたのでしょうね。

 
店を出たのは夜8時、ウゴベネが待つ警固公園はクリスマスイルミネイション
が華やかで、屋外カフェなんかも出ていて結構な賑わいです。もう1ヶ月で
クリスマスなんだなぁ。幸いこの夜は暖かく、冬用グローブ1枚のもで十分
なほど。もしかしたら秋用でも大丈夫なくらい。後は雨に降られてしまわな
いうちにホテルに戻らなきゃ。

車と人ごみを避けながら一路ホテルを目指しますが、お約束どおりに道に迷い
その間にも迫り来る雷鳴にヒヤヒヤ。どうにか雨が出す前に辿り着く事が出来
て一安心。迷走分も併せて26キロの走行でしたが、なんだかとっても食べ
疲れ。お風呂に入ってトドメのミカンを食べて、おやすみなさい〜

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