9月23日(木)
年に一度のお楽しみ♪高島屋のパティスリー&ブーランジェリーコレクション
今年もモチロン行くに決まってるじゃあ〜りませんか!
今回は実況中継風のレポートにしてみました。


7:00
いつもどおりの時間に起床。朝食はフレンチトースト(5枚切りを3枚分焼いて
半分ずつ)と牛乳。食後に珈琲を飲みながら前夜用意したアイスティー(レピシエ
のマスカット)をボトルに入れ、もう1本のサーモスには熱々のダージリンを
準備。クーラーボックスに保冷材を入れて用意。
8:30
ラパ子にウゴ・ベネとクーラーボックスを積んで名古屋駅へ出発。途中、外堀通
で満面の笑顔でポタリングする男性を見かけて、思わずきさ家も大ウケ!だって
あんまりにも楽しそうなんだもの。後でどっかで逢えないかなぁ。
9:20
亀島近くの駐車場(舗装平面で一日1200円打止め)にラパ子を止めウゴベネ
で出発。まだ高島屋の開店には早いので駅西地区をほんの少しウロウロ。
9:55
自転車を太閤口に止めてコンコースを歩いて桜通口へ。エントランスでダーと
別行動開始。きさは大混雑の1階入口に見向きもせずスカイシャトルで12階
へ。12階に着くと下階行きのエスカレーターの運転が丁度始まったところ。
11階の本屋を小走りで抜けて10階へ降りると、そこが今日の戦場なのだ!
10:05
人が少ない間に出来るだけ沢山買い込む作戦。まずは神戸・北野のイグレック
プリュス+で折込広告でも一際鮮やかさを放っていたアルフォンソ(420円)を。
次に横浜・大倉山のクール・オン・フルールでディドン(441円)とショート
メリメロ(261円)を。1つずつにしなくては、と思いつつも、お手頃価格に
思わず。アルバイトの手際の悪さイライラ。あ゛〜早くしてくれ〜!!


10:25
その間に今回必須の東京・千川のエコール・クリオロには行列が出来始めてい
て、15分待ちでカフェプラリネノワゼットとコックルージュ(各451円)を。
更に隣の東京・自由ヶ丘のオリジンーヌ・カカオで川口シェフが自らガトーセック
に慣れていないご様子で値札付け(そりゃそうだろうなぁ)してました。商品を
見ると、先月お店で買った大きな大きなマカロンは無かった(悲)ので、思わず
その事を川口シェフに直訴してしまったよ。でも今日は憧れの生ケーキが食べ
られるのだ!タルトショコラ、フォレノワール(各420円)を。


10:45
お昼ゴハンのアイティムも買わなくては、と東京・神田のパ・マルへ。広告での
扱いが小さかった所為か、全然お客が寄り付いていなくて気の毒になる。前から
気になっていた店だけど、本店は土・日・祝休みだし六本木ヒルズのお店は高級
っぽいので今回のチャンスはきさにとっては千載一遇なのになぁ。
サーモンと帆立貝のムースのパイ包み焼き・ヴェルモット風味ソース添え、それに
若鶏と西洋野菜のロックフォールチーズ風味のパイ包み焼き・白ワイン風味ソース
添え(各840円)と各種野菜のベーコン風味スープ(630円)をケーキとは
反対の腕に抱えて。これじゃ足りないのでブーランジェリー巡りへ針路変更。
東京・代官山のシェ・リュイで去年食べてカンドーしたキノコのパイ(189円)
それに名物カレーパン(168円)、広告掲載の”冷めても美味しい”がキャッチ
コピーのきなこのパン(おもち入り・137円)を。
10:55
東京・自由ヶ丘のモンサンクレールの生ケーキは午後3時30分からの販売だけど
焼き菓子は売られていました。さすが世界の辻口シェフは見た目からインパクト
のあるお菓子を焼き菓子でも作るのね。5種類入のパウンドケーキ袋(892円)
だけ買っとこう。生ケーキは次回は自由ヶ丘のカフェで食べる事に決めているの
でパス。
さっき買ったシェ・リュイのパンは朝食用に回す事にして、ランチの補足にと
東京・吉祥寺のリンデでミューズリー・ハムサンド(350円)を。まめさんと
吉祥寺の小さなカフェで食べたサンドイッチと再会であります。
11:00
気が付くと11時から発売の大阪・豊中のア・ピアントには行列が〜!慌てて
最後尾に着きますが、なかなか列は進まない〜。いい加減ダーもイライラして
いるんだろうなぁ。
開店時に別行動を開始したダーは一体どうしていたかって?それは・・・
まず地下2階の食品売り場へ向い、無料冷蔵ロッカーを確保。それから13階へ
移動してポケットパークのテーブルで(ココが館内で堂々と持ち込み飲食可能な
エリアなので)きさ(と戦利品)の到着を待ちかねているはずなのだ。
11:25
ア・ピアントでは柿のダノワーズ、金時芋入りブリオッシュ、モーンデニッシュ
抹茶デニッシュ?、ライ麦のクリームチーズ入りメランジュ、あんフランスと
気付くと6個も籠に乗せていたの。だって安いんだも〜ん♪全部で745円なり。
混雑が激しくなってきた10階を後にして13階へ向かいます。
11:30〜50
ダーはすっかり待ちくたびれた様子。パ・マルのまだほんのり温かいパイと保温
カップ入りの野菜がゴロンゴロンと入ったスープを。これだけ手間のかかった
パイが食べられる機会はなかなか無いもんね。ホントはガツガツ食べるものでは
無いのでしょうが、雰囲気料無料だからね〜。あとリンデのボロニアソーセージ
と野菜がたっぷりのサンドイッチも。食後にイグレックプチュス+のアルフォンソ
をデザートに。マンゴーのムースはゼラチンを加えずに固めてあるそうで、滑ら
かで濃厚なマンゴーの味がダイレクトに伝わってくる感じで美味し。
11:50〜12:40
食後はハンズを覗くと言うダーと再び別行動。きさは他のお店のチェックタイム
(っつ〜か要は試食巡りだったりする)エスプリ・ド・ビゴのフレンチトースト、
ブランジェリー・コム・シノワのクネッケ(塩味とリンゴジャムサンド)、鎌倉
レザンシュのガレット、京都クレーム・デ・ラ・クレームのミニシュークリーム
島根県・木次乳業のノンホモ牛乳の飲むヨーグルト、チーズなど、イヅツヤで
イヅツブレンド(100gは買った)、ラベイユでは最高級ギリシャ・タイム
やアカシヤ、ライチ、ブルーベリーなどなどのハチミツを。
デザートビネガーのオークスハートでマスカット味の飲むお酢、メイプルシロップ
コーナーでメイプル風味のシフォンケーキとショートブレッド(これは買って
おけば良かったかな〜と少々後悔)、とにかく試食OKのところは殆ど制覇(爆)
午前中に買ったケーキ類は全部冷蔵ロッカーに入れてあるので、身軽に試食に走
り廻れましたよん。一廻りしたところでダーから電話、グッドタイミングだ!
13:00〜14:45
ここで一息、きこきこタイムであります。って言っても中村区役所〜黄金〜太閤
と、かなり狭いエリア内をぽたぽたウロウロ。面白いモノ、もしかしたら発見?
ってお店を見つけたりして。
後半はビッグカメラの自転車売り場へ。オーストリッチのシートポストバッグ
(黒×グレー)2割引きを購入。
15:00
一番の激戦となる自由ヶ丘・モンサンクレール、尾山台・オーボンヴュータン、
たまプラーザ・デフェールの生ケーキは15:30から一斉に販売が始まるので
何処に並ぶべきか苦渋の選択を迫られるの。しかし今回は今年の正月2日に訪問
したデフェールに決めたの。決め手は午前中にプライスカードだけが並ぶケーキ
ケースを見て、デフェールが一番魅惑的だったから。何時から並ベば良いか少し
迷い、30分前なら買えるだろう、と再び10階に向うと既に30人ほどの列が
出来ていた。すぐさまダーを最後尾に待たせてモンサンクレール方面を見ると、
50人は越えているようだった。カリスマシェフの名は名古屋人にも鳴り響いて
いるのだな。
15:10〜16:25
二人して並んでいても仕方が無いので、ダーには再び13階のテーブル確保に
向って貰う。既に会場内は見尽くしたので余裕で待てるのだ。さすがに退屈な
ので、こういうときに面白いのは場内人間ウォッチング。お約束は場内を駈け
ずり廻る催事関係者。続いてお客さん。大方の人々は何故にこんなにも10階
に人が溢れかえっているのか理解に苦しむ様子です。まぁそうだわな。たかだか
ケーキ買う為に1時間も並ぶのはおかしいかも。
並び始めてから気になっていたのがきさの後ろに一人で並ぶ20代後半?の男性
何度も携帯で連絡を取り合っている様子。15:30を過ぎて列がジリジリと進み
出し、やがて後ろの彼と同世代かつ同じ雰囲気の二人組みがモンサンクレールの
大きな箱をぶら下げてこっちに向ってきた。案の定、彼ら3人組みだった訳で
ここからは彼らのトークショーのお蔭で退屈せずに待てたのだ。
きさの後ろに並ぶ彼は、既に獲物を捕獲した二人を待たせてしまってる事に恐縮
している様子。二人はモンサンクレールのお客の話を語りだした。
「オレたちの前のオバハン、1万円分買っとったよな。」
「おお、そうそう。でも一番先頭に並んどった女の子なんか、両手に抱えきれん
くらい買っとったぞ。」・・・イヤ、あんた達だって5000円は余裕だろ〜
「これ(自分達のケーキ)冷蔵ボックスに入れれたら良かったんだけどな〜」
「その辺のオバハンにぶつかられでもしたら、塔があっけなく逝ってまうな〜」
・・・冷蔵ロッカーは午前中に鍵ゲットしなきゃダメに決まっとるが〜!第一
そんなにデカイ箱は入らんに。しっかしモンサンクレールのケーキはホントに
崩れやすいからねぇ、精々頑張って持って帰ってちょ〜(かなりヤッカミ入り)
それにしても恐らく販売時間の1時間以上前から並ぶ気合の入った人種は、金に
糸目をつけんなぁ。
途中で催事担当者が「ケーキは十分に用意してございますが、新作や定番の品
からよく出ていますのでご希望に添えないかもしれませんがご了承下さい。」と。
まぁコレは予想通り。既にに最後尾で新たに並ぶ事はストップがかかっていたし。
すると後ろの彼が、
「個数制限が無いんだったら(オーボンヴュータンだけは5個迄となっていた)
カード限度額まで使って”全部下さい”って言ってやろ〜かな。で、ダフ屋みたい
に売れば絶対売れるに〜」・・・オイオイ、ニ〜チャン何を言い出す気だ!
その後も彼らの会話が気になって仕方ない。「お前のトコの冷蔵庫にケーキ入れ
たら生臭くなりそうだな」「牛が1頭吊るされとるしなぁ」・・・いったい彼らは
何者??
結局後ろの彼は16時過ぎに並ぶ事を諦め、三人揃って帰っていったのでした。
するとその後ろの女性と隣の女性が彼らの姿が消えた瞬間「スゴイ人たちだった
ねぇ〜」と。やっぱり周りの人々も気になっていたのねん。
まだまだ時間を持て余しそうだったので、思わず彼女たちの会話に加わる事に
した。「やっぱりプロの人たちなのかな〜?」「でも祝日に休んで来てもイイの?」
「世界の辻口の味を盗むチャンスなんだでイイんじゃないの?」「あ〜あんなに
いっぱいケーキ買って、今から試食会するんだろうなぁ。ついて行って入れて
もらいたいなぁ。」「でも研究なんだで一口食べる度に”何が入っているか?”
とか考えながら食べないかんのだに。」「そ〜だよねぇ・・・」
やがて地元テレビ局の中継が始まった。そ〜いえば今朝も中継してたなぁ、と
思っていたら「朝、ぴーかんテレビでやっとったよ。」「ああ宮本の声がしてた。」
「フォションのバラの香りのエクレア食べとったよ。」「どんなリアクション?」
「面白い味だ〜って言っとった。」「それってビミョ〜って意味なんだろうか(笑)」
並び始めて1時間25分後(発売開始から55分後)、ようやくケーキケースの
前に立つ事を許された。まだ全種類残っていて(でも買う物は午前中にココロに
決めていたけど)じ〜っと眺めていたら、やっぱり新作のケーキも食べたくなって
きた。待った時間の長さの所為って事で許されるか?、って事でいよいよ注文。
「シバラとフレーズとニキータを一つずつ下さい。」「1300円になります。」
そして品出しまで暫し待たされる。すると背後でライトの気配。ぎゃ〜TVカメラ
思わず背中を向けて床に座り込んでしまった。阿呆顔を曝す訳にはいかんのよ。


16:40
ダーの待つ13階にようやく到着。準備しておいた熱い紅茶とフォークを用意
して箱を開けると「あれ?2個じゃなかったの?」とダー。「だって新作も美味し
そうだったから(^^;」
まずは新作の二キータを。チョコとコーヒー、それ生バナナの組み合わせ。真
ん中がまだ凍っていたのは仕方が無いとことか。それを差し引いてもウマイ!
次にフレーズを。つまり苺ショートケーキ。コレを催事に用意した安食シェフの
心意気を買いたいと思ったのだ。どんなに一流の仏蘭西菓子の職人だとしても
日本でケーキ屋を開く以上、美味しいイチゴショートも作って欲しいと個人的
には思うので。もちろん期待を裏切らない出来でしたとも。
最後はデフェールの看板ケーキの一つであるジバラ(ヴァローナ社のジバラって
チョコを使ったからこの名前らしい)は、花のつぼみの様に丸く削ったチョコを
3つ綺麗に並べたフォルムも美しいお菓子。栗入りのパウンド、アーモンド入り
のサクっとした層、一番上はチョコレートムース。もうど〜にでもしてくれ!
って美味しさに酔ってしまうのでありました。
ますます安食シェフのファン(以前から敬愛を込めて氏を”おさる”と呼んでいる)
となったきさ家なのでありました。たまプラにまた行きたいなぁ〜。
17:00
地下2階に向い冷蔵ロッカーのケーキを回収し、コンコースを人とぶつからない
ように慎重に歩いてベネ子の元へ。そして細心の注意を払いつつラパ子の待つ
駐車場へ帰還。長い一日が終わりました。棒の様になった脚を助手席で揉み解
しつつ帰宅したのでありました。
*補足
帰宅するとやっぱりケーキは形崩れしてました。特に箱の中に厚紙製ダミーを
入れていない店のモノは見るも無残な姿に。写真撮影なんてとても無理です。
23日夜
エコールクリオロのコックルージュは苺のムースの中にバニラムース。表面は
鮮やかなさくらんぼのシロップで仕上げてある。中のバニラムースの甘さと
爽やかな苺ムースの組み合わせはありがちなはずだけど、さすがに1段、いや
2段そんじょそこらの店とは違う完成度。唸るぞ。
クール・オン・フルールのショート・メリメロは261円という値段に驚きを
隠せない〜!小ぶりながら値段を考えれば十分満足の大きさ。と、いうか大きさ
よりも種類を食べたいきさには嬉しい。で、肝心の味は、店の名前の通り可憐
な花のような(アルプスの少女ハイジで白いエプロン一杯に野の花を積んだ様な
って意味不明?)感じの味。
オリジンーヌ・カカオのフォレノワールは、チョコレートのショートケーキって
キャッチに惹かれて選んだもの。なるほど、確かにチョコレート屋さんの作る
ショートケーキってこうなるのね〜と納得できる味。しばらくスーパーのチョコ
が買えなくなるぞ。
24日夜
オリジンーヌ・カカオのタルトショコラは、チョコの旨さが引き立つタルトの
焼き具合がスゴイ。もっとガツンとくる甘さかと思いきや、キレのある後味で
さすがだ〜!!市販のチョコ掛けクッキーが暫くは口に出来そうに無いね。
クール・オン・フルールのディドンはふわふわムースと洋梨+カラメル、そして
なぜか一番下のスポンジにはクルミ。最初クルミは余計かなぁ、と思ったけれ
ど、飾りに貼り付けてあるビターチョコが入ると良い感じ。
最後の1個はエコール・クリオロのカフェ プラリネ ノワゼットを。今回一番
期待していたケーキです。カフェプラリネは驚きの軽やかさで、す〜っと溶けて
行くのが堪らりまへんな。ホント完成されてるね。参りました!
何の役にも立たないレポートはこれでおしまい。来年へ続くはず??(笑)
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