11月29日(土)

秋の京都で紅葉を楽しもう! 名古屋から京都へは日帰りでも十分に楽しめるエリア。
きさ家は勿論京都大好き。今まで何度と無く出掛けた事は有りましたが、新幹線で
京都行きは今回が初体験です。そして非常に心強い事に、これまで何度か名古屋に
遊びに来てくださった京都のnassanがご案内をして下さる事になりました。事前に
きさから「アレとコレも食べたい。それにココにも行きたい〜!」と言うヒジョ〜に
我侭なお願いを、見事なルートに仕立て上げて下さったのでした。もうワクワクで
その土曜日を迎える訳ですが、無情にも雨の予報。もう自転車は諦めて、徒歩で
観光しようかと思っていたのですが・・・。

目覚し時計が5時を知らせる1分前に目を覚ますと、雨音は聞えない。まだ真っ暗
な外を見ると、ごく弱い霧雨模様で路面も全体が濡れているものの水溜り状態で
は無いみたい。前夜”ぽた決行”のアナウンスがされていたので、ダーはウゴ・ベネ
たちに空気を入れています。「雨具ってどうしたっけ?」「軽井沢に持っていって
そのままだから、デリカの中だ。」「じゃあ取ってこなくっちゃ。」
ダーは徒歩数分の駐車場に出かけました。雨がはっきりと雨粒と判るほどに変わっ
ています。まだ暗い最寄駅までの数分の距離を走るのが躊躇われ、名古屋駅まで
ラパ子で向かう事にしました。新幹線改札から徒歩数分で1日1800円の駐車場
にラパ子を止めて、雨具の上衣を羽織って駅まで歩きます。

余裕を持って出発し過ぎたのか、新幹線のホームに上がると予定した列車よりも
1本早いひかりが止まっています。禁煙車自由席の車両最後尾座席が空いていた
ので、それに乗り込みました。すぐにドアが閉まって、スルスルとホームを離れ
て行きました。

窓の外を眺めては一喜一憂。山から雲がどんどん切れて行くかと思えば、雨粒が
窓を叩く時もあります。果たして今日の京都はどうなんでしょう??
京都駅のホームに降り立つと、残念ながら雨は降り続いています。手荷物預かり
所にもう自転車は預けてしまった方が良いのかしら?それとも雨が止むかもしれ
ないから、nassanに聞いてからにした方が良いかな?雨の中を歩くなら折畳傘も
必要かな(と思い売店で買ってみたものの、結局使う事は無かった)そうこうして
いるうちにnassanが相棒の黄色いブロンプトンと一緒に待ち合わせ場所の改札
に登場です。輪行袋の代わりにお洒落な黄色い風呂敷でブロンプトンが包まれて
います。これぞ”ブロ敷”の正しい使用方法だったりして。

やがて おおしまさん&トレンクル(讃岐うどんポタでお世話になりました)そして
こだまさん&黄色ブロンプトン(鈴鹿では黄色ファントム&黄色テント!で注目の
的でしたね)がお出でになりました。今日は雨の予報ですが、昨日からの天気を
見ている限り、一日中降りっぱなしという事は無いでしょう、という事で自転車を
連れての行動となりました。まずは朝食のお店まで、地下鉄で移動します。

京都駅の地下街 
まだシャッターが開く前の京都駅の地下街を移動します。ブロンプトンのnassanと
こだまさんは滑らかにコロコロ。トレンクルのおおしまさんは軽々と。ウゴ・ベネの
きさ家もどうにかついて歩きます。そして今回も”スルッとKANSAIカード”の出番
がやって来ました。先月の大阪ツアーの残額で改札を抜け、ホームに下りると結構
な混み具合です。1本見送って、次の車内に乗り込むと同時に最後尾左の扉付近を
占拠します。nassanに依ると降車駅まで左側のドアは開かないそうなのです。
さすが、こういう情報は地元の方ならではです。いくらコンパクトな自転車ばかり
とは言え、5台も集まれば結構邪魔になってしまうもの。

烏丸御池で降車して、地上で自転車の用意をして雨具の上下を着込みます。ウゴ・
ベネでは初めての雨天走行なので(そもそも雨だったら自転車には乗らないし)少々
緊張しつつnassanの後ろを走ります。ほんの数分で朝ゴハンのお店に到着〜。


 イノダコーヒー本店 中庭とストーブのあるテラス
 京の朝食セット ケーキケースのジャンボシュークリーム
何度も京都に来ているくせに、イノダコーヒーは初挑戦です。やはり本店に行って
みたいなぁ、と言う訳で連れてきていただきました。さすがは落ち着いた構えです。
中に入ると禁煙席は満席(喫煙席の方が広かった)なので、少し待つことにします。
目の前のケーキケースには予想以上に沢山のケーキが並びます。そして一際目を
引くのは右下のジャンボシュークリーム。助太刀を期待できそうなので、この機会
に挑戦しなくっちゃ。

やがて別棟の禁煙席に通されます。本館も別館もクラシカルな建物です。増床した
サンルームのようなお部屋の、可愛いソファ席に座ることが出来てゴキゲンです。
おおしまさんはミートローフセット(美味しそうなドイツパン付き)、残りの3人の
男性陣は京の朝食(スクランブルエッグ・ハム・サラダ・オレンジジュース・珈琲)を
注文します。そしてきさはジャンボシュークリームを、ってコレが朝食?と苦笑気味
のおおしまさんとこだまさんなのでした。

窓の外を眺めると、中庭には大きなトナカイのクリスマスイルミネイションが!
きっと夜に訪れたら綺麗だろうなぁ。テラス席にはレトロなストーブも用意され
ています。お天気さえ良ければ、外も気持ち良いんだろうなぁ。

ジャンボシュークリームでお腹一杯になったところで、今日のもう一人の心強い
参加者・大阪のぽた子さんがトレンクルでいらっしゃいました。今年一緒に遊ぶ
のは・・・もう10日目だよ!!大阪では朝は外に出られない程の豪雨だったにも
かかわらず、スイーツ満載企画(笑)に誘われて来てくれたのでした。ありがたや。


6人に増えたところで、いよいよ本格的に京都・雨ぽたがスタートです。さすがに
こんな天気だと、走行中の写真が撮れないのが悲しいところ。いたる所に思わず
カメラを向けたくなる景色がいっぱいなのに〜。

 ブランブリュン
まずやって来たのはチョコレートショップ・ブランブリュン。チョコレートの専門店
なのでお土産用のお菓子を買って思うと言う訳。京都にまで来てチョコレート?
まあイイじゃない。ぽた子さんと一緒にショップの中に入ると、予想以上のケーキ
のヴァリエーションにびっくり。中でも抹茶のチョコレートケーキがとっても美味し
そうですが、ホールサイズしかないので断念。だってこの後のハードスケジュール
を考えるとプチサイズのお菓子に止めざるを得ないんだもん。併設のカフェを横目
で見ながら、焼き菓子とチョコレートをお買い上げ。


 運河の船には伏見のお酒
小雨模様のぽたは続きます。少しは京都らしい景色の写真も欲しいところでしょ、
とnassanが気を利かせて下さいました。そして「ここからあと15分で移動です。」
そんなに時間を気にして何処へ?

 六盛茶庭 スフレ大集合!
お店の開店時間の11時30分の5分前に見事到着しました。きさ家のお気に入り
のスフレ専門店・六盛茶庭です。開店前から列が出来る事も珍しくないお店なの
ですが、生憎の空模様の所為か一番乗りでした。
何故お昼まであと少し、のこんな時間におやつ?それはスフレは注文してから1個
ずつ作って焼き上げるお菓子なので、一組のお客が食べるまでに30分近くかかる
の。そして午後のおやつタイムには、席に付くまで1時間待ち!なんて事も珍しく
ないの。だから何としても最初の一巡目のお客さんになりたかった訳。

実はコレがきさ家的”今回の京都メイン”だったりして。ぽた子さんも一度食べた
事があるそうで、もちろん大好きなんですって。今日は6人もいるんだから、食べ
比べが楽しみ♪男性陣のメニュー選びを固唾を呑んで見守ります。と、言うか同じ
味を選ぶのはダメ!と、かなり真剣モードの二人からのお願いに従って注文です。

右手奥から時計回りに、もっともシンプルな定番・バニラ(こだまさん)、秋限定の
ほっこり味の紫芋(ぽた子さん)、鮮やかなソースと甘酸っぱさが堪らないラズベリー
(きさ)、どうしたって美味しいに決まってる準定番ショコラ(ダー)、新メニューらしい
けれど何で今まで無かったのか不思議な黒蜜&きなこ(nassan)、これも秋限定の
オトナ味の林檎ブランデー・カルヴァドス(おおしまさん)、と6種類が並びました。
急いで写真に収めたら、しぼんでしまわない熱々のうちに「いただきま〜す!」
真ん中に思い切って大きく穴を開けて、ソースを一気に流し込み、ハフハフハフと。
ん〜ウマ!やっぱりスフレって大好き!!勿論全種類を食べ比べしちゃいます。
中でも”黒蜜きなこ”が想像以上の美味しさでビックリ。こんなに沢山の種類を
食べる事が出来て、もう満足です。来て良かった〜!お付き合い下さった皆様に
感謝、感謝です〜。

そして一行は平安神宮を挟んだ反対側にあるグリル小宝(こだから)へ。たった今
おやつ食べたばかりなのに、って?!だってスフレって甘くて温かい雲を食べて
いるみたいな軽〜いお菓子なんだもの。お腹いっぱいになんてなりませ〜ん。

 グリル小宝 オムライスとヤキメシ
デミグラスソースのオムライスが有名な、由緒正しき洋食屋さんです。12時半と
いうことで席を心配していましたが、運良くすぐに8人グループが席を立ってくれ
ました。みんなが逸品のオムライスを注文する中、きさ一人だけは何故かヤキメシ。
洋食屋さんでヤキメシ?!ちょっと驚くメニューだよね。でもコレがウマウマ!
結構なボリュームなんだけど、オムライスも含めてあまりの美味しさに完食です。

帰り際にふと近くのテーブルを見ると、とっても美味しそうなビーフシチュー!
でも2700円もするんだよね。ちょっとしたお店のランチが食べられるお値段
じゃん。と、ぽた子さんと囁き合いながら(でも今度は皆で1皿注文したいね、と
も言いながら)店を後にしたのでした。オムライスとヤキメシはちなみに800円。
とってもリーズナブルでしょ。>と、言うかさっきのスフレ&お茶は1300円。
まぁ比較するのもヘンですが。(^^;

食後のお茶を楽しむのに”とっておきの場所”をnassanが探してきてくれました。
一行は観光地からどんどん離れて、やがて緩やかな坂道になりました。格式が高そ
〜な料理旅館のお庭の紅葉をコッそり眺めて(でもココは喫茶も利用できる事が判明・
是非とも一度中も見てみたいと思ったり)楽しんだり、突然現れる大きな塔に吃驚
したりしながら先に進むと、小さな小さなお店への案内が見えました。あまりに
さりげなく出ているものだから、先を行くnassanは通過してしまいそうになる程。

その案内の示す先には、長い長い長い石段が待っています。最初はごく緩やかで
濡れた石段を彩る紅葉の葉や、周りに残る大正時代の家並みを眺めながらベネ子
を担いで上がります。

 大正時代の家並
やがて石段の先に壁が見えました。ようやく到着?と思いきや、肝心のお店はこの
左側の黒い壁の手前にある入り口から、更に木立の中の道を進んだ先だと書いて
ある。ここで少しだけ呼吸を整えます。恐らくは何度か手を加えられたであろう
趣のある家並みと石畳。驚いた事に、奥の方のお宅にはママチャリが止まってい
ました。ここまで上げるのは大変だと思うけど。

早く”そのお店”の姿が見たい一心で、この先はきさが一番に上がりました。
もちろんずっと石段が続きますから、ずっとベネ子は右腕に。バーディだったら
絶対にギブアップしていたことでしょう。石段を上り始めて10分少々でようやく
到着しました。想像以上の素敵な構えに思わず歓声があがります。

 素敵なギャラリー&カフェ 抹茶ミルクと柚子ジュース、そしてアイスティー
オーナーと思しき男性が中から出ていらっしゃいました。さすがにココまで自転車
を抱えてやってきたお客は今日がきっと初めてでしょうね。少し驚いたご様子で
したが、快く出迎えてくれました。

濡れた雨具を一階のギャラリーの丸太の椅子に掛けさせてもらって(しかも温風器
で乾かしてくれていた)、靴を脱いでお約束のように狭い階段を上って2階へ。
するとあら吃驚!純和風の予想を裏切って、シンプルでナチュラルモダンなカフェ
スペースが待っていたのでした。

きさ家とnassanはテーブル席へ、ぽた子さん、こだまさん、おおしまさんの3人は
西向きのカウンター席へ座りました。カウンターからは京都の街並みを眺める事
が出来ます。そしてテーブル席からは、大きな大文字の「大」の字がバッチリ眺め
る事が出来ます。そしてもちろん辺りは紅葉の木々と静寂だけに包まれているの
です。こんな雨の中でもわざわざ尋ねて来る客足は途絶えず、静か過ぎない店内
はとても居心地の良い空間です。

メニューは、このカフェの周辺の景色を纏めた小さなアルバムの中にありました。
ずっと自転車を抱えて階段を上ってきたので、暑いほどです。ダーはアイスティー
nassanは爽やかな柚子ジュースです。きさは折角なのでこのお店に一番雰囲気
が合っていると思われる抹茶ミルクを注文すると、別々に注文をした筈のぽた子さん
もやはり同じものを頼んでいた。う〜ん、趣味が合うわねぇ(笑)

1時間ほどノンビリと過ごしました。でも朝が早かったおかげで、まだ3時前です。
では、そろそろ行きましょうか。帰りは来た道とは反対方向に下りて行きます。
濡れた落葉が敷き詰められた道は、途中石段も有ったりするので殆どの道を歩い
て進みます。するとどこからかフルートの音が聞えます。どこから聞えてくるの
かな?と思ったら、散策路の途中の小さなスペースで若い女性が独り練習中でした。
木々に覆われた公園の中は雨も殆ど気にならない程で、楽器の練習には丁度良い
のかも。

 出町ふたば
再びきこきこと走って向かったのは、美味しい豆餅が有名な”ふたば”です。
生憎の天気にもかかわらず、お店の前には列が絶えません。ぽた子さんと二人し
て列に加わります。ぽた子さんはお土産用に豆餅を2つ、よもぎ団子を1本お求め。
きさも習って豆餅、よもぎ団子、そして秋限定の丹波栗の入った栗餅を1つずつ
包んでもらいました。そして「豆餅を1つ、今食べますからそのまま頂けますか?」
とお願いするのも忘れません。だって出来たてのを食べてみたかったんだも〜ん!

やわやわのお餅、ほんのり塩味の食感の良いお豆、そして甘さ控えめの滑らかな
こしあん、やっぱり美味しいものは美味しいね〜。そして美味しいものは別腹?
なのだ。お腹の空間をヒョイと作って、そこにエイッと収納されちゃうのデス。

豆餅を楽しんだ後は、鴨川をずず〜っと南下します。この頃から雨はだんだんと
強まってきました。遊歩道の舗装のちょっとした段差や水溜りに気を遣いながら
進みます。一際賑やかな四条通で左に曲がって、祇園方面へと続くアーケードに
入ります。しかし雨を避けたい気持ちは皆同じなのか、物凄い人混みです。うっ
< nassanを見失わないように必死です。

そんな思いをしてまで連れてきて案内していただいた”鍵善良房”は、美味しい
葛切りを食べさせてくれる老舗の甘味処です。しかし、超繁華街の祇園店の茶屋
入り口には長蛇の列。さすがに葛切りのテイクアウトは無い訳で、せめて何かし
ら買って行こうとショーケースを覗くも、適量のお菓子が見当たらず結局なにも
買わず終い。せっかく行ったのに勿体無かったなぁ。

再びスゴイ人混みの四条通を引き返して、地下へ続く階段を下りて京阪四条駅へ。
さっきのカフェへの道は自転車を持って階段を上ったけれど、今度は下りです。
とても地上で輪行準備が出来る状況では無かったので、階段を下りたスペースで
折りたたみ。うがっ!ジートポストが下がらな〜い!ジャリジャリしてるし(^^;

どうにか袋に押し込んで、改札へ向かいます。もうカードの残金は250円、さすがに
積み増ししなきゃダメかな?と思ったら8つ先の墨染駅までは200円なんですって。
う〜ん、安いねぇ。最初は地下を走っていた電車もJR東海道本線の手前で地上
に出てきます。この辺りは京都の中でも全くの未知の場所です。窓の外をキョロ
キョロと、ゆっくり走る電車からの景色は眺めていて楽しい。

墨染駅に着いた頃にはライトが必要な暗さになっていました。雨はしっかり降っ
ています。でもお目当てのお店はすぐそこの筈なんです。

 竹聲 緑茶タイム
創業120年の椿堂茶舗が3年前に改装した際に併設された”日本茶茶房 竹聲”
にやってきました。おぉ、なかなか風情ある佇まいじゃん。帰りはきっと真っ暗
だろうと先に店舗前の写真を収めて、そして左の暖簾の奥の玄関前の洒落た通路
に自転車を並べます。この一行に驚いたのか、店主と思しき男性が店の外に出て
いらっしゃいました。

幸い店内にはお客様はおらず(もしも先客がお茶を楽しんでいたら、雰囲気を壊
してしまうようで少し心苦しかったかも)席も広々と使わせていただきました。
メニューを開いて「何にしようか〜」と、ぽた子さんと悩みます。あれ?ダーは??
おトイレかな?ダーの分も先に注文しちゃおっかな〜。・・・・・アレ??おトイレに
誰もいない。外に出てみると自転車は、イチ、ニ、サン、シ、ゴ、・・・・ロク、が無い。
え〜!何で?何で?どっかではぐれちゃったの?そういえばさっきからnassanの
電話が鳴っていた(でも電波が悪くて話が出来なかった・しかも夕方にSatoさん
から連絡が入る事になっていたのでnassanもまさかダーからとは思わなかった
(ってゆ〜か、相方が居なくなった事ぐらいもっと早く気付くべきな訳で>自分)
みたい。

ダーに電話をかけながらnassanと表でキョロキョロ。ん〜曲がり角で一人だけ
真直ぐ行っちゃったんだろうか・・・。雨は相変わらず降りっぱなし。電話には出な
いし。どうしたものやら、と思ったところで、前方からダーがきこきこと戻って
きました。店の前までは皆と一緒だったんだけど、茶房に続く暖簾をくぐった事
に全く気付かず、置いていかれたと思ってそのまま先まで走っていってしまった
そうな。

お店に到着から約20分後、衝撃のお茶タイムが始まるのでした。清水ジャンプ
(京都に来たから、って訳じゃないけど)で一番お高い玉露(何でも品評会で賞を
貰ったそうな)を注文。ぽた子さんは煎茶(の松?クラス?)を。準備が整うと、
店主自ら給仕してくれます。

今まで見たことも無いような小さな茶器に、た〜〜っぷりの茶葉、ぬる〜いお湯を
ちょっぴり。供されたそのお茶はごく薄い水色、そしておそるおそるチビリと口に
含むと「ナンじゃコリャ〜!!!!」実は玉露を飲んだ事がなかったり(爆)するんで
すが、お茶とは別の危険な液体と判断。思わずぽた子さんに茶碗を勧めてしまう。
そして同じ衝撃を受けるぽた子さん。ウマミ成分がぎゅ〜っと抽出されている感
じで、あまりの刺激の強さにヘタをしたら鼻血でも出そうなほど。「子供に飲ませ
たら危険かも。」とぽた子さんと小声で話しながらチビチビ啜る。そして上品な
お菓子ももちろん食べる。一煎毎にマイルドになって、結局五杯くらい飲んだよ
う(1杯は75mlくらいか?)で、じんわりお茶の魅力に浸るのでした。はるばる
来た甲斐が有ったというもの。

すっかり辺りは真っ暗になって、これから自転車で15分ほどのところにあるローロ
伏見店へ向かいました。道中の街並みが通り過ぎるには勿体無い雰囲気だったり
するんだけど、日没後の雨が急に冷たく感じられて久々に苦痛とまでは行かない
けれど、少々凹みながらの走行となりました。まだ〜?と思ったところでやっと
到着しました。お店のページで見たとおり、ホントにごく普通の工場の中に有る
ことにはやっぱり驚いちゃう。ここがローロ・ワールドリカンベンツなのねん。

上本町よりもずっと広いスペースに見たことあるのやら、無いのやら、とにかく
いたるところ(当然壁にも)リカ、リカ、リカちゃんだらけ。隅っこにチョコっと
バーディとブロンプトンがあるくらい。さすがリカンベント専門店だわね〜。

お店にはお仕事帰りのSatoさんがスーツ姿でお待ちでした。少し見学(と休憩)
した後、有り難い事にSatoさんのお車で夕食に連れて行って頂ける事になりま
した。食事から戻るまでは、自転車たちはローロさんで預かっていただける事に。

定員7人のSatoさんのWISH号にフル乗車で向かったのは、近くのとんかつ屋
さんでした。何故かヒレを”ヘレ”と表記しているのは関西風なんでしょうか??
ぽた子さんときさは”ヘレ・100g”を。ダーとおおしまさんは”びっくりワラジ
カツ”を。nassanとこだまさんは”かつ丼”を。男性陣、そんなにボリュームが
あるもの頼んで大丈夫??

 左がびっくりわらじカツ かつ丼
びっくりわらじカツはお肉は薄めなのですが、文字通り面積は広〜い。そして丼
は予想以上の大きさ。そしてダーとおおしまさんは無事完食したのでした。うっぷ。


 ローロ伏見店内
すっかり小林店長さんをお待たせしてしまって申し訳ないことでしたね、とお店
に戻ると、濡れた雨具やバッグが少しでも乾くように、と丁寧に店内に干して下さ
っていたのでした。優しい〜。
そして京都駅までは、またまたSatoさんのご好意に甘えてWISH号で送って
頂いたのでした。もうすっかり雨の中を走る気力がヘナヘナだっただけに、本当
に助かりました。


こうして色々な方たちのご好意のお蔭で、お天気にこそ恵まれなかったけれど、
と〜っても楽しく、濃〜い京都の一日を楽しむ事が出来たのでした。ありがたや、
ありがたや。でも次回は良いお天気の京都をきこきこできますように!

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