11月8日(土)

今年の秋もやって来ました!軽井沢!!IKDの片岡さんが毎度のようにお骨折
り下さったお蔭で開催の運びとなりました。今回はバイクフラーデーのアラン社長
もお出ましになるとの事で、昨年にも増してバイクフライデーオーナーの参加者
が多くなりました。モチロン他の自転車でも参加OKなので、きさ家はバーディを
連れてデリカ号で軽井沢へ向かいます。

前夜10時に出発し、東部湯の丸SAに午前1時半頃到着しました。6時に目を
覚まし、ゆるゆると身支度を整え昨年もお世話になったホテルレディバードへ
向かうと、道路に面した駐車場には見覚えのあるプジョー406号が見えました。
@nak家は前夜から乗り込んでいるご様子です。きっとまだ眠っているかなぁ?
8時前にはバーディの準備も整いましたが朝ゴハンがまだ。お腹ペコペコきさ家
が向かったのは、旧軽井沢銀座です。

 フランスベーカリーの店内から パンがいっぱい 
いつもの喧騒とは違って朝の静けさが漂う旧軽井沢銀座。その中でこの2軒だけ
は賑わいを見せています。朝が早いと言えばパン屋さん!フランスベーカリーと
ブランジェ浅野屋が向かい合って良い香りを漂わせています。
フランスベーカリーの1階で、セルフサービスの珈琲と一緒に焼きたてのパンを
楽しみます。アレも、コレもとトレイに乗せていったらこんなに選んじゃった。
甘めのコロッケパン、マヨたっぷりのエッグパン、チョコチップが巻かれたコーヒー
ロール、少し塩味で手がバターっぽくならない独特の生地のクロワッサン、それに
サクッサクのソーセージデニッシュ。もうどれも美味しすぎるよぉ〜。

お腹もいっぱいになって店を出ようとしたところ、ちょうどフランスパンが焼き
上がりました。ジョン・レノンが愛した事で有名なフランスパン。これは買わな
い訳にはいきませぬ。紙袋の外にまでこうばしい香りに”あぁシアワセ♪”

ではでは貴重な静かな朝の軽井沢をきこきこしましょ。

 聖パウロカトリック教会 旧三笠ホテル
軽井沢銀座から教会通りを抜けて聖パウロカトリック教会へ。正面からだけでなく
建物裏側までもが凝った造りのようです。門柱や塀の端々もよく見てみましょう。

いつもは車とレンタサイクルの行列の三笠通りも、早起きの特典なのかスイスイ
走れます。旧三笠ホテルに着くと入り口には無粋なバリケード。どうやら管理棟の
建て直しをしているようです。隣の林から工事部分が入らない様に苦心しながら
パチリ。公開時刻前なので内部見学は無しね。以前に訪れた時には、調度品の
レトロなソファでまったりしたっけ。一部は実際に座ってもOKなのです。

 三笠通りを下る 離山通り
Uターンして三笠通りを滑るように走ります。行きはごく緩やかな上りだと感じ
なので、帰りは爽快そのものです。でも道の脇に積もったカラマツの落葉には気
を付けなくては。
精神場川を越えて、お洒落な別荘を眺めつつ鹿島ノ森ホテル方面へ向かいます。
時折は暖かな陽射しが差し込んできて、とてもヨイ雰囲気です。ダーのリュック
からフランスパンの袋が飛び出しているのが判るかな?

鹿島ノ森ホテルの敷地の中には”御膳水”が湧く小さな谷が有って、ここから流れ
だした水は雲場池へと続くのです。きさ家もホテルの脇の道を通って雲場池まで
ついて行きます。時折覗けるキラキラと輝く川面、木立の中に静かに建つリゾート
ホテルにうっとり。あぁ、お高いんだろうなぁ・・・。

 雲場池 水面も紅葉
紅葉の盛りには少し遅かったみたいですが、澄んだ水の底にはモミジの葉が敷き
詰められていました。雲場池は静かな流れなので水面には周辺の景色が映しださ
れていています。そしてその鏡の中の景色をノンビリと横切る数羽の鴨の群れ。
どれだけ眺めていても飽きる事は無い景色だなぁ・・・。でもそろそろ行きますか。

雲場池通りは素敵な一軒家のお店が点在していて興味をソソりまくりだし、時折
すれ違う朝の散歩を楽しむ人たちは皆、穏やかな顔。あぁ軽井沢、大好きっ!。

 旧軽井沢礼拝堂
ホテル音羽ノ森の敷地内にある旧軽井沢礼拝堂。真っ赤な絨毯が敷かれています。
今日は良いお天気に恵まれそうです。11月の軽井沢での結婚式は気候が心配な
気もしますが、きっとあと数時間後には笑顔のカップルがここを歩くのですね。

 万平ホテルの駐車場に出没した猿
さらに林の奥へ進めば万平ホテルに突き当たります。駐車場に何やら動く動物?
と思ったら山から下りて来たお猿でした。一生懸命に赤い木の実を食べています。
カメラを向けたら・・・・・うわっ!威嚇されちゃいました。コワ〜!!
夏は風が吹き抜けるカフェテラスも、さすがに今はサンルームの様相です。でも席
待ちのお客様がロビーに溢れているのは相変わらずみたい。すんなり入れるなら
お茶しようかな、と思っていたけど売店だけを覗いてお終い。でもホテル特製の
”割れマロングラッセ”には後ろ髪を惹かれたけれどね。

次は万平ホテルの裏手のエリアへ。でもこの辺りは私有地なので自転車の乗り入
れは禁止されているようです。駐輪場に自転車を止めて、静かに歩く事にします。

 幸福の谷 どんぐりころころ
何が有る訳でない”幸福の谷”と呼ばれる石畳の道。石畳も両脇の石垣も火山岩
の濃いグレイ、落葉が道を茶色に、石垣には苔の緑。ただただ静寂を楽しむよう
に歩きます。ふと振り返ると、ダーが何かを見つけたみたいです・・・どんぐり!
ふかふかの苔の上にたくさん転がっています。よくよく見ると、芽を出している
ものも!!思わず並べてパチリとしちゃいました。

万平ホテルでお茶をし損なったので、どこでケーキを食べようか・・・チョコレート
ケーキと水出しアイス珈琲の美味しい旦念亭?それとも旧軽銀座のル・レガラン?
でも折角だから、初めてのお店に行く事にしました。

 あざみ亭店内 洋梨のフラン&林檎のタルト
お庭にも、お店の中にも花や緑があふれる”cafeあざみ亭”にやって来ました。
入り口には小さなロースターが見えます。それが置かれているチェストのには生豆
が何種類か入っていました。初老のご夫婦だけでひっそりと営んでいるようです。
5種類のお菓子が用意されています。林檎のタルトと洋梨のフランを注文しまし
た。が、まだ開店直後だった為かケーキの解凍が万全ではなくてしょんぼり。夏
なら冷やっこくてもまだ許せるんだけど。仕方が無いので、小さくフォークで割
って溶けるのを待ちながら食べたのでした。美味しかったんだけどね〜。

再び旧軽井沢銀座へ向かうと朝の静けさからは一転、すっかり賑やかになってい
ました。お土産物屋を冷やかしながらバーディを引いて歩きます。何軒かを覗い
ているうちに、時計は12時になろうとしています。ありゃ、もう行かなきゃ。

大脇レース店横のテニスコート通りを少し進んだ先にある焼き鳥店”わかどり”
でお昼ご飯です。まぁゴハンと言っても朝からいろいろ食べたから、お米のご飯
はダーが頼んだ焼き鳥椀を2口食べただけだけど。

 鶏の刺身 焼き鳥椀 名物・むしり
ここはかなりの人気店らしく、12時の開店時刻には満席でした。きさ家は11時50分
に入店したときには先客1組だけだったのに、10分の間に残りの20席弱は埋ま
ってしまったのです。狭い店内に結構キチキチに押し込まれちゃいます。そして掟
があるそうで「注文は最初の1回のみ。飲み物以外の追加注文禁止」と、それは
焼き鳥屋にしては考えられないもの。
刺身と焼き鳥椀と名物の”むしり”(骨付きもも肉の焼き鳥)を注文しました。
店員さんも少ないと思ったのか、追加できませんけど、と確認されちゃいました。
良いんです。ここであんまりお腹一杯になっちゃ困るモンで・・・とは言いません
でしたが(笑)

刺身はトロける美味しさ。焼き鳥は焼きがもっと焦げ気味でも良かったんだけど
なぁ。タレも関東流?の甘めです。添えられていた野沢菜の朝鮮漬けがピリ辛で
食欲をそそります。
少し遅れて真打の登場です。骨の部分にアルミホイルが巻かれてはいるものの、
とてもじゃないけど手では持てない熱々ぶり。箸でどうにか解体しながらパクリ。
おお!皮がパリパリさぁ。そしてカウンターに備えられている特製のタレ(大根
おろし入りのピリ辛)を掛けるとなお旨い!そして最後はお皿に滴り落ちた肉汁
を千切りキャベツに和えて〆。ご飯物はお弁当のテイクアウトも出来るそうです
が、むしりなんかの焼き鳥はNGとの事。

 柏倉製菓 おやつモロモロ
ご飯を控えめにしたのにはちゃんと理由があるのです。わかどりから20歩くらい
の所にある和菓子屋さん”柏倉製菓”へ寄り道です。ここの名物は花豆のお赤飯
だそうですが、さすがにご飯はヘヴィなので花豆大福を。お団子タイプの五平餅、
くるみ餅を詰めてもらい、そして忘れてはいけないのが”あんドーナツ”なのです。
4個入りの包みをそ〜っとツーリングバッグに入れます。あぁ楽しみ〜♪

 矢ヶ崎公園
朝は曇りがちでしたが、お昼になってすっかり青空。もう少し早く晴れてくれたら
この矢ヶ崎公園で野外ランチでも良かったんだけどね。そしてこの先のアンダー
パスを通って、アウトレットモールを横目で眺めながらプリンス通りを南下すれ
ば、レディバードに帰還です。さて、誰か来てるかな??


事前の案内では13時30分にホテル集合、となっていましたが、案の定碓氷峠組は
遅れているそうな。まぁおやつでも食べながら待ちましょう。
7月の大阪・千里竹林ぽたでご一緒したTETUさん、まだピカピカ納車1週間の
鈴木さん、2台のクルーソーにきさ家2人で試乗させて頂けて嬉しかったなぁ。
先週も鈴鹿でご一緒した森さんは、今日はかとーさん、わかばさんとご一緒に登場
です。なんでもサタデーとトランクを繋ぐ部品を忘れてしまい、軽井沢駅で立ち
尽くしているところにわかばさん達が登場して、自転車を見てくださっている間に
トランクを載せたタクシーでホテルにやって来たんだって。やっぱり出発前に荷物
の確認はちゃんとした方が良いみたいだね。

やがて碓氷峠組がぞくぞくと到着しました。ダホン・ボードウォークのくいくいさん
とは今回が初対面です。そして@nak(た)さんのサタデー・ちびどんともようやく
ご対面!さっそくわかばさんも囲んで先ほどのあんドーナツでおやつタイム。


 開会式?
約1時間遅れで片岡さんのご挨拶が始まりました。当初の予定では今日はポタリング
明日にサイクリングを、との事でしたが明日のお天気が思わしくないので予定を
変更してこれからメルシャン美術館までサイクリング、って事になりました。
車で通った事があるので場所は何となく解っているのだけれど、高低差はどんな
モノなのかは??大丈夫かぁ〜?

去年と同じく18号バイパスに向かいます。が、今年は昨年とは反対車線側の歩道
を進みます。先頭は片岡さん、中盤におのさん、殿はまきさんが務めてくれます。
しか〜し!18号バイパスに入った途端、片岡さんの姿は遙か彼方へ・・・まぁ
一本道だから迷う心配が無いことは解っています。無理をしない程度のペースで
走ることにして、前を走るやぎさんとお話しながら走ります。
「片岡さん、今年も嘘つきだぁ〜。さっきは”午前中でヘロヘロになっちゃったよ”
なんて言っていたくせに、絶対にペース速すぎるよっ!」と、きさ。
「だって片岡さんの自転車ってスピード出るんだよ。しかも地の利が有るし。もっと
ゆっくり走る自転車に乗ってもらわないとダメだよ。」と、やぎさん。ゴモットモ。
最初の小休止地点では当然の様にブーイングの嵐。これじゃあ景色どころじゃない。
片岡さん、来年はハンデとして皆の荷物積んだトレーラーでも引いてねっ!

今回はバイクフライデー率がとても高くて、去年は一番多かったバーディ、今年は
わかばさんと平野さんを含めた4台だけ。ちと寂しいなぁ。特にサタデー勢が大量
発生していて、各色とりどり。でも年代によって作りはかなり違っているんだそう
です。

 標高1003m地点
18号線の標高最高地点?1003mの標識のある所で記念撮影タイム。ハイハイ
フライデーオーナーさんは前の方へどうぞ〜。
片岡さんから「この後はメルシャンまでサイクリングするグループと、僕とゆっくり
帰るグループに別れます。」と案内があり、多数の参加者はメルシャン組になり
ました。「ダウンヒルが続きますから、くれぐれもスピードには注意して下さいね。」
と片岡さん。その意味をこの時は知る由も無く・・・

ここからは先頭はおのさん、最後尾はまきさんになります。やがて一行は18号を
離れます。するとその先はずっと、ず〜っとず〜っと、ず〜〜〜〜〜〜っと下り道。
最初は爽快、徐々に不安が襲ってきます。前にいた筈のわかばさんもかとーさんも
幾つ目かのカーブで見えなくなって、心細くなってきます。不安がピークに達した
辺りで先行する皆の姿が見えました。おのさん、まきさん以外の多分全員の気持ち
「こんなに下って大丈夫なの??」「大丈夫、大丈夫。」「でも帰りは上るんでしょ。」
「そうだけど別の道だから。」「でも上りには変わりないんでしょ。」「そりゃが〜っと
上るか、騙し騙し上るか、どっちかって事。」なんじゃそりゃっ!

 メルシャン美術館
ホテルを出発してから1時間20分ほどで御代田のメルシャン美術館に到着です。
ただ夕食の時間が決まっているので、ここでの滞在時間は20分となりました。
美術館も醸造所も見学することは不可能です。そこで一部の面々が突撃した先は
売店&試飲コーナー。ワインコーナーはモチロンの事、グラスと氷が準備された
ウィスキーも楽しむ事ができます。きさはワインを2種類、舐める程度で。甘口
の赤は飲みやすくて、自転車じゃなかったら「もう1杯、っていうか有料コーナー
でグラスを。」と言いたかったんだけどね。
お酒好きの面々には堪えられない様で、お土産用のミニボトルを買い求めている
方も。おやおや、まだロックグラスを片手に笑顔の方もいらっしゃる。

一足先に売店から出てくると、ガーデンテーブルに他のメンバーは集合しています。
そしてきさの姿を見るや、皆ニヤニヤ。「・・・?何で??」と思っていると、真ん中
のテーブルにはケーキと紅茶。そう言えば隣のカフェは軽井沢の”白樺堂”直営店
だったはず。なるほど、そう言う事でしたか!
すでにおのさん、にちさんはケーキを食べ終えています。平野さんはモンブランを
半分食べたところで「あ、写真を撮ってなかった。」と言って食べていない半分を
正面に向けてカメラを出しています。撮り終わったところでコーヒー用スプーンを
右手に構えて、容赦無く中央の栗ごとガッと。もちろん平野さんの了解も得ずに。
なんと言う非礼な!暴挙だ!・・・でも平野さんはオトナなので平静を保っておられ
ました。ゴメンね〜。あっと言う間に20分経過です。

”帰りは騙し騙し上る”と、おのさんが言ったとおりに一行は18号を走ります。
明らかにきさにとってはキツイ坂なんですけど、今回はくいくいさんとお喋りを
しながら上りました。くいくいさんは真ん中辺りのギア、きさは一番軽いので必死。
「お願いだから置いてかないで〜。」と懇願しながら進みます。一行の行く手には
満月の月が見えます。大きな丸い月は雲に隠れたり、そしてまた姿を見せたり。

追分宿で旧中山道へと進みます。宿場町の雰囲気を残した何ともステキな所です。

 アンティークショップ時幻
宿の中ほどに赤い和傘が見えました。おぉココが片岡さんが言っておられた骨董屋
さんだね。廃業した古い旅館から引き取ったらしい揃いの食器、絶対に部屋には
怖くて置けない日本人形、古和布に何故かうさぎをあしらった五徳(しかも鉢受け
としてディスプレイされていた)などなど。それに古いおもちゃも有りました。
@nak(あ)さんはアランさんにメンコの説明をしたり、知らない間にやぎさんは
ピコピコハンマー(翌日雨の間にコレで遊んだのだ)を買っていたりして。

お店を後にする頃にはすっかり日も暮れて、本当に真っ暗な道を走ります。途中
中軽井沢駅でトイレ休憩を挟んだ以外はずっと走ってホテルへと。プリンス通り
まで戻って来たところで、信号で隊列が途切れてきさが先頭になって反対車線を
走る事になりました。が、いかんせんライトが心もとなく(しかもこの歩道が車止め
がふんだんに盛り込まれていて、夜間走行は非常に怖いの)すっかり(あ)さんの強力
なライトに縋ってしまったのでした。やっぱり知らない土地でのナイトランには
強力なライトが必要かも。

無事にホテルに戻って、昨年同様ロビーを占拠する自転車たち。貸切かと思って
いたけど他のお客様もおられて、お出かけから帰ってきてホテルのドアを開けて
絶句していらした方もみられました。そりゃあ吃驚するのは当然かも。
部屋に入って急いでお風呂を済ませ、いよいよお楽しみの夕食です。もうお腹が
空き過ぎたよ〜って声も聞かれます。

アランさんの挨拶、おルスさんの乾杯の後は今日の坂よりも厳しい?バトル開始!
去年は着席でディナー形式でしたが、今年はビュッフェ方式です。折りたたみぃな
人々は全員が食欲旺盛!大盛り大好き。メニューも豊富で大きなテーブルに沢山
用意して下さいました。あまりのお料理の無くなるスピードの速さに、恐らくは
予定外で追加のお料理を出してくださったようです。そのお蔭もあって、もうお腹
は一杯です。

お料理があらかた片付いて、デザートが並びだした所できさも一仕事することに。
昨年の軽井沢でご一緒した瀬戸の川合さん、今年は残念ながら参加が出来なくな
ってしまったので、川合さん農園産の美味しい柿を差し入れするように、と大量の
柿を預かって来たんです。

 クールマックス靴下とヘッドバッジ アランさんへの質問タイム
今年の参加者へのお土産はバイクフライデーの可愛い靴下。しかもクールマックス!
そしてヘッドバッジはバイクフライデーオーナーさんだけへの特典。これはナンと
七宝焼き!どちらもアランさんから直に手渡ししてもらいます。その光景は王様に
面会する栄誉に預かった民衆にも見えたりして。

しかしその最中にも黙々と柿を剥く。剥く。剥く。同席している森さんと平野さん
が「一体いくつ有るの?」とビックリするほど。とても果物ナイフでは無理だと
自宅の包丁と簡易まな板を持参してひたすら柿剥き。わかばさんが気を利かして
小分けにして各テーブルに配って下さったので、どうやら全員に行き渡ったみたい。
もちろん皆に大好評でした。川合さん、いつも感謝しています!!

その後は椅子を前に集めて、サイクルオレゴンの写真発表会。おのさん、森さん、
まきさんからの楽しい解説付きです。更に引き続いてやぎさんがフライデーと旅
した台湾の模様を、美味しそうな写真と楽しいお話で伝えて下さいました。
やぎさんとは今回が初対面だったのですが、贅肉の全く無い軽量高性能エンジン、
類稀なるグルメぶり(だって浅野屋バイパス店のレストランにパイプオルガンが
有るなんて事は、普通の男性が知っている訳が無い!)、そしてピコピコハンマーを
買っちゃう(そして笛まで吹いちゃう)お茶目なお人柄。ムムム、なんだか良く似た
タイプの方が東京にも居たような。類は友を呼ぶ、って言いますからね。まめさん。

大いに走って、食べて、飲んで、その後は心地良い眠りが待っているだけです。
部屋に戻ってバタンキュー。長く楽しい軽井沢の土曜日が終わりました。


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おまけ。

翌、日曜日は朝から雨でした。もう自転車は無しにしようか、と一時は決まって
いたのですが朝食後に雨は止みました。旧碓氷峠アタック、軽井沢ポタリング、と
希望するコースに別れて走ることになりましたが、もっとも軟弱な3名は「今日は
1きこもしない。」と決めて車でアウトレットへショッピング。そして抜け駆けして
ラ・ルーチェ(お座敷イタリアンが店名じゃないぞ!)で一足先にランチして、
名古屋に帰ろう、って事に。3名って、きさ家以外の1名とは現在は豊田にお住まい
の森さん。デリカ号の荷物を全部3列目に押し込んで、2列目にスーツケースに
収まったサタデーと一緒に帰ろう、と話が纏まったのです。

森さんがご一緒して下さったお蔭で、のんびりショッピングを楽しめたし(店外で
待つダーの話し相手になってくれたし)、二人でランチだったら頼めるお料理も減る
し、何よりもう一度食べたいと思っていたピザが注文出来ないもの。そしていつも
は退屈な帰りのドライブも、きっと楽しくなるに違いない。もう良い事尽くめ!

ラ・ルーチェに到着すると先客は2組だけ。とっとと食べて大食い軍団が到着する
前にドルチェまで辿り着きたいと思っていたのですが・・・とりあえず今回のお料理。

 バーニャカウダ いろいろ野菜ピザ
前回は森さんは遅れて入店したので、今回が満喫コースは初体験との事。殆どきさ
だけの希望で選んだメニュー。まずは当然バーニャカウダね。食べ方を説明して、
もちろんパンも忘れちゃならない。今回は野菜に白菜(下茹で済み)も入っていて
コレがまた旨いったらないの。
日本人作ピザはやっぱり美味しい。和風って意味じゃなくて、何と言うか作りが
繊細なんです。このピザに代表されるように、ラ・ルーチェの良さは日本人シェフ
の人柄を楽しめる事に尽きると思うの。イタリア男とは違うぞ!ってカンジ。

 下仁田ネギとからすみ 生ハムとセロリのペペロンチーノ カニのピリ辛トマト
パスタは季節の黒板メニューからのチョイスが絶対オススメ。下仁田ネギとからすみ
なんてココでしか食べられないよね。3人で分けるのですらツライもん。もっと
食べたし!
生ハムとセロリのペペロンチーノはあっさりの味付け。まったくセロリ臭が感じ
られず、尚且つ良い風味を出していてグー。豪華なカニのピリ辛トマトソースは


濃厚なカニのダシにパンチの効いたトマトが絡んで、もう堪まりません〜っ!

 パンナコッタ 焼き林檎
ピザの途中でハイエナ(失礼)が大挙して押し寄せたので、パスタの後がかなり
長い時間待つ羽目になりました。デジカメの時刻をチェックしたら、カニのパスタ
からパンナコッタまでは1時間10分。しかもドルチェは1人前しか注文しなかった
から、待っている間にお腹が空いてきちゃった。パンナコッタは美味しくて、も
っと食べたい衝動に駆られるのでした。

そして更に待つこと15分で待望の焼き林檎とご対面。バニラアイスとチョコソース
が添えられています。紅玉なのでしょう、めちゃ小さい。ハーフじゃなくて1個に
しておくんだったと激しく後悔。慎重に均等に分けると、一口でもイケる大きさ。
でもさすがに勿体無くて、二口で食べましたが。(爆)

会計を済ませに行くと、マダム(と呼ぶには可愛らし過ぎる若さ)が、ドルチェが
遅くなった事をシェフと一緒にしきりに謝ってこられた。いえいえ、こちらこそ

大勢で押しかけて申し訳なかった。何より申しわなかったのは、軍団の後に来店
された二人組の女性客でしょう。ずいぶん待たされていたもんなぁ。しかもよく
見るとシェフは指を切ってしまったご様子。きっと大忙しでアクシデントが有っ
たのでしょう。
更に驚くべき事にお二人は、昨年のきこきこ日記を読まれた、と仰るではないの。
ひょえ〜驚いた。しかもご自宅にはパソコンは無いそうで、ご友人宅で見られた
そうなの。おぉ恥ずかしや〜。丁重な謝辞まで頂いて、もうただただ驚くばかり。


思う存分にラ・ルーチェを満喫し、食べ過ぎの3人は高速をしゃべって、食べて
(旧碓井峠の力餅を買ってきてくださった@nak(た)さんに感謝!)退屈する時
が全く無い楽しい道中になったのでした。森さん、きさ家に懲りずこれからもお
付き合いくださいね。(^^)


来年の秋こそは、晴天の下で力餅を食べたいなぁ。丸山珈琲とシェ・カジワラは
今年心残りだったので1年後までの宿題(もしかしたら来夏に叶うか?)です。

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