8月31日(日)
さて、昨日に続いてB級グルメ3人旅は続きます。今朝の集合は6時30分。丁度
運転が始まった市電に乗り込んで、広島駅に向かいます。
短い車両の電車はワンマンで降車時は押しボタン式みたいですが、3両の長い車両
には車掌さんも乗っています。肩から掛けられた黒い”がまぐち”が良いねぇ。
広島駅の構内には何故だかマツダのクルマが飾ってありました。別に豊田駅には
トヨタのクルマは無かったけどね。あ、あと広島で気になったのは”カープ印の
お好み焼きソース”(昨晩の麗ちゃんも、あと他で覗いたお店もコレが多かった)
天満屋の食品売り場とかチェックしたけど、見つけられず残念だったなぁ。
さて、今日最初の途中下車は尾道駅。きさ家はずっと以前に車で訪れたことが有
りますが、海側を散策するのは今回が初めてです。駅の正面にカメラを向けると
右上にちょこんとお城が乗っかるのね。
今日は雨の予報だったけれど、どうにか曇り空でもってくれています。尾道から
対岸の向島までは何箇所からも船が出ています。どれに乗りたいねぇ。
海辺を歩きながら、おだあさん「そう言えばこの辺にパン屋があったような・・・」
ココにあるじゃん。もちろん中に入って、ふと見ると「幻のプリン」だって。こりゃ〜
食べてみない訳にはいかないね。後はピーナッツクリーム入りコッペパン、コロッケ
パン、焼きカレーパン 辛!、カマンベールチーズパンを選びました。
で、さっそく店の前で200円のプリンを食べます。何故か小さいクレマトップが
添えてあって、上からはコーヒーフレッシュ、底にはカラメルのミックスソース
状態。幻、ってのは少々大げさかな。
大人片道60円、自転車+10円。4m未満の乗用車は90円(運転手1名の運賃
含む)と激安フェリー。運行時間は6時〜で、運行間隔は”ひんぱんに”だそうな。
ウケつつ勿論乗りましたとも。もう地元の人にはひょいと橋を渡るのと同じ感覚
なんでしょうね。
海を隔てて眺める尾道の全景もまた素晴らしい。陽射しも出てきて良い感じです。
尾道の町の魅力・・・海と坂と細い道かな。路地の先の何気ない景色に、何故だか
カメラを向けたくなります。今日は時間がないので線路よりも北側には行けませ
んでしたが、曲がりくねった階段がいっぱい有って何時間でも過ごす事が出来る
ところですね。
少しだけ立ち寄るつもりが、やっぱり電車を1本遅らせることにしました。
やがて時計は10時をまわって、あちこちのお店のシャッターが開きました。
お土産物屋さんを覗いたら、横浜の”おこのみハウス”のデザートでお馴染みの
因島はっさくゼリーを発見!これは買って帰らなきゃ。それに海岸通りで見つけ
た可愛いアイスクリーム屋さん・からさわ。中に入ると、ケースの中はみ〜んな
アイボリー一色。ここはタマゴアイスのお店なんですって。コーンもカップでも
食べられますが、やっぱりモナカが一番でしょ。これはとっても美味しい!次に
訪れる機会が有ったら、絶対に再び寄りたいお店です。開店まで待って良かった!
そして駅に戻る途中、さっき見つけたケーキ屋さんにおだあさんはフラフラと。
横から一口パクっ。確かに看板に偽り無し。尾道では一番のシュークリームでした。
商店街で、ようやく探し求めていた瀬戸内の味を見つけました。それは生タコの
唐揚げ。魚屋さんの店先で、揚げたての海の幸の唐揚げ♪これぞ待ち望んだ展開
だぁ。まだ温かいタコの唐揚げと、地の小魚の唐揚げを2パック。と、くれば駅
の売店で缶ビールも買わない訳にはいかないよね。
ガタゴト、ガタゴト・・・遠ざかる尾道の景色の余韻に浸ることも無く、もう夢中
でパクパク食べちゃいました。ウマイ〜!!タコの唐揚げは、衣がフンワリ甘くて
初めて食べる味だけど、なんだかとても懐かしい味。小魚の唐揚げもパリパリと
骨ごとイケます。あ、お昼ご飯って何食べるんだっけ??
30分後に福山で乗り換え。合間に駅前のスーパーを少しフラフラ。そして更に
1時間30分後に到着したのは・・・
岡山にやってきました。お昼ご飯はドミカツ丼を食べるの。駅前から伸びる大通り
では桃太郎のお供・お猿が出迎えてくれました。100円の市電にゆっくり揺られ
るのも悪くないね。
”やぶそば”は地元のお馴染みさんが多い雰囲気の、小さな小さなお店でした。
狭い店内にお店の人とお客さんの熱気が立ち込めていて、暑いのなんの。3人とも
半々セット(小さい支那そばと小さいカツ丼)950円を注文。でも先にカツ丼
が3つ席にやって来ました。テーブルのあまりの狭さと、外で並んでいるお客さん
の為にも長居をしてはいけない気分だったので、先に丼を食べてしまいました。
全部食べ終わって、しばらくした所で支那そばが出てきました。
あぁ〜きさの好みはそばが先なのに。まず麺を食べ、それからカツ丼。おそばの
おつゆをスープ代わりに飲みながら、が理想なのに、見事にそれを裏切る展開。
あ、でも・・・いや、いいんです。だって別にこの二つのメニューを一緒に味わう
事によって、美味しさが倍増する組み合わせじゃない(と少なくともきさには感
じられた)んだもの。それよりも950円で、この2品を提供するこの店の心意気
の方が素晴らしい!
ドミカツ丼のカツの下にはウズラの生卵が入っていて、上からは養殖でお馴染み
のドミグラスソースがかかっています。支那そばは、見た目よりもずっと薄めの
スープでした。ちなみにメニューはこの2つ(あとは大きさを選ぶだけ)のみ。
あ、独眼流スープってのがあった(きっと支那ソバのスープに卵を落としたもの
なんだろうけど)かな。ビールも無し。回転を良くする為かな。
食後は商店街をふらふらして、またまた天満屋を覗きます。この2日間で何回目
の天満屋かなぁ。だってあちこちにあるんだもの。岡山はタイガースの星野監督
の故郷なので、応援ムードが盛り上がってました。それを見ながら、以前中日が
優勝した年はどうだったんだろうと思ったりして。
そうそう、サンマルク(ベーカリーレストランのチェーン店)の本拠地も岡山だった
はず。カフェは名古屋ではまだ馴染みが無いので、ゆずフロートにつられたこと
(おだあさんはウーロンチャイに惹かれていた)もあって一休みしました。
ゆずドリンクは甘めだけど、さっぱりしていて夏向きのおやつドリンクで気に入
りました。近所に有ったらまた飲みたいかな。
再び市電で岡山駅に戻って、あとは東に戻るだけ。って言っても、姫路以西の山陽
線は恐ろしく時間が掛かって(急ぐ人は”こだま”に乗ってね、って事なんでしょ)
もう電車に揺られるのみ。それでも不思議とお腹が空いてきて、朝のパンを取り出
す始末。特に”焼きカレー・辛!”は、本当に辛くて、おだあさんもお気に召した
ご様子。時間が許すのならば、海の幸の唐揚げとカレーパンとビールを瀬戸内海を
眺めながら食べたいね(もちろん〆はアイスモナカね)って話したりして。
そうこうするうちに明石の天文台も通り過ぎ、やっぱり夕食は大阪だよねぇ〜。
どこで食べるか決まらないまま、再び大阪駅に降り立ちました。やっぱり最後の
食事だから、この二日間のテーマに沿ったメニューがいいよねぇ。
曽根崎・お初天神近くの”
阿み彦 ”でシュウマイとビールでカンパイです。
作家の池波正太郎氏が好んだ味なのだそうです。シュウマイって漢字では「焼売」
その名の通り、ココのシュウマイは焼いてあるの。餃子の変形版みたいだけど、
食べればやっぱり焼売。そして牛乳の入ったオリジナルスープが付いてきます。
シュウマイ8個+スープ、またはシュウマイ4個+ワンタンスープ、どちらでも
580円。きさはワンタンセット、おだあさんとダーはオリジナルシュウマイセット
にしました。ワンタンはたっぷり、スープともよく合います。焼いたシュウマイ
をスープに浸して食べてもオッケーです。ゴハン無しで大丈夫かな?と思ってい
たけれど、丁度程好くお腹いっぱいになりました。
最後にデパ地下巡りもしなきゃ。昨日は阪神だったから、今日は阪急にしましょ。
もう名古屋に帰るだけだから、ケーキ買ってもイイよね。La ・evel(だったかと)
は茨木市が本店らしいけど、ちょうど期間限定で出店中でした。ミニミニサイズ
(マフィンよりも更に一まわり小さい)のシフォンケーキが美味しそうだったの
で、抹茶・紅茶・チョコ・プレーンが詰め合わされた袋を買いました。
それに沖縄物産展を行っていたので、食べてみたかったタコライス(だって沖縄
には簡単には行けないもんね)のレトルトを。これでトマトとレタスとチーズで
お家で食べられるって訳。楽しみ〜。
そしてその間、おだあさんは会場で売られていた”和三盆ソフト”を食べてまし
た。沖縄って黒糖じゃなかったっけ?でも美味しかったからどっちでもイイや。
(やっぱり一口おねだりしてしまったのでした・爆)
これにて”激食い&お買い物”は終了。あぁ、よく食べたぁ〜。きこきこナシで
お腹が空くのかなぁ?と心配だったけれど、それはまったく問題ナシ。それより
普段全然歩かない脚が(エアーサロンパスを多用したのに)痛くて仕方の無かっ
たのが情けない限り。2日後まで引きずっちゃった。
今回のテーマのB級グルメ、どれもハズレ無しの満足の内容でした。何より驚い
たのは、安い値段で出来る限り美味しいものを”気持ち良く”提供しよう!という
心意気が、どのお店からも感じられたことでした。移動時間が長くて確かに疲れ
ますが、時にはこんな旅も良いものですね。
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