7月5日(土)

<はじめに>

この日きさ家が参加した「和菓子ポタ in 上野・浅草」は、おのひろきさん主催のBD
メーリングリストに於いてミキさんが企画して行われたのですが、正式な参加表明
を行わなかったきさ家が参加した事について、参加したくても出来なかった多くの
方々にお詫びしなくてはいけません。申し訳ありませんでした。以下に、きさ家が
参加する事になった経緯を、まずは書きたいと思います。

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2003年のお正月休みも明けて、まだ寒さも厳しい頃にミキさんからのメールが
届きました。「”まっぷるマガジン・歩く東京下町”という本が書店に並んでいます。
下町ぽた&おやつ情報満載です。次の上京時に参考にしてはどうですか?」と。
早速手に入れて、ページを捲る度に「次はここへ、いや、あそこへ・・・」と期待は
広がるばかり。でも仕事に追われるまま、春が来てやがてあっという間に初夏へ。
「もう次の東京行きは、お正月休みかもしれないなぁ・・・」そんな事を思いながら
東京下町ガイドブックを眺めて家で悶々と過ごした梅雨の最中の週末が有りました。

その休みが明け、週の後半に差し掛かった6月19日の木曜の早朝、ミキさんからの
ぽた案内をメーリングリストで発見したのです。うわぁ〜!行きたいよ〜!!!!!
思わずダーが起きてくる前に、参加宣言のメールをプチプチ。あとは送信ボタンを
エイッ! と押すだけだったのですが、ダーは「・・・休めないよ。」「・・・そうだよね。」

幻の参加宣言はゴミ箱へ捨てられて、でもどうしても黙っていられないのでミキさん
&まめさんに「すご〜〜く行きたいけれど、無理みたいです。次にきさ家が上京の
際に参考とさせて頂きますので、入念に下見をしてきて下さいね〜。」とメールを
出しました。すると直ぐにミキさんからのお返事が。
「きささんから何かしらの反応は有ると思ったけれど、さすがに早いね〜!」
だってまだ案内告知が出されてから2時間も経過していないもの。そしてミキさん
から救いの手が差し伸べられました。「きさ家は特別ドタ参OKにしても良いよ」と。

やがて出勤時刻となり、それぞれ仕事に向かいました。でもきさは仕事中も「根津
のたい焼き」やら「梅むらの豆かん」の事が頭から離れません。あぁ・・・。
その日の夕食を食べながら、話題は勿論和菓子ぽたの事。やっぱりダーだって同じ
思いだったに違いありません。どうにかやり繰りすれば、土日は休めそう。1泊2日
だとデリカ号じゃ大変・・・。じゃ新幹線だ!その為のベネ子とウゴウゴでしょ〜!

その日の夜のうちに「やっぱり参加させて下さい〜!」と泣きついたんだから、ミキ
さんもさぞ吃驚されたことでしょう。こうして幹事のミキさんとお手伝いのまめさん
だけが知る計画となったのでした。この後は天気予報に悩まされながら、来るべき
”その日”を待っていたのです。初の新幹線輪行ということで、更にドキドキです。

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さて、いよいよ東京へ向けて出発する時がやってきました。往路は奮発してのぞみ
です。お約束どおり、車両最後部の座席後ろにすっぽりと自転車たちも納まります。
窓際にはGPSを置いてスピード表示を見てハシャいだり、曇りがちだった空が少
しずつ青くなっていくのを眺めているうちに、スピードダウンしたなぁと思ったらもう
新横浜。やっぱり速いねぇ〜。

   

東京の街が近づくにつれ、ドキドキも更に高まります。だって本当に来ちゃったん
だもの。初めて自転車を連れて歩く東京駅。本当はドラマのワンシーンみたいに
赤レンガの駅舎前からスタートしたかったけれど、今日は京浜東北線に乗り換えて
御徒町まで向かいます。自転車の用意ができたら、目指すのはココ!

  
御徒町うさぎやのどら焼き〜♪ 今朝のおめざはコレで決まりでしょ。まだほんのり
温かいどら焼きを店の目の前で「いただきます〜」(^^)だってお腹空いちゃった
んだもの。本当は一人1個にしたかったけれど、半分ずつで我慢です。皮はしっとり
餡はトロ〜リ。あっと言う間に食べちゃいました。

次に今日泊まるホテルの場所を確認して、更に2軒目の目的店・初祖岡野栄泉へ
と向かいます。するとまだ開店前のようです。じゃぁ、もう少し近くをウロウロする
ことにしましょ、と路地をクネクネ。裏通りにはコリアンなお店が多いみたいです。
やがて裏路地から不忍通りへと出てみると、前方に見慣れたモスグリーンのサイクル
ウェアが目に飛び込んできました。「あっ!マズい!」ダーもすぐに気づいた様で
慌てて直ぐ脇の路地へ飛び込みます。1つ、2つ角を曲がって後ろを振り返ります。
誰もいなくて一安心。よかった!どうやらバレなかったみたい。

「今の、絶対にこぐさんだよね。」「気づいたかなぁ?」「どうだろう・・・」
もう心臓が爆発しちゃいそうなくらいにビックリしたよ〜!ベネ子とウゴウゴならば
東京の人には簡単にはバレないだろう、と思っていたけれど、こぐさんはこの2台
の事を知っているからね。顔を見られていないとしても、自転車でバレちゃったかも?

もう暫くは大通りには出ないほうが良さそうなので、裏路地で息を潜めるようにし
ながらじ〜っとしていました。まるで指名手配にでもなったみたいだよぉ〜。
随分と長い時間に感じましたが、ようやく10時になったので上野広小路駅出口
脇のお店へ向かいます。

  
やっぱり豆大福を食べなきゃね。という訳で、やっぱり半分っこしてパクリ。口の
周りを真っ白にしながら、路上でアンコたっぷりの大福を頬張ります。するとダーが
「あ!バーディ!」「え?何処どこ?」「反対車線の歩道を公園口方向に走って行
った〜。」結局どなただったのかは判らなかったのですが、またもやドキドキ。
だってこんな醜態でご挨拶するのは避けたいもんね〜。

どら焼きと豆大福でようやくお腹の虫も治まったところで、集合場所の上野駅公園
口とは反対方向に向かいます。不忍池は蓮の葉で覆われて水面は全然見えません。

  
あと1ヶ月したら、さぞや美しい光景が広がっていたことでしょうね〜。池の周り
をぐるりとしながら、ずいぶんと気が早いお花を2つだけ見つけました。冬になっ
たら、ココの蓮根はどうなちゃうんだろう、なんて思ったりして。

そのまま不忍通りに沿って走ります。根津駅を過ぎた辺りから、慎重に前方を窺い
ながら進みます。”根津のたい焼き”の店頭までやってきましたが、まだ本隊の皆様
は到着していないようです。既に何人かの人がシャッターの前に列を作っています。

ここでまたしても裏路地で息を潜めて待つことにしました。何も知らないでココへ
やって来た皆様を「あっ!」と言わせちゃおうという訳。もちろんミキさん&まめさん
とは打ち合わせ済みなのです。でも約束の10時30分を過ぎても、まだ姿は見え
ません。10人以上が集まるぽただと、どうしても時間は遅れがちなことは想像が
つきます。もうすぐ、もうスグ、何度も脇の路地からそっ〜と店頭を覗いてを繰り
返します。たい焼き屋さんの隣にはお煎餅屋さんがあって、ちょうど開いている
勝手口の奥から何やら美味しそうな香りが漂ってきます。くぅ〜お腹も空いてきた!

”そ〜っと覗き”が何度目かもう判らなくなってきたその時、お店に一番近い信号
の下にまたもや”モスグリーンのヒト”発見!!「来た!来た!やっぱりこぐさんって
目立つよ〜!」きさ家からこんなにも熱い視線を受けている事を、きっとこぐさんは
予想もしていないでしょうね。

信号が変わって、十数台の隊列がもう店の前で駐輪したでしょう、って頃を見計らい
お店の入っているマンションの通用口を抜け、ようやくお天道様の下へ登場します。
真っ先にミキさんが手を挙げて迎えてくれました。最初に皆に何て言おうかなぁ、って
ずっと頭を捻っていたけれど、ただもう嬉しくて・・・。順に皆さんのビックリしたお顔
とご対面となりました。おのさん、その松さん、こぐさん、あゆこさん、片岡さん、
わかばさん、かとーさん、Cocoさん、森さん、ますださん、そして想像通りの
リアクションで迎えてくれた山永さん。代表してたい焼きを求めるまめさんの横で
人数分が出来上がるのを待ちます。あ〜、やっと待ちに待った瞬間を迎えられて、
なんだか今日の目的は達成しちゃったような気分。でもこれからが”ぽた本番”なの
にね〜。


  
炭火でパリッと焼かれた姿は愛らしくも有るけれど、情け容赦無く二つに割られて
きさ家のお腹に直行してしまいました。1匹にしたかったけれど、今日のこの後の
メニューを考えると、半分で通したほうが後半悔しい思いをせずに済みそうなので
全部半分にしようと決めました。さて、たい焼きは半分にするにしても好みが分か
れるところです。きさは皮の美味しさを楽しめる”シッポ側”を食べました。熱々の
アンコと相まって、絶品のたい焼き。んま〜い!


  
いかにも下町、って風情のある通りに、真っ赤なロードレーサーが現れたと思ったら
後にはちっちゃな自転車たちがぞろぞろ付いて来るんだから、きっと近所の人たち
もビックリしていらしたことでしょうね。片岡さんはドイツに連れて行くご予定だ
った”スペシャルバーディ+お買い物用トート+サンダル”というお姿です。

やがて銭湯の目の前で隊長のミキさんが止まりました。まだ暖簾が出ていませんが、
外に出ているガラスケースを見て、ここが「パンダおにぎり」の「いなほ」だと解しま
す。まだ開店前だというのに、ミキさんが予めお願いをしてくださっていたので
しょう、人数分のおにぎりの製作が始まりました。

  
女性陣は店内でおじさんの見事な作業に感嘆の声を上げながら見学です。ごはんを
計算どおりの分量を年季の入った丸い木枠に入れ、具のおかか(これはお好みの物
に変える事もできるそう)をいれて、更にごはん。木枠をそっと外して、いよいよ緊張
のお顔作りへ作業は進みます。丁寧に切り揃えられた海苔をそっと乗せて、小梅と
レーズンも加わると、パンダ君が完成です。海苔は型紙に合わせて切り揃えられて
目の部分は1つ穴のパンチで抜いて、と気が遠くなるような下拵えが行われている
ことに加えて、持ち運びのときに折角の表情が崩れないように1個1個を丁寧に
おじいさんが包んでくれるのに150円。安い、安すぎます。カウンターには他に
美味しそうな具材が準備されていて、別の機会にも是非食べてみたい感じです。


出来上がったおにぎりを何人かの方に(緊張の)運搬をお願いして、きこきこと進み
ます。住宅地の中で続く道が突如クネクネ(通称・ヘビ道と呼ばれているそうです)と
する所では、山永さんが「この道は昔の川の跡だったそうだよ。」と教えてくれました。
どうやらミキさんからの情報からのようです。「へぇ〜、そうなんだ!」そう答える間に
「後から来る人たちにも教えてあげなくっちゃ。」山永さんはそう言いながら、16人に
及ぶ行列の後方へと下がって行ってしまいました。今更ながらにイイ人だねぇ・・・(^^)

谷中銀座商店街をノロノロと(もしくは自転車を降りて)進みます。お魚屋さんの
店先でバケツに入った”どぜう”にビックリしたり、本屋さんの陳列棚の最前列
に今回のぽたの教科書”まっぷる・歩く東京下町”が並んで(この日は勿論きさの
リュックにも入れられていた)いるのを見たりして。そして商店街の一番奥にある
後藤の飴の前でストップしました。

「ココは手作り飴のお店です。欲しい方は任意でどうぞ。」とミキさん。
小さな店内には様々な懐かしい雰囲気の飴が並んでいるそうです。そうです、と書く
って事は実は店内をちゃんと見学していなかったのデス。あまりの暑さにボトルに
冷たいお茶を補給したり、小岩井アイスクリームを食べているミキさん(バニラ)と
森さん(イチゴ)の隣から、準備してきたマイスプーンを手に横取りしたりしている
うちに時間がなくなってしまったのです。(^^;

飴屋さんは商店街のどん詰まり、その先には道幅の広い階段が待ち構えています。

  
やっぱりココを上がるのね〜。脇にスロープが有るので、順番に階段を上って行き
ますが元気に担いで上っていく方も。夕焼けだんだん、と呼ばれるこの階段から見下
ろす谷中銀座の夕焼けは、下町風情溢れる景色として有名なのだそうです。上った
先を右に折れて進んだ先には、今日の教科書の中で見た建物が見えました。

 
台東区立朝倉彫塑(ちょうそ)館は彫刻家・朝倉文夫氏のアトリエ兼住居を作品と
ともに公開している美術館です。ココのことは以前バシさんから「良い所だよ〜」と
伺っていたので、とても興味が有りました。今日のコースに出来うることなら入れ
て欲しいなぁ、とミキさんに事前にお願いしていたのです。わ〜い!感激だぁ〜!

  
当然のことながら本当は”館内撮影禁止”なんですが、屋上庭園からの景色とそこから
見下ろす中庭を囲む居宅をパチリ。入場料の400円が本当に安く感じてしまう満足
度。美術館なんて・・・と思っている人にだって、騙されたと思って400円払って中に
入ってごらんと言いたい気分。作品は迫力有るものから、今にもニャアと鳴きだし
そうな愛らしい猫たちが集められたコーナーがあったり。書斎も、玄関も、お庭も
(そして中庭の池には、わかばさん曰く「セクシーな石」が!確かにセクシーだわぁ)
それに素晴らしい調度品の数々も。一部屋ごとに感嘆の声が上がります。

中庭から吹き抜け爽やかな風を楽しみながら、様々なお部屋でのんびりとしている
と、まるで皆で高級旅館に泊まりに来た気分です。もう自転車は止めにしてずっと
ココで休んでいたいよ〜。だって本当に外はグングン気温も上がって、真夏の暑さ
なんだもの。でも和菓子ぽただからね、止める訳にはいきませぬ。

ジリジリに焼けたサドルに夏だなぁ、と思いつつ薬膳カレー・じねんじょを横目で
眺めながら出発です。と言ってもすぐ隣の谷中霊園の木陰でまたまたストップ。
ここでさっきのパンダおにぎりが配られて、可愛いお昼ご飯タイムです。ゴメンね、
と言いつつもパクリ。おかかのおにぎりは絶妙にご飯が成型されていて、握ってい
ないけどちゃんと”おにぎり”なのね。さすがの職人技だねぇ。レーズンは御愛嬌。

ここで食後にさっぱりと、今朝冷凍庫から取り出してきた”すもものゼリー”も程よく
溶け良いタイミングで食べごろです。梅狩りツアーで作った”小梅の氷砂糖着け”も
少しだけ用意してきて、皆さんに賞味してもらいます。勿論すももも川合さんから
頂戴したものです。これから本格的続く和菓子に備えて、これで更に食欲増進か?


谷中霊園から寛永寺霊園の脇を抜け、今年のお正月にも通った鶯谷駅の陸橋を超え
更に言問通りも突っ切って進むと、立派そうなお店が見えてきました。竹隆庵岡埜で
こごめ大福なのです。今日の和菓子ぽたでは、ミキさんが各店前で代表メニューを
発表&参加者の希望個数(1個orハーフ)の取りまとめが行われて、まめさんと一括
してお買い物をして下さいます。他に店内で自分好みのお菓子があればオプション
で購入することになっています。良いアイディアだなぁ〜と感心するばかりです。

 
店内を目移りしながら眺めていると、わかばさんが冷蔵庫に並んでいる桃のゼリー
を飲んで(コップのような容器に入っていて、ストローで頂くんですって)います。
一口もらっちゃいました。う〜ん、おいちい。きさも別の味を買っちゃおうかなぁ、
何味にしようかな・・・グレープフルーツが良いなぁ、と横を見るとグレープフルーツ
味を手にしたリカジャージ夏バージョンの森さんがいるじゃあ〜りませんか!

 
ストローを挿したところで「そういえばオレンジサイクルフェスタで冷たい飲物が
飲めたのは、いったい誰のおかげだったかなぁ〜」←悪魔と呼んでね(爆)
そして悪魔はストローを取り上げてチュルチュルチュル。あぁ、美味しいねぇ。

次のお店までは少し距離がありました。途中、信号で前の隊列と途切れてしまいま
した。いくつ目かの信号の先で見失いかけたところで、”モスグリーンのヒト”が
脇の桜並木へ入っていくのが見えました。モスグリーンって街中だと目立つみたい
だね。ドキドキしたり、助けられたりしましたよ>こぐさん!

 
青空の下、隅田川に沿って気持ち良くきこきこきこ。・・・パサッ。ん?!後ろから
わかばさんの「落ちたよ〜!」の声が聞こえます。もしかして、じゃなくやっぱり
きさのお財布(帰りの新幹線の切符入り)でした。あぁ、助かった。(汗)

 
墨堤通に面した草餅のお店・志゛満ん(じまん)へ到着しました。飲んでも、飲んでも
ボトルのお茶が無くなってしまうので、買い物休憩の度に皆かわるがわる自販機に
補給しなくてはいけません。ここでお店の反対側に自販機を見つけたきさは、道路
を突っ切って買いにトコトコと走ってしまいました。お茶を手にして、再び反対側
に戻ろうとした所で・・・。

なかなか両方向の車列が途切れません。じゃあ半分だけ渡ろう(名古屋の道は1車線
の幅が広い上に、中央部分にも余裕が有るので道路の真ん中で立ち止まる歩行者は
珍しくないの*良い子は真似しちゃダメだけどね)と、何の躊躇いも無く道のど真ん中
で足を止めると、凄い勢いでトラックが迫ってくる(滝汗)。ココが東京って事をうっかり
忘れておりました。皆さんもハラハラしてたけど、やっぱり怖かったよ〜。

次はオプションで長命寺の桜餅へ。言問団子も迷ったけれど、桜餅がどうしてももう
一度(お正月は雪の中であんまり味わえなかったのだもの)食べたかったので、再び
お買い上げ。
 
本当は桜の葉を3枚使って全体を包んである(香り付け+乾燥を防ぐ為だと思うけど)
ものを、一番柔らかそうな葉っぱだけで包みなおしてから「いただきます〜」
上品な餡と皮(お餅では無いのよ!東京ぽた3参照)が、桜の香りと一緒に優しく
口の中に広がります。そうそう、間違っても3枚の葉っぱごと食べちゃダメだよ〜
とってもしょっぱかったでしょ>森さん


高速下の隅田川沿いの道を更に進んで、次は埼玉屋へ。お店はもうすぐ、って所で
石段が現れたりするのも、また楽しかったりなんかして。

  
ここでの標準メニューは小梅団子。オプションメニューは、店内に入ると香ばしい
お醤油の匂い。いそべ団子が大人気でした。きさは小さな小さな細巻き(干瓢入り)
「1つ下さい」とおばちゃんに告げると菜箸でひょいと摘んで、きさの手の前に差し
出したのには皆も目がテン。もちろんいそべ団子も各々に串のまま手渡しだったの。
外で待つダーの目の前に細巻寿司を差し出すと、さすがに驚いたみたい。で、勿論
半分っこ。本当にちっちゃいから(一口でも大丈夫なくらい)2つ買っても良かった
かなぁ。

お菓子が3種類揃ったところで、近くの公園でお楽しみの実食タイムです。わくわく。

   
大きな包みが沢山でてきました。まずは今買ったばかりの小梅団子からパクリ。
・・・ん?冷たい〜!どうやらまだ解凍が完全に出来ていないものが出されてしま
ったようです。でも外の暑さはピークを迎えていたので「雪見大福の高級版」と思う
事にすれば大丈夫。もっともコレがお正月の雪中ぽたの時だったらシャレになんな
いけどね。ごま、きな粉、青のりの3色団子です。きな粉の中の餡は梅風味で特に
美味しいかったぁ。きさ家だけが半分っこしたので15本も並ぶと壮観だね。

次はこごめ大福にチャレンジです。これは1個がとても大きいので全員半分ずつ。
白いのとヨモギをダーと更に半分っこ。お餅がすんご〜〜く柔らかい。中の餡子も
お餅に馴染むように柔らかいの。大福ってナカナカ食べる機会が無いけど、お餅と
餡子のコンビってやっぱり強力。

そして最後は草餅です。志゛満んのお品書きは餡入りと餡無しの草餅2種類だけ。
全員餡無しで一人1個の人、半分の人、半々くらいずつだったかな。コレには別添え
の白蜜ときな粉を絡めていただきます。蜜が乗りやすい様にお餅の真ん中が凹んで
いるのかな。ヨモギの香りに上品な蜜と芳ばしいきな粉をた〜っぷりつければ、もう
笑顔にしかならないよ〜。今日のメニューできさ的イチオシ。是非また食べたいっ!

そうそう、大福と草餅を綺麗に切り分けて頂く為に、ますださんがナイフと懐紙を
準備してきてくださいました。お茶を嗜まれているそうで、懐紙が登場しちゃうな
んてさすがだね。赤ブロちゃんのグリップ(初めて軽井沢でご一緒した折、無礼に
もブロンプトンのイメージと違う!と酷評してしまったのだ)もナチュラルモードに
イメチェンしてあって、可愛かったなぁ。

大満足したところで、片岡さん、かとーさん、わかばさん、Cocoさんの大人組の
皆さんは「吾妻橋〜♪」と呟きながら黄金+泡の飲み物を求めて離脱されました。
こんな暑い日には、さぞや美味しいことでしょうね。でも和菓子の後からビールが
流れてきたら、胃袋もきっとビックリしているかも・・・(^^;


 
本隊の面々は浅草寺の境内を抜けて、花やしきの絶叫を聞きながら、大阪の新世界
に似た雰囲気の(カップ酒やホッピーに競馬新聞が馴染んでる)街を折りたたみぃで
ぞろぞろぞろぞろ。そして大きなテーブルの有るカフェ(夜はバーになるお店みたい)
で一休みです。お店の前に到着したところで、ますださんとお別れ。次にご一緒出
来る時には、ブロンプトンは皮サドルに更に衣替えでしょうか(^^)

CafeRest’CUZNでは飲み物だけでお腹を休める人、果敢にもタコスにチャレンジする
人、それを横から抓む人、何故かチーズケーキを食べてる人、それを横から欲しがる
人。タコスもチーズケーキも美味しかった(爆)。きさが注文したマンゴーミルクは
大きなグラスにたっぷり(写真を撮るの忘れてしまった!)で、450円で大満足。
初めて飲ませてもらったウイルキンソン・ジンジャーエールの生姜の辛さに驚いた
なぁ。オトナの味だねぇ〜。

のんびり休んら、和菓子ぽた再開です。細い路地を入った先から美味しそうな香り
が漂ってきました。この香りの元は・・・?

   
ケーキ屋さんでした。(^^;だから今日のテーマは和菓子なのよ〜。その2軒隣が
目的地の梅むら。ここで有名な豆かんをテイクアウトします。それを待っている間、
ど〜しても我慢できなくなっちゃって、つい・・・

 
シュークリームを1個だけね。袋から取り出すと、仔犬のような目でこっちを見る
おのさん。ハイハイ、あげますよ〜、でも一口だけね。クッキーの乗ったシュー皮
にはキャラメルカスタードが詰まっていました。180円の値段を考えると、もう少し
大きくても良かったかな。まぁ美味しかったからオッケーだけど。
ちなみに梅むらとケーキ屋さんの間には、(恐らく日本風の)ピザ屋さんが有って、
このお店も凄く気になったのよね〜。


 
更に徳太楼へと向かいます。が、しかし名物のきんつばは既に売り切れ。嗚呼無念。
やっぱり人気のお店の名物は、夕方近くには売り切れちゃうんだね。くやぢい〜。
まぁ、次回への宿題を残しておかないといけない、ってことか。全部制覇出来ちゃ
ったら続編への足掛かりが無くなっちゃうからね。


  
再び浅草寺の境内に戻って、さっきの豆かんを取り出します。黒蜜の適量を計りか
ね(掛け過ぎて甘ったる〜くなるのは避けたかった)つつ、豆と寒天と混ぜながら
いただきます。しかしここまでのハードスケジュールが堪えたのか、一番期待して
いた筈なのに、今一つ感動が無かった(まめさんも「以前のほうが美味しかった」と
おっしゃっていたし)の。ちょっと残念。もう一度改めてチャレンジしてみよう。


これで和菓子のメニューは全部終了です。はぁ、よく食べた食べた〜。大満足だぁ。
でももう少しぽたは続きます。だんだん雲行きが怪しくなってきたけれど、どうか
降らないでと願いながら、かっぱ橋へと向かいます。調理道具のお店が連なる事で
しられる場所ですが、その中でもひときわ目立つ建物といえば、やはりニイミ食器
のコック帽おじさん。

   
どアップのおじさんにビックリだぁ〜。何とまめさんのお陰で、特別に屋上へ上る事
ができたのです。もちろん普段は関係者以外立ち入り禁止。お知り合いの方に無理
を聞いていただいたのだそうです。お店のバックヤードも見学できて大感激♪
屋上から見下ろすと、道行く人が本当に小さく見えます。真ん中で手を振っている
のはおのさんです。地上からも写真を撮って貰ったのでした。


  
最後はアメ横商店街にやってきました。ミキさんの赤トンボと一緒に並べてパチリ。
今日の自転車の中で一番大きなのと一番小さなのです。こうして見比べると、誰も
この3台が今日一日一緒に遊んでいたとは思わないよね(笑)。アメ横の人混みに
少々弱ってしまった事と、荷物を増やしてはいけなという心配から、二木の菓子では
何も買えず終い。ちょっぴり悔やまれます。

自転車たちの施錠を解除したところで、解散となりました。この後はサングラス屋
さんを覗いて(目から受ける紫外線対策の為にも、やっぱり買った方が良さそうだね)
店を出ると、もう暗くなりかけていました。ここで幹事のミキさんとはお別れです。
早朝から日課のトレーニングをこなした上に、一日幹事さんとして気を配り続けた
のですから、お疲れもピークだったに違いありません。ありがとうございました!


さて、夕食はどうしようか・・・。こぐさん、あゆこさん、おのさん、その松さん、そして
まめさんがお付き合いしてくださる事になりました。時刻は6時半、でも何故か上野
界隈は7時くらいで閉まってしまうお店が多いのです。しかし心配は無用なのです。
だってまめさんがついているんだもんね〜。まめさんに着いて行けば・・・。

  
上野公園傍のビル4階に有る洋食屋さん・黒船亭へとやってきました。食事時なの
で7人一緒のテーブルという訳にはいきませんでしたが、隣同士で食べる事が出来
ました。おの松・きさ家組と、こぐ家・まめ組で座りました。東京で老舗の洋食屋さんと
言う事でお財布が心配なところですが、主要メニューの中の多くは量も値段も半分の
ハーフで注文出来るので、色々なお料理を楽しむ事が出来ました。

優しい甘みのかぼちゃのポタージュ、バゲットにはタラモサラダとレバーペーストを
塗っていただきます。特にレバーペーストはメチャ美味!そして洋食屋さんで外せな
いメニューその1・カニコロッケ。身がびっちり詰まっていて、満足だわぁ〜。

和風ハンバーグは少しだけレア気味に焼いてあって、お肉の美味しさを味わえます。
ビーフシチューは勿論トロトロのウマウマ、ステーキ丼は大葉でさっぱりしながら
中はバターライスと洋食屋さんの味。野菜も食べなきゃね、と黒船亭サラダも頼み
外せないメニューその2・ハヤシライス。ちょっと奮発してスペシャルを注文です。
さすがにお肉が美味しいよ〜(^^)。

さらにお隣のテーブルからイカの墨煮とシーフードカレーもやってきて、色んな物
を食べたい派のきさには大満足のディナーとなりました。お料理も、おしゃべりも
全部が美味しくて、シアワセ〜気分♪ごちそうさまでした。

夕食を終えて地上に降りると、ポツリポツリと降ってきました。遅くまでお付き合
い下さって本当に感謝です。やっぱり思い切って東京に来てホント良かったよ〜。
この後は翌日の朝ごはんを調達して、すぐ近くの予約しておいたホテルに飛び込み
バタンキュ〜なのでした。楽しく、美味しく、わくわくドキドキの一日を過ごす事
が出来ました。東京に遊びに行く度に、充実度が増していくような気がします。
これも全て、折りたたみぃなお友達の皆様のお陰ですね。ありがとう!


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