8月15日(木)

今日は北信州でも古い街並が残る事で知られている須坂、そして小布施を巡る
一日です。小布施町の外れに有る”ハイウェイオアシス小布施”にデリカ号を止め
て出発です。

先ずは朝ご飯を食べなくてはいけませぬ。本当は出発前に食べたかったのですが、
このハイウェイオアシスの駐車場には自動販売機が無かったのです。仕方無いの
で、まずは何処かで飲み物を調達しなくては。

駐車場を出るとすぐに松川を越える橋を渡ります。すると川沿いにはサイクリング
ロードが続いているじゃないの!良さそうな道だなぁ、と思うもののこちらへ進ん
でしまってはコンビニどころか、自動販売機だって無さそう。横目で見つつそのま
ま通り過ぎ、須坂市に入ります。

走っている道の両側には、リンゴ、桃、葡萄、梨、洋梨、柿、プルーン、栗、とまぁ
あらゆる果物のオンパレード。もう美味しそうで堪りませ〜ん!さすが果物王国
長野県だわ〜!走りながらも両側の木々が気になって仕方有りません。

暫くするとサークルKを見つけ(どうやら北信州はサークルK&セブンイレブン&
デイリーヤマザキの3種がメイン)アイスアップルティーを買うも、コンビニの店先
で朝ご飯は忍びないので、もう少し景色の良い所で食べたいなぁと更に先へ。

果物畑が続く道から少しだけ奥に入ったリンゴの木の陰で、昨日ティンカーベル
で買ったパンを取り出します。まだ青いリンゴを眺めながらパンを頬張っている
と、突然”パン”と号砲のような音がします。しかも不定期に、何度も何度も。
それは大切な果物の実を、鳥(や動物?)から守る為の物の様です。農家の方
にとっては当然の事なのかもしれませんが、チョッとギョッとする音です。あま
り雰囲気があるとは言い難い朝ご飯となりました。

須坂の街中までは、ゆる〜やかな上り基調です。ヨシよし、帰りは下りでスイ〜
っと小布施へ向かえるぞ!と思えばそんなに苦にはなりません。道沿いの御宅
では、収穫したリンゴを綺麗に並べてスプリンクラー(の様な散水器)で洗ってい
る光景も見ることが出来ます。リズムを変えてクルクルと、優しいシャワーが
リンゴたちに浴びせられています。

当ても無く先ずは須坂駅に向かってみましたが、ドーナツショップが開いている
だけで寂しい駅前でした。それならば観光客が増える前に、古い街並で写真を
撮ろうという事で、蔵の残る地区へ向かいます。




まずはこの地区のシンボル的存在の「須坂クラッシク美術館」でパチリ。まだ開館
前なので門が閉まっています。この建物から東へ続く”銀座通り”界隈には、古く
から残っている蔵、また最近街並に合わせて造られた蔵ふうの建物が軒を連ね
ています。まだ朝8時半前なので、開いているお店も少ないようです。

通りの外れまで進むと、趣の有るお店が有りました。



「塩屋醸造」さんは信州味噌と醤油の醸造元です。暖簾が揺れる門の脇に”蔵の
見学ご希望の方は、店舗へお気軽にどうぞ”と札が掛けられています。お店の
暖簾は出ているものの、開店はまだの様です。後で寄ってみる事にして、先程
の美術館に戻る事にしました。

9時の開館に合わせて向かうと、きさ家の貸切状態です。黄味がかった土塀が
印象的な蔵の内部には、李朝時代の民芸品が展示されています。2階にも展示
があるので、狭くて急な階段を使わなくてはいけません。上りは良いけれど、下
りはチョッと恐いよ〜。螺鈿の箪笥が素晴らしかったです。

蔵の後は母屋の方へ。どこかの豪商の御宅だった建物なのでしょう、大広間で
お行儀悪くゴロンと寝転べば、庭の朝顔を眺めながら涼しい風が吹き抜けて行
く贅沢な空間。奥と2階のお部屋には、夏の花をあしらったアンティークな着物
がたくさん並んでいます。今着ても古さを感じさせないステキな着物ばかりです。
入り口の説明を後で読んで納得。この御宅は呉服屋さんだったんだそうです。

美術館を後にして再び通りを進むと、お店もちらほら開いてきました。まるで
きさ家を待っていたかのように、ケーキ屋さんが♪そりゃあ当然寄っていかなく
っちゃ。昨年オープンしたばかりの「あんだんて」は、街並に合わせた造りです。
入り口には”中高生さん学割有ります”の楽しい張り紙があったりします。



中に入ると、どうやらテイクアウトだけみたいです。お店の前にベンチが有った
ので、そこでも良いかなぁと思っていると、奥さんが「どうぞ狭い所ですが」と
隅の小さなカウンターに椅子を用意してくださいました。本当はカフェはやって
ないんですけどね。しかもですね、飲み物もサービスで出してくださったのです!
メチャメチャ感激!ダーはプリンアラモード、きさはレアチーズ(イチゴムースと
チョコスポンジが重ねてあって、チーズの中にはブルーベリーソースが入った
凝った作でした・美味しい!)それにシュークリームも半分っこしちゃいました。
お会計は驚きの724円。ケーキ3個の値段だけにしても安すぎます!!
「須坂に来たら、必ず寄せて頂きますね」とお礼を言ってお店を後にしました。

もうそろそろ先程の塩屋さんも開いている頃かな、と思い再び向かうと、お店の
カーテンが開いています。店に入って「中の蔵を見学させて頂きたいのですが」
とお願いすると、きさ家のたった2人の為にも拘らず若き11代目ご主人が丁寧
に案内をして下さいました。



まず味噌蔵に入ると、八丁味噌とは全く違う”お米の甘さ”が感じられる香りが
漂っています。信州味噌はお米を多く使っているので、仕込みは豆味噌よりは早
いですが、それでもこちらでは1年以上の時間をかけて作っているそうです。

続いて醤油蔵では、もう思わず焼きおにぎりが食べたくなっちゃう香り。そして
仕込み前の作業用の蔵では大きなお釜、醤油を圧搾する船(大豆には油が含ま
れているので大きな力を掛けて急いで絞るのは味が落ちるのだとか)なども見る
事が出来ました。



もちろん見学の後にはお店でお味噌を買って帰ります。お醤油も欲しい所です
が大きな瓶しかなかったので断念。帳場では若奥様が丁寧に商品の説明をして
下さいました。「ステキな建物ですが、実際に生活されるのは色々御苦労がお有り
ですよね?」とお尋ねすると「家は別に有りますが、冬場はここは寒くて大変です」
との事。やはり暖房は効かないみたい。見た目ほど優雅じゃないのね〜

それでは小布施へ向かう事にしましょう。少し引き返して、国道403号に沿っ
て走ります。行きの感じだと須坂のほうが標高が高い気がしていたのに、何故か
道は登り基調。おかしいなぁこんな筈じゃ、と思いながらも栗の木が続く中を
走っていきます。

再び松川を越えると小布施に入ります。ここは行きに通った橋よりも2キロ程
上流になります。今朝ほど見たサイクリングロードは此処まで続いている様な
ので、帰りはこの道を使えばハイウェイオアシスまで一直線です。

橋を渡ってすぐに、レストランと並んでアイスクリームショップが有りました。
しめしめ、今日のおやつの最後はここのアイスクリームで決まりだ!と密かに
ほくそえむのでありました。橋を越えてからはペダルを一漕ぎもする事が無い
程に下り基調。あっと言う間にお店が犇めき合う界隈に到着です。

時間は11時を廻ったところ、とりあえず今日のランチのお店の様子を伺おう
と「蔵部(くらぶ)」の前まで行ってみると、もう何組かがお待ちかね。開店は
11時半なので、暫く待つことにしました。

このお店は小布施で一番の観光目玉「北斎館」の斜向かいに有って、人通り
の激しい一角です。予想以上の観光客の多さにビックリのきさ家、高山とイイ
勝負かなぁと思ったり。国道も駐車場も関東ナンバーの車で渋滞しています。

待ちながら店の外に出されているメニューを見ます。「本日のお任せ海鮮膳」と
「栗おこわと季節の焼魚膳」に決定、両方とも1500円也。結局ココのランチ
が今回の旅行で一番高いご飯だったっけ。なんとも安上がりでしょ。



開店時刻が近づくと、店の前には長蛇の列が出来ていました。店の人が外に
出てきて「予約済の席でかなり埋まっていますので、お通しできるのは20名様
くらいです」との事。きさ家は4組目、どうやら大丈夫みたいです。後ろに並ん
でいた人によると、午前中電話しても予約を受けてもらえなかったとの事。ど
うやら前日までの予約が(特に連休中は)好ましいみたいです。

店名の通り、酒蔵をモダンに改修した店内では”ジャパニーズオープンキッチン”
って感じの店内です。ここのウリは”竈で炊いたご飯”だそうで、ねじり鉢巻に
半被姿の店員さんが威勢良く迎えてくれます。店の奥には大きな酒樽も有って
雰囲気を盛り上げます。



お料理は・・・ビックリするほどあっと言う間に出てきました。鰆は予め焼いて
あったみたいです。「桝一市村酒造」と言う老舗の造り酒屋のお店だという事で、
ランチにも小さなぐい呑みのお酒がついてきます。本当は小鉢とお酒が先に出て
くるのですが、全部並べて撮っちゃいました。

栗おこわ、竈で炊いたご飯、どっちも美味しかった!最後に西瓜が一切れ付き
ます。あまりノンビリしても悪いかなぁと思い外に出てみると、行列は消えて
いました。どうやら携帯の番号を聞いておいて、店の外には並ばせない方針の
ようです。次々やって来る”空いている”と安心してやってきた人たちは、皆
ガックリとして帰っていきました。

慌ただしくお店を出てきてしまったので、食後はノンビリしなきゃ、って事で
賑わう地区から少し離れた場所にある「岩松院」へ向かいます。ここは北斎が
亡くなる2年前に描いた天井絵”鳳凰図”で知られています。寝転がって大迫力
の鳳凰を眺めてみたい!そう思って少し可愛らしい仁王様の門をくぐって石段を
上っていくと・・・



本堂の入り口には”鳳凰図はお座りになって御覧下さい”の注意書きが。やはり
さすがに、仏様の目の前で寝転がる訳にはいかないみたいです。200円の切符
を買って中に入ると、案内のテープが流れています。折角なので最初から聞こう
と思い、その間何故か隣室に展示されている蛙の写真を見ていると、このお寺の
池で一茶が「やせ蛙・・・」の句を詠んだとされている(らしい)との事。

暫くするとテープが終わって、座っていた人たちが立ち上がって行く様なので、
入れ替わってご本尊様の前に座り、天井を見上げると・・・(当然ながら撮影不可)
全く言葉にはならない程の圧倒的な存在感。どこから見ても鳳凰と視線が合
う様に描かれている事から”八方睨み”と呼ばれているそう。確かにグルグルと
座る位置を変えてみると、なるほど。どこまでも追いかけてくるような・・・

待っている間は長く感じられた案内のテープも、実際に絵を見ながら聞いている
とあっと言う間に1巡してしまいます。もう少し見ていたかったのですが、次
を待っている人も多かったので退散。一緒に見ていた人の人数もかなり居たの
で、寝転がって見る訳にはどちらにしても無理だったみたいです。



入り口近くに止めた自転車に戻って見ると、何気なく並べた自転車の後ろに立
つ石碑には”栗拾ひ ねんゝころり 云ながら(一茶)”と刻まれていました。
”北斎と一茶”二人の偉大な芸術家が小布施を愛した理由をもっと探してみまし
ょうか・・・でもきさ家に似合うのはゲージュツよりもこっちでしょ。

岩松院に向かう途中で見つけた「桃2個100円。裏の水道お使いください。」の
看板を見逃す筈は無いのでした。お店のお母さんに「1個でも分けて頂けます
か?」と尋ねると快諾してくれました。50円玉を支払い、1つお母さんに選ん
でもらいました。



”長沢白鳳”って品種だそうです。見事な桃色の皮、手に持つとしっかりした
実です。この桃は歯応えが有って汁気が少なく、日持ちもするのだとか。柔ら
かい桃が多い中「本当の桃好きは、実が硬いのを好むんだよ」と、お母さん。
ナイフをお借りして早速切ってみます。皮はツルリとは剥けず、櫛形に切り分
けてから皮を剥いてみたのですが、どうやら皮ごと食べた方(皮の側が一番甘い
ので)が良いらしい。ダーはそのまま食べている。お母さんも「好き好きだけど
皮ごとの方が好き」と仰る。薄めの皮なので、口に含んでも違和感は無く、逆
に良い食感になっています。う〜ん!美味しい!!

あっと言う間に1個を平らげ、裏の畑を見せてもらったり(初めてオクラの生育
状態を見ました・薄黄色の綺麗な花が咲くんですね)して、すっかり楽しませ
て頂きました。

この後”フローラルガーデンおぶせ”という温室のある庭園に向かうも、入口
で写真だけを撮って、向かいの農産物直売センターやアイスクリーム屋さんを
覗いたりしている内に、雨の匂いがしたかと思うとポツリポツリと降ってきて
しまいました。幸い雲の流れが速いようなので、直に通り過ぎそうです。

程なく雨も上がり、なんとなく温室にも入りそびれてしまったのですが、3時を
迎える前に今日のおやつの大本命に行かなくては!と思い立ち、再び賑やかな
一帯を目指します。途中に良さそうなパン屋さんが有りましたが、残念ながら
定休日でガックリ。

小布施に来た以上、おやつは”栗”以外に考えられません。和菓子もいいけど、
ケーキ好き好きの きさ家には「栗の木テラス」でモンブランで決まりでしょ!!
2時になろうかという時間でしたが、すでに何組かが待っています。

可愛らしい外観、アンティーク風の内装、所々に栗をモチーフにした小物、と
泣かせる演出です。店の入り口には、焼き菓子とティーグッズが所狭しと並べ
られていて、見ているだけで(高い!シュガートングが1万円だったり)楽しめ
る店内です。

待っている間に、ケーキのケース内を品定め。モンブランは決まりとして、あと
は何にしようかな・・・フレッシュブルーベリーがたっぷりのったタルト美味しそ
う!でも桃のショートケーキも魅惑的だわ〜でもこっちは残り1個だけ。無理
なかぁ・・・あっ!このマロンシュークリームも棄てがたいよ〜



ようやく席に通されたものの、桃のショートケーキには間に合いませんでした。
紅茶はポットで出してくれます。でも今日のような日には、席に着いてからも
かなり待たなくてはいけません。もう食べたくて仕方の無い気分になってから
この店に来るのは止めた方がいいかも。今日のきさ家は余裕が有ったので、
待つのは然程苦にはなりませんでしたが。

結局モンブランと一緒に選んだのは、ブルーベリータルトでした。黒姫産の
ブルーベリーを惜しげもなく使っています。もう山盛りでビックリするほどです。
まずはさっぱりとブルーベリーを味わった後は、本命のモンブランにフォーク
を入れます。和栗の”ほんわか”具合が堪りません。遥々訪ね、そして待った
甲斐が有ったというものです。

今日の使命(大袈裟だね〜)を無事果たして、栗の木テラス脇から続く小径を
入っていくと一転、和風な泉石亭のお庭に出られます。こちらでは栗おこわや
お蕎麦、甘味などを頂く事が出来ます。栗の木テラスと同じ”桜井甘精堂”の
お店です。またお庭の中には”小さな栗の木美術館”が有って、ご主人の絵画
コレクションを無料で開放しています。ホントに小さな美術館ですが、ほっと
出来る空間です。

ようやく自転車に乗ったかと思いきや、またも通り過ぎる事が出来ないお店を
見つけてしまいました。「マロナップル」はジャムやコンポートのお店なので
すが、お砂糖の代わりにハチミツで甘味をつけたジャムに惹かれて店内へ。



すると「試食をどうぞ」とヨーグルトの入ったカップが出てきました。好きな
ジャムをトッピングしてくれます。”木いちご”と”つるこけもも”を選んで
早速頂きました。果実の風味とハチミツの香りが合っていて、美味しい〜!!

当然の様にお土産にお買い上げ。奥にテーブルと椅子が有ったので、カフェも
営業なのかと思いきや、専ら休憩用のスペースになっているとの事。小休止に
ピッタリのお店です。(^^)

外に出てみると、再び雲行きが怪しくなってきました。あっ!と言う間に雨脚
が強くなってきました。これは大変、とすぐ先にある「北斎館」に逃げ込みま
した。

入館料500円だったので、当初予定には入れていなかった美術館なのです
が、ランチで後ろに並んでいたおばさま方が「良かったわよ〜」と言っていた
ので、雨宿りも兼ねて入ってみることにしました。

ちょっと混雑していたものの、ここは入って良かったです。500円の価値アリ。
肉筆画が多数展示されていますし、圧巻なのは豪華絢爛の祭り屋台に描かれた
天井絵!”龍と鳳凰”(中国では”皇帝と皇妃”の象徴なんだそうですね)と
”男波と女波”(波涛図)の2台の山車が素晴らしい〜!!岩松院の天井絵と
云い、80歳を過ぎてこんなにも力が漲る作品を残せるなんて凄い、の一言。

外に出てみると、雨はどうやら上がったようです。あぁ良かった。これで安心
して次のおやつに向かえるぞ!(爆)国道403号から細い道を入った住宅地
の中に、ひっそりそのお店「リトルパンプキン」は有りました。


事前にケーキ屋さんを調べた中で、ここの”パンプキンプリン”がすっごく気に
なったので行ってみる事にしました。残念ながらテイクアウトだけでしたので、
コンビニでアイスティーを調達して、お行儀悪く店の前で食べちゃいました。
(崩さずに運ぶ手立てが無かったので仕方なく、ですよ。念のため)ずっしり
重いそのプリンは、やや硬めに焼いて有る様で濃厚なカボチャの風味が凝縮さ
れていて、苦めのカラメルとも相性ばっちりです。ウマイ〜

再び自転車に乗りまして、街中をぽたぽた。大きな鐘楼のお寺、中学校の花壇
(小布施ではお庭を観光客に開放している施設や個人のお家が沢山あるのです)
を覗いたり、それから雑貨屋さんを冷やかしたり・・・

だんだん陽が傾きかけてきたので、もうそろそろデリカ号に戻ることにしまし
した。再び403号を引き返して、今度は松川沿いのサイクリングロードを下
るのです。でもその前に、今日最後のおやつタイム。



松川の手前にある「エルバート」では手作りジェラートが味わえます。隣には
フレンチレストランも有ります。何にしようかな・・・やっぱ牛乳!ミルキーな
味は王道の美味しさです。シングル250円、ダブル300円!のビックリ価格
で、思わずダブルにしようかと迷ってしまったのですが、さすがに今日はおやつ
食べ過ぎですものね。(笑)



後は下り基調のサイクリングロードを進むだけ、でも行きにも気になっていた
のは、川原が茶色に変色していること。温泉が多い地域なので、鉄分でも含ん
でいるのかな?と思い、マルチーズのおばあちゃん犬とお散歩中の女性に尋ね
たところ、この川の上流にはかつて銅鉱山が有ったのだとか。なるほど、確か
に10円玉の色だわよ。

途中、長野電鉄の線路と交差する部分だけは川から少し離れるものの、道幅も
広く快適なサイクリングロードでした。もっと先まで進めば千曲川と合流でき
るのかもしれません。

無事ハイウェイオアシスまで戻ると、メーターは30キロ。おいおい、朝から
1日出掛けて、たったそれっぽっち!と驚きの声が上がりそうですね。ケーキ
桃、ケーキ、ヨーグルト&ジャム、プリン、ジェラート、1日6回のおやつは
きこきこ日記史上最多ではないかなぁ・・・満足満足。

おまけ。



この日の晩ご飯。あれだけおやつ食べたにも拘らず、こんな高カロリーな物
を食べてしまいました。中野市・国道292号線沿いにある「ポット」にて。
看板メニューの”ジュジュトンテキ”ご飯+お味噌汁で1350円。奥に写る
唐揚(1050円)もメチャクチャ量が多くて、もうお腹いっぱい。地元民に
人気の店らしく、美味しくて安くてボリューム満点だったのでした。

この後、隣のジャスコで明日の朝用のパンと、本屋さんに寄ってダーは雑誌を
2冊お買い上げ。何でこんなトコでわざわざ雑誌なんて?その理由は、明日に
続くのです。それにしてもココのジャスコ、夜の11時まで営業しているそうで
すが意味あるの〜??

この夜デリカ号は、再び高速に乗って長野県の最北IC・信濃町まで向かいま
した。高速を出ると、すぐ傍にまだ新しい「道の駅・しなの」が有ります。
明日はきっと晴れますように!と願いながら眠るのでした。

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