7月27日(土)

夏はやっぱり花火でしょ!毎年7月最終土曜日に岐阜県・長良川(鵜飼で有名です)
<で行なわれる”長良川中日花火”を見に行くのが夏のきさ家の恒例行事。今日は
バーディ達はドバッツで自転車ドック?中なので、普段殆んど乗っていない2号の
出番です。もっとも大混雑する花火会場にバーディ達を連れ出すのは、誘拐の
危険が高そうで恐いので、去年も2号の出動だったんですが。こういう時には
安い自転車の方が安心だったりします。

朝7時半に出発です。花火は日が沈んでからですが、その前に色々とスケジュール
があるのです。岐阜県・各務原(かかみがはら)ICまで高速であっという間でしょ〜
の筈が、途中事故で大渋滞。結局2時間かけて各務原市の名鉄・新那加駅に到着。

もちろん安くて重たいこの自転車では輪行は無理です。が、しかし岐阜市に隣接
したこの駅前には24時間まで600円の駐車場が有るのです。ここにデポして
行こうという訳。ここなら帰り車も渋滞せずに高速に乗れるハズ、我ながら何
ていいアイディアなんでしょう!と自画自賛。

デリカ号から自転車を取り出します。組み立てる間にも汗が、今日は夏!真っ盛り
のお天気です。ここから約10キロ先の長良川河畔へと向かいます。それにして
も猛烈な暑さ、大丈夫かなぁ。

旧中山道・加納街道を東へと進みます。途中の家並み、そしてお社の多さに目を
奪われますが、暑くて暑くて自転車を止めてカメラを取り出す気力も失せてし
まい、そのまま通り過ぎてしまいました。現在のメイン道路を避けて、旧道を
選んで長良川まで走ったのですが、大変勿体無い事をしたと思います。これは
是非とも別の機会を作って、再度訪問したいと。

河川敷に到着すると、ブルーシートとビニールテープでの場所取りがかなり進行して
いました。それでも2人分のスペースはどうにか確保、大混雑すると解ってい
ても、どうしても打ち上げ場所のすぐ傍で見たいのです。何故ならこの花火大会
は全国の花火師さんが創作花火を発表する品評会?でもあって、作品毎にウグイス
嬢がその花火のタイトルをアナウンスしてくれます。花火の名前を知った上で見物
するのが堪らなく楽しい訳で♪そして川原の芝生に寝転がって見れば、視界一杯
に花火が広がるのです。この特等席をゲットするためならば、少しくらいの早
起きも苦にはならないというもの。

花火の見物場所を決めた後は、大急ぎで次の目的地へ。花火と並んで岐阜へ来た
以上は絶対欠かせないおやつスポットなのです。



鰐?ワニなんです。「赤鰐」ってちょっと甘味処らしからぬお店。でも岐阜の子
できっと知らない子はいないって位有名なんです。4人掛けのテーブルが5つだけ
の小さな店内、開店15分後に到着すると、並ばずに席につくことが出来ました。
そして注文したのは・・・



かき氷、暑い夏はやっぱりこれでしょ!左は紅茶ミルク、右は生桃!メチャクチャ
美味い〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!美味い。
一年振りのそのお味は、やっぱり最高です。お昼を過ぎれば長蛇の列となって
しまうので、まずはさて置きココへ駆込んだという訳。それに炎天下のきこきこ
で体内温度計も急上昇していたんです。それを一気に冷やしてくれるのがコレ!

あっと言う間に氷を食べ尽くして、調子が出てきたぞ。さてお昼にしましょうか。
ってことで2年振りに「更科」にやってきました。広い店内では、ほぼ全員が同じ
ものを食べてます。注文も皆サイズを言うだけ。きさ家は二人とも”ミニ”です。
だってこの後も色々食べたいんだもの。あとは並、ダブル、トリプルと4つの量が
選べるんです。



冷やしたぬきソバ、がココの名物。注文して30秒!で出てきます。そしてテーブル
(おおきな長〜いのに皆並んで座ってます)に置かれた大きな大きなやかんの麦茶
をガブガブと飲むのです。ミニは550円、それでも上品なお店の一枚よりも量
は多いです、多分。かき氷がまだお腹の中でヒエヒエなので、ミニで十分満足。

ホントはお蕎麦の後でかき氷、が正しい順番なんだけど思わぬ朝の渋滞のお陰で
逆になっちゃいました。でも両方食べられたからまぁ良しとしなくては。
外に出ると相変わらず灼熱地獄、涼しい所を求めて岐阜駅へ向かいます。

そういえば先ほど川原の近くで「」の看板を見かけました。夕方、花火が始まる
前にお風呂に入ったらさぞや気持ちがよいだろうなぁ、と思いましたが着替えを
持ってきていません。じゃあ買っちゃおう。今週末はユニクロ・クールマックスが
安売りだったはず。そこで電話帳で探すと、駅から少し離れた所のショッピング
センターにあることが判ったので行ってみました。

お約束のTシャッツとその他諸々を買い込んで、下のフロアーのパソコンショップを
覗いて・・・そうこうする内にお腹に少し余裕が出てきた気がしてきたぞ(笑)
今度は名鉄・新岐阜駅前の向かいにあるフルーツショップへ。店内に入ると、
2階へ続く階段があります。甘い香りの中を進んでいくと、何の変哲も無いレ
トロな喫茶店のようです。「フルーツショップ前田」って名前も普通でしょ。

でもそこはフルーツショップの2階に店を構えるだけあって、メニューを開けば
とフルーツ三昧なのです。チョッと迷って「フルーツポンチ」「フルーツサンデー」を
注文すると・・・



どちらも750円ですが、フルーツがテンコ盛りです。当たり前だけど、どれも
美味しい。グレープフルーツ、すいか、オレンジ、メロン、バナナ、リンゴ、巨峰、
パイナップル、う〜んお腹が一杯だよ。アイスクリームを食べ、久しぶりにグリーン
のソーダ水を飲みました。

その後隣のパルコを覗いて、花火用のおやつを無印で仕入れ。向かいのロフトで
は、バーゲンで12000円のリュックを2500円で衝動買い。色々買い込んだから
ちょっと荷物を整理しなくちゃ。ユニクロで買った物のタグも取らなきゃいけないし。
どっか涼しい所は・・・そうだ、行ってみたい所がもう1軒有ったっけ。

 

レトロなお屋敷を改装して出来たカフェ「左岸」です。和風な門をくぐり、白壁
のお家へ入っていくと、そこはとても雰囲気の良い空間が待っていました。
お茶だけのつもりでしたが、シフォンケーキなら1個くらいは・・・と、つい注文。
フォークを入れると、しっとりとして口当たりの優しいチョコシフォン。紅茶も
珈琲もどちらも美味しいお店です。そして何よりゆったりとした店内。ついつい
長居をしてしまいたくなるお店です。でもそろそろお風呂に行かなくちゃ。

外に出てみると、川に向かう北行き車線はどこもヒドイ渋滞です。でも自転車
なら大丈夫。午前中に見つけた「」の看板を頼りに「公園の湯」というお風呂
屋さんへ。



花火見物がてらやって来たのは、どうやらきさ家の二人だけだったみたい。地元
の方と思しき常連さんも殆んど今日は川原に向かっているらしくガラガラの湯船
を堪能したのでした。ふぅ〜、極楽極楽♪

さぁ、さっぱりしたところでゴハンに行きましょ。もうお店は決めてるんだ〜
やはり今日の午前中に見つけた「高松屋」って名前の讃岐うどん屋さん。朝の記憶
を二人で引っ張り出して、やった!見つけた!と、思ったら・・・ガ〜ン、土曜日は
午後3時までなんですって。ショック・・・ああ、でも落ち込んでいる時間はあまり
無いんだ。早く夕食を済ませて、川原に向かわなくてはいけないんだから。

そこでやはりココも午前中ぽた中に少し気になった店「後藤家」に向かいました。



なんだか結構豪華なゴハンになっちゃいました。予算もややオーバー気味。
うどんよりは大分高くついちゃいましたが、色々食べられて美味しかったから
まぁイイか。デザートはさっぱりと”すいかのジェラート”でした。

駆け足気味にご飯を収めて、一路川原へ。自転車を何処に止めるべきか、ずっと
迷っていたのですが、長良橋の北詰にある小さな公園に止め、あとは歩いて向かい
ます。橋から見渡す夕陽が綺麗、川原にも人が一杯です。



まだ辺りが明るいうちは、色煙の花火が。やがて日が暮れて、本格的な花火が
息つく間も無くドンドンと打ち上げられます。特等席を確保したお陰で、座った
ままではすぐに首が痛くなります。だから寝転がって、そして目線を上にすれば
そこには光の花が咲き乱れるのです。真昼かと思う光、体中に反響する音、火薬
の匂い、作品の名前に込められた花火師達の想いを全身で感じていると、時が
経つのも忘れてしまいそう。



花火の写真って、上手く撮れませんね。もう途中からは自分の目で見る事に集中
することにしました。創作花火大会の作品では「エンゲイジ・リング」と名付け
られた花火に心を奪われました。周りの人々からも大きな拍手が巻き起こって
いました。(翌日の新聞に優勝者が発表されるのですが、やはりこの作品が首席。
毎年の事ながら「!」と感じるのが優勝なのです)こんなステキな指輪で求婚され
てみた〜い!って女性なら皆思うほどの美しさだったんです。

2万発の花火もあっと言う間にフィナーレを迎え、恒例の「おわり」の仕掛花火が点
されました。あ〜ぁ、終わっちゃった。さぁ、帰らなくっちゃ。

当然の事ながら自転車に辿り着くまでは激しい混雑、そして漸く自転車に乗っ
ても大渋滞と車道を歩く人波に閉口。まぁ、毎年の事では有りますが。
今年は約10キロ先まで走らなくてはいけません。1時間かかったとしても、
渋滞の車の中で眠い目をこすっているよりはマシかなぁ、と。

日中よりもかえって走りやすいかも、少しペースを上げて東へ東へと進みます。
結局、花火が終わって1時間45分で駐車場に帰還(多分自転車に乗るまでに
その内の半分の時間を費やしていた気が)出来ました。目の前の名鉄の駅からは
新岐阜から電車で戻ってきた花火帰りの人が結構いました。この駅からだと、
直ぐに高速に入れるので、なかなか利用価値がるなぁと思ったりして。

あまりの暑さに、街中で折角見つけた良い景色さえ収められずじまいでしたの
で、次の機会にはきっと・・・それでもやっぱり赤鰐には行かなくちゃね(笑)
次の夏が来る前までに。

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