6月15日(土)

今日は”食べ物系きさ家”をぎゃふんと言わせちゃおう企画?!いえいえ、ケーキ
大好きな きさ家の為に”田園奥様ぽた”と銘打った企画を皆様がご用意して下さ
いました。すっかり大船に乗った気分で、この日は地図も持たずに東京の街へ。

心配されていたお天気も、どうやら雨は夜のうちに降り止んだ様子。次第に路
面も乾き始めています。多少の雨でも決行します!とミキさんから御触れが出て
はいたものの、この優雅なタイトルのぽたに濡鼠な形相は似つかわしくないの
で、ホッと胸をなでおろしつつ、お部屋で朝ご飯をいただきま〜す。



昨晩まめさんが御用意してくださったメニューです。お手製の”空豆いしる風味”
さすがの絶妙な火の通り加減に感服。程よい”いしる”の香りがとっても美味しい。
”ウェンディとピーターパン”のパンはまめさん超お薦めのお店。昨日教えていた
だいた折、どうやらきさ家が来店できる時間とお店の営業時間が合わないと判る
やいなや、わざわざ出向いて買ってきてくださったのです。”薄皮あんぱん”は
イチオシだけあって、ずっしりたっぷりと美味しい餡が詰まっているのです。とて
も食べ応えがあるので、1つは明日にとっておく事にしました。左側の”うさぎや”
の”どら焼き”も まめさんから。このどら焼きは翌日のお楽しみ〜♪

朝8時半に まきさんがお迎えに来てくださいました。皆さんとの集合場所は
10時に二子玉川です。輪行でも、自走でもホテルからの出発時間は20分し
か変わらないとのご案内でしたので、美味しいケーキを味わう為!にも自走で
参加することにしました。

初めての まきさん@ブロンプトン、コットンのストライプシャツ姿の”普通”の
お兄さんの出で立ちが非常に新鮮だったりします。だっていつものカッコイイ姿
がイメージ出来上がっちゃっているんですもん。

青梅街道沿いのホテルから、住宅街や商店街の中を何度か曲がると一直線の道
”荒玉水道道路”に出てきました。週末の朝にも拘らず、裏道に指定されている
道らしく、結構車の往来があります。え?一通(一方通行)じゃないの?と我が目を
疑う箇所もありました。



野川に出ると、川沿いの道は一部まだ工事中ながらも舗装が進んでいました。
ここを進めば、もうすぐそこは二子玉川です。初めて@nak家のお二人にお会い
した日も、この界隈を走った事が懐かしく思い出されました。

程なく駅に到着。神奈川支部御用達の餃子屋の脇に自転車達を止めて、構内の
カフェにて一服、どうやらまだ誰もいらしていない様。やがて たかさん・こぐさん
そして@nak(あ)さん、(た)さんもいらして久しぶりの再会。(^^)

今日のご案内役は(た)さん、ミキさん(最初のお店で合流の予定)のダブルキャスト
と豪華な企画です。先ずは(た)さんの先導によって、目の前に掛る二子橋を渡り
対岸の多摩川サイクリングコースを南へ下ります。

このサイクリングロードは、初めて きさ家が東京方面の”じてんちい”な皆様方との
大人数のオフ会(昨年9月、台風通過中の奇跡的な雨の止み間最中に行なわれた)
で走った思い出の場所。(た)さんと懐かし話をしつつ、この日の きさが着ていた
シャツが、前出のオフ会の前日に@nak家のお二人と初めてお会いした日にも
着ていたものだったね、と(た)さん。覚えていてくれたんだ〜と感激!

前を行く(た)さんを見ながら、どうしてこの小さなカラダに強いパワーを秘め
ている不思議を思うのでした。初めて会った秋から、冬を越え春が過ぎて、夏を
迎えた今、目の前を走る彼女はとても素敵なサイクリストに進化を遂げて、眩し
くて思わず”惚れそう”です。それに引き換え進化度0じゃん>自分

前回みんなで記念撮影をした丸子橋を渡りながら「多摩川の景色はどういう訳か
泣き出しそうな曇り空にしか遭えないね」と きさ。「そりゃ〜また来るしかない
でしょう」と(あ)さん。そうだね、また来れば良いんだ〜

橋を越えたらそこはもう大田区。”田園調布”と言えば日本中誰だって知ってる
筋金入りの高級住宅街で、今日の企画名にも冠されている地名でもあります。で
もここが只の住宅街では無い事を事前のご案内で初めて知った きさ家なので
した。何が”ただの”じゃないかって?それは・・・

目の前に現れた長い坂、そう田園調布は丘の上だった!田園奥様(とにかくコレ
が今日のキーワード)優雅な雰囲気とは裏腹に、自転車には大敵(一部に大好き
な方もいらっしゃるかな?)なこの坂を上りきらなければ憧れの”おやつ”には
辿り着けないのです。う〜ん、がむばります!

前を行く(た)さんについて行こうと必死の形相の きさ(あとで男性陣から「坂に
なった途端、二人で飛んで行っちゃったね〜」と苦笑が)でありましたが、(た)さん
全然スピードを緩めない。「待って〜」と言いたいのを堪え、きこきこ、きこきこ。

この街ではさすがに自転車は1台たりとも見る事は無く、唯一すれ違った小学生
位の女の子とその母親らしき女性。少女はとても聡明そうに見えたし、女性は
セレヴな奥様って感じ。それに対してヘルメット姿な・・・笑っちゃいましょ!

ハイソ系スーパーが見えたその先が田園調布駅。駅前に到着すると、最初のお店
「ブーランジェリー メゾンカイザー」名前の通りパン屋さんの部分も大変充実
したお店の様子。店先に自転車を並べていると、前からバーディを操る女性が。
え?!この方が わ・か・ば・さん?!何で〜明日の荒川でお目にかかれると伺がって
いたのですが、きさ家をビックリさせよう企画その1(と勝手に命名)だったと言
う訳。スラリとしたこちらの女性が、かの有名な わかば姫だったとは。こちらで
のおやつをご一緒していただけるとの事なので、ぞろぞろと店内へ。

自動ドアの先には沢山の種類のパンがお出迎え、奥にケーキも並びL字型の店
の折れた奥のスペースでお茶が頂けます。カフェテリアの様に好きなパンを選ん
で、カウンターで飲み物を注文して自分で席に持っていく方式。アイスティー
が280円と、こちらの地からすると良心的価格。でもパンは わかばさん&(た)さん
御推奨のキャラメルパイ240円と田園奥様価格。わかばさん曰く「パンと言って
も美味しいケーキと同じ位の味わいがあるから」との事。そうだね、と納得。

キャラメルアップルパイとプチサイズのフランスパンは持ち帰りにして、まずは
ケーキでしょう。



フレッシュベリーがたっぷり乗ったタルト(四角いのが今風お洒落なのかな?)と
チョコレート&オレンジ風味ムースのロール。メチャクチャ美味しそう(いや美味し
いんですけど)なのに、先ほどの坂でバテバテ・心臓バクバクの為かなり胃が暴れ
ていて、やや危険な状態。もちろんせっかく来たのだから、食べない訳には行か
ない(意地でも食べるのだ)ベリーのさっぱり感で食べられそう。

ケーキを頼む人、サンドイッチにする人、様々に席についたところで わかばさんが
徐にバックの中から取り出されたものが、ケーキの後ろに並ぶ象のオブジェ。
「実はきささんと共通の趣味が」「きささんにしか価値の判らないものだよ」と
聞かされて、一体何なのだろう???と思っていたら”ビックリ企画その2”とは
わかばさんもカルダー(ワイヤーを使ったオブジェやモビールなどで知られる芸術家)
のファンでいらして(海外の展覧会にも足を運ばれた事があるそう)驚くべき事
に、こちらのオブジェはご自分で作られた物なのだとか。凄すぎる〜!!!!!

何度も「いや、簡単に出来るのよ」と仰っていらっしゃいましたが、出来ませんよ。
素晴らしい芸術家でいらっしゃるのね〜カッコいいなぁ(はあと)
不思議に思ったのは、何故カルダーの事をご存知だったのか、ってこと。2ヶ月
程前に拙掲示板で展覧会に行った事を少し触れただけだったのですが、それを
かとー@国分寺さんが御覧になって(かとーさんもわかばさんと御一緒に見に
行かれた事があるそうで)わかばさんに「今度東京にやって来る きさ家は・・・」
と情報が。さすが姫のじいやさま(失礼)だわ!おかげ様で素晴らしい作品を
拝見する事が出来ました。

自分達のケーキを食べつつも、他の方達のメニューにも目が泳いでしまいます。
わかばさんのグラタン風のデリパン、こぐさんのサンドイッチセットに付いていた
オニオンスープ(これが非常に濃厚で、1杯でタマネギ3個分位有りそうな代物)
なんかを頂戴し、満足満足。途中ミキさんもご来店されて、9人となりました。

店を後にして、さてこれから向かう先は・・・え?お昼ご飯ですか?もう?いえ勿論
異論はございませぬ。激喰いきさ家に相応しいコースではありませんか!
”ガレージに高級外車が2台は当たり前”の高級住宅街を9台の折りたたみぃ達
が通り過ぎて「兵隊屋」と言うお蕎麦屋さんとは思えない店名のお店へ到着です。

 

実はこの時、かなりお腹はいっぱいイッパイだったのです。量が、と言うよりも
坂に参ってしまっていた(超軟弱)ため、さっぱりせいろを注文。ダーは鴨せいろ、
コレが激美味で、殆んど自分のお汁は使わずに食べちゃいました。どういう訳か
この鴨せいろ蕎麦のおかげで、ちょっと食べるトーンが落ちていた(きっと坂に
慣れていないこと、皆さんと御一緒出来た嬉しさのハイテンションで胃が踊っ
ていたのが原因かと・ホントこの後も続く”激食べ企画”について行けるかが
正直言って不安になっていたのでした)きさの胃袋は見事リセット!
何だかメチャクチャ食欲復活したぞ〜!ありがとう!鴨せいろ!!

入店したのはお昼頃だったのですが、幸運にもお座敷の一番奥のスペースに座る
ことができたので、賑やかなおしゃべりを楽しみつつの楽しいお食事となりま
した。噂の口峠(光栄なる峠チャレンジャーには こぐさんから たかさんに選手
交代してました)とは如何なる物ぞ?と興味津々での上京だった訳ですが、それ
はもうキビシく、烈しく、そして愛のある道?でした。「口峠は怖いよ〜」と言い
つつも、つい上ってしまう男性諸氏とそれを優しく諭す わかば姫、きさ家はその
沿道の目の前、特等席で観戦することが出来て大満足。たかさん、勇気あるチャ
レンジをありがとうございました。

お食事を終えて外に出ると、この時間帯が一番雨が降っていた様で(結局心配
この後はずっと曇りを保ったままで本当に助かりました)皆さんサドルなどを
拭いて出発の用意をしていると、お散歩中と思われる熟年ご夫妻の旦那様に声
を掛けられました。いくつかの質問にミキさん、わかばさんたちが答え、別れ
際に「みなさん本当に良いお顔をしていらっしゃる」と言って下さった言葉に
この日、天候も不安定な中きさ家の為にお集まりいただいた皆様も、一緒に楽し
んで下さっているのだなぁ〜と本当に嬉しく思えたのでした。

この日の自転車達の写真は、このお蕎麦屋さんでのものだけみたい(食べ物中心
はいつもの事ですが)でした。ご紹介が遅れましたが、ご参加の方々は・・・
ミキさん@黄ブロ、(た)さん・まきさん・たかさん@アイブロ、(あ)さん@松さま
(久しぶりのトレンクルでの御登場でした)、こぐさん・わかばさん@BD−1W、
きさ&ダー@BD−1、ブロ4台&ポリッシュバーディ4台+トレのメンバーでした。

ここで わかばさんとは「また明日」とお別れして、8台は次のお店へ。またまた
住宅街の中を抜けながら(お願いだから位置エネルギーを失わないで・・・と祈り
つつ)またまた美味しそうなパン屋さん「エスプリ・ド・ビゴ」に程なく到着。

店内に早速(た)さんと共に。明日の朝用にパンを品定めしていると、マダムと
思しき女性(なぜか”アンちゃん”って名札つけていらした)が”鴨のリエット”
(首肉&もも肉で作ったペースト)とフォアグラ入りパテを試食させて下さいまし
た。←さっきの鴨せいろ食べたトコなんですけどね〜スライスして軽くトースト
したフランスパンに乗せていただきました。う〜ん、おいひい〜。マダムが自信
たっぷりに薦めてくれただけのことはあります。でもホントにちっちゃな缶詰
なのに、リエットは950円・パテは1650円もするんです。躊躇うなぁ・・・

ところがあとから店内にやって来た こぐさんとまきさん、試食するや迷う事
なく両方お買い上げ。負けてなるものか(って何に?)ってことで何とかリエット
お買い上げ。一緒にスコーン、マドレーヌ、それからプチサイズのシュー皮生地
にアイシングを施した(中はクリームは無く空洞なので軽い食感)お菓子をお買い
上げ。

外に出ると(た)さんが一足先にハムとチーズの入ったプチパンを皆に配って
いらした。ここでも遅れてなるものか(ってだから何に?)と きさもシュー生地の
お菓子を配るのでした。店先の駐車場スペースで頬張る面々、田園奥様にはな
れないなぁ。だって美味しいんだもの。

次のお店は自由ヶ丘の「モンサンクレール」しかしその前に、先程わかばさんから
是非行くべきと教えて頂いた同じく自由ヶ丘の「モンブラン」にも寄ってくださる
事になりました。駅に近づくにつれ人も車もどんどん増えてきました。

「モンブラン」ではその名の通りやはり看板のお菓子は”モンブラン”でしょう。
一番のお薦めは店内のカフェで頂く(チョッと覗き見しただけだったけど雰囲気が
老舗っぽくてハイソな感じでした)”モンブランパフェ”なのだそう。今回はテイク
アウトでケーキをお買い上げ。でも8個ものケーキ、どうやって自転車で運ぶ
の?

そこはバッチリ!ミキさんのブロンプトンに付けられた大きなバッグに、見事
に収まったのです。さすが!ブロンプトン普及委員長ならではですね。そして
一行は自由ヶ丘の学園通りを進みます。



駅から少しはなれて場所にあるにも拘らず、店内は女性で大賑わい。だって駅
から来る間にこのお店「モンサンクレール」の袋を下げた人を2人見たもの。
さすがにカフェには入れそうも無く、ぞろぞろと店内に入りテイクアウトする
ケーキを品定め。ここのケーキ達はどれも雰囲気がお洒落で、かなりココロを
擽られます。ただ残念な事に、ダーも私もそれぞれ一番に目を惹いたお菓子は
”くずれやすいのでお持ち帰りは30分以内に”との注意が。折角なので崩れた
ケーキは見たくないので、それぞれ別のお菓子をセレクト。こぐさんがみんなの
注文を一生懸命メモを取って下さっているのですが、やたら覚えにくい名前が多
いので難儀をされています。面倒な役を皆さんがそれぞれ買って出て下さって
本当にありがたいなぁと思いながらも、暢気にお店の写真を取るのでありました。

通り過ぎる車までもがお洒落だったりするこの界隈、周りには他にも可愛いお店
が沢山有りました。ガーデニングショップ、カフェ、雑貨屋さん・・・とにかく
女性には堪らない街である事は間違いないと確証したのでした。

店内では こぐさんが女性達で混雑する店内で奮闘されていらっしゃる御様子、
(た)さんが援軍に向かいます。どうやら何とかケーキ8個ゲット。こちらの
ケーキは こぐさんが運んでくださいました。きっと大層気を遣っての運転だっ
たことでしょうね。ありがとうございます。

目黒通りに出ると、角にはハイソ系スーパー ザ・ガーデン、すぐ道を隔てた先には
ファミレス・デニーズなんだけど何故かお洒落系な店構えだったりして。う〜ん
さすが自由ヶ丘だ〜と田舎者丸出しな私。

目黒通りを渡ると、これまた雰囲気のあるアンティークショップ「KeyWest」
素敵なお店だなぁと思っていると、先頭を走るミキさんがストップ。



「ここ解る?」とミキさん、店の全景を見てみると「・・・あ!解った!」きさ家には
解りましたとも。(^^)大感激です〜(って何に?と疑問をお持ちの方には申し
わけないのですが、チョッと内緒です。翌日の日記の中にヒントがまた出てくる
のですが・・・これはミキさん&きさ家の秘密という事で)

もちろん店内も見せていただきました。(た)さん、ミキさんと思わず目がパッチリと
開いちゃうお値段の家具達が並ぶ店中は、ホント田園奥様のキャッチにぴったり。
あ、但し”ヘルメットは外し忘れにご用心”ですね。

北側に続く坂を滑り降りると、呑川緑道にでてきました。ちょうど上手い具合に
大きなテーブルが用意されていましたので、早速先程の2軒のケーキを取り出し
て”おやつタイム”と相成りました。

 

左側の箱&下に敷かれたグレイの品のある包装紙が「モンブラン」きさ家はケーキ
を半分ずつにして、左下の「キャラメルプリン」も食べました。右下のイチゴ乗せ
くまさんの可愛らしい陶器カップ入りの”なめらかプリン”はミキさんの。プリン
は食べ応えがあって美味しいけれど”なめプリ”はそりゃ〜もうトロケてます。
肝心の「モンブラン」は上に白く見えるのはクリームではなくて、メレンゲを焼いた
マカロンです。(た)さんのを貰ってパクッと一口で食べちゃいました。黄色い
モンブランが非常に新鮮で、中にも栗が入っていて美味しく頂きました。

そして対する右側の箱「モンサンクレール」のケーキは味だけじゃなくて見た目の
美しさも素晴らしいお菓子達。ご丁寧にケーキが動いたりしないように1個ずつ
テープで箱に固定されているという念の入れよう。きさ家が選んだのはバニラの
風味が嘗て無いほど濃厚なムースにチョコの飾り(サザエさんの波平さんじゃない
のよ・笑)の「マキシマム・バニーユ」(一番奥中央) 他の皆さんのセレクトはここ
から時計回りに たかさん&こぐさん「タルトフランボワ」一番手前の3個セット
の「プチデニッシュ」はミキさん、(た)さん「タルトポワール」、きさのは「ジヴァラ」
チョコレートムースと栗スポンジ濃厚さ+ピスタチオのカリカリ感が初めての
感動のガトーでした。(あ)さん「フレーズ」大定番のイチゴショートなんだけど
やはり洗練されている雰囲気。そして左一番奥が まきさんの「アジアン」真っ白
な姿の中にはライチのムースとマンゴのジュレで、サッパリとしながらも存在感
が有るお味。

一体この人たちは何をしているんでしょう?って緑道を行き交う人たちは思っ
たに違いありません。でもそんな事はお構いなく、わいわいと賑やかな”おやつ
タイム”を堪能した俄田園奥様なのでした。う〜ん、美味しかった!

そのまま呑川緑道を進み、駒沢公園通りに出ると次のケーキ屋さん「NAOKI」に
到着です。さすがにさっきケーキ2個食べたところだし、焼き菓子だけ買って
行こうかな〜すると(た)さん「蒸し焼きチーズ、美味しいよ。sweets@nak
にも載せてあるの」そう聞いては試してみないわけには行かないので、親指程
の大きさでもあったので1つそのままテイクアウト。あとは焼き菓子を2つと
赤すぐりのゼリーもお買い上げ。

お店の前には自転車を止めるスペースが無かった(しかも店舗は外壁工事中で
お店の写真も撮れなかった)ので、近くの図書館の駐輪場で待つ男性陣の元へ。
さっそく手にした蒸し焼きチーズをちょこっとずつ摘んでみました。とても軽い
口当たりで、甘い物を得意としない人でもこれならOK。危険なのは食べ過ぎ
ちゃいそうな事かなぁ。

そのまま駒沢公園通りを進んで路地を右に折れて行くと、サイクリングコースが
現れました、駒沢オリンピック公園ですね。ここでちょっと過摂取カロリーを消費し
なくてはという粋なお取り計らいでサイクリングコースを2周(そういえば2周って
どっかでよく聞くキーワードですね・笑)しました。



公園を離れて、何故か予定には無いはずのユニクロ・駒沢自由通店へ。丁度週末
限定品にドライメッシュTシャツ780円が有るとの情報に、皆さん乗り気。もちろん
名古屋にだってユニクロは有る訳ですが、つい一緒にお買い上げ。紺色、ベージュ
を1枚ずつ。あとショートパンツも同じく780円につられてかごの中へ。
明日の荒川オフには”ユニクロ兄弟”がいっぱいいそうだ〜

だんだん影が長くなってきた街を、ミキさんの素晴らしい路地裏ぽたりんぐツアー
の一行は進みます。そこはどう見たって他人んちの軒先でしょ〜ってな所にも
躊躇い無く入って行くミキ隊長、アッパレです。もうどこをどう走ったのかは全然
解っていなくって、ふと坂の先を見下ろすと煙突が有るかと思うと銭湯だったり
東急世田谷線の線路沿いに並んで咲いていた背の高い昼顔に似たお花、賑わいを
見せる商店街、断片的な記憶だけが思い出されるのですが、地図を頼りに きさ家
だけで走った時には決して出逢えないであろう景色を楽しませていただきました。



そうして次に向かった「ノリエット」やっぱりケーキ屋さんだったのです。残念ながら
(いや美味しい夕食の為にはコレで良かったのか)ケーキのケースは空っぽ。いかに
人気のお店であるかが覗えます。ガックリして店内を見回すと「アイスクリーム」
のメニューが!しかし残念な事にカフェでの飲食だけで、テイクアウトは不可
なんですって。エ〜ン(泣)それではという事で、チョコレートのお菓子を買っ
ておくことにしました。コーヒー風味のチョコレートらしいです、どんなのかな?

これで予定のケーキ屋さんは全部制覇しました。後は夕食・韓国料理店@東中野
に向かって神田川に沿って進みます。でもまだあそこに行ってないよね〜そう、
@nak家との企画にスタバは外せないでしょう!という訳で、中野駅の繁華街
の中にある中野通り店に連れて行っていただきました。

運良く2階のスペースに8人で座る事が出来ました。ここから6時に予約して
下さっている「松屋」(牛丼屋さんじゃないのだ)まではすぐ近くとの事なので、
時間ギリギリまでノンビリとフラペチーノを味わいます。なぜか皆サッパリ系
のドリンクをセレクト。甘い物を食べ過ぎた所為?それともこの後の夕食バトル?
に備えて胃の調子を整えているのかな?

そうして本日の〆のお店「韓国家庭料理・松屋」の前に到着すると、丁度駅の方向
から まめさんが歩いていらっしゃいました。今日のまめさんは普通のお兄さん
の服装(お仕事帰りなんだから当たり前ですが)で昨日とは又、違った雰囲気。
線路沿いの道にそって自転車達を並べて、お待ちかねの夕食です。席について程
なく、同じくお仕事を終えた たかしょうさんも駆けつけてくださいまして総勢10人
と一層賑やかになりました。

 

さて、どうしてこちらのお店に連れてきていただいたのかと言えば きさの念願
であった「サムゲタン」を食べさせて頂けるからなのでした。初めて口にする
その味は・・・まずは見た目にビックリ!だって殆んど鶏の姿が消失しちゃって
いるんですもの。そして口に入れると、じんわ〜りと鶏のエキス&他に沢山の
薬膳(で良いのかな?全然臭かったり苦かったりは無いの)のエキスとで、非常に
滋味溢れる美味で、尚且つ体にも良いという想像以上のお料理。3日間も煮込
んでいるだけあって、太い骨以外はホントに綺麗サッパリと軟骨もペロリ。
ウマ〜い!いっぱいおかわりしちゃいました(^^)

もちろんコレだけじゃなくて、たくさんの物を頂きました。韓国料理店初挑戦
の きさ家にとっては、初めてのメニューのオンパレード。でもどれも美味しく
堪能させていただきました。

  

写真右からチヂミ(お好み焼きとかき揚の中間くらいの食感ですね、サムゲタンと
コレが辛くないメニューだったので、口の中を冷ますのにパクパクと)、つぶ貝
の和え物(韓国風酢味噌って感じでサッパリ、でもピリ辛)、生渡り蟹のキムチ風?
(正式名失念・と〜っても辛いんだけど、中の蟹が美味〜指が赤くなっちゃいます)
そして中央の写真がこちらのお店の看板鍋・カムジャタン!メインの具はなんと豚
の背骨のお肉。テールスープの様に煮込まれた骨付き肉に、皆でしゃぶりつくと
いう豪快なお鍋。具は他には下茹でしたじゃがいもと春菊をどっさりと。まぁ
当然スープは辛い訳でして、でもお肉の旨味たっぷりなのです。
右の写真はミキさんが「ご飯が食べたい〜」と仰って注文されてたハラミ丼。
ちゃっかりお肉を一切れパクリ!おいひ〜!でも店内は他のお客様も一杯で、
丼がなかなか出てこずに申し訳なかったです。一日中おやつモードでしたから
ご飯が恋しくなられたのだと思います。白ご飯にすれば良かったかなぁ。でも
おかげでお肉美味しかったです。

他にもレバー刺し、牛のお刺身、もちろんキムチ(白菜とキュウリも)あとは
どんぐり粉でできた蒟蒻風?の和え物(これまた香ばしい韓国海苔も一緒に和え
てあって美味しい)そして最後の〆はもちろん”カムジャタンのおじや” 店員
さんが作ってくれるのですが、想像していたおじやとは違って鍋を強火に掛け
まるで石焼ビビンバを作るときの様に、ご飯を鍋肌に押し付け水分を飛ばして
出来上がりはべっちょりしたチャーハンみたいなの。でもコレ美味しい〜もう
他のお料理でお腹一杯になっていた筈なのに、2杯ちゃんと食べちゃいました。

こうして楽しく美味しい食事は綺麗に無くなって、重くなったお腹とちょっと
下がってきた瞼を気にしつつ、ホテルへまでの道程もしっかりとお見送りして
頂いたのでした。新型積載ダーのリュックには、目一杯のおやつと楽しい思い出
が詰まった一日となったのでした。57キロ走ったけれど、消費したカロリー
はどのお店の分までかなぁ・・・とにかく大満足の一日でした。お付き合いく
ださった皆さん、本当にありがとうございました。田園奥様の優雅な雰囲気を
味わいつつ、よく食べ走った完璧な企画を考えてくださった(た)さん、ミキさん
に心から感謝いたします。

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