6月14日(金)
何も梅雨の最中に、東京行く事無いのにね・・・そうなんです。きさ家の無謀な
計画に、お迎えの用意をして下さった方々にはすっかりご心配をおかけしまし
てスイマセン。金曜日〜月曜日までの4日間、バーディを連れて4回目の東京!
木曜日の仕事を終えて、いつものように夜の10時にデリカ号で出発。
日付は金曜日になって、午前1時過ぎに神奈川県・港北PAに到着しました。
相変わらず星は見えず、何とか雨よ降らないで!と祈りながら眠ります。・・・
目覚し時計は6時半にセットしていたのですが、二人とも5時を回った頃には
目を覚ましていました。どうやら雨はまだ降っていない様子。
もう少し眠ろうか?それとも・・・一番の不安は、ウィークディの朝に都内を車で
移動しなくてはならない事。山永さんの”じてんちい”の掲示板にて阿佐ヶ谷の
ホテルまでのルートを色々アドバイスを頂いたりしていたのですが、やはり早め
の移動が一番、との事なので身支度をして午前6時過ぎに港北PAを出発。
首都高3号線で事故の情報が入ったので、用賀で降りて環八を南へ。ちょっと
迷いながらも駒沢通りに入って、後は山手通〜青梅街道で無事に阿佐ヶ谷到着。
山手通に入ってからは反対車線は烈しい渋滞、こちらの車線はスイスイで、さす
が熟知した方々に教えて頂いたお陰で大助かりでした。感謝感謝!
運良くホテルの駐車場にすぐに止めさせて貰える事になったので、早速自転車
を取り出します。午前8時頃に到着予定と まめさんにはお伝えしてあったので
すが、7時半には準備完了。ずうずうしくも朝早くからお電話しちゃうと、やはりさ
すがに驚かれた御様子(嗚呼スイマセン)でも「すぐ行きま〜す」と仰って下さい
ました。
程なく まめさんが御登場、今朝はお隣の部屋のBeenさんからお借りしてきた(笑)
ブロンプトンでの御出動です。さっそく朝ご飯に向かいます。もうお店は決まっ
ているんです。隣の荻窪駅までまずは きこきこ。お店の名前がナカナカ覚えられ
ないの。「グラングルマン ル・クール・ピュー」純真な心、って意味だそうな。
以前きさが美容室でパラパラとめくった雑誌(ハイソ系)で見つけたケーキ屋さん、
モーニングもあるとの事で、まめさんも興味がお有りの様で早速お付き合いを
お願いしましたのです。好きなパン+飲み物で380円、お江戸価格としては
リーズナブルかな?!3人それぞれ違うパンを選んで(クロワッサン・チョコパン・
シナモンパン)まめさんがお店の方に「パンをそれぞれ3等分して頂けますか?」
とお願いしてくださいました。クロワッサンの類は手で上手に分けられないもの
ね、さすがは まめさん細かい心遣いでありがたや〜
美味しいパンを頬張りつつ、この日の予定を相談します。まめさんはお昼近く
に出勤時刻をずらして下さって、わざわざ きさ家の御案内を買って出て下さ
いました。そして何冊ものこの近辺のグルメ系ガイドブックまでも御用意して
下さり、至れり尽せり。パン屋さんやケーキ屋さんの特集ページを見ながら、迷
ってしまいます。かなり朝からテンション上がっちゃいます。
その中に載っていた まめさんイチオシのパン屋さん「ウェンディとピーターパン」
はホテルから直ぐの所に有るのですが、この4日間の日程とお店の営業時間が
どうしても合わない(泣)すると まめさん「今日時間を見て買っておいてあげる」
と仰って下さったのです。なんてお優しいの〜うるうる(嬉)
モーニングのパンを食べても、入り口の棚にあったフォカッチャが何だか気に
なります。まめさんも「あれは美味しそう」と。じゃあもう1個食べちゃいま
しょう、ってことで3人で分けっこ。フカフカでおいし〜
ゆっくり食べて、午前9時過ぎに店を出ました。これから吉祥寺の街のガイド
ツアーに連れて行っていただくのです♪楽しみだなぁ〜でも幾らも走らないう
ちに まめさんがストップ。
西荻窪駅の南側にある無添加のパン屋さん「リスドォル・ミツ」です。ここは日曜
休みなので、今日しか寄れないでしょ、ってことで連れてきていただきました。
店先には溢れそうな程たくさんの種類のパンが並んで、工房の中では若い職人
さん達がキビキビと汗を流しているのが見て取れます。どれを買って行こうか
な・・・迷っているとメロンパンの試食をどうぞ、と。試食にしては結構な大きさ
です。モグモグもぐ、嫌な甘さが無くて(甘あまでハズレのお店も有るので、あまり
メロンパンは食べない)良い感じ。すると今度は奥から店主自らが、クルミや
レーズンがたっぷり入ったパンを「どうぞ」と仰る。これまたやけに大サービスね、
噛み応えのあるしっかりした生地、モグモグもぐもぐ。ふう、お腹いっぱい。
もちろん買って帰りました。パントーネ風のフルーツがいっぱい入ったお菓子
のようなパン。4分の1個から買えるので、あまり欲張らずに済みました。でも
このパンは日曜日荒川の休憩で、あっと言う間にぜ〜んぶ食べちゃったからね、
もっと買っておけば良かったかなぁ。
このすぐ先には、和田サイの常連さんがこぞって押し寄せるという噂のアイス
クリームショプも有りました。(残念ながら開店前・今度は行きたいな〜)
商店街を抜けて、五日市街道で左に曲がります。
前を行く まめさんはスイスイと走っていかれますが、きさはハラハラしっぱなし。
何故なら路側帯が名古屋に比べると狭〜いから。車道の1車線の幅も狭ければ、
路側帯も狭いっ!車がすぐ傍に迫ってきそうで恐いよ〜
無事に吉祥寺に到着しましたが、まだ街は本格的な活動をはじめる前の時間帯
なので自転車に乗って移動する事が出来ました。まめさんによる吉祥寺ガイド・
ツアー、行った順番がめちゃくちゃあやふやなのです。←まめさんゴメンナサイ
まずは伊勢丹の傍に有る「スタバ」そこから入った商店街の中の「サトウ食品」松坂牛
のメンチカツが美味、その隣は噂の朝5時前行列羊羹の「小笹」、アーケードを抜け
井の頭公園方面へ、「JackWolfskinのアウトレットショップ」が有ります。
そして「ジブリの森美術館」ただし入らずに、外から見ただけ。まだ朝早いせいか
人出もそれ程でもなく、チョッと待ったらトトロと写真が撮れました。後日わかばさん
から「ここの中のトイレが一見の価値有り」と伺い(入園者じゃなくても頼めばOK
らしい)行っておけば良かったなぁ、と思ったのでした。
引き返してお昼を食べる予定の「まめ蔵」、そして まめさんイチオシのおやつカフェ
「多奈加亭」、しかし多奈加亭が見つからない。まめ蔵の界隈をグルグルぐるぐる。
(どうもガイドの住所の番地が違っていた模様)しかし見つからない、「何故だ?」と
言いながらぐるぐる。まめさんはしきりに恐縮していらしたけれど、こういう時間
が楽しかったりします。いや、ホントですって。知らない街だと尚の事!
結局、多奈加亭捜索は打ち切られて、再び井の頭公園へ。今度は公園内部へと
やってきました。このあたりの時間帯は霧雨と呼べるギリギリの降雨量、最悪
雨脚が強くなったらどこか駐輪場に預けて、歩いてプラプラ案に変更か?!なんて
思ったり。
井の頭公園の中にて。ちょっと昔、TBS・愛しているといってくれ(豊川悦司・
常盤貴子主演)という大好きなドラマで、この公園でのシーンがよく使われていま
した。もちろん当時は井の頭公園って何処?ってなものです。こんなお天気の
せいか、静かで森がいっぱい有って、良い公園でした。
この後は写真左奥に伸びる階段を上って、駅の南側に広がる界隈へ。以前(あ)さん
が酷評していらした「焼き鳥屋(←今回いけなくて残念)の隣のスタバ」なんか
もありました。(この界隈はこの時にさらっと見ただけなので、次回に持越し)
再び駅に戻ったところで、まめさんはお仕事へ。いやはや、本当にありがとう
ございました。一度でも走ってみると、あとでガイドブック見て地図から探す
時も、何も知らないときよりずっと楽チンだもんね。
もうすぐ時計は11時。「まめ蔵」一番乗りを目指して、店のすぐ近くの雑貨屋さん
で時間を調整して、いざ。一番乗り好きの きさ家なのです。メニューを見て
「野菜カレーとポークカレー下さい」ランチタイムは100円プラスでドリンク
が付けられますが、ここは敢えて単品のみ。
手前の野菜カレーは、プチトマトと茄子が揚げてから更に少しルート一緒に煮込
んであるります。思ったよりは、ちょっと辛いけれど程よい感じです。奥のポーク
の方がマイルドな気がしました。カレーのお皿に生野菜のサラダ、見た目は綺麗
ですが野菜が生温かくなるのが難点ですね。
そしていつもの様にルー喰いに走るのです。結局ダーのお皿に3割ほど移動。ポーク
のルーも奪って食べます。そして今まで食わず嫌いだった「らっきょう」に何故
か今日は箸がのびました。うん、大丈夫、食べられる。そしてカレーも完食。
外に出るとまだ霧雨は続いています。とりあえずまだ辛い口の中を、冷ましに行
った先は・・・
2階の席と、地下の席が有りました。名古屋のスタバは平面の店しかないので
変わった雰囲気を期待して、ダーに地下の席取りの指令を出します。(←エラそう)
霧雨の所為か何だか寒かったので温かいラテ、ダーはそれでもアイスモカ。地下
へ下りると、茶色ソファが待っていました♪
スタバのソファって、座り心地が深いのと浅いのとありますよね。”深いの”が
置いてあるお店は、いつも混み混みでなかなか座れないのだ。やった〜(←単純)
デレ〜っとソファでノビていると・・・・・・?!
吉祥寺に確か地下鉄は無かったハズだよねぇ・・・地震だ〜グラグラグラ、おぉ揺れて
るよ。でも誰も席を立とうとしない、きさ家もソファに埋まったまま動けず。(←この
話を まめさん&ミキさんにしたら「タンブラー片手にスタバの地下で埋まってた、
なんて最期は きさ家らしいんじゃない?!」ですって。死に場所までも食べ物系・笑)
埋もれる事なく無事に地上へと戻り、商店街の方へ。松阪牛メンチカツの「サトウ
食品」数人の方が列を作っています。「並んでいい?」「いいよ」ダーにバーディのお守り
を頼んで、列の後ろに続きます。1個150円、5個以上だと1個100円、よって
前に並ぶ人はみんな5個以上買っていきます。
赤いテントがサトウ食品、左側が大行列羊羹の小笹です。無事メンチカツを手に
して戻ると、ダーは無情にもリュックへ仕舞え、というじゃないですか。え〜
そんなぁ〜出来たて食べなきゃ〜!!!
「だってゴハン食べたばっかじゃん」いやいや、そうだけどさ、じゃあ何で今買う事
に反対しない訳?!・・・で、泣く泣く結局”積載ダー”の背中へ。
ここで今朝ダーの髭剃りが壊れてしまった事を思い出す。西友が目に付いたので
近くまで行くも、警備員のおじさんが店の前駐輪に目を光らせていたので、アーケード
の外に止めてしまう。ちょうど父の日の直前だったからか、丁度お手頃なのが
みつかってヤレヤレ。
でも常にダーの背中からはイイ匂いが・・・「食べちゃダメ?」「ダメ」
西友を出てロフトをプラプラ、その最中も「温かい方が絶対美味しいんだけどな〜」
ロフトの店内にて、「リュックからすっごく美味しそうな匂いがして、後ろを歩くのが
もう我慢できないっ!」「じゃあ自分の分だけ食べれば・・・(呆れてるダー)」「♪」
速攻で売り場の片隅のベンチに移動、上手い具合にお茶の自販機まで有ったり
して。で、拳骨みたいに丸い(普通は楕円だよねぇ)ヤツをガブリ!「おいひい〜」
ああ、やっと正気に戻ったよ。あの匂いだけで我慢するなんて辛すぎます。
自転車を止めた場所に戻るのに、アーケードは使わず(この頃には雨は止んでいた)
月窓寺ってお寺の境内を、斜め横断させて頂きました。周囲の賑わいを他所に、
ここだけ別の時間が流れているようで・・・
自転車に戻って向かった先は、今朝探して見つからなかった「多奈加亭」まめさんが
以前行かれた時のご記憶によると、この辺りかな?って地帯に進むと有りました!
たしかに まめさんは間違ってなんかいなかったのです。ただ、お店の看板部分
は、朝はシャッターの中に隠されていたのでした。
で、もうおやつなのです。ケーキはちゃんと収まるべきスペースが確保されて
いるのです。(ホントか?)小さな二人がけのテーブルに通されると、ちゃんと荷物
を置く為の小さな椅子を用意してくれました。メニューを開いてビックリ、ちょうど
開店25周年、ということで開店当初からあったメニューが当時の価格でサー
ビスされています。
そんなラッキーのおかげで、紅茶シフォンケーキも きなこロールも、そして勿論
紅茶も280円。きなこロールは和菓子のようなケーキ、甘すぎると感じる人
もいらっしゃるようですが、こんなお菓子は初めて。インパクト有り(よっていつ
食べてもペロリって感じじゃない)ますね。きさ家は気に入りました。
もうどうやら雨は大丈夫みたいです。井の頭公園方面に向かって、JackWolfskin
のアウトレットショップに入ってみました。う〜ん、長袖のシャツが欲しいと思って
いた所に丁度良い具合のを見つけた!ダーは・・・腕の廻りがファスナーになっていて
ベストにもなるジャケット。どうも旅先では財布の紐が緩みがちなのです、結果
2点お買い上げ〜
ここからは井の頭公園から西に続く、玉川上水に沿って走ります。真っ直ぐに
続く走りやすい道、静かな住宅街の中を桜並木が続きます。花の頃にはさぞや
素晴らしいのだろうなぁ〜
これから目指すのは「江戸東京たてもの園」なのですが、無謀にもちゃんとした地図
も持たずに(正確に言えば荷物減量のため車に置いてきたのですが)やって来たの
です。だって場所は解りやすそうな所に有ったから、無くても大丈夫かなって。
覚えていた事は、1.小金井市の大きな公園の中にある 2.公園は線路の南側にある
の2点だけ。しかし きさの頭の中では、2の線路がJR中央本線になっていたの
です。(実際は西武新宿線です)どこで玉川上水を離れればいいのかすら不明なの
です。でも南に行けば武蔵小金井駅に出る道だと見当をつけて、途中の案内図
から判断すると”小金井街道”かなぁと。
で、小金井街道に出たところで左折。でもすぐに「江戸東京たてもの園↑」って
看板が。「?」と思いつつ、後ろを振り返ると一面緑の公園なのでした。(ここで
やっと自分の勘違いに気付く・看板を見落としていたら、プーさんまで行っちゃ
うとこでした)素直にUターンして、公園の中に入って行きます。
「駐輪場が離れてるから、その辺りに止めていいから」と守衛のおじさんが言って
くれたので、入り口近くの大きな樹の下にバーディ達を止めてから中に入りま
した。屋外展示がメインなのですが、それにしても館内はとっても静か。そう、
今日は普段のウィークディとは違う金曜日、ワールドカップサッカー・予選最終戦
が午後3時半から始まるのです。日本中がテレビに釘付けになっていた最中、
きさ家は・・・
たてもの園のメインである、江戸時代から昭和初期の建物が復元された園内は
他のお客さんとすれ違う事も殆んど無く、とてもゆ〜っくりと楽しめました。
少し前に行った愛知県犬山市にある”博物館明治村”(きこきこ日記・オーディナリ
に逢いに・で登場)とも、又違った雰囲気。入園料が明治村より、ずっと安い
(400円・明治村は1500円くらい)のも嬉しい。
”山の手通り”と名付けられたゾーンでは、溜息の出るような素敵なお屋敷巡り。
茅葺屋根の農家では、一歩中に入ると微かに火の気配。建物の維持の為なので
しょう、先程まで囲炉裏に火がくべられていたみたいです。別の屋敷でも竈の
周りが暖かな状態でした。その残り香が、ますます雰囲気を醸してくれます。
圧巻だったのは”三井八郎右衛門邸”そう、旧三井財閥の邸宅はどこもかしこも
豪華絢爛。特に目を引いたのは「台所」と呼ぶよりは「大膳所」って感じのキッチン。
きっと夜毎の煌びやかなパーティを、影で支える重要な場所だったに違いない。
まるでどこかのホテルの厨房みたい、どんな料理がここで作られていたのかな?
ここまでが園内の左側のゾーンで、右側には”下町中通り”が有って、町屋が並んで
います。通りの真正面には、どっかで見た事ある建物が。
昨年夏、猛烈な暑さだった日に行なわれた”じてんちい”な皆様のオフ会の写真で
見た銭湯です。モチロン中にも入りましたよ(笑)
外の建物を全部見学&屋内展示室も見終わって、ロビーのギャラリーで一休み。
まめさんからは「2−0、日本勝利確実!」のメールが届き、館内の受付嬢の
人たちもラジオを聞いているのか、ニコニコと。通りすがりのおじさんにまで
「勝ってるよ〜」と話し掛けられる。(おじさん、サッカー気になるならなんでココ
にいるの?と問うてみたかった・だって皆に声かけてるんだもの)
日本勝利!が判って、そして待っていた電話が鳴りました、山永さんからです。
もう小金井公園前に到着されたとのこと。急いで五日市街道側の出口へ向かっ
て行くと、明るい緑色のブロンプトン&山永さんが!
平日の午後からの時間を割いて、きさ家にお付き合い下さる事を快諾していた
だき大感謝です。お目にかかるのはお正月の坂ぽたに続いて2回目ですが、あの
時はゆっくりお話も出来なかったし、真冬の重装備の所為でジャニーズ系のお顔も
チラリとしか拝見できなかったもの。
お仕事場から急いで走ってきてくださったのでしょう、すっかり汗ダクですね。
でも甘いマスクでいらっしゃるから、爽やかお兄さんにしか見えないよ〜
サッカーをラジオで聞きながら走っていらしたら、通り過ごしてしまわれたのだ
そう。(笑)
それじゃあ早速プーさんへ向かいましょ、「きささん、地図持ってる?」「いえ、店の場所
は大凡解っていますし(山永さん以前行かれた事が有ると仰ってたし・・・)大丈夫
かなぁと思いまして。」山永さんがプーさんに行かれたのは、前記の酷暑オフ会
の日の事。あまりの暑さに、当時のご記憶も溶けてしまったのかしらん?
プーさんの場所は確か、この小金井街道をひたすら真っ直ぐで良かった筈。
山永さんに続いて走ります。が、やっぱり速い〜朝の まめさんと同様、狭い
路側帯をスイスイとブロンプトンは進むのです。夕方ですから、車も自転車も
交通量は多め(と きさには思えた)です。ドキドキ〜
武蔵小金井の踏切まで来ました。さすがに、なかなか途切れません。暫く待って
やっと遮断機が上がったと思い、踏切の中に入るとすぐに又、警報機が鳴り響き
ます。ムチャくちゃスリル有るねぇ・・・車だったら、と思うとぞ〜っとするなぁ。
踏切を越えて、商店街が途切れた信号の先に「カレーショプ・プーさん」は有りました。
5時30分の開店には少し早かった様ですが、お店の方が席に通して下さいまし
た。ここへ来たからには、野菜を食べない訳には。3人それぞれビーフ・チキン・ポーク
に野菜トッピングを注文しました。
まずビックリするのが噂どおりの、色とりどりの素揚げされた野菜たち。
トマト・赤&緑ピーマン・アスパラ・ナス・ニンジン・タマネギ・ジャガイモ・キャベツ
まあこの辺りは他でもあるでしょ。まだこんなものじゃない。
ブロッコリー・インゲン・オクラ・カリフラワー・シメジ・エノキダケ・カボチャ
う〜ん、これも有るかもね。でもこんなのは初めてだよ〜
キヌサヤ・ダイコン・カブ・サツマイモ・パセリ・ゴボウ・コンニャク!
1つずつ、お!コレは何だ?何だ?と確かめて、何から口に運ぼうか悩みながら
食べるものだから、きさだけが恐ろしくペースが遅い。迷い無くガンガン食べる
ダーは、もうゴハンが無い。3人ともプチサイズにしたけれど、噂どおりナカナカ
のボリューム。イニーさんが「印度人の作るカレーに飽きたらココ」ってキャッチ
を付けただけあって、確かに食べたことが無い味。サラッとしたルーは辛いけど
野菜の甘さと相まって残すのが勿体無くって全部食べる。勿論ダーが残したルー
もちゃんと平らげました。う〜満腹、大満足!
食後にはコーヒーかアイスクリームが付いてきます。きさだけがアイスクリームです。
季節によって色々な味が出てくるらしいのですが、目の前に出された”それ”は
オレンジ色の果肉の入ったシャーベット風のサッパリした口当たりのアイス。
一口食べると、黄桃のような?でもどこか違う・・・山永さんにも食べていただくと
「杏では?!」との御返事。そうか、さすが!グルメな山永さんなのでした。
カレーを堪能した後は、山永さんがホテルまでお送りしてくださいました。
武蔵小金井駅へ引き返し、通勤・通学の人々で賑わう駅前で輪行の支度をして
都心方面へ向かう電車に乗ります。反対側の電車は満員ですが、こちら側はど
うにか自転車連れの3人一緒の車両に乗り込むことが出来ました。
山永さんとダーは、きさとは反対側の扉前に立っていました。何か二人で話し
ているようですが、聞き取る事は出来ません。気になりつつも、窓の外を流れる
知らない街の夕景色をぼんやりと眺めたり。(後でダーに聞いたところ、山永さんが
「列車の窓から夕焼けを見ていると、旅に出たんだな〜って気分になりませんか?」と
仰っていらしたそうです。)さすがロマンチストな山永さんらしいお言葉。(^^)
阿佐ヶ谷駅に到着し自転車の用意をしていると「日本勝利・予選1位突破!」の
号外を配っていました。実際に配っている場面に遭遇したのは生まれて初めて。
モチロン記念に1枚貰って帰りましたとも。
山永さんには、お忙しい最中お付き合いくださいまして大感謝でした。美味しい
カレーと楽しいお話のひと時でした。お正月は少しだけしかお話し出来なかった
だけに、この日が初めてちゃんとお話できる機会となって嬉しかったです。
ホテルに戻って、ようやくチェックイン。あ〜よく遊んだなぁ・・・ちょっと一休み
です。”ちょっと”って事はまだ今日は続きがあるのです。何という盛り沢山な
一日なのでしょ。ライトの用意をして、阿佐ヶ谷駅へ向かいます。
駅に着くと、もうすでに まめさん、ミキさんはお待ちかねでした。「まめさん、
今朝はありがとうございました」「ミキさん、来ちゃいました〜この度はよろしく
お願いします」ご挨拶もそこそこに、さあ行きましょう。
駅を北に進み、たくさんのお店が並ぶ左側の道に入って行きます。ここに前々
から一度食べてみたかったお惣菜・チャンジャ(鱈の胃袋のキムチ風塩辛)が美味しい
と評判の韓国お惣菜&料理店「チョリニ」へ連れてきていただきました。まめさん
はこちらの常連さんとのことで、せっかく名古屋から来たのに肝心の品が無くては
タイヘン、とお店のお母さんに取り置きをお願いしてくださっていました。
店の前に4台の自転車を止めて小さなカウンターの店内を覗くと、これまた小さ
テレビ・韓国戦に釘付けのお客様たち。
チャンジャと並んで食べてみたかったのは”エゴマ葉の醤油漬け”でも店頭のケース
の中には”味噌漬け”(もちろん辛そう)もあって、これもまたまた美味しそうです。
するとまめさんが、お母さんに試食をさせてくださるようにお願いして下さいました。
それがこの写真なのです。店先の看板の上に小皿を並べて、パクリ!辛っ美味っ!
ご飯ちょ〜だい、って言いたくなります。結果、醤油味も味噌味も、そして肝心
のチャンジャは冷凍保存もOKとのことなので大きなパックを、コチュジャンも
超お値打ち価格だったのでコレもお買い上げ〜。
美味しいけど辛いぞ、そういう時は甘いものを食べに行かなくちゃね。中杉通
沿いにある「シュガーローゼ」(ローズ、だと思っていたのだけど”ローゼ”だった
のね)深夜2時まで営業しているスゴイお店です。ここも一度来てみたかった
のです。店の前には美味しそうなパンやクッキーが所狭しと並べられて、通り
に面したガラスケースには、ケーキがい〜っぱい♪何にしようかな・・・
とっても可愛らしい席について、食べたケーキはこの4種類。奥左・ベリーのショートケーキ
・ミキさん、あとは時計回りに、りんごのシブースト・まめさん、いちじくのチョコシフォン
・きさ、チェリータルト・ダー。どれも美味しい〜!特にシブーストは絶妙な焼き具合。
チェリータルトもチョコフィリング&甘酸っぱいチェリーがたっぷり。どのケーキ
もビッグサイズ(お値段もね)なんだけど、ペロリんこですっ。
美味しいケーキとお茶を頂きながら、まめさんとミキさんに今日の出来事(まぁ
何を食べてきたかって事なんですが・笑)をお話し、よく食べて、よく笑ってそして
ちょっと走って・・・と、もう朝から夜まで大忙しの一日なのでした。
本当はもっともっと、おしゃべりをしたかったのですが、明日もハードなスケジュール
が用意(ミキさん、(た)さん感謝!)されているので、もうそろそろお開きにしましょ
ってことで、まめさん&ミキさんにホテルまでお送りいただいたのでした。
なんだか初日から食欲大暴走、それ以上に まめさん、山永さん、ミキさんとお話し
出来る時間が有った事がとても嬉しかったです。走行距離は約33キロでした。